[9月28日13:38.天候:晴 静岡県三島市 JR三島駅]
〔「まもなく三島、三島です。1番線に入ります。お出口は、右側です。この電車は伊豆箱根鉄道駿豆線直通、特急“踊り子”115号、修善寺行きです。三島を出ますと、三島田町、大場、伊豆長岡、大仁、終点修善寺の順に止まります。東海道新幹線、東海道本線はお乗り換えです。……」〕
稲生達を乗せた特急は東京駅を出る時は15両の長大編成だったが、熱海駅で基本編成の10両が切り離されてしまった。
熱海から先は、たったの5両編成で向かったわけだ。
熱海から先はJRも変わり、東日本から東海へと変わる。
その為、乗務員の制服も違うものになっている。
JR東海の乗務員の乗務区間は熱海〜三島と、とても短い。
そこから先は伊豆箱根鉄道という別の鉄道会社に変わるからだ。
この辺りまで来ると、もう眼前に富士山の姿が見え始めている。
稲生:「何とか晴れたな」
エレーナ:「富士山、久しぶりに見たぜ」
鈴木:「ホウキで飛んでるから、いつも見てるのかと思ったよ」
エレーナ:「遠くへ行く時は、ルゥ・ラ使うからそれどころじゃない」
鈴木:「は?」
マリア:「やっぱりな……」
とはいえ、ホウキで飛びながら瞬間移動魔法まで使えるのだから、エレーナの魔法技術は高いと言える。
マリアと本気でケンカしていた頃は、東京の通勤快速電車並みの速度しか出せず、しかも新幹線の風圧に負けて失速するくらい弱かった。
稲生:「そろそろ降りるよー」
エレーナ:「ういっス」
プシューという古めかしいエアの音がしてドアが開いた。
〔「ご乗車ありがとうございました。三島、三島です。新幹線、東海道線はお乗り換えです。1番線の電車は13時40分発、特急“踊り子”115号、修善寺行きです」〕
エレーナ:「……え?なに?作者は前の話のタイトルを『Dancer Express 115』にしようとした?」
稲生:「そうらしいんだ」
エレーナ:「何でも横文字にすればいいってもんじゃないぜ」
稲生:「そこは上手く踏み留まったみたい」
鈴木:「……?あ、“踊り子”でDancerね!俺なら、『Dancing Girl Train 115』にしますけど?」
稲生:「こっちの方が英文としては合ってる?」
エレーナ:「私は“伊豆の踊子”は読んだことないからねぇ……。マリアンナは?」
マリア:┐(´∀`)┌
雲羽:「川端先生、ごめんなさい」
多摩:「オマエも読んでないんかい!」
エレーナ:「それで、次に乗り換える電車は?まさか、この期に及んで新幹線に乗るわけじゃないだろ?」
稲生:「もちろん違うよ。普通電車に乗り換えるさ。あんまり進んで乗りたくは無いんだけど、しょうがないね」
エレーナ:「ん?」
[同日13:46.天候:晴 同駅・東海道本線ホーム→東海道本線439M電車]
青春18きっぷのユーザーなら、静岡県内の東海道本線区間は忍耐区間である。
何故なら……。
〔「2番線、ご注意ください。13時47分発、普通列車の島田行き、3両編成で到着です。黄色い線まで、お下がりください」〕
特急よりも更に短い3両編成というのは置いといて、全車両がロングシートだからである。
新型車両らしく、窓は大きくて採光性は高いのだが。
特に混んでいるというわけでもなく、青を基調としたバケットシートに座ることができた。
鈴木:「先輩、確か以前、三島駅から在来線に乗り換えたことありましたよね?」
稲生:「ある。確かあの時は、ルーシーと一緒だった。三島止まりの最終“こだま”号に乗って、それから沼津まで在来線に乗り換えたんだ」
その時もこの313系が連結されていたはずだが、何故か稲生は旧型の211系に乗り込んだ。
もっとも、その旧型電車も乗り納めの時期だから、今考えればそれで良かったのかもしれない。
鈴木:「これで、どこまで?」
稲生:「富士だよ、富士」
鈴木:「あ、なるほど」
たった1分の停車時間では、話しているうちにすぐに発車する。
ピンポーンピンポーンと2回ドアチャイムが鳴って閉まるが、丸ノ内線のそれではなく、京王電車のそれと同じ甲高いものであった。
新型車両らしく、先ほどの特急列車と違ってインバータの音を響かせ、滑らかに発車する。
インバータの音もJR東日本で聞けるタイプではなく、JR西日本で聞けるタイプである。
静かに乗っていると、眠くなりそうな音だ。
〔「ご乗車ありがとうございます。東海道線下り、普通列車の島田行きです。終点、島田まで各駅に停車致します。電車は3両編成での運転です。【中略】次は沼津、沼津です。御殿場線は、お乗り換えです」〕
ロングシートなので、景色を見ようとすると、身をよじらなければならない。
旅心など無い為、それで青春18きっぷユーザーには忍耐区間なのである。
因みに作者はこの区間をJRバスで突破したよ。はっはっはー!
