[7月21日09時15分 天候:晴 栃木県那須郡那須町 東北自動車道下り線・那須高原サービスエリア]

バスは特に大きな渋滞に巻き込まれることもなく、2回目の休憩地、那須高原サービスエリアに到着した。
〔「ご乗車お疲れさまでした。那須高原サービスエリアに到着です。こちらで、15分ほどの休憩を取らせて頂きます。発車は9時30分です。……」〕
ここでもバスを降りてみることにした。

ここはさすがにサービスエリアなだけあって、ガソリンスタンドも併設されている。
羽生パーキングエリア同様、東北方面に向かう高速バスの休憩地の1つである。
愛原「珍しいな。もう夏合宿始めてるらしいぞ?」
リサ「ホントだねぇ……」
大型駐車場には、貸切観光バスも止まっており、トイレに行くがてら、そのバスのフロントガラスを見てみると、どこかの学習塾の名前が書いてあった。
もう夏合宿を始めている所があるようだ。
リサ達は8月のお盆の時期であるが。
スマホを見ると、善場係長から返信が来ていた。
善場「了解致しました。気をつけて行ってらして下さい」
とのこと。
あとは、定時連絡を怠らなければ良いか。
トイレは広く、リニューアルされていてきれいなものだった。
学生の頃、夜行バスで旅行していた時は、もっと古い建物だったのだが。
羽生パーキングエリアで買ったコーヒーの紙コップは、ここで捨てる。
代わりに、ここで水を買っておいた。
そしたら……。
リサ「先生」
リサのヤツ、また何か買って来たようだ。
ホットドックを売っていたらしく、そこで大きなソーセージが挟まれたホットドックを買ったようだ。
鬼の食欲は計り知れない。
もっとも、これでも鬼の中では少食な方だという。
いや、鬼というか、BOWか。
愛原「また食べ物買って……」
リサ「旅をしているとお腹が空くからね」
これではそのうち、リサの小遣いが無くなるな。
次の国見サービスエリアでも、何か買うつもりだろうか?
リサ「ヘリコプター、まだ飛んでるね?」
愛原「ああ。仙台に着くまで飛んでるんだろうかねぇ……」
リサ「仙台に着陸できる所ってあるの?」
愛原「いくつかある。軍用地が良かったら、仙台市東部に霞目飛行場がある。そこに着陸すればいいんじゃない?この飛行訓練はBSAA北米支部と極東支部日本地区本部との合同訓練みたいだから」
リサ「それもそうか」
恐らくは、バスが無事に仙台駅前に到着できた時点で訓練は終了なのだろう。
愛原「そろそバスに戻ろう」
リサ「うん。戻って早く食べたい」
愛原「全く……」
[同日11時00分 天候:晴 福島県伊達郡国見町 東北自動車道下り線・国見サービスエリア]
福島県に入ると、ちょっと道路事情は変化する。
宇都宮から北は片側2車線になるのだが、福島県に入ると、所々で工事が行われていた。
今日が平日だということを改めて思い出す。
車線規制が行われ、左車線が塞がれていたり、かと思えば右車線が塞がれている場合もあった。
この為、工事区間とその前から速度50km規制が敷かれ、必然的に速度が落ちる。
東名高速なら渋滞ものだが、さすがにそこより車の少ない東北自動車道ではそこまではならない。
到着したのは、11時頃。
また、15分ほどの休憩だという。
最後の休憩箇所だ。

愛原「ここもリニューアルしたんだなぁ……」
リサ「そうなの?」
愛原「すっかり、高速道路も令和化されていくもんだ」
リサ「昭和はどうだったんだろう?」
愛原「子供の頃の思い出だと、夜は薄暗くて不気味だったな。夏場に行くと、自販機コーナーとか蜘蛛の巣だらけでさ……」
リサ「蜘蛛?食べればいいんじゃん」
愛原「食えるか!あと、トイレも薄暗くて汚かった。個室も和式しか無かったりして」
リサ「ゲッ!ヤッダ!!……いい時代だねぇ……」
愛原「いい時代だよ」
ここではトイレと自販機コーナーで缶コーヒーを買って、その場で飲んだ。
リサ「美味しそうなフードコートもあるのにねぇ……」
愛原「高速バスでは、利用する機会は無いな」
尚、青森県のバス会社、弘南バスが運行する“スカイ号”は昼行便でありながら、上野駅前~青森駅前を走り通す長距離路線である為、途中のサービスエリアで昼食休憩が設けられている。
これは乗客だけでなく、乗務員の昼食休憩も含まれているのだろう。
これくらいの長距離でないと、そういった休憩は無いようだ。
もっとも、昼行であることが条件のようで、同じ区間、同じバス会社が運行する夜行便には、そういった食事休憩は無い。
愛原「車で移動するような機会があれば、こういう店を利用してもいいだろう」
リサ「いいね!」
ここでは唐揚げ串を買って食べていたリサだった。
愛原「それじゃ、バスに戻るか」
空き缶などをゴミ箱に捨てた後、私達はバスに戻った。
最後の休憩地を出た後、私は両親にLINEを送った。
今から出発だと、ダイヤの11時55分には間に合わないだろう。
仙台市内も車が多いから、そういうところで渋滞に巻き込まれたりすると、もっと遅れる恐れがある。
その旨を送った。
母親からは、『バスセンターの近くの駐車場に車を止めて待ってる』とのことだ。
着くのが昼時だから、一緒に昼食を食べ、それから買い物に一緒に行く約束をしているのである。
もちろん、他にも行く所はあるがな。
いずれにせよ、車があった方が便利なので、実家の車を借りることにしたわけだ。

