とまぴーSTYLE

よく食べ、よく笑い、よく遊び♪
元気が一番!
今日も豊かな一日になりますように・・・

「スオミの話をしよう」

2024-09-23 15:37:22 | 映画
午前中、家事を済ませ、長澤まさみさん主演、三谷幸喜さん監督の映画「スオミの話をしよう」を観に行きました。
ネットでは、面白くない、この映画は失敗だ、など散々な言われようです。
ま、それならそれで楽しみじゃないか、と行くことに。
祭日と言うこともあってか、それなりの入りでした。

これは、「映画」として観るのではなく、「舞台」「演劇」を「観劇」する「映画」だと思いました。
カメラを引いて、部屋全体を映す、だから俳優さんの顔のアップが少ない。
常に銀幕に登場人物全員が映し出されている、だから俳優さんの姿が小さい。
そういうことに物足りなさを感じさせるのかもしれません。

そう、まるで演劇を観劇しているかのようでした。
広く洒落た寒川氏の豪邸が舞台となり、そこで止めどなく交わされる数々の会話により、一体誰が主役なのか不思議な感覚を覚えます。
贅沢な感覚です。

でもって、物語が終わった途端「レヴュー」が始まったのです。
まるで宝塚歌劇団の大階段のミニバージョン!
電飾に輝く階段から長澤まさみさんが歌いながら降りてきたのです。
♬ヘルシンキ♬ヘルシンキ♬と歌って踊っています。
そして俳優さんたちが黒燕尾服とまではいかないものの、黒スーツで登場し踊り始めます。
この構図は!この構成は!まるで宝塚歌劇団じゃなくて?
三谷幸喜氏には、もしかしてそのような意図があったのでは?と思わずにはいられません。

この「レヴュー」のお陰で、これは「舞台」だと思った次第です。
「舞台」のライブビューイングみたいな感じの映画です。

現実味のない話でしたが、こうした空想の世界に浸れるのも映画ならではの醍醐味です。
深いところを考えなくてよい、目の前に起こったことを楽しめばいい2時間でした。


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「かもめ食堂」

2023-12-26 21:18:15 | 映画
NHKBSで放映され録画していた「かもめ食堂」を見ました。
2006年公開にも関わらず、おしゃれで色褪せてなく、時の流れを感じさせません。
マリメッコのテキスタイルは、あのフィンランドの森、大自然に生まれ。そして人々に愛され続けているのでしょう。
あの服を着て、ここを歩くのは私には勇気が必要だわ。
でもいつの日か、堂々と着こなしてみたいです。
そうそう、ユニクロとコラボした商品が新春に発売されるそうですね。
年明けを迎える楽しみが増えました。



深読みせずに、登場人物の行動を楽しめます。
定食もね、本当に美味しそうなの。
揚げたてのトンカツ、焼き立ての鮭、看板メニューのおにぎりも食べたい。

息子夫婦は新婚旅行でフィンランドを訪れ、「かもめ食堂」で食事したそうです。
かもめが飛び交う波止場にも行ったそうで、まさに聖地巡礼ですね。

何より驚いたのがエンディング♬
ピアノとギターの競演?!!、まさか!
こ!こ!これは!
陽水さんではありませんか!
それも私がカラオケで必ず歌う「クレイジーラブ」じゃないですか!
ここで!ここで!この名曲が流れるだなんて!彼の歌声が聴けるだなんて!
陽水、やっぱり好きだわ!
泣けました。
一緒に歌いました。
エンドロールとぴったし!
映画の素晴らしさも勿論ですが、エンディングにまさかの楽曲の選曲の洒脱さにも脱帽でした。

いつか行ってみたい!フィンランド!

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「万引き家族」映画

2018-07-20 22:24:18 | 映画
是枝裕和監督の映画。



この映画、好き嫌いがはっきりすると思う。
意味わからん!という感想も多いことだと思う。

人の心の内には、
鬼も棲めば天使も棲む。
優しさ、憎しみ、思いやり、後悔、正義、偽善、犯罪、愛・・・

作中の家族は全員他人だ。
家族のふりをして暮らしている。
おばあちゃんの年金を頼りに、足りないところは万引きをして。

ありきたりの言葉でしか書けないのだが、
心に沁みる作品だった。
誰が何が正しいのかわからない。
万引きという犯罪、児童虐待、貧困、風俗、ゆすり
いくつかの負の部分をさらりと描いて、私たちの心を揺さぶる。

