[6月12日21時00分 天候:晴 東京都墨田区菊川 愛原家3階→愛原学探偵事務所2階]
リサ「先生、このブルマなんだけど……!」
風呂から上がったリサが、体操服姿で出て来た。
手には紺色のブルマを持っている。
ということは……。
愛原「いや、ブルマ穿いてこいよ!」
下はカルバンクラインの黒いショーツだけであった。
こういうのは見えてもいいと思っているのだろうか?
愛原「で、それがどうした?」
リサ「これはわたしが元々持ってるヤツで、内側にポケットが付いてるタイプなんだけど……」
これはリサが学校の購買で購入したものだという。
今でもブルマを製造しているメーカーは限られてしまっている為、体操服のメーカーとは違う所であるようだ。
リサ「これもポケットの口が縫い付けられてるの」
愛原「なにいっ!?」
私が確認してみると、確かに内ポケットの口が糸で簡易的に縫い付けられていた。
リサ「まさか、わたしが元々持ってるヤツまでそうなってるとは思わないじゃない?お風呂から上がって穿こうとしたら、気づいたの」
愛原「……他にも内ポケットのあるブルマはあるか?」
リサ「2~3着はあったかも」
愛原「ちょっと調べてみろ!俺はこれを調べてみる。あと、ちゃんと下は穿けよ!」
リサ「分かってるよ。それにしても、暑いねぇ……」
愛原「もうすぐ夏だからな」
いや、暦の上ではもう夏か。
暑がりの鬼であるリサには、地獄のような日々が始まる。
昨年の夏も、下着だけで過ごそうとしていたくらいだかな。
リサ「ラムちゃんなんか、虎柄ビキニだけでOKだよ?」
愛原「オマエは宇宙人じゃねーだろ!」
なんて……。
仕方なく体操服とブルマならOKにしたが、それでも夏は体操服の上着の裾を結んでヘソ出ししようとする。
私はリビングにある鋏を持って来て、ブルマの内ポケットの口に縫い付けられている糸を切った。
中を見てみると、そこには……。
愛原「これは?」
私はポケットの中から、ある物を見つけた。
それはQRコードが印刷されたカード。
白い丈夫な紙の中央に、QRコードが印刷されている。
でも、これだけだった。
試しにスマホで読み取ってみたが、ネットに繋がるものではないらしい。
すると、何に使うものなのだろう?
リサ「先生!」

言われた通り、リサは別のブルマを穿いて来た。
学校用の緑ブルマである。
今は無地のそれを穿いているが、私が、かつて父方の従姉は、白いサイドラインが2本入った緑ブルマを穿いていたと話したら、それも購入して穿いてくれることがある。
愛原「何だ!?」
リサ「もう1着あった!これ!」
リサは別のエンジ色のブルマを持って来た。
これは確か、『魔王様の肖像画』の時に穿いたヤツではなかったか。
『魔王軍四天王』の1人、1年生で美術部の桜谷さんがリサをモデルに描いた肖像画。
東京都のコンコールに、見事入賞した作品だ。
愛原「ホントか!」
私がそれを受け取ると、同じく糸を切った。
リサ「そっちは何が入ってたの?」
愛原「これだ。知ってるか?」
リサ「QRコード?モノレールに乗れそうだねぇ……」
リサは首を傾げた。
愛原「モノレール?」
リサ「この前、修学旅行で行った沖縄。あそこ、モノレールが走ってるでしょ?」
愛原「ゆいレールか。それがどうした?」
リサ「あれ、1日乗車券とか、QRコードで乗るんだよ」
愛原「そういえば、外国の鉄道でも、そういうキップがあるらしいな。でも、これは違うだろうなぁ……」
私は首を傾げた。
リサ「そう?」
愛原「糸が縫い付けられていたブルマは、これだけか?」
リサ「うん。あとはそもそもポケットが無いし」
愛原「そうか」
エンジブルマのポケットの中には、もう1枚、QRコードが印刷された紙が入っていた。
但し、こちらには、『事故物件調査依頼』と書かれていた。
何だろう?