バスは特に大きな渋滞に巻き込まれることもなく、2回目の休憩地、那須高原サービスエリアに到着した。
〔「ご乗車お疲れさまでした。那須高原サービスエリアに到着です。こちらで、15分ほどの休憩を取らせて頂きます。発車は9時30分です。……」〕
ここでもバスを降りてみることにした。

ここはさすがにサービスエリアなだけあって、ガソリンスタンドも併設されている。
羽生パーキングエリア同様、東北方面に向かう高速バスの休憩地の1つである。
愛原「珍しいな。もう夏合宿始めてるらしいぞ?」
リサ「ホントだねぇ……」
大型駐車場には、貸切観光バスも止まっており、トイレに行くがてら、そのバスのフロントガラスを見てみると、どこかの学習塾の名前が書いてあった。
もう夏合宿を始めている所があるようだ。
リサ達は8月のお盆の時期であるが。
スマホを見ると、善場係長から返信が来ていた。
善場「了解致しました。気をつけて行ってらして下さい」
とのこと。
あとは、定時連絡を怠らなければ良いか。
トイレは広く、リニューアルされていてきれいなものだった。
学生の頃、夜行バスで旅行していた時は、もっと古い建物だったのだが。
羽生パーキングエリアで買ったコーヒーの紙コップは、ここで捨てる。
代わりに、ここで水を買っておいた。
そしたら……。
リサ「先生」
リサのヤツ、また何か買って来たようだ。
ホットドックを売っていたらしく、そこで大きなソーセージが挟まれたホットドックを買ったようだ。
鬼の食欲は計り知れない。
もっとも、これでも鬼の中では少食な方だという。
いや、鬼というか、BOWか。
愛原「また食べ物買って……」
リサ「旅をしているとお腹が空くからね」
これではそのうち、リサの小遣いが無くなるな。
次の国見サービスエリアでも、何か買うつもりだろうか?
リサ「ヘリコプター、まだ飛んでるね?」
愛原「ああ。仙台に着くまで飛んでるんだろうかねぇ……」
リサ「仙台に着陸できる所ってあるの?」
愛原「いくつかある。軍用地が良かったら、仙台市東部に霞目飛行場がある。そこに着陸すればいいんじゃない?この飛行訓練はBSAA北米支部と極東支部日本地区本部との合同訓練みたいだから」
リサ「それもそうか」
恐らくは、バスが無事に仙台駅前に到着できた時点で訓練は終了なのだろう。
愛原「そろそバスに戻ろう」
リサ「うん。戻って早く食べたい」
愛原「全く……」
[同日11時00分 天候:晴 福島県伊達郡国見町 東北自動車道下り線・国見サービスエリア]
福島県に入ると、ちょっと道路事情は変化する。
宇都宮から北は片側2車線になるのだが、福島県に入ると、所々で工事が行われていた。
今日が平日だということを改めて思い出す。
車線規制が行われ、左車線が塞がれていたり、かと思えば右車線が塞がれている場合もあった。
この為、工事区間とその前から速度50km規制が敷かれ、必然的に速度が落ちる。
東名高速なら渋滞ものだが、さすがにそこより車の少ない東北自動車道ではそこまではならない。
到着したのは、11時頃。
また、15分ほどの休憩だという。
最後の休憩箇所だ。

愛原「ここもリニューアルしたんだなぁ……」
リサ「そうなの?」
愛原「すっかり、高速道路も令和化されていくもんだ」
リサ「昭和はどうだったんだろう?」
愛原「子供の頃の思い出だと、夜は薄暗くて不気味だったな。夏場に行くと、自販機コーナーとか蜘蛛の巣だらけでさ……」
リサ「蜘蛛?食べればいいんじゃん」
愛原「食えるか!あと、トイレも薄暗くて汚かった。個室も和式しか無かったりして」
リサ「ゲッ!ヤッダ!!……いい時代だねぇ……」
愛原「いい時代だよ」
ここではトイレと自販機コーナーで缶コーヒーを買って、その場で飲んだ。
リサ「美味しそうなフードコートもあるのにねぇ……」
愛原「高速バスでは、利用する機会は無いな」
尚、青森県のバス会社、弘南バスが運行する“スカイ号”は昼行便でありながら、上野駅前~青森駅前を走り通す長距離路線である為、途中のサービスエリアで昼食休憩が設けられている。
これは乗客だけでなく、乗務員の昼食休憩も含まれているのだろう。
これくらいの長距離でないと、そういった休憩は無いようだ。
もっとも、昼行であることが条件のようで、同じ区間、同じバス会社が運行する夜行便には、そういった食事休憩は無い。
愛原「車で移動するような機会があれば、こういう店を利用してもいいだろう」
リサ「いいね!」
ここでは唐揚げ串を買って食べていたリサだった。
愛原「それじゃ、バスに戻るか」
空き缶などをゴミ箱に捨てた後、私達はバスに戻った。
最後の休憩地を出た後、私は両親にLINEを送った。
今から出発だと、ダイヤの11時55分には間に合わないだろう。
仙台市内も車が多いから、そういうところで渋滞に巻き込まれたりすると、もっと遅れる恐れがある。
その旨を送った。
母親からは、『バスセンターの近くの駐車場に車を止めて待ってる』とのことだ。
着くのが昼時だから、一緒に昼食を食べ、それから買い物に一緒に行く約束をしているのである。
もちろん、他にも行く所はあるがな。
いずれにせよ、車があった方が便利なので、実家の車を借りることにしたわけだ。