生きるためには何でもするのだということ。
何でもできるということ。

救いは、駄菓子屋のおじちゃん(柄本 明さん)
彼が社会の正しい姿を教えてくれる。

原作を読んでみたい。

二時間、ひと時も目が離せない映画だった。
どの役者さんも素晴らしい。

生きるとは、何と切なく厳しく優しいものか。
私もそうした一人の人間であることに他ならぬのだが、
それにしても、命の深淵を描いた秀作だと思うのだ。
目を反らしたくとも反らせない。

心、感情として見るのではなく、
生き方、として見ると、案外と見易い作品かと思うのだ。
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「ブルックリン」DVD

2017-05-19 14:57:23 | 映画
1950年代、アイルランドからニューヨーク・ブルックリンにやってきた移民の少女の青春や揺れ動く心を描く。

シアーシャ・ローナン主演
青い瞳がなんともチャーミングなんです。



ゆっくりと物語は進みます。
ともすれは、とても退屈な映画なのかもしれません。
でも、観ることを止められない。

「移民」
アイルランドを捨て、アメリカに渡る。
田舎暮らしの少女には全てが新しい体験だったことでしょう。

税関を出るために開けた扉の向こう側が光り輝いている。
彼女のこれからのアメリカでの暮らし、経験を暗示するかのようです。

地味な映画でありながらも、観ることを止められないのは、
彼女の確実な成長を見られるところです。
女性として、人間としての。

いい映画に出会いました。

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「海賊と呼ばれた男」

2016-12-14 00:22:31 | 映画
公開中の映画「海賊と呼ばれた男」を観に行きました。
長女が観たとの話を得まして、
早速映画館へ。
お客さんも多いかな、と思いつつ、座席のリザーブを始めると、
一番大きな会場にもかかわらず、がらがら(笑)
私を含めて10人くらいだったかな。

出光興産の話ですよね。
山口県にも徳山市に出光興産の工場があります。
近くの門司にも出光美術館があり、
親しみは感じています。

岡田准一くん、ますます男っぷりが上がり、
良い役者さんになったと思います。
役柄の上で、若いときも死に面したときも、とても良い顔をしていました。

原作が出版された折り、手にしてみたものの、読破には至らず。
そのことが残念。

映画の前に食べたランチ。
周南市の「28」創作料理のお店です。



前菜とスープ。
私なんか、これだけでお腹は満たされます(笑)



ズワイガニとトビッコの、うにクリームパスタ。
こっくりと美味しい。



デザートは杏仁豆腐。

お薦めのお店です。
ああ、満足。
ご馳走さまでした。
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「滝を見に行く」

2016-03-05 12:46:51 | 映画
紅葉を楽しみ、
幻の大滝を見て、
温泉でゆっくりのはずだった・・・

7人のおばちゃん、山で迷う。



もう、その前振りだけで面白そうですよね(笑)

見ず知らずの女性たちが自分の暮らしや状況を抱えながらのツアー参加。
自分たちの楽しみ方で滝を目指すものの、
滝への道に迷い、一夜を山中で過ごす羽目になる。



行きのバスの中では、
疲労感や倦怠感たっぷりの7人ではあるが、
一日一緒に過ごすうち、
お互いを知りながら、連帯感を強め、自分の心をも解放されることに気付く。
そして元気になっていく。
その過程がとても可笑しく、優しい。

おばちゃん全員がオーディションを経ての素人さん、というのがこれまた凄い!
上手いんだか下手なんだか、
役柄なのか、素なのか。
その曖昧さが「おばちゃん」(笑)

おばちゃんたちが山で迷うだけの映画でしょ?と言われるとそれまでなのだが、
いやいや、それは甘いよ、青いよ。
おばちゃんの凄さを知らなすぎる。

柔らかであったり、一途であったり、
聡明であり、潔くもあり、
迷路から抜け出せずにもがいたり、
現実を受け入れらずにさまよったり。

とても身近で可愛いらしい存在なのだ。

おばちゃん、万歳!
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「想いのこし」

2016-01-28 19:36:35 | 映画


金と女に目がない青年が、
ひょんなことから現世に未練を遺(のこ)した幽霊たちを成仏させようと奔走しながら騒動を巻き起こしていくさまを、涙と笑いを交えてつづる。

金と女に目がない青年ガジロウを演じるのは岡田将生くん。
どうしようもなく、ろくでもない男なのよ、ガジロウは。
成仏できない女性の一人が広末涼子さん。
彼女はいつまでたっても変わらないね。
きれいで、クールだ。

