とまぴーSTYLE

よく食べ、よく笑い、よく遊び♪
元気が一番!
今日も豊かな一日になりますように・・・

夜明けの街で

2009-05-27 14:30:33 | 

東野圭吾(著)

    不倫は不倫のままで終わるべきなのだ。
    だからこれからも俺は渡部にアドバイスし続ける。
    はやまるなよ、と。

私の求める優れた作家像の要素の一つに、
いろんなジャンルを書きこなすことができる、
というのがあります。

時代モノを書く作家さんが現代モノを書いたり、
愚直なまでの家族の暮らしを描く作家さんが、
どうしたことか、濃厚な官能小説を発表したり。

おお!
おぬしもなかなかのモノよのぉ~ 
と感嘆のため息 

推理作家だから、こうあるべきだ、こうあって欲しい。
次は更なる期待を!
だなんて、読者の勝手極まりない要求、要望(笑)

ミステリーとは少し違ったところにあると思って。

良かったですよ、この小説。
不倫の時の男女の対応の仕方がやけに細かく書かれているので、
何かの不慮の事態発生の時にはきっと参考になるかと思います(笑)

でもでも、
男って・・・
馬鹿だな~と思ってみたり、 
それでもどこか、可愛いんだな~と笑ってみたり。
こう思わせるのが東野氏の上手さだとつくづく感じました。

しかしながら男の立場からみた恋愛って、女性の立場からすると腹の立つことばかり(笑) 
同じコンセプトで、
例えば瀬戸内寂聴さんが書くとなると、どんな小説になるのだろうか、って考えるのも楽しい 
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火の国、熊本へ

2009-05-25 23:13:18 | 旅行
土曜日、熊本へ出かけました。
新幹線で博多へ、そこから「リレーつばめ」で熊本に入りました。
防府からちょうど3時間でした。

まずは熊本城へ。



ここへは3度目になります。
毎回違う顔を見せてくれるお城です。
とても男っぽいお城です。



御殿も復元されて、それは見事な様子でしたよ。

熊本市から一路阿蘇へ。





阿蘇は好きな場所です。
いつ来ても、何度訪れても飽きずに大好きな場所なんです。



葉 祥明阿蘇草原絵本美術館です。

ウグイスの鳴き声が美しかった。
キレイで繊細なイラストと、心優しいメッセージは、
見るにつけ読むにつけ、どこか傷ついている私たちの心に優しく沁みていくような気がします。
心に貼った絆創膏のようでした。

大野勝彦風の谷美術館、とお決まりのコースですが、
阿蘇ならではの風景の中に佇むこれらの美術館はとてもお気に入りなんです。

今回は5月薫風の中、ミヤマキリシマを見ることができました。



阿蘇山上でのミヤマキリシマです。
仙酔峡へも行きました。
いつもは今時分が見頃だそうですが、
そこのミヤマキリシマは終わっていました。
ピンク、薄いの濃いの、と様々な色合いが、新緑の草原にピッタリでした。



自然の中に、それも雄大な自然に身を置くと、人間ってなんてちっぽけな存在なんだろうと、改めて感じます。
ずっとずっと太古の昔に火山だったところに、今こうして私たちが立っているだなんて、
時軸と時空を調整するだけでも気が遠くなりそうでした。

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少女

2009-05-22 16:46:07 | 

湊 かなえ(著)


   ―― 「人が死ぬ瞬間を見たい」


「告白」を読んだら次はこれでしょう(笑)
結構ミーハーなのはご存知ですよね?

知らず知らずの内に、全ての登場人物が顔見知りだったりするわけなんですが。
これは近々ドラマ化されるか、映画化されるんじゃないかと思うくらい画像が鮮明に心に浮かぶ小説です。

途中から文体が変わり、(きっとこの変化に気付くと思う)
ユーモアな表現が増えてきて、
深刻な場面なのに、「この小説ってこんなにユニークだっけ?」と、
フフッと笑ってしまうことが何度か(笑)

作家としてそれでよいのかと言われればそれまでなんだけど、
ま、途中で作者の気が変わったのでしょう(笑)

サスペンスではなく、多感な世代の女の子を描いた作品です。

コメント (2)
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ビビンバ♪

2009-05-19 12:57:48 | Weblog
いつもはお弁当だけど
今日はビビンバを買いました♪
美味しそう~
ちなみに398円也!

