伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

クマガイソウとマルハナバチ 

2024-04-30 01:59:00 | (仮)佐倉西部自然公園
畔田谷津の生命を見守る会 坂本さんから、クマガイソウとマルハナバチのベストショットをいただきました。

自然観察会で紹介されたクマガイソウとマルハナバチの話。

今年、佐倉里山自然公園に隣接している私有地で坂本さん達が保全活動しているクマガイソウの群落は448株にまで増えました。
これも地道に竹を間引きし、クマガイソウにとって良い環境を作った10年間の成果です。
公開することで、荒らされるのではないか、と心配していましたが、皆さんマナーが良いようです。

どちらにしても、地中の菌糸との共生で地中のランナーの先で次の年に株立ちするそうですので、
掘り返して持って行っても咲かせることは無理でしょう。

クマガイソウは蜜を分泌せず、蜂をだましてあの袋の中におびき寄せるそうなのです。

4月18日のクマガイソウ観察会で、クマガイソウの唇弁の下の穴から花の中に潜り込むハチを見つけ、
待ち構えて撮ったベストショット。
花が小刻みに震えていたので、中でハチが動き回っているのが分かったそうです。

ハチは下の穴を押し広げて中に入れても、出口が閉じているので、袋の中に閉じ込められてしまうそうです。
上部にある隙間から這い出すときに、花粉塊を背中につける、というのがクマガイソウの戦略。

窮屈そうにもがきながら、弁唇の上をおおっている側弁に脚をかけて懸垂する形で体が引き出せると、
背中に花粉塊が付く仕組みだそうです。

苦労しながらやっと脱出できたのに、あきらめきれずにウロウロと蜜があるはずと執念深く探しているように見えた、
というマルハナバチいじらしさ。

背中につけた花粉塊を次の花に持って潜り込めば、受粉は成功するのでしょう。

こんなに苦労して受粉しても、ほとんどの種子はランミモグリバエに食害されて1%しか残らないそうです。

一つの鞘に埃のようなサイズの種が風に乗って散らばって、地中のある種の菌類の菌糸に共生してやっと発芽できる、
奇跡のような自然界のメカニズムです。

やっと脱出成功!!


背中に白い塊が。この後もウロウロと、どこかに蜜があるはずとあきらめきれない様子だったとか。


観察会で解説する坂本さん。


竹林の木漏れ日がちょうどいい具合に計算して。


キンランも花盛りでした。これも土中の菌糸との共生です。





クマガイソウは花盛り

2024-04-21 12:38:48 | (仮)佐倉西部自然公園
昨日は月一度の佐倉里山自然観察会でした。
クマガイソウが満開との事で、いそいそと参加。

今年のクマガイソウは昨年より7日遅く4月14日に開花しました。

畔田谷津の生命を見守る会 坂本さん達の竹林の保全活動で10年前に出現したクマガイソウ。
今年はだいたい450株とか。昨年よりも90株も増えたとの事です。
ボランティアの方たちが説明に対応しています。





この場所は、佐倉里山自然公園につながっていますが、私有地です。
竹の葉を透かした木漏れ日がちょうどいい具合になるように、寿命の竹と若竹を交代させます。
ところが、心無い人が勝手にタケノコを持っていくとか。

野生ラン(クマガイソウも)は土中の菌糸を栄養に成長できるので、掘り返して持って行っても、
同じ環境を作り出せなければ、消えてしまいます。
また、地下茎が伸びた先に次の年の株が立ち上がって花が咲くとのこと。
前年の株は消えてしまいます。
その繁殖力が小さいので、絶滅危惧種になっています。

坂本さんのアルバムからお借りしました。
2024年4月15日 446株を数えて、昨年よりも89株増えたと。
今回は、クマガイソウの花に潜って花粉団子をつけて出てくるマルハナバチのベストショットも撮られました。









