退院です

17日からの入院も、今日の退院をもって終わります。
親しくなった人たちとアドレス交換したり、
自宅よりここの方が暖かいのでシャワーも済ませました。

術後より尿意が戻りません。
ゼロではないのですが、以前のように「行きたい！」という感覚がないのです。
もうひとつは、左足の痺れです。
足の付け根からくるぶしに渡って、足の内側がぼわんと痺れています。
手術や麻酔全般からくる後遺症みたいなものかしら。
早く元に戻りたい！

いくつかの不安はあるけれど、
それでもこうして笑顔で退院できるのは幸せなことです。

次回の検診で病巣の結果がわかります。
きっと大丈夫！…と思う(笑)

毎日顔を見せてくれた家族に感謝です。
貴女たちのおかげでこんなに元気になれたよ、ありがとう！
これからも楽しく暮らそう！



最後のお昼ご飯
炊き込みご飯、小松菜のお浸し、春雨サラダ、揚げ出し豆腐、バナナ
毎日三食ご馳走さまでした。

順調です。

術後四日目からは自分でも気づかぬくらい、身体がスムーズに動き始めます。
朝、洗面所に向かう私を見た患者仲間さんは、
「姿勢も良くなったし、早く歩いてるね」とビックリされていました。
快復しようとする力に我ながら唖然としてしまいます。
私はまだまだ死ねない(笑)

看護師さんは皆さん明るくて、率直で。
病院それぞれのカラーはあるのでしょうけど、
この病棟の看護師さんは、無駄口もなく私語もなく、静かに職務を遂行されています。
看護師さんに助けられて、そして自らも看護師の道を選ぶ、という人が多いのも納得です。
私は…なれない(笑)
タフではない(笑)
そういったタフさは残念ながら持ち合わせていないのです。

主治医と担当医の先生がつきます。
担当医は女医さんで、毎朝（土日も）回診に来られます。
温かくて優しくて穏やかな人です。
こんな先生が将来開業されたら、きっと素敵な町のお医者さんになるのでしょうね。

三度のご飯のお話。
6時点灯、21時消灯の暮らしの中でも楽しみなのは食べること(笑)
7時30分、11時30分、17時30分に配膳があります。
なにせ身体も頭も使ってないのだから、お腹が空くはずがない！と思いきや、
これが食べられるんだなぁ(笑)
普通の食材、単純な調理…これが美味しいんだなぁ。
上膳据膳だからかしら(笑)



そして患者さん。
同病相憐れむ、とは上手く言ったものです。
まさにその言葉を身をもって実感しております。
経過の早い患者さんは、優しく励ましてくれる。
２週間も一緒にいれば（その間、三部屋代わりましたが）家族のようなもの。
しんどいときには涙目になって話を聞いてくれる。
退院が決まれば我がことのように喜び合う。
個室ではなく大部屋（４人）の良さでしょうか。
入院も初めてで、個室の方が楽なのかなぁと最初は思っていましたが、
人間の適応力って凄い！
遠慮しながら様子を伺いながらいるうちに、次第にバランスを取れ始めるのか、
人間関係も自然とスムーズに運びます。
私もこの年になってこうした技を習得できたことは嬉しいことです。
お互い元気になって、
ここじゃない別の明るい場所で再会したいものです。
その時は、お化粧した私に驚かないでね(笑)

「God Bless You」

作者は槙村さとるさん。
「愛のアランフェス」を描かれていますね。
繊細なタッチで出演人物は全員美形でスタイル抜群。

バレエを通じての恋愛作。
ああ、こんな出会いだったら…こんな経緯だったら…こんな結末だったら…
誰もが一度は望む、王道ものです。
夢と希望、愛と情熱がたくさんちりばめられている。
こんなに上手くいくわけないよね、なんて言わないで、
流れるような恋愛ストーリーにうっとり呑み込まれて下さい。

表題作もいいけど、同時収録されてる「うさぎ」
これもいい！
私はこっちが好きかも。

女子はこうした男たちに弱いのよね(笑)