いただきまーす♪
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百舌の早贄(もずのはやにえ)

2009-05-14 16:43:35 | 育てること
5月13日の我が家のツルバラ、満開です 





玄関先に育っています。
甘い香りが一杯です。



これは10日のツルバラ

ちなみに去年のツルバラです。
去年のツルバラの記事の中に、更に去年の(一昨年)ツルバラも写っています。
大きくなりましたね。


さてさて、このタイトルの意味、ご存知ですか?

年末にツルバラの手入れを長男に頼みました。
バラの実を摘んだり、延びたツルをワイヤーでくくったり。
(実はこういった手入れは全て子どもにさせています)

脚立に上ってせっせと作業をしていたkazuが、

「オカンオカン 
 凄いことになってる 
 来て来て」 

と、奇声を発するではありませんか。

何?何?・・・と近寄ると、



よーく見て下さいね 
画像の真ん中に干乾びた、ミイラ化したヤモリがバラの棘に刺さっているんです 

生まれて始めてこういうのを見た私たちは、

「馬鹿だね~このヤモリ、まるで自殺行為じゃないの(笑)」って呆れていました。 

ところがこの話を数人に伝えると、皆さん口を揃えて、

「そりゃ、鳥が餌を隠しているんだよ」としたり顔 

へぇ~そりゃすごい!
自然界の生き物は人間の想像を絶するところで生きているんだな 

それから数ヶ月経って、いつも仲良くしてくれているお友達のブログに遊びに行ったら、
なんと 
同じことが書いてあるではないの!

それは「百舌の早贄」と言うのだと。


百舌は自分で捕った獲物を隠しておきながら、そのありかを忘れてしまうんだそうです。
ここは、俺の縄張りだぞ、との宣言にもなっていると。
そして忘れっぽい鳥の代表が、百舌なんですって(笑)

お友達も言ってたけど、
彼女より私のほうがよっぽど百舌に近く、正真正銘百舌だと思う(笑)

百舌が餌を残しておいたツルバラも、今はこうして満開の花盛りです。
年末の画像を残しておいて良かった(笑)
少しグロイけど、皆さんにお見せできて良かった(笑)
なかなか説得力ある画像でしょ?
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告白

2009-05-13 12:22:44 | 

湊 かなえ(著)


    愛美は事故で死んだのではありません。
    このクラスの生徒に殺されたのです。



告白する人物が変わる度に物語の真相が明らかになっていきます。
登場人物の視点が異なると、こうも物事の捉え方が変わるのかと。

だから人間っておもしろい。
愛さずにはいられない。

楽しくわくわくしながら読みました。


そうそう、
今日の新聞に載っていた山崎豊子氏のコメントの中に、

「行政・司法・立法、と合わせて第4の権力、それがマスメディアだ」

とあり、これにはかなり共感しました。

好奇心を煽り立てるようなゴシップ記事や、
ダイエットに効く食品だとか、
被害者への不仕付けな質問攻撃だとか・・・

需要があるから供給してるんだ、と彼らは言うでしょう。
つまりそうした社会のバランスを巧に利用したのがマスコミだと思います。

私たち一人一人が正しい需要をしなくては、
この世の中は不適切な供給で溢れてしまう。

過剰な情報に踊らされることなく、本一冊にしても、映画一本にしても、
私たちの個人の心と目による取捨選択が必要なのだと。

堅苦しい話になりましたが、
日々私が感じていることを山崎氏が掘り起こしてくれましたので、この機会にと。


本屋さん大賞を受賞しただとか、
そんなマスメディアに振り回されずに読みたい一冊です。

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五月

2009-05-01 16:35:17 | 育てること
五月になりました
早いですねっ



今年始めて咲いたバラです。



雨上がりの雫が花びらに輝き、とてもキレイでした。



つつじです。
庭の片隅に植えてあるので、花が咲くまでひっそりと佇んでいます。
この時期はスポットライトで照らしてあげたい。



一輪だけ異常に早く咲いたツルバラ。
他はまだまだ固い蕾なんですよ
この子だけ、おっちょこちょい



ツルバラのアーチです
蕾がたくさんつきました。
連休には五万と花が咲くでしょう。
楽しみにしてくださいね

コメント (2)
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