報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

冨士参詣深夜便 0731

2014-07-31 20:10:32 | 日記
会社役員刺され死亡=男逮捕、交際トラブルか―静岡県警(時事通信) - goo ニュース

 佐世保の女子高生殺人事件は、取りあえず置いておこう。
 酒鬼薔薇の時点で少年法は廃止にするべきだったで終わりだ。
 バカとサイコパスは死ななきゃ治らんのだ。
 仏法でさえ治すわけではなく、抑止に留まることに留意するべき。
 まあ、事件さえ起こさなければいいんでないかと思っている。

 さて、冒頭の記事だが、むしろこっちの方が痛ましいような気がしたので、取り上げてみた。
 見て御覧なさい。加害者と被害者の社会的地位の格差。
 よく“職業に貴賤は無い”というが、それは表向きの綺麗事。
 間に立った女の行動を見れば、火を見るより明らかである。
 同世代の異性よりも、20歳ほども年上の金持ちの男を選んだのだ。
 フられた加害者が、何ともやるせない。
 無論だからと言って殺しは良くないが、もしも極左・朝日新聞の論説、
「死んだ人間には人権が無いが、生きている人間には人権があるのだから、加害者の人権が優先されてしかるべきだ」
 というのが正しいのであれば、こういう事件のことを指すのかなと思った次第。
 まあ、私としては、加害者も短絡的だったとしか言う他は無い。
 私なら、金で男を選ぶ女なんて願い下げだと思っているから、むしろ清々するくらいなのだが。
 私も数年間トラックドライバーをやっていて大型免許まで所有しているのだが、まあ、警備員以上にその職業に就いていることを人に言えない仕事だったな。
 40過ぎて結婚に焦っていたのかもしれないが、私なら諦めるな。
 これは法華講にて信仰していても同じこと。
 現当二世、今生でも幸せになる為には底辺・低収入の男性信徒は女に選ばれることはないだろう。
 何しろ功徳に満ち溢れている講頭さん達を見ると、あの人もこの人も経営者(社長)である。
 冒頭の記事の被害者も、新聞記事では会社役員となっているが、実際は社長さんらしいよ。
 そういうものだ。

 とあるネットの記事に、こういうアンケートがあった。
「もし結婚するならどっち?」
 という質問で、
『金持ちのブサメン』or『貧乏なイケメン』
 を選べというもの。
 回答者の中には真剣に回答した後コメントしている人もいたが、私は愚の骨頂と笑うだけだった。
 中には、
「私はどちらも選びません。絶対に『金持ちのイケメン』を狙います!」
 という前向きな回答者もいて、それはそれで素晴らしいことだと思った。
 とはいうものの、現実世界における模範解答は、
金持ちのブサメンと結婚し、貧乏なイケメンと不倫する
 であろう。んでもって更に、120点の回答が、
貧乏イケメンの子を妊娠したら、あくまで金持ちブサメン旦那の子として押し通す
 といったところかな。

 全く、結婚に夢も希望も無い世の中である。
 こんなんで法統相続とは、時代錯誤にも程がある。
 今後は宗内でも、格差が広がる一方となるであろう。
「みんな幸せ」
 というのが如何に綺麗ごとで、それに絶望した信徒の一部が顕正会に行ったりしているようだが、あれは、
「みんなが不幸」
 だから、平等で素晴らしいように見えるだけのことだ。
 そこん所は間違えないようにしないとな。
 
 よく見りゃ、私より不運に苦しんでる信徒がそこかしこにいるもんだから、私はまだマシな方なんだということで、取りあえずまだ宗内に引っ掛かっている状態だ。
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冨士参詣深夜便 0730

2014-07-31 00:16:10 | 日記
日本の不妊治療最新事情(Mocosuku Woman) - goo ニュース

 取りあえず、我が作品の主人公達は花火大会が堪能できたようで何より。
 江戸川柳をタイトルに流用した安直な“隅田川花火大会編”は、以上で終わりです。ありがとうございました。
 次回は、そろそろ彼らを海にでも連れて行こうかなと考えています。
 ま、あくまでまだ構想の段階ですが。
 それと、8月から装いを新たにとも考えているのです。
 まあ、大したことではないですがね。