入院中、病棟にあったのをお借りして読みました。
幾人もの患者さんを癒したことと思います。

術後の経過

24日
昨夜はガスで苦しみました。
出るものが出ないのは、苦しみ以外の何物でもない。
一晩、張ったお腹をかかえ、素人頭で考えました。
胃も腸も、度重なる浣腸と絶飲食のおかげで「枯渇」しているのではないかと。
にもかかわらず、前日の重湯を半分残したりジュースを飲まなかったり。
だから、食べ物が少量なのに対し胃腸が活発に動きすぎた結果、ガスの大量発生を生むことになったのでは。
だったら今朝からちゃんと食べよう。
三分粥、炒り豆腐、麩のお味噌汁、牛乳
さすがに三分粥はね、お米が少量どころか微量(笑)
スプーンで何度すくっても、３～５粒しかすくえないの。
金魚すくいみたいに諦めずに何度もすくっては口に運んだ。
すると、お腹が満足したのかガスも発生せず、幾分かは楽になりました。
食べることは臓器の動きにとって大切なことなんだね。
点滴も抗生剤含めて３本に。
歩行も少し身体が伸びるようになりました。
面会に来た娘らも、別人のようだ！と驚愕(笑)

元気になったのでしょう、食事に夢中です。
人間ってつくづく卑しい生き物だわ(笑)
メニュー表を見てはニヤニヤしています。
しかし！私はお粥、軟菜の術後特別メニュー。
こんなときにクリスマスイヴに特別メニューはないでしょ(笑)
常食はチキンレッグ、私はミンチと野菜のオムレツ。
フルーツタルトに対してクリームムース。
予約したクリスマスケーキもお預け。
家に届いているはず。
先生にケーキはダメですか？と尋ねたら、
常食になってからですかねぇ～だって！
ケーキ食べたい！
生クリームどっちゃりのったの。
カスタードクリームも恋しい。
アップルパイだって。

だが、不思議とビール飲みたいとは思わないんだな、これが。
まだ本調子じゃない！って証し？(笑)



25日
merry Christmas♪
世の中は色とりどりに華やいでるのね、きっと(笑)

今朝、看護師さんが私を一目見て
元気に快復されてる、と安心しました、と言われました。
嬉しい言葉でした。
血液検査の数値も異常なしとのこと。

院内歩行もできます。
ゴミも捨てに行きました。
漫画も借りました、漫画なんて久し振り。
点滴も一本に。
これで点滴終了、晴れて自由の身に！
シャワー浴はまだです。
明日できるといいな。
シャンプーの許可は出ました。
午後から看護師さんに洗ってもらいました。
気持ち良かった♪
ベトベトして束になってた髪が、一本一本さらさらになった。

そうそう、術後は動けないから顔拭き用のおしぼりをもらいます。
二日目までは汚れがおしぼりに付かなかった。
それが三日目から汚れがつくの。
肌色の汚れが。
何処にも出掛けてないのに。
生きてるんだと思った。
ちゃんと新陳代謝してるんだな、私のからだ。
頑張れ！
頑張ってるぞ！
しかし、無理するな！

手術終わりました

21日
朝から絶飲食、浣腸や術前処置が終わり、8時30分筋肉注射のためストレッチャーに横になる。
肩に注射された後、意識が少し朦朧となる。
後に聞けば、あれやこれや喋り続けていたらしい。
そのまま手術室に移動。
硬膜外ブロック注射（神経ブロック）されながら、
「ちょっと注射入りますよぉ、大丈夫ですかぁ」と、問われ、
「大丈夫…でもズドーンと何か入ってるね」
さっきから聞こえるのは槙原さんの歌声。
「あ、私、槙原くん好き♪」

♪どんなときも どんなときも…

そこまでは覚えてる。
次に気づいたのは
「とまぴーさーん、とまぴーさーん」の呼び声と、
気管にいれられていたチューブが抜かれる気持ち悪さ。
「終わりましたよ、お部屋に戻りましょうね」
頷くのが精一杯。
12時45分に出てきました。

術後3時間酸素吸入。
尿道留置カテーテル留置中。
硬膜外チューブ留置中。
ふくらはぎには血栓予防のポンプ装着。
このポンプね、音はうるさいけど優れものでね、
足首から膝裏まで揉み上げてくれるのよ。
そんなこんなで身動きなりません。
しかし、酸素吸入が終わると同時に「寝返りましょう」ですって！
いやいやいやいや、無理でしょ(笑)
お腹は痛いし、尿道カテーテルはめちゃ違和感あるし、ポンプは重いし。
でも早期離床を目指して、よいしょ！よいしょ！と右に90度。

