[5月13日07時52分 天候:晴 東京都台東区上野 JR京浜東北線634B電車・1号車内→JR上野駅]
〔次は上野、上野。お出口は、右側です。新幹線、高崎線、宇都宮線、常磐線、京成線、地下鉄銀座線と地下鉄日比谷線はお乗り換えです。電車とホームの間が、広く空いている所がありますので、足元にご注意ください〕
リサと愛原は、無事に上野駅に着こうとしていた。
リサは登校の為、上野駅で降りるが、愛原は通院の為に更に先まで乗って行く。
〔「ご乗車ありがとうございました。まもなく上野、上野です。車内にお忘れ物の無いよう、ご注意ください」〕
リサ「じゃあ、わたしはここで降りるね……」
愛原「そんな寂しい顔すんなよ。友達と会って、楽しんで来い」
リサ「先生以上に、会って嬉しい人なんて他にいないんだけどねぇ……」
リサはそう言って席を立った。
電車がホームに止まって、車両のドアとホームドアが開く。
〔うえの~、上野~。ご乗車、ありがとうございます。次は、鶯谷に、停車します〕
上野駅はターミナル駅である。
こういうターミナル駅では、電車も1分ほど停車することが多い。
リサは愛原の電車が発車して行くまで、ホームで待っていた。
愛原からは、気にせずさっさと行けという合図を送られたのだが……。
しばらくすると、ホームに発車ベルが鳴り響いた。
上野駅の通勤電車ホームは、発車メロディではなく、ベルが流れる。
山手線はオクターブの低いベルが鳴るが、京浜東北線は高い音色のベルが流れる。
〔1番線、ドアが閉まります。ご注意ください。次の電車を、ご利用ください〕
電車のドアとホームドアが閉まる。
空いていることもあってか駆け込み乗車も無く、ドアは再開閉することなく、1回で閉まり切った。
そして、エアーの抜ける音がすると、電車がスーッと動き出す。
リサが手を振ると、愛原も観念したかのように、右手を軽く挙手した。
そして、10両編成の電車はリサの横を走り去って行った。
1番後ろの乗務員室からホームに顔を出している車掌は若い女性だったが、まあ、先頭車に乗っている愛原が、わざわざ最後尾の車掌室まで行くとは思えないので、リサは浮気を疑うのを止めた。
因みに、運転士は男性だった。
リサ「どれ……行くか」
リサは改札口へと向かった。
[同日08時15分 天候:晴 同地区内 東京中央学園上野高校3年3組]
リサ「おはよう」
淀橋「おはよう!」
小島「おはよう」
リサが教室に入ると、いつもより人は少なかった。
やはりショックで休んでいる生徒がいるのだろう。
また、リサのクラスからもケガ人は出ているため。
リサ「何だか今日は少ないね」
小島「何か、半分くらいは休むみたいだよ」
淀橋「だったら学級閉鎖にしちゃえばいいのにね」
小島「インフルエンザじゃないんだから……」
淀橋「(『魔王軍』メンバーの)谷口さんと佐藤さん、全治2週間ですって」
リサ「マジか……。美味そうな血の匂いはしてたけどね……」
淀橋「あはは……」
レイチェル「おはよう、リサ」
リサ「おはよう……って、レイチェル!?」
レイチェル「どうかしましたか?そんなに驚いて」
リサ「いつも土曜日休んでなかった?」
レイチェルは土曜日は、BSAAの訓練場で戦闘訓練を受ける日だということで、土曜日は学校を休んでいた。
元々休みの日は良いのだが、今日みたいに授業のある日でも休んでいる。
レイチェルはただの高校生ではなくて、あくまでも高等教育もやっているBSAAの養成学校の訓練生だということが分かる。
レイチェル「Ah...今日は訓練は休みです。沖縄の事件とかで本部が忙しくて。教官も駆り出されてる状態です。ただの養成員の私は、出番が無いので……。ジムでトレーニングなど、自主訓練はできるのですが、それも限られています。だったら今日は学校があるので、学校に行った方が良いと思いまして」
リサ「なるほど。BSAAも大変だ」
レイチェル「はい。学校が終わった後はヒマになりそうです」