 さて、ここから通常の日記ということで……。
 稲生ユウタや栗原江蓮はまだ学生で夏休みがちゃんとある。
 さらっと稲生は作者と違って夏期講習会に出席したようだが、江蓮はちゃっかり高等部合宿登山をバックレたようだ。
 これは作者の信心薄弱によるものだが、そもそも取材していないのと、参加したことが無いのでデータが無く、作品に出せなかっただけである。
 因みに抽選制ではないと思う。
 少子化のこの昨今、そういう贅沢ができる宗派でもないと思うのだ。
 ぶっちゃけ、いずれは中高生の数が更に激減し、合宿登山すら無くなるのではないかと思っている。

 昨日、顧客より、私達の夏休みについて質問された。
 顧客のビルマネジメント会社では、部署ごとに交代で1週間ほど夏休みを取るという。
 警備会社もそうなのかと聞かれたが……甘い!
 同業他社もそうであろうが、警備業に夏休みは存在しない!
 何故なら、夏ほど稼ぎ時は無いからである。
 それはサービス業全般に言えることではないだろうか。
 だから、夏期講習会など出られなくて当然なのである。
 では秋はどうなのかというと、有給を申請すれば連休は可能だ。
 顧客のように、自然に会社から連休が与えられるわけではない。
 所詮は社会の底辺業だ。業界全体がブラックなのだからしょうがない。
 その中において、有給が比較的取り易いのだから、弊社はまだブラック業界の中で恵まれている方と言える。
 社会的地位の高い業種の企業にお勤めの方から見れば、まだ目を剥くブラッキーな所があるが、ここまでにしておこう。
 ところで、日蓮正宗法華講の講頭クラスになると、会社経営者である人を多く見かける。
 正しい宗教を信仰し、多大な功徳を積んで、行き着く先はそこであるらしい。
 有名な怪文書“フェイク”に、その中でブラック企業を経営している人が公表されたと風の噂で聞いた。
 無論、怪文書の内容を鵜呑みにはできないが、火の無い所に煙は立たずという。
 公表された講頭さんは、どうか今1度、社員の労働条件について考えて頂きたい。
 労働者側としてのお願いだ。

 冒頭の記事を読んで、私は倖田来未を思い出した。
 何年も前に遡るが、物議を呼んだ「35歳過ぎると羊水が腐る」という発言。
 確かに表現は悪かったが、言いたいことは分かった。
 つまり彼女は、冒頭の記事のようなことを言いたかったのだろう。
 そして、羊水が腐るわけではないが、言いたいことの内容については、けしてハズレではなかったということだ。さしものパラパラ茜さんも、耳が痛いんじゃないのかい?
 しかし残念なことに、日蓮正宗でも少子高齢化・晩婚化・非婚化は進んでいて、冒頭の記事の内容に該当する信徒さんも散見されるのが実情だ。
 久しぶりにこの前の日曜日、所属末寺に参詣したら、数年掛けて不妊治療をしていたR45の信徒さんがその実を結んだという話を小耳に挟む機会があった。
 確かに不妊治療に失敗する人も多くいる中で、その成果が表れたというのは功徳だろう。
 それに関しては素直に賛辞を送りたい。
 だが、さすがに数年も掛かったというのはどうだろう?
 多分これ、仮に顕正会員が顕正新聞で体験発表したら、山門入り口さんが何かしらツッコミを入れるような気がしてならない。
 まあ、実際に功徳として表れているというのなら、事情を知らぬ外野がとやかく言うべきではないか。

 キモいかもしれないが、30歳過ぎれば選ぶ権利を逸したも同然なのだから、ヲタクで妥協しておくんなまし。
 いい罪障消滅になりまっせw
 え?そんなの仏罰以外の何ものでも無いって?