まだ、高速バスの方が旅心があると言えよう。
鈴木:「この辺は寝てていい区間でしょうね」
稲生:「まあ、そうだろうね」
鈴木:「俺にとってのメインは、身延線なんで」
稲生:「鈴木君も興味があるの?」
鈴木:「ええ。創価学会が去った後、ペンペン草が生えたのは大石寺ではなく、富士駅と富士宮駅であることを突き止めますよ」
稲生:「厳密に言えば富士宮駅の操車場ね」
要は学会専用列車の跡地のことである。
それにしても、大石寺の南、参道を通って行く途中にバスの営業所らしき跡が存在するのだが、これはもしかして……?
鈴木:「新幹線や高速バスでは、なかなか見られませんから」
稲生:「そうだろうね。僕も身延線に乗ること自体は初めてなんだ」
開業当初は富士身延鉄道という私鉄であった。
それが国有化された際に身延線という名前になったが、頭に付いていた富士が取れてしまった経緯については不明である。
鈴木:「まさか在来線だけで登山するとは、誰も思うまいと……」
稲生:「いや、昔は皆そうだったらしいけどね」
鉄道から見る日蓮正宗の歴史。
東海道新幹線新富士駅開業の経緯、富士駅の構内配線大変化の背景、富士宮駅の構造、全てその背景には創価学会が関わっている。
顕正会はそんなこと語らないし、法華講内でもあまり語られない。
〔「まもなく三島、三島です。1番線に入ります。お出口は、右側です。この電車は伊豆箱根鉄道駿豆線直通、特急“踊り子”115号、修善寺行きです。三島を出ますと、三島田町、大場、伊豆長岡、大仁、終点修善寺の順に止まります。東海道新幹線、東海道本線はお乗り換えです。……」〕
稲生達を乗せた特急は東京駅を出る時は15両の長大編成だったが、熱海駅で基本編成の10両が切り離されてしまった。
熱海から先は、たったの5両編成で向かったわけだ。
熱海から先はJRも変わり、東日本から東海へと変わる。
その為、乗務員の制服も違うものになっている。
JR東海の乗務員の乗務区間は熱海〜三島と、とても短い。
そこから先は伊豆箱根鉄道という別の鉄道会社に変わるからだ。
この辺りまで来ると、もう眼前に富士山の姿が見え始めている。
稲生:「何とか晴れたな」
エレーナ:「富士山、久しぶりに見たぜ」
鈴木:「ホウキで飛んでるから、いつも見てるのかと思ったよ」
エレーナ:「遠くへ行く時は、ルゥ・ラ使うからそれどころじゃない」
鈴木:「は?」
マリア:「やっぱりな……」
とはいえ、ホウキで飛びながら瞬間移動魔法まで使えるのだから、エレーナの魔法技術は高いと言える。
マリアと本気でケンカしていた頃は、東京の通勤快速電車並みの速度しか出せず、しかも新幹線の風圧に負けて失速するくらい弱かった。
稲生:「そろそろ降りるよー」
エレーナ:「ういっス」
プシューという古めかしいエアの音がしてドアが開いた。
〔「ご乗車ありがとうございました。三島、三島です。新幹線、東海道線はお乗り換えです。1番線の電車は13時40分発、特急“踊り子”115号、修善寺行きです」〕
エレーナ:「……え?なに?作者は前の話のタイトルを『Dancer Express 115』にしようとした?」
稲生:「そうらしいんだ」
エレーナ:「何でも横文字にすればいいってもんじゃないぜ」
稲生:「そこは上手く踏み留まったみたい」
鈴木:「……?あ、“踊り子”でDancerね!俺なら、『Dancing Girl Train 115』にしますけど?」
稲生:「こっちの方が英文としては合ってる?」
エレーナ:「私は“伊豆の踊子”は読んだことないからねぇ……。マリアンナは?」
マリア:┐(´∀`)┌
雲羽:「川端先生、ごめんなさい」