久しぶりの(仮)佐倉西部自然公園にて 

2024-02-17 23:26:23 | (仮)佐倉西部自然公園
今日は久しぶりに佐倉西部自然公園のミニ観察会に。
主催者の坂本さんの観察会は186回を数える。
月1回なので15・5年になる。
荒れ果てた谷津田が市民の力で、もちろん市も、
そして市議1期目の私も議会で都市公園ではなく里山を復活して、
猛禽類のサシバが営巣出来る公園にと、頑張ったのです。ホント。

ここは一番大きな畔田谷津。


アカガエルの産卵のため、実験田には冬でも水をはっています。



さて、今日は、ニホンアカガエルの卵塊の確認が目的です。
ありました。



アカガエルは冬眠から誰よりも早く覚めて、産卵して、また冬眠に戻るのです。
天敵が出てくる前に子孫を残すため。
若い個体の卵塊は成熟した個体よりも小さいとか。
卵塊は水の中に産み落とされると、水を吸って大きくなるとか、自然同好会のメンバーのレクチャーを受けながら、フムフム、なるほどねー、と。

竹林も整備して、きれいになっていました。






住宅地から直ぐの所に、こんな自然が残っている佐倉市って、素晴らしい。
場所は佐倉西高、東邦佐倉病院の裏手です。

ヤマ繭もありました。

(仮)佐倉西部自然公園で赤ガエルの卵塊発見

2013-02-17 20:20:51 | (仮)佐倉西部自然公園
昨日は風の強い一日だったが、定例の(仮)西部自然公園ミニ観察会に参加。
日差しは春のようなのに、無情の北風が吹いている。
しかし谷津の中に入ると風も防いでくれる。
久しぶりだったので、竹林がきれいに整備されていた。



暖かな畔田谷津の自然観察池にはニホンアカガエルの卵塊が3つ。



日陰の池にはなし。水温で親カエルは決めるのだろう。



ヒヨドリがヤブ椿で花びらを食べていたようだし、上空にはオオタカらしき猛禽類も飛んでいた。
モズもペアでいた。
カップリングの季節です。
風が強いため、小鳥たちは畔田沢の対岸のヨシワラの中あたりにいるらしい。

以前に坂本さんからいただいたヒヨドリ 


  
  センダンの実をホバリングしてもぎ取る 佐倉城址公園にて



  カリフラワーの葉を100羽上の集団で啄ばんでいる場面、木更津市の河川敷畑にて
  ブロッコリー、キャベツ、ホウレンソウなどにも害を及ぼす



  ヒヨドリ同士の戦い どちらかが死ぬのではないかと思える程激しいものでした サンセットヒルズにて

きれいなウソも



  首の周りがピンクのきれいな鳥で、亀戸天神のウソ替え神事は有名です。
  県内で見られるのチャンスは多くありませんが、今年の冬は例年に無く多く渡来したらしく各地で観察されています。

佐倉市に大学誘致ですか。 どこに?

2012-09-17 13:48:44 | (仮)佐倉西部自然公園
市議会初日、最大会派から順天堂大学の誘致をぜひ進めてほしいという直接的な質問があった。

答弁は
順天堂大学の現在の校舎が老朽化したため、拡張計画の用地買収を進めていて、キャンパスの一部を佐倉市内に移すことも考えていて、市長と順大学長とも面談したが、大学からは明確な意思表示がまだない、そうだ。

順天堂大学が佐倉市に来るなら、財政支援はしないが、協力はできるだけしたいが、
大学誘致のために、土地の無償提供などはできません。
企業誘致とちがって税収UPという財政効果もない。
病院だったらともかく、キャンパス誘致は直接的なメリットない、とまで言っている。

この大学誘致話は降ってわいた訳ではなく、特定会派にはある企業から説明があったそうだ。

そして、あろうことか(仮)西部自然公園内に一部校舎とグラウンドを持ってくるという青写真までかってに引いていた。

この(仮)佐倉西部自然公園用地は大林組から3億6500万円という金額で耕作放棄地を買ったものだ。
長年塩漬け状態だったので、貴重な生態系が残されてサンクチュアリーとなっていた。
21世紀にふさわしい里山自然公園にしようと、市民・学識・行政が入った会議で、理念から作り上げたものだ。
今では胸を張ってアピールできる佐倉市の貴重な里山の形態が戻ってきて、サシバを生態系の頂点として、ほかにも絶滅危惧種が確認されている。