 チーン……。
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“ユタと愉快な仲間たち” 「玉やだと 又またぬかすわ 鍵やと云ひ」 4

2014-07-29 19:37:27 | ユタと愉快な仲間たちシリーズ
[7月26日22:20.東武浅草駅 ユタと愉快な仲間たち]

〔「今度の特急スペーシアは、3番線から22時30分発、“けごん”39号、春日部行きが発車致します。ご利用の際、乗車券、定期券、回数券の他、特急券が必要となります。本日の特急スペーシア最終列車です。お乗り遅れの無いよう、ご注意ください。毎度ご乗車ありがとうございます」〕

「特急券は1人ずつ持ちましょう」
 ユタは仲間達に1枚ずつ特急券を渡した。
「ユタ、オレは江蓮と隣にしてくれ」
「あ、ハイハイ」
 特に江蓮から異議は無かったので、ユタはキノのリクエストに答えた。
「妹さんはどうするんだ?」
 ユタは改札口の手前で、入線してくるスペーシアを物珍しそうに見る魔鬼の方を見た。
 時速15キロ以下の超低速で、それでも車輪を軋ませてそろりそろりとやってくる。
「あー……ウチ、いいです。キノ兄ィ達の邪魔はしたくないので」
「おっ、しっかりした妹さんだ」
 ユタが感心してみせると、
「おうよ。さすがはオレの妹だぜ」
「……肝心の兄貴はバカだけどな」
 江蓮がボソッと放った呟きに、
「カンベンしてくれよ……」
 汗だくのキノだった。
「これだけの人数なら、むしろ個室を取っても良かったかな?でも春日部まで個室ってのも勿体ないな……」
 ユタは呟いた。
「よっし。お近づきの印に、先生が魔道師について教えてあげましょう」
 イリーナはポンと魔鬼の肩を叩いた。
「先生?」
「私の魔道師の師匠だ」
 マリアが言うと、
「それじゃ、夏休みの宿題、教えてもらえませんか!?」
 鼻の息を荒くする魔鬼だった。
「学校の教師ではないのよ」
 イリーナは軽く溜め息をついた。

「2号車ですね。前から2番目だ」
 ユタがスマホで6号車のフロント部分を撮影していると、魔鬼が興味を示していたので、一緒に撮影してあげた。
 それから乗車車両まで進むと、段々とホームが狭くなってくる。
 それもそのはず。
 東武浅草駅は1番線以外は6両編成までしか入線できない有り様で、その1番線も何とか8両編成まで入れても、下り方向2両はドアが開けられない状態なのである。
 駅を出てすぐ、90度右カーブがあるから。もう、ホームの時点でカーブになっている。
 先ほど時速15キロ以下と書いたが、90度もカーブしているので、これがギリギリの入線速度なのである。
 その為か、ホームと乗降ドアとの間には何十センチもの隙間が空くため、停車時間中は渡り板が設置されている。
 それを踏んで、ようやく乗車である。
 渡り板は発車直前、係員によって回収される。
 ある意味、駆け込み乗車が防止できているホームでもある。
「! 稲生さん、スカイツリーはどっち!?」
 車中の人……いや、鬼になって、ふと魔鬼がユタに話し掛けて来た。
「えーと、進行方向がそっちで直角カーブだから……。あっちだね」
 ユタが指さすと、兄の後ろの席に座って窓の外に目を凝らすのだった。
「まだ見えないよ」
「地獄界の中学校は修学旅行とか行かないのかい?」
 隣の通路側に座ったイリーナが聞いた。
「行きますよ。でも、無間地獄巡りで人間界には行かないんです」
 魔鬼はつまらなさそうに答えた。
「いいじゃないか。無間地獄なんて、そう滅多に行けるものじゃないよー」
「えっ、そうなんですか!?」
 ユタはびっくりして聞いた。
「あ、ヤベ。ネタバレしちゃった?……あ、いや……」
 イリーナは軽く咳払い。
「ユウタ君は真面目に信仰しているから、その調子で行けば八大地獄の最下層に堕ちることはないさ。ね?」
「はあ……」
「なに、叫喚地獄に堕ちたなら、蓬莱山家のコネを使って……」
「おい!」
 勝手なことを言う魔道師に、キノがツッコんだ。

[同日22:30.特急“けごん”39号2号車 ユタと愉快な仲間たち]

 スペーシアの最終列車は定刻通りに発車した。
 予想通り、走り出してすぐに加速を止めると、列車が大きく右に傾く。
 大きな車輪の軋み音が車内にも響く。窓から後ろの方向を見ると、まるで脱線しているかのようだ。

