ラン

森　絵都（作）

　　越えたくて、
　　会いたくて、
　　私は走りはじめた。


あのぉ・・・
私の小説や映画のレビューは、
ほとんど、

「とてもよい作品でした」　

から始まります。
これは、いつだって本音なんです。
だから、今回も、大きな声で、

とても、とっても良い作品でした　

主人公、環は取っ付きにくい気難しい女の子。
周囲を遠ざけるように自分の殻に閉じこもって過ごしていた彼女が、
いつしか強く自分の力で生きていくようになっていく。
いろんな人と係わる中で、素直に平らかになっていく。

なぜ彼女が走り始めたかは、読んでくださいね。
なるほど、へぇ～、と言う理由です。
この小説を読むポイントは「素直な心で読む」です。　

個人的には、真知栄子がいいと思う。
実際こんな人が周りにいると嫌だけど、ホントに嫌だけど、
この小説の中では燦然と光を放っている。　

軽妙な会話の中に、きちんとした日本語が織り込まれ、
森氏の凄さを見せ付けられます。
ふふっと微笑まずにはいられない、ニンマリせずにはいられない。

ああ、また素敵な小説に会えました。
ありがとう　

マンマ・ミーア！

出演：メリル・ストリープ、他　(笑・・・たくさん居過ぎて)


　　　すべての人の心を至福で満たし、
　　　すべての人の人生を祝福する、
　　　最高にハッピーな映画


その通り、とても楽しく幸せになれる映画でした。　

こんな私は２度！観ました(笑)
笑ってやってください。
いやいや、誰もがきっと「また観たい」と思う作品です。

最初から最後までＡＢＢＡ！ＡＢＢＡ！ＡＢＢＡ！　
歌いまくって踊りまくって走りまくって、
キス！キス！キス！ハグ！ハグ！ハグ！の嵐！
疾風怒濤の２時間です　　


ここからはネタバレになりますよ　


私のツボは２つあってね。。。

一つはドナ（メリルさん）がトイレに隠れ込み、親友の二人に慰められるシーン。
もう一つは、娘ソフィアを花嫁に仕立てるシーン。

私が女性だからか、母だからか、娘だからか・・・参りました、降参です　
涙が溢れてしまい、どうしてここで泣く？と思いながら　

ビジュアル的には、ドナの昔のボーイフレンド３人が素敵なの～　
もう誰がパパでも私はＯＫ！って感じです。

ラストシーンでソフィを桟橋で見送るシーン、
このイケメン３人が図らずも・・・いえいえ、きっと演出の人が図ったに違いないんだけど・・・
真っ白のシャツを着てるんです。　
後ろ姿しか映りませんが、その背中が最高に良いのです。

家族愛、男女の愛、友情を余すところなく私たちに伝え、
温かな気持ちに包まれます。

皆さんも２度(笑)観てください。
後悔はさせません　

大人の恋

あっという間に２月になりました。
２月は私にとって、少し辛い思い出のある月ではありますが、
楽しいことを考え、前向きに暮らしていこうと張り切ります　

さてさて、ブログのお友達に何かと心配をお掛けしている昨今(笑)
・・・と言うか、勝手に盛り上げて下さってる優しいお友達のためにも。。。

ここで何か新しい展開を　
意味深なタイトルでしょ　

大団扇で扇がれ、木に登らされ、調子に乗りつつ、
このままおとなしくしとけばよいものを、
なぜだか新しい情報を提供したがる、サービス精神満載の私めでございます　

いよっ！とまぴー！
待ってました　


博多に行って参りました。



まずは、福岡三越で開催中の「平山郁夫展」を鑑賞しました。
以前、eriと一緒に奈良薬師寺を訪れた時、玄奘三蔵院大唐西域壁画を観ました。
その時もスケールの大きさに圧倒されました。

今回はシルクロードを中心とした作品展でした。
画伯を評するのもおこがましいのですが、
どの絵もとてもきれいな色使い　
きっと、画伯は明るくて陽気な方なのかもって勝手に想像してしまいました。　



今回の主たる動機のひとつが、コレ　

博多座で公開中の「ミス・サイゴン」です。

いやぁ～
予想を遥かに超え、とても良かったです。
私が鑑賞した日は、キム役がソニンちゃん、エンジニア役が橋本さとしさんでした。
当たり前かもしれないけど、お二人とも歌がお上手　
ソニンちゃんは見直したぞあっぱれって感じでした。　
彼女、熱演熱唱の末、ふらふらになってしまって、
隣の女性に支えられてのカーテンコールでした。



とまあ、チケットが２枚　
これ見よがしにアップされてるのが憎いでしょ　

これで少しは安心していただけたでしょうか(笑）


おそらく進歩も後退も無い、そんなお付き合いが続くお相手だと思っています。
時々お食事をしてウハウハ笑い、
きれいなものを見て一緒にウットリし、
今度はどこ連れこうか、なんて誘われたり。

しかし、私も伊達に歳を重ねたわけじゃない(笑)
恋愛は奇麗事じゃ済ませられない、ってこともちゃーんと知っています。

でも、奇麗事で済ませなきゃならない恋愛もある、ってことも同時に知っています。
なかなか大人の恋は辛く切ないものです。
生きてきただけ背負うものもある、逃れられないこともたくさんある。

ま、楽しくやります。
一度しかない人生だもの　
スキニーにブーツ合わせて、颯爽と町を歩くように