多摩:「オマエも読んでないんかい!」
エレーナ:「それで、次に乗り換える電車は?まさか、この期に及んで新幹線に乗るわけじゃないだろ?」
稲生:「もちろん違うよ。普通電車に乗り換えるさ。あんまり進んで乗りたくは無いんだけど、しょうがないね」
エレーナ:「ん?」
[同日13:46.天候:晴 同駅・東海道本線ホーム→東海道本線439M電車]
青春18きっぷのユーザーなら、静岡県内の東海道本線区間は忍耐区間である。
何故なら……。
〔「2番線、ご注意ください。13時47分発、普通列車の島田行き、3両編成で到着です。黄色い線まで、お下がりください」〕
特急よりも更に短い3両編成というのは置いといて、全車両がロングシートだからである。
新型車両らしく、窓は大きくて採光性は高いのだが。
特に混んでいるというわけでもなく、青を基調としたバケットシートに座ることができた。
鈴木:「先輩、確か以前、三島駅から在来線に乗り換えたことありましたよね?」
稲生:「ある。確かあの時は、ルーシーと一緒だった。三島止まりの最終“こだま”号に乗って、それから沼津まで在来線に乗り換えたんだ」
その時もこの313系が連結されていたはずだが、何故か稲生は旧型の211系に乗り込んだ。
もっとも、その旧型電車も乗り納めの時期だから、今考えればそれで良かったのかもしれない。
鈴木:「これで、どこまで?」
稲生:「富士だよ、富士」
鈴木:「あ、なるほど」
たった1分の停車時間では、話しているうちにすぐに発車する。
ピンポーンピンポーンと2回ドアチャイムが鳴って閉まるが、丸ノ内線のそれではなく、京王電車のそれと同じ甲高いものであった。
新型車両らしく、先ほどの特急列車と違ってインバータの音を響かせ、滑らかに発車する。
インバータの音もJR東日本で聞けるタイプではなく、JR西日本で聞けるタイプである。
静かに乗っていると、眠くなりそうな音だ。
〔「ご乗車ありがとうございます。東海道線下り、普通列車の島田行きです。終点、島田まで各駅に停車致します。電車は3両編成での運転です。【中略】次は沼津、沼津です。御殿場線は、お乗り換えです」〕
ロングシートなので、景色を見ようとすると、身をよじらなければならない。
旅心など無い為、それで青春18きっぷユーザーには忍耐区間なのである。
まだ、高速バスの方が旅心があると言えよう。
鈴木:「この辺は寝てていい区間でしょうね」
稲生:「まあ、そうだろうね」
鈴木:「俺にとってのメインは、身延線なんで」
稲生:「鈴木君も興味があるの?」
鈴木:「ええ。創価学会が去った後、ペンペン草が生えたのは大石寺ではなく、富士駅と富士宮駅であることを突き止めますよ」
稲生:「厳密に言えば富士宮駅の操車場ね」
要は学会専用列車の跡地のことである。
それにしても、大石寺の南、参道を通って行く途中にバスの営業所らしき跡が存在するのだが、これはもしかして……?
鈴木:「新幹線や高速バスでは、なかなか見られませんから」
稲生:「そうだろうね。僕も身延線に乗ること自体は初めてなんだ」
開業当初は富士身延鉄道という私鉄であった。
それが国有化された際に身延線という名前になったが、頭に付いていた富士が取れてしまった経緯については不明である。
鈴木:「まさか在来線だけで登山するとは、誰も思うまいと……」
稲生:「いや、昔は皆そうだったらしいけどね」
鉄道から見る日蓮正宗の歴史。
東海道新幹線新富士駅開業の経緯、富士駅の構内配線大変化の背景、富士宮駅の構造、全てその背景には創価学会が関わっている。
顕正会はそんなこと語らないし、法華講内でもあまり語られない。