〔♪♪♪♪。本日も特急スペーシア“けごん”39号をご利用頂きまして、ありがとうございます。この電車は、春日部行きです。次は、とうきょうスカイツリーに止まります〕

「そういえば、花火に夢中でスカイツリーはゆっくり見れなかったな」
 マリアが車窓から、ライトアップされているスカイツリーを見て言った。
「あー、そうですね。それにしてもイリーナさん、よく平和的に解決しまたね?」
「まあ、ケンカするだけが魔道師じゃないから。持てる知恵を総動員して、なるべく良い方法で解決するのも魔道師の腕の見せどころだからね」
「エレーナから連絡がありました。『唯一無二の師匠、ポーリン先生のお役に立てなくて申し訳無い』と」
「ああ……。まあ、あれはしょうがない。そんなこともあろうかと先生……あなたから見れば大師匠ね。エレーナは悪くないから、ポーリンがあまり怒らないようにお願いしますって言っておいたから」
「大師匠様が関わったんですか?」
「平和的な話し合いが無理なら、いつでも相談しなさいというお言葉に甘えてみた」
「はー……」
「ん?冥鉄電車がいるよ?」
 と、窓の外を見ていた魔鬼が言った。
「まだ終電車も終わってないのに……」
 イリーナが苦笑いした。
「あー、8000系か。しかも初期車の顔だね。まだいたんだ、伊勢崎線に。東武は古い車両も大事に使うからなぁ……」
 ユタはしみじみと言った。
「魔鬼ちゃんは、修学旅行で乗らなかったのかい?」
 イリーナが聞くと、
「修学旅行列車は黄色と赤の電車で、やたらエンジンの音がうるさかったです」
「それ……電車じゃなくて気動車じゃ?(キハ58系かな?)」

[同日23:05.春日部駅 ユタと愉快な仲間たち]

 電車は1分遅れで春日部駅に到着した。
 思ったよりそんなに高速で走った感が無いのは気のせいだろうか。
「春日部で降りるのも勿体ないけど、ここ止まりなんだからしょうがない」
 ユタは行き先表示が春日部となっているうちに写真を撮っておこうかと思ったが、既に回送表示になっていた。
 スカイツリーラインからアーパー……アーバンパークラインへ乗り換える為に階段を登る。
「浴衣だと階段は登りづらいですかね?」
 と、ユタ。
「ユウタ君も手ェ繋いであげたら?」
 イリーナが先を行く鬼族達を指さす。
「あ、ああ……」
 キノは既に当たり前の如く、江蓮の手を引いていた。
 更にその先を行くのは魔鬼。
「いいの?私の手、汚いよ?」
「えっ?いや、そんなこと無いですよ!」
 ユタがマリアの言葉に驚いた。
「既に泳ぎの手習いで、ユタの手ェ握ってたくせに何を今更……」
 威吹は銀色の眉毛を潜めた。
 ピンと来たカンジ。
「先生、別の意味では?復讐劇に染めていた手が汚いという……
「分かってる。ユタの機嫌が悪くなるから、それ以上は言うな」
「ハイ」

[同日23:18.春日部駅野田線ホーム→各駅停車、大宮行き最後尾車内 ユタと愉快な仲間たち]
(※やっぱりアーパーラインよりも、野田線の方がしっくり来るって!)

〔「アーバンパークライン、各駅停車の大宮行き、到着です」〕

「あらま、毎度お馴染みの8000系が来たなぁ……」
 ユタは苦笑い。
 ブレーキシューの焦げた臭いを漂わせてやってきた。
「魔鬼ちゃんが伊勢崎線で見たヤツは、これの古いヤツでしょ?」
 と、ユタ。
「もっと霊感漂わせてたよ?幽霊電車らしく」
「だから、幽霊電車並みに古いタイプの8000系……」
 乗り込んでユタ、ふと気づく。
「……いや。確か、もう伊勢崎線の浅草側に8000系はいなくなったはず……」
「回送電車に紛れ込んで、早くも出発準備してたかねぇ……」
 冷や汗を出すユタを横目に、空いてる席にどっかり座るイリーナ。
「花火ってのは本来、供養の一環だからね。冥鉄もそれを見込んで、今日は伊勢崎線を中心に臨時列車を走らせるそうだよ」
「そ、それを早く言ってください……」

