中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

サポイン事業をご存じですか??

2019年12月25日 04時44分47秒 | 2019年版中小企業白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2019年版「中小企業白書」293ページ「第 3-1-19 図 従業員規模別に見た、IoT により収集・蓄積したデータの活用状況(2017 年)」を読みましたが、今日は296ページ「コラム 3-1-2 ①図 サポイン補助のスキーム」を見ます。

下図について白書は、戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)は、中小企業が担うものづくり基盤技術の高度化に向けた研究開発及びその成果の利用を支援する事業で、3 年間で最大 9,750 万円の補助金が受けられる制度である。

サポイン事業の支援を受けるためには、中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法律(ものづくり高度化法、平成 18 年施行)で定める中小企業者が取り組むべき研究開発の方向性を示す「指針」に沿って研究開発を行うことが求められる、とあります。

この「指針」は平成 30 年 3月に改正が行われ、近年深刻化する人手不足を背景に、中小企業の生産性を高める研究開発投資を促すため、IoT・AI 等の活用が技術指針に盛り込まれるとともに、IoT・AI 時代の研究開発の方向性が明示された。

IoT・AI 時代の研究開発の方向性は、①中小企業自らによるIoT・AI 等の技術の高度化と② IoT・AI 等を活用した中小企業自らの基盤技術の高度化の 2 つの方向性を示しており、IoT・AI 等の技術の高度化を牽引する研究開発を行うこと(①)と、IoT・AI 等の技術を活用し自社の事業に活用するための研究開発を行うこと(②)を支援していく方針である。

サポインとは、サポーティングインダストリーの略で、日本経済を牽引する自動車、情報家電、航空機等の産業を支えている精密加工、立体造形、機械制御等の基盤技術を有するものづくり中小企業群を指しています。この施策を活用している企業例が紹介されていますが、実績と着眼点で秀でている中小企業といえますね。

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