起業したその場所を選んだ理由は何ですか？？

おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション　中小企業診断士　地域活性化伝道師の長岡力（ながおかつとむ）です。

前回は2019年版「中小企業白書」の248ページ「第 2-2-80 図 起業希望地別、起業準備者の売上高に対する成長意向」を読みましたが、今日は249ページ「第 2-2-81 図 売上高に対する成長意向別、起業準備者が起業希望地を選んだ理由」を見ます。

下図から、起業準備者が起業希望地を選んだ理由を、起業希望地別、及び売上高に対する成長意向別に見ると、三大都市圏以外の急成長型・安定成長型では、「その地域に貢献したい・愛着があるから」、「自分が今住んでいる地域だから」、「自分が生まれた又は過去住んでいた地域だから」、「家族にゆかりのある地域だから」、「その地域に知人・友人が多いから」の割合が高いことが分かります。

この結果について白書は、これは三大都市圏の急成長型・安定成長型の割合に比較しても高く、三大都市圏以外で起業したいと思うかどうかは、地域への愛着や人間関係がより強く影響していると考えられる。

一方で、三大都市圏以外の急成長型・安定成長型では、「新しいアイデアがわいてきそうだから」、「人材を探しやすいから」、「情報収集しやすいから」の割合が三大都市圏の急成長型・安定成長型に比較して低いことが分かる。

情報や人材面での課題を地方部でも解決できる具体的な対応策を示すことができれば、地方で起業を考えている者の後押しができる可能性があるといえよう、とあります。

自分の場合、東京で起業した理由は「自分が今住んでいる地域だから」ですが、将来的には「新しいアイデアがわいてきそうだから」と「その地域に貢献したい・愛着があるから」の組み合わせで第2段階の創業に取り組んでいきたいですね！！

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