 電車は1分ほど停車した後、大宮に向けて走り出した。

〔「今日も東武アーバンパークラインをご利用頂きまして、ありがとうございます。各駅停車、大宮行きです。次は八木崎、八木崎です。……」〕

「う、うん。良かった。間違えて、冥鉄に乗り込んだのかと思った」
「終電車が走り終える前までは、絶対に生きた乗客を乗せない協定があるから安心しな」
 イリーナは口角を上げて言った。
「稲生さん、アタシら大宮公園で降りるから」
「あっ、そうだね。夜道に気をつけ……って、鬼の兄妹がいるから大丈夫か」
「人間相手なら、妹だけでもフルボッコだぜ?なあ?」
「お兄ィ、ヒドい」
「今から救急車……いや、霊柩車呼んどかねーとな」
「それって、既に栗原さんが暴漢に襲われる前提なのかい?」

[同日23:39.東武大宮駅 ユタ、マリア、イリーナ、威吹、カンジ]

〔ご乗車ありがとうございました。大宮、大宮、終点です。……2番線の電車は折り返し、各駅停車、七光台行きです〕

 帰りの旅、最後の電車が目的地の駅に到着した。
「あとはタクシーに乗るだけです」
「やっと着いたねー。早く帰って、休みたいねぇ。何しろ、ポーリン相手に魔力の無駄使いしちゃったからなぁ……」
「そうですね。どうでした、花火は?」
 するとマリアは、
「凄く良かった」
 真顔で答えた。
「初めて生で見た。本当に、ありがとう」
「いえいえ。実は30日、今度は市内で花火大会があるようです。上手く行けば、これも僕の家から見えそうなので、見てみましょう」
「おー!さすが日本の夏だねぇ……」
「あの、稲生さん」
「ん?」
 カンジがポーカーフェイスを崩さずに言った。
「大変申し上げにくいのですが、家の前に建ったマンションが妨げて、今年から花火観賞は絶望的かと……」
「ああーっ!」

 さすがに、そこまでは上手く行かなかったもようである。
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本日の雑感 0729

2014-07-29 15:02:34 | 日記
 最近、厳虎さんのブログが更新されていない。
 1週間くらいの更新サボりは勘弁してくれとのお達しだが、もう1週間を過ぎてしまっている。
 さいたまスーパーアリーナの会場確保と重なっているし、他にも普段の言動からして、恐らく厳虎さんは相当な幹部でいらっしゃるのだろう。
 もしかしたら、本部会館でニアミスしていたかもしれない。
 それはポテンヒットさんも同じだろうが……。

 山門入り口さんのブログに、ついにツッコミが入った。
 表向きは無所属・無宗教を装っているが、明らかに宗門関係者と思われる。
 その匿名の投稿者にHN舞子さんが反論を入れておられるが、あっつぁブログに出入りされていた、あの方かな?
 だとすると、匿名の投稿者は、あっつぁブログに出入りしていた武闘派かその取り巻きか……。
 いずれにせよ、私ともそりの合わなさそうな御仁と見える。
 もっとも、山門入り口さんに文句を言いたいのも分かる。
 実は氏のブログを私の今の所属寺院の紹介者に見せたのだが、あまりいい反応ではなかった。
 私もツッコミを入れているが、さすがに『なんちゃって僧侶』は言い方キツいだろうと。
 紹介者氏は、
「この更新頻度からして、結構ヒマそうな人ですね」
 とのこと。
「私の更新頻度はそれ以上です」
 と言ってやると、
「あ、いや、ユタさんは違くて……」
 こんな感じで慌てていたな。
 私の職業柄、自分の時間は取ろうと思えば取れるので、更新頻度もネタさえあれば高めを維持できるのである。
 これも功徳の1つとしてカウントしろってか。
 HN舞子さんもツッコんでいたが、日本語がおかしいとある。
 多分これは普段からブログをやっていたり、他のブログへの投稿常連者だからだろう。
 文面から個人が特定されるのを防ぐため、わざと誤字だらけの文面にして投稿したのではないだろうか。
 私も、あっつぁブログじゃ、多摩準急先生と同一人物視されたからね。
 何でこう武闘派ってのは、先入観と予断が強いかね。
 多分、よく『……』というのを使うところから疑ったのだろうが、これは小説では当たり前の手法なので、似通うのは当たり前のことだ。

 ところで、法華講総講頭さんなんだけど、妙観講の大草講頭じゃなかったんだね。
 講中が宗内一大きければ、必ずしもなれるものではなくなったようだ。
 創価学会で懲りましたかな?まあ、全信徒総武闘派化されても困るしね。