小島「テストも近いんだし、勉強でもしてるしかないねー」
淀橋「やっぱそうなるか……」
[同日09時30分 天候:晴 同学園同教室]
1時間目の授業が終わった後、リサは自分のスマホを取り出した。
そして、愛原にLINEを送った。
検査の結果を聞く為である。
そしたら、返って来た内容は意外なものだった。
愛原「悪い。まだ、待合室のロビーなんだ。受付は終わったんだが、今日は少し混んでて時間が掛かるらしい」
とのこと。
何でも、確かにMRIとかだけだと予約無しでもやってくれるものの、実は予約も受け付けていたらしく、当然ながら予約した患者の方が優先される為、愛原は後回しにされているとのこと。
特に、急患というわけでもないので、尚更である。
愛原「もしかしたら、昼頃になるかもしれんな」
ということだった。
リサ「そんなに混んでるんだ……」
リサはその時、ふとあることを思いついた。
リサ「また後でLINEするね」
とだけ愛原に送ると、席を立った。
淀橋「魔王様、トイレに行くー?」
リサ「行く行くー」
リサは『魔王軍』のメンバーについて行った。
淀橋「お昼はどうする?土曜日は学食空いてないしねー」
リサ「ちょっと帰り際、愛原先生にLINEしてみる。それから」
小島「魔王様は愛原先生一筋だねー」
リサ「もち!」
レイチェル「逆を言えば、愛原センセイの存在が、リサの暴走のストッパーになっているということですね」
リサ「そういうこと!」
レイチェル「精神的な作用もあると、BSAAに報告します」
リサ「どうぞご勝手に。……ねぇ、レイチェル」
レイチェル「何ですか?」
リサ「午後、ヒマだって言ってたよね?」
レイチェル「言いましたけど?」
リサ「わたしは単独行動が認められてない。でも、BSAAの『監視付き』ならOKだよね?」
レイチェル「私にそれをしろと?どこか行きたい所があるのですか?」
リサ「むふー……」
レイチェル「???」
〔次は上野、上野。お出口は、右側です。新幹線、高崎線、宇都宮線、常磐線、京成線、地下鉄銀座線と地下鉄日比谷線はお乗り換えです。電車とホームの間が、広く空いている所がありますので、足元にご注意ください〕
リサと愛原は、無事に上野駅に着こうとしていた。
リサは登校の為、上野駅で降りるが、愛原は通院の為に更に先まで乗って行く。
〔「ご乗車ありがとうございました。まもなく上野、上野です。車内にお忘れ物の無いよう、ご注意ください」〕
リサ「じゃあ、わたしはここで降りるね……」
愛原「そんな寂しい顔すんなよ。友達と会って、楽しんで来い」
リサ「先生以上に、会って嬉しい人なんて他にいないんだけどねぇ……」
リサはそう言って席を立った。
電車がホームに止まって、車両のドアとホームドアが開く。
〔うえの~、上野~。ご乗車、ありがとうございます。次は、鶯谷に、停車します〕
上野駅はターミナル駅である。
こういうターミナル駅では、電車も1分ほど停車することが多い。
リサは愛原の電車が発車して行くまで、ホームで待っていた。
愛原からは、気にせずさっさと行けという合図を送られたのだが……。
しばらくすると、ホームに発車ベルが鳴り響いた。
上野駅の通勤電車ホームは、発車メロディではなく、ベルが流れる。
山手線はオクターブの低いベルが鳴るが、京浜東北線は高い音色のベルが流れる。
〔1番線、ドアが閉まります。ご注意ください。次の電車を、ご利用ください〕
電車のドアとホームドアが閉まる。
空いていることもあってか駆け込み乗車も無く、ドアは再開閉することなく、1回で閉まり切った。
そして、エアーの抜ける音がすると、電車がスーッと動き出す。
リサが手を振ると、愛原も観念したかのように、右手を軽く挙手した。
そして、10両編成の電車はリサの横を走り去って行った。
1番後ろの乗務員室からホームに顔を出している車掌は若い女性だったが、まあ、先頭車に乗っている愛原が、わざわざ最後尾の車掌室まで行くとは思えないので、リサは浮気を疑うのを止めた。