健康な時には気づかない、腹筋の大切さ！ありがたさ！
喋ることも飲み込むことも、笑うこともあくびだって咳だって、
全部が全部、お腹に響くのよ。

その日も絶飲食。
夜に発熱39度、
硬膜外チューブをしているにも関わらず、死ぬんじゃないかとおもうほどの腹痛。
座薬をしてもらって一息。
尿道カテーテルも落ち着かない。



22日
絶飲食
しかし、何も欲しくない。
持続点滴のお陰でしょうか、身体は満たされているのでしょうね。
尿道カテーテルにも違和感がなくなりました。
身体を拭いてもらいます。
熱いタオルが気持ちいい。
午後からはベッドギャッジアップ座位の練習！
無理！無理無理！
でも、明日からは尿道カテーテルも外してトイレに行くんだとかで、
ベッドを上げる。
ここでも腹筋の大切さを実感！

やはりお腹も痛い、数時間おきに座薬をもらっています。

23日
主治医の許可もあり、お水を飲む。
お昼から重湯開始。
重湯200グラムは飲めなかったな。
お澄ましは鰹だしがきいて美味しかったよ。
ミルクポタージュも甘くて良かった。

背中の硬膜外チューブを外す。
それだけ痛みが弛くなってるってことよね。
でも、やっぱりお腹が痛いよ。
縫ってるところより、内臓ね、臓器の痛みね。
臓器を切除してるんだもの、痛くないはずはない。

尿道カテーテルも外す。
点滴テーブルを押しながら初めての歩行。
足取りは良いけれど、お腹が痛くて重い。
ガスの出が悪くてお腹が張る。
ベッドに横になることも難しい。
今日も腹筋のありがたさに脱帽。
私の身体なのに、どう扱っていいのかわからなくなる。
夜も座薬をしてもらう。
いつまで続くのかと悲観的にもなる。
しかし、大丈夫！
少しずつだけど前進してます。

欲深な私のことだから大丈夫♪

17日から入院しています。
先月中旬に身体の中に悪いものが見つかりました。
それを退治するために明日手術です。



美味しいもの食べたい、作りたい。
キレイなものを見たい。
あの人とも、この人とも語りたい、笑い合いたい。
本を読んだり映画を観たり、舞台だって楽しまなきゃ。
訪れたい所、たくさんあるよ。
やりたいこと山ほどある。
まだまだ生きなきゃならん。

こんなに欲深いのだから(笑)きっと元気になる！

これからも明るく楽しく豊かに生きるために、
ちょっとドキドキだけど頑張ってきますね♪

宮崎に行きました。

夫が生きていたら今年還暦を迎えます。
生前仲良くしていただいていた還暦を迎える彼の友人達が、一緒に還暦祝いをしましょう、と誘ってくださいました。
東九州自動車道も全線とは言わないまでも開通したので、
息子と娘と三人で宮崎へ。



行ったのは11月下旬の土日。
お天気も晴天ではないものの、雨も降らず、それなりの観光日和でした。



暖かいのよ、信じられないくらい。



極楽鳥花が普通に咲いている(笑)
沖縄ほど湿度もないし。
コート着ているのは私たちだけ(笑)
そして西に位置しているのね、日の入りが遅いのにびっくり！



青島海岸
波に浸食された岩が連なる「鬼の洗濯岩」
奇岩ゆえに見惚れてしまう。
引き潮でちょうどよかった。



鵜戸神宮





洞窟の中に鎮座されています。



霊石亀石（れいせきかめいし・桝形岩）というのが海中にあります。
この亀石の背中に桝形の窪みがあり、この窪みに男性は左手、女性は右手で「運玉」を投げ入れ、
見事入ると願いが叶うといわれているそうな。
しめ縄で囲まれているところです。
さっそく私も運試し！画像はmayuだけど。
見事入ったのですよ。
さてさて私の願い事は何でしょ？



青島神社

海に浮かぶようにある青島。
縁結びの神様と知られている青島神社に辿り着くまでも、
島の周囲にある鬼の洗濯岩を眺めながら楽しめます。

とても良いところでした。
食べ物もおいしく、きれいな町でした。
地鶏のコースも食べたよ。
夜はマジックを披露するスナックに連れて行ってもらい、
摩訶不思議な体験をしましたし、
〆に食べた釜揚げうどんの美味しかったこと！

楽しかったです♪