 私はユルくやらせて頂きます。
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“ユタと愉快な仲間たち” 「玉やだと 又またぬかすわ 鍵やと云ひ」 3

2014-07-29 02:16:04 | ユタと愉快な仲間たちシリーズ
 ※ANPさんが仰っていたNEVADAって、10年前、長崎県で起きた女子小学生の同級生同士であった殺人事件の加害者のことね。すまん、ANPさん。今度から、もう少し分かりやすい表現でよろしく。

[7月26日18:50.東京都墨田区吾妻橋 ユタと愉快な仲間たち]

「何か、空が急に曇ってきたような……?」
 ユタが不審そうに空を見上げる。
「え?」
 それに反応する威吹だが、
「そんなことよりツマミが無いぞ、ツマミ!」
 と、雪のように白い肌を真っ赤にさせて、すっかり酔いの回っている状態だった。
 他にも、
「不肖、藤谷春人、歌います!“地涌讃徳・東方レボリューション”!Ah♪芙蓉Ho!厳かに♪Hey!」
「キノ兄ぃ、ウチにビールぅ……」
「あと5年待ちやがれ。江蓮、お前は飲め。んでもって、酔い潰れてオレに介抱されやがれ!」
「あと3年待たせやがれ」
「威吹先生、おツマミの油揚げです!」
「……気のせいか???」
 誰もユタの疑問など、聞いちゃいなかった。
 だが、
「師匠、さっきエレーナに連絡したんですけど、何か変なんです」
「え?何が?」
 魔道師達が、ユタの疑問に1番近い所にいた。
「エレーナのヤツ、『仕事が忙しいから来れない』って言うんですよ」
「まあ、あのコも働き者だからね。宅急便の仕事はできないだろうから、ホテルでのアルバイトが忙しいのかしら?」
「でも、普段でしたら、とっくに仕事は終わってるはずなんです」
「今日は花火大会だから、ホテルのお客さんもそれで賑わうんでしょう」
「そうじゃなくて……あいつのホテルから、ここの花火は見えないんですよ!」
「ええっ!?」
 その直後、突然の雷鳴と共に豪雨が降り出してきた。
「地湧6万のォォォォォォ♪広布なりぃぃぃぃッ♪」
「班長、早く中へ!」
「あのバカ!!」
 ユタはカラオケのマイクを放さない藤谷を引っ張って、階段室に避難した。
「な、何だこのゲリラ豪雨はよ!ああっ!?」
「いや、ゲリラ豪雨だろ。えーと、魔道師さんも、浴衣濡れちゃった?」
「少し……」
「いきなりだもんな……。てか、イリーナさんは?」
「『あのバカ』と言いながら、外階段を下りていきましたが……」
 と、カンジ。
 カンジはタブレットで、ワンセグテレビを点けた。
「突然のゲリラ豪雨で、打ち上げを30分遅らせるそうですね」
「マジかよ!」
「つまり、タイムリミットは19時半だってことだね?」
「それ以降、天候の回復の見込みが無い場合は、中止も有り得るとのことです」
「そんなぁ……」
 魔鬼は目に涙を浮かべた。

[同日同時刻 同区菊川 ワン・スター・ホテル エレーナ・マーロン]

 屋上を解放し、宿泊客におもちゃ花火を体験させていたホテル。
 しかし、それもゲリラ豪雨により、中止となった。
(残念だけど、ポーリン先生の御意向だからね……)
 エレーナは小さく、ため息を吐いた。
 宿泊客達が残念そうに部屋に戻って行く中、エレーナはそれまで彼らがたしなんでいた花火の燃えがらや水バケツを回収して1階に下りたのだが、
「!?」
 そこには険しい顔をしたイリーナが立っていた。
「エレーナ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど?」
「な……何ですか?てか、私何も知りません!喋りません!」

 しかし……。
「きゃはははは!い、い、言います!言いますからぁ……はははははは!」
 イリーナに吊るされて、マリアから借りて来たミク人形とフランス人形にくすぐり拷問を受けたエレーナがいた!
「ポーリンせんせがぁ!ひあぁっ!」
「やっぱりポーリンのしわざだったか。ポーリンの居場所はどこ?」
「そ、それは……」
「言わないと、今度は外で逆さ吊りにしてオシッコ漏らすまでくすぐらせるわよ?」
「ひぃ……!」

