今回の台風は、当初はこちらにやって来る勢いでしたが、
日が経つにつれ進路を変えて直撃は免れました。
しかし、風の強さは尋常ではなかったです。
台風が来るのなら外出は無理だと判断し、
前日に図書館で本を借り、DVDもレンタルして万全の(何の?)体制で待ち構えること、準備万端。
「清洲会議」
折しもNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」と時を同じくしたとき。
「敵は本能寺にあり」から始まります。
娯楽映画ですね、ただ面白い。
余談ですが「軍師官兵衛」は、かなりの面白さです。
毎週日曜日が楽しみです。
「そして父になる」
取り敢えず、福山雅治さんの一人勝ちですね、アッパレです。
カッコよさが嫌みなくらい(笑)
だからか、逆にリリーフランキーさんが映えるんだな。
産みの親と育ての親、DNAか情愛か。
福山さんがもっと父だったら、この映画は別の方向に向かったでしょうね。
今になって父になるのは虫がよすぎるぜ、まったく。
「舞妓はーん」
なんだろね、私はヲサダも堤さんも好きだから、それだけで楽しめたけど。
これもテンポのよいドタバタでした。
小説の部・・・
「漁師の愛人」森絵都
プリン三部作は幼さや若さの勢いがぐんぐん読み手に迫ってくる。
このくらいのストイックさは、若者なら持ち合わせていると思う。
「あの日以降」は東北大震災を絡ませた作品。
女同志でハウスシェアすることから始まる物語。
友情もほどほどの距離感がある方が長続きするんだね。
「漁師の愛人」は妻子持ちとの恋愛の末、漁師町へ移住した紗枝。
二号丸と周囲から呼ばれ、なかなか町に馴染めない。
妻子持ちの男は嫌な男だと思った。
女々しさと狡さとしたたかさをない交ぜにしながら正妻と愛人の間を泳ぐ。
はっきりせーや!と唸ってしまった。
「さくら色 オカンの嫁入り」咲乃月音
これは秀作ですね。
いきなり大阪弁から入りますので、慣れるまで数ページ必要です。
登場人物すべてがいい人なんです。
男であれ、女であれ、惚れてしまう。
心が温かくなる。
涙溢れる話です。
いやぁ、こんなにたくさん見たり読んだりしたもんだから、
翌日は頭ん中、カーニバル♪お祭り状態(笑)
何かを考えようとしても、雑念が次から次へと頭に渦巻く。
思考の収集ができない。
リセットリセット!
真っ白にして柔らかくして、静かに思おう、考えよう。