高橋が担当していた事故物件の調査業務のことだろうか?
こちらはスマホで読み取ると、ちゃんとネットに繋がることができた。
愛原「ん?」
スマホの画面には、『事故物件調査依頼書の送信が完了しました。事務所のPCで御確認ください』と、出て来た。
愛原「これは一体、どういうことなんだ?」
リサ「事務所のパソコンに、事故物件調査依頼書が受信されたってこと?」
愛原「ちょっと見に行ってみる。パール、先に風呂入っていいぞ」
パール「かしこまりました」
私は2階の事務所に行ってみた。
リサも付いて来た。
私の机の上に置いてあるPCを起動させてメール着信を確認すると、確かに新規で依頼書が受信されていた。
いつもなら都内の事故物件なのだが、今回は少し遠かった。
愛原「静岡県富士宮市……」
リサ「う……」
地区名がよく分からないので、グーグルマップで調べてみた。
富士宮市も案外広いものだ。
少なくとも、デイライト静岡事務所の近くではない。
同じ市内であるのにも関わらず、車でないと厳しい所にある。
試しに、他にも調査依頼場所についてグーグルマップのストリートビューで見てみたが、カメラは入って行けなかったのか、見ることはできなかった。
愛原「こりゃあ、現地には車だな」
リサ「引き受けるの?」
愛原「高橋がこうして仕掛けていたくらいだで?何かあるに決まってるよ」
リサ「なるほど……」
依頼人への連絡先は書かれていたが、名前は書いていなかった。
いずにせよ、もうこんな時間だ。
連絡は明日にすることにした。
愛原「というわけで、一旦戻ろう」
リサ「善場さんには連絡するの?」
愛原「うーん……これはどうなんだろう?普通の探偵の業務は、向こうには関係無いし……」
それに、明日は明日で、善場係長も忙しい。
一応、依頼人に電話してみて、それで決めることにしよう。
リサ「先生、このブルマなんだけど……!」
風呂から上がったリサが、体操服姿で出て来た。
手には紺色のブルマを持っている。
ということは……。
愛原「いや、ブルマ穿いてこいよ!」
下はカルバンクラインの黒いショーツだけであった。
こういうのは見えてもいいと思っているのだろうか?
愛原「で、それがどうした?」
リサ「これはわたしが元々持ってるヤツで、内側にポケットが付いてるタイプなんだけど……」
これはリサが学校の購買で購入したものだという。
今でもブルマを製造しているメーカーは限られてしまっている為、体操服のメーカーとは違う所であるようだ。
リサ「これもポケットの口が縫い付けられてるの」
愛原「なにいっ!?」
私が確認してみると、確かに内ポケットの口が糸で簡易的に縫い付けられていた。
リサ「まさか、わたしが元々持ってるヤツまでそうなってるとは思わないじゃない?お風呂から上がって穿こうとしたら、気づいたの」
愛原「……他にも内ポケットのあるブルマはあるか?」
リサ「2~3着はあったかも」
愛原「ちょっと調べてみろ!俺はこれを調べてみる。あと、ちゃんと下は穿けよ!」
リサ「分かってるよ。それにしても、暑いねぇ……」
愛原「もうすぐ夏だからな」
いや、暦の上ではもう夏か。
暑がりの鬼であるリサには、地獄のような日々が始まる。
昨年の夏も、下着だけで過ごそうとしていたくらいだかな。
リサ「ラムちゃんなんか、虎柄ビキニだけでOKだよ?」
愛原「オマエは宇宙人じゃねーだろ!」
なんて……。
仕方なく体操服とブルマならOKにしたが、それでも夏は体操服の上着の裾を結んでヘソ出ししようとする。
私はリビングにある鋏を持って来て、ブルマの内ポケットの口に縫い付けられている糸を切った。
中を見てみると、そこには……。
愛原「これは?」
私はポケットの中から、ある物を見つけた。
それはQRコードが印刷されたカード。
白い丈夫な紙の中央に、QRコードが印刷されている。
でも、これだけだった。
試しにスマホで読み取ってみたが、ネットに繋がるものではないらしい。
すると、何に使うものなのだろう?