[同日19:15.同区吾妻橋 ユタと愉快な仲間達(イリーナを除く)]

「おい、こりゃ冗談抜きで中止か?」
 藤谷、さすがにビールを飲むことは無くなった。
「ったく、冗談じゃねーぜ。高等部合宿登山、バックレたってのによォ……」
「オマエが言うセリフじゃねーだろ?あ?」
「てか、やっぱりバックレかよ……」
 鬼族の彼氏と元幽霊の彼女という異種カップルに呆れるユタ。
 そして、恨めしそうに、真っ暗で時折雷鳴や稲光を放つ空を見上げた。
「それにしても……。せっかくマリアさんに花火見てもらおうと思ってたのになぁ……」
「その気持ちがありがたい。それに、いま師匠が動いてくれている。あと15分あるなら、それまで待とう」
 マリアは前向きに言った。
「大丈夫ですかね?」
「ミカエラとクラリスが帰ってきたところを見ると、上手く行ってるらしい。やっぱりこの空模様は、ポーリン師が関わっているようだ」
「マジですか。ホント、懲りない魔女さんですな」
 ユタは憤慨した様子で言い放った。
「……夢の中で、ポーリン師がこんなことを言ってきた」
「え?」
「『復讐という愚かな手段で多くの人を不幸にしておきながら、自分だけ幸せになろうなどと言語道断!』ってね」
「それはポーリン師が決めることなんですか?」

[同日同時刻 世界某所 イリーナ・レヴィア・ブリジッド&ポーリン・ルシフェ・エルミラ]

「それはあなたが決めることじゃないでしょう!」
 イリーナは、かつて同じ師匠の元で修行を積んだ姉弟子のポーリンにくって掛かった。
「マリアは私の直弟子よ!余計な手出しと口出しはしないでちょうだい!」
「そのお前の弟子が魔界にいるか、100歩譲って人間界でも外界から断絶された場所に居続けるというのなら、そこまでしなかった。だけども、謹慎を解いた上に外界に出すというのはどういう了見だ?挙句の果てには、人間の男とうつつを抜かそうとしている」
「私には私のやり方、指導方法があるわ。あのコの罪の重さは知ってる。だけどあのコの場合、上から頭ごなしに向き合わせる方法は合わない。もっと自然に向き合わせる方法を……」
「日本の生ヌルい少年法みたいなこと言ってんじゃないよ。本来、魔道師というのは日陰者。それでも私達はともかく、犯罪者のあのコを日なたに出すのは間違ってる」
 するとイリーナはため息を吐いた。
 やはり弟子の育成方法からしてすれ違いが多くなったのは事実だが、ここまでこじれようとは……。
「……これ以上の話し合いは無理みたいね。分かったわ。こうなったら、最後の手段……」
(お、やるか?)
 ポーリンは魔道師の杖を出し、イリーナの攻撃に備えた。
 しかし、イリーナの最後の手段は魔法などではなかった。
「……と、いうわけで、お願いします!先生!」
「はあっ!?」
 イリーナの横に、黒いローブを羽織り、フードを目深に被った大師匠が現れた。
「これ、ポーリンや。……」

[同日19:25.東京都墨田区吾妻橋 ユタと愉快な仲間たち]

「おおっ!雨が止んだ!」
「晴れ間が見えて来たぞ!」
「威吹先生、どうやら打ち上げは5分後に開始するようです」
 カンジはワンセグを見ながら言った。
「よし!」
 藤谷がパンパンと手を叩く。
「さあ、皆さん!仏様の大慈大悲により、見事に晴れてくれました。屋上に行って続きをやりたいと思われまするが、皆さんどうでしょう?」

 パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ……(一同、拍手)

「まるで顕正会みたい」
 ユタは苦笑いをした。
 屋上に再び出て盛り上がる頃、やっと待望の花火が打ち上がった。
「どうやら、間に合ったみたいね」
 そこへイリーナが戻って来た。
「師匠!」
「これでもうこの花火大会を邪魔する者はいなくなったわ。安心して、ユウタ君とゆっくり花火を楽しみなさい」
「はい!」

 終了もまた30分遅かったようだが、何はともあれ、めでたしめでたしのようである。
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