私は幽霊だとか、信じない方だし、
成仏できない、というのもなんともわからん世界の話だし。
若い人の映画はどうもね、なんて思いながら、
何だ?これは?ふふん、と見ていました。
でも、話が進むにつれて、心が揺れ始め、胸が熱くなり、涙腺が緩むのだ。
私の意外な展開にビックリ!
ちゃらんぽらんだったガジロウが、だんだんと人間として成長していく。
そのあたり岡田くん、うまい。

面白い映画です。
ぜひとも多くの人に見てもらいたい。
映画は非現実で良いのです。

このDVDを手にしたきっかけは、
7枚あったうち、6枚が貸し出され、これが最後のひとつだったから。
前評判も聞かず、あらすじも知らないまま借りたのだ。
こういう借り方もアリだと思った(笑)

辻村深月さん原作の「ツナグ」を感じさせるな、と思いきや、
なんと監督さんが同じ人!
やっぱりね!

死んだ人って、なんらかの未練を遺すのね。

まるで余談ですが・・・
この映画を見る前に、何かの話で、
句読点の位置で、物事の意味が変わる、とあるのを読んで。

「想いのこし」

「おもいのこし」

「おもいの、こし」

「重いの、腰」

確かに変わるな、とうなずいた次第です。
日本語って楽しい♪

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「LIFE!」

2015-06-15 21:37:41 | 映画


凡庸で空想癖のある主人公が未知なる土地への旅を経て変化していくさまを描くヒューマンドラマ。

見ながら、だるい・・・と思う人もいるでしょう。
わくわくしながら見る人もいるでしょう。
私は両方でした(笑)

吹き替えが岡村隆史さんだったのですね。
(ここでも後でわかる事実・・・(笑))
どうして関西弁を話すんだろ?この主人公・・・みたいな違和感はありましたね。

一生懸命に真面目に生きる人間は、いつかどこかで救われる、そんなメッセージを与えてくれました。

ラストの25番ネガに感動!
しばらく鳥肌が消えませんでした。
だから、明日に向かって生きられる。

「ショーシャンクの空に」のような感動です。


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「ウォルト・ディズニーの約束」

2015-06-12 15:12:28 | 映画



1961年、パメラ・L・トラヴァース(エマ・トンプソン)は、
ウォルト・ディズニー(トム・ハンクス)が長年熱望する「メリー・ポピンズ」の映画化について話し合うためにロサンゼルスに向かう。

エマ・トンプソンは「ラブアクチュアリー」で首相のお姉さん役で登場していましたよね。
そのころに比べてお痩せになったのか、はじめはわからなかった。
そしてウォルト・ディズニー役がトム・ハンクスだと知ったのは、
なんと!エンドロールで!

実はね「キャプテン・フィリップス」を劇場で見た時も、
トム・ハンクスがフィリップスだとはエンドロールで知った(笑)
いやはや、こんなことでは「映画好き」失格だ。
私の中のトム・ハンクスは走り続ける「フォレスト」以外の何者でもないのだから。

良い映画でした。
トラヴァースの過去を明確にするウォルトの姿は感動ものでした。
確かにトラヴァースは気難しい。
でもその気難しさは誰もが持ち合わせているもので、決して嫌なものではなかった。

ああやって一つの映画が出来上がるのですね。
すごいな。
素晴らしいな。

私は小学生の頃に姉に連れられて見に行きました。
それっきりの「メリー・ポピンズ」を見ていません。
DVD借りてもう一度きちんと見なくては、と思いました。
そして、ディズニーランドにももう一度行きたい♪
夢の国へ!
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「深夜食堂」

2015-03-04 19:43:53 | 映画

マスターの作る味と居心地の良さを求めて、夜な夜なにぎわう「めしや」
ある日、誰かが店に置き忘れた骨壺をめぐってマスターは思案顔。



深夜の12時から朝の7時まで暖簾を掲げる「めしや」
そんな時間に誰も来ないんじゃないの?
いやいや、それがね、いろんな人が来るんですよ…とマスター役の小林薫さんの語りから始まります。

登場人物も個性的で、
皆、明るくて楽しくて、そして悲しい。

「常連さん」って、不思議。
お客さん同士なのに、友達みたいだし、家族のようだし。
この広い世界で、たまたま隣り合わせに腰掛けたご縁。
そのご縁は時として人を裏切ることもあるかもしれないけれど、
たいていは心を温かくしてくれる。

久々に熱燗、呑みたくなりました。
暖簾をくぐりたくなりました。

と言うわけでもないのだけれど、



今夜は前日のおでんを温めて。
春菊を煮るのがマイブーム♪

熱燗じゃなく、大吟醸を。
ほろほろ酔っていい気分♪
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