リサ「先生!」

言われた通り、リサは別のブルマを穿いて来た。
学校用の緑ブルマである。
今は無地のそれを穿いているが、私が、かつて父方の従姉は、白いサイドラインが2本入った緑ブルマを穿いていたと話したら、それも購入して穿いてくれることがある。
愛原「何だ!?」
リサ「もう1着あった!これ!」
リサは別のエンジ色のブルマを持って来た。
これは確か、『魔王様の肖像画』の時に穿いたヤツではなかったか。
『魔王軍四天王』の1人、1年生で美術部の桜谷さんがリサをモデルに描いた肖像画。
東京都のコンコールに、見事入賞した作品だ。
愛原「ホントか!」
私がそれを受け取ると、同じく糸を切った。
リサ「そっちは何が入ってたの?」
愛原「これだ。知ってるか?」
リサ「QRコード?モノレールに乗れそうだねぇ……」
リサは首を傾げた。
愛原「モノレール?」
リサ「この前、修学旅行で行った沖縄。あそこ、モノレールが走ってるでしょ?」
愛原「ゆいレールか。それがどうした?」
リサ「あれ、1日乗車券とか、QRコードで乗るんだよ」
愛原「そういえば、外国の鉄道でも、そういうキップがあるらしいな。でも、これは違うだろうなぁ……」
私は首を傾げた。
リサ「そう?」
愛原「糸が縫い付けられていたブルマは、これだけか?」
リサ「うん。あとはそもそもポケットが無いし」
愛原「そうか」
エンジブルマのポケットの中には、もう1枚、QRコードが印刷された紙が入っていた。
但し、こちらには、『事故物件調査依頼』と書かれていた。
何だろう?
高橋が担当していた事故物件の調査業務のことだろうか?
こちらはスマホで読み取ると、ちゃんとネットに繋がることができた。
愛原「ん?」
スマホの画面には、『事故物件調査依頼書の送信が完了しました。事務所のPCで御確認ください』と、出て来た。
愛原「これは一体、どういうことなんだ?」
リサ「事務所のパソコンに、事故物件調査依頼書が受信されたってこと?」
愛原「ちょっと見に行ってみる。パール、先に風呂入っていいぞ」
パール「かしこまりました」
私は2階の事務所に行ってみた。
リサも付いて来た。
私の机の上に置いてあるPCを起動させてメール着信を確認すると、確かに新規で依頼書が受信されていた。
いつもなら都内の事故物件なのだが、今回は少し遠かった。
愛原「静岡県富士宮市……」
リサ「う……」
地区名がよく分からないので、グーグルマップで調べてみた。
富士宮市も案外広いものだ。
少なくとも、デイライト静岡事務所の近くではない。
同じ市内であるのにも関わらず、車でないと厳しい所にある。
試しに、他にも調査依頼場所についてグーグルマップのストリートビューで見てみたが、カメラは入って行けなかったのか、見ることはできなかった。
愛原「こりゃあ、現地には車だな」
リサ「引き受けるの?」
愛原「高橋がこうして仕掛けていたくらいだで?何かあるに決まってるよ」
リサ「なるほど……」
依頼人への連絡先は書かれていたが、名前は書いていなかった。
いずにせよ、もうこんな時間だ。
連絡は明日にすることにした。
愛原「というわけで、一旦戻ろう」
リサ「善場さんには連絡するの?」
愛原「うーん……これはどうなんだろう?普通の探偵の業務は、向こうには関係無いし……」
それに、明日は明日で、善場係長も忙しい。
一応、依頼人に電話してみて、それで決めることにしよう。
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