因みに、運転士は男性だった。
リサ「どれ……行くか」
リサは改札口へと向かった。
[同日08時15分 天候:晴 同地区内 東京中央学園上野高校3年3組]
リサ「おはよう」
淀橋「おはよう!」
小島「おはよう」
リサが教室に入ると、いつもより人は少なかった。
やはりショックで休んでいる生徒がいるのだろう。
また、リサのクラスからもケガ人は出ているため。
リサ「何だか今日は少ないね」
小島「何か、半分くらいは休むみたいだよ」
淀橋「だったら学級閉鎖にしちゃえばいいのにね」
小島「インフルエンザじゃないんだから……」
淀橋「(『魔王軍』メンバーの)谷口さんと佐藤さん、全治2週間ですって」
リサ「マジか……。美味そうな血の匂いはしてたけどね……」
淀橋「あはは……」
レイチェル「おはよう、リサ」
リサ「おはよう……って、レイチェル!?」
レイチェル「どうかしましたか?そんなに驚いて」
リサ「いつも土曜日休んでなかった?」
レイチェルは土曜日は、BSAAの訓練場で戦闘訓練を受ける日だということで、土曜日は学校を休んでいた。
元々休みの日は良いのだが、今日みたいに授業のある日でも休んでいる。
レイチェルはただの高校生ではなくて、あくまでも高等教育もやっているBSAAの養成学校の訓練生だということが分かる。
レイチェル「Ah...今日は訓練は休みです。沖縄の事件とかで本部が忙しくて。教官も駆り出されてる状態です。ただの養成員の私は、出番が無いので……。ジムでトレーニングなど、自主訓練はできるのですが、それも限られています。だったら今日は学校があるので、学校に行った方が良いと思いまして」
リサ「なるほど。BSAAも大変だ」
レイチェル「はい。学校が終わった後はヒマになりそうです」
小島「テストも近いんだし、勉強でもしてるしかないねー」
淀橋「やっぱそうなるか……」
[同日09時30分 天候:晴 同学園同教室]
1時間目の授業が終わった後、リサは自分のスマホを取り出した。
そして、愛原にLINEを送った。
検査の結果を聞く為である。
そしたら、返って来た内容は意外なものだった。
愛原「悪い。まだ、待合室のロビーなんだ。受付は終わったんだが、今日は少し混んでて時間が掛かるらしい」
とのこと。
何でも、確かにMRIとかだけだと予約無しでもやってくれるものの、実は予約も受け付けていたらしく、当然ながら予約した患者の方が優先される為、愛原は後回しにされているとのこと。
特に、急患というわけでもないので、尚更である。
愛原「もしかしたら、昼頃になるかもしれんな」
ということだった。
リサ「そんなに混んでるんだ……」
リサはその時、ふとあることを思いついた。
リサ「また後でLINEするね」
とだけ愛原に送ると、席を立った。
淀橋「魔王様、トイレに行くー?」
リサ「行く行くー」
リサは『魔王軍』のメンバーについて行った。
淀橋「お昼はどうする?土曜日は学食空いてないしねー」
リサ「ちょっと帰り際、愛原先生にLINEしてみる。それから」
小島「魔王様は愛原先生一筋だねー」
リサ「もち!」
レイチェル「逆を言えば、愛原センセイの存在が、リサの暴走のストッパーになっているということですね」
リサ「そういうこと!」
レイチェル「精神的な作用もあると、BSAAに報告します」
リサ「どうぞご勝手に。……ねぇ、レイチェル」
レイチェル「何ですか?」
リサ「午後、ヒマだって言ってたよね?」
レイチェル「言いましたけど?」
リサ「わたしは単独行動が認められてない。でも、BSAAの『監視付き』ならOKだよね?」
レイチェル「私にそれをしろと?どこか行きたい所があるのですか?」
リサ「むふー……」
レイチェル「???」
某河童さん?w
>祝!... への返信
こんにちは。
個人的には、高市さんの方が良かったんですがね。
抑えられるかも知れません。