これがサシバ (以前に載せた写真はノスリですよ~。とご指摘いただきました)
以前はサシバの議会質問をすると、「サシバだかイレバだか知らないが」などとヤジが飛んだこともありましたねぇ。



谷津の秋の光景。きのこが歩道にしいた竹チップを分解しています。自然の営み

今議会の私の質問では、「理念に基づいた21世紀にふさわしい里山公園を佐倉市のまちづくりに生かすには」として市長の政治姿勢を聞いた。

伊藤とし子の議会質問から*****************

この73.8haにおよぶ公園用地の整備基本計画は2009年3月地元代表者、公募市民と学識経験者、そして都市部と経済環境部部長が入り、手弁当で1年半に及ぶ協議の時間をかけ、理念から作り上げたものです。
市長も「この公園区域が佐倉市の昔の原風景である里山景観を奇跡的に残している場所であり、貴重な環境資源を次世代に引き継ぐとともに心身の安らぎを提供できるような公園を創り出していきたい」と合同会議第一回目にあいさつされています。
自然と共生する地域づくりとして、佐倉市をアピールする格好の資源です。
野田市では「コウノトリ・トキの舞う首都圏へ」をテーマに生物多様性の重要性とまちづくりをアピールしています。
白井市、印西市でも市民の里山保全活動が盛んで、市と協力しながら活動を広げています。
まちづくりの柱として生物多様性を打ち出していくことは重要です。
まちづくりに生かすための取り組みを、どのように考えていますか。
市長のご見解を伺います。

答弁
合同会議はまちづくりの参加の場である。
基本理念で里山を復元し市民の交流の場所、観光の場所として、地元の方々と交流し、合わせて避難場所としての全体計画を作成していく。
より多くの方々と公園を中心としたまちづくりに努めていく。


再質問
午前中の質問で、大学誘致の話が出ています。そのグランドと一部校舎の建設候補地として、この公園用地が取りざたされていると聞いています。
もしそれが現実ならば大変問題です。
市長のご見解を伺います。

市長答弁
そのような話は、私は聞いていない。
*******************************



畔田谷津のキツネのカミソリ。

質問の通告の段階では、だれがどんな質問をするかわからない。

ふたを開けたらさくら会との議会質問とピッタリ重なったのだが、市長の答弁を聞きたくてこの質問をしたわけだ。

市の一番重要な計画「第4次佐倉市総合計画」にも、この(仮)佐倉西部自然公園はきちんと事業として位置づけされている。
公園用地として多額の税金を投入した公共用地を、かってに大学に使わせろなんて話がまかり通ったなら、佐倉市は無法地帯だ。

かつて、佐倉市は「志津霊園問題」という全国的に有名になった不祥事がある。
霊園の中に都市計画道路を通そうとして、議会をないがしろにして公金支出を行い、多額の金が墓石屋と霊園の協力会のメンバーに流れて、発覚し、住民監査請求、民事訴訟、刑事訴訟にまで発展した。

つい何年か前も「噂の東京~」から10年後のあの事件として取材も受けた。

まだ全面決着はついていないし、最後は「道路用地内の墓石の収用だ」とまでこじれている。

第二の志津霊園にならないように、この公園用地を見守っていかなければならない。

そうそう、この公園の上流部には、志津霊園問題の代替地墓地がちょうど出来上がっていた。


5月の畔田谷津

2012-05-08 08:57:41 | (仮)佐倉西部自然公園
畔田谷津の生命を見守る会 坂本文雄さんより投稿写真をいただいた。

   今シーズン6回目のウグイス調査で公園予定地を歩きましたので、季節の写真を送ります。



   イカリソウ 花の形が錨に似ている。花粉の媒介はどうするのか、不思議な花です。



   コブシ 今年は花付きが極端に悪かったけれど、青葉は異常なく茂っています。



   ジシバリ 地面を這う細い茎の節から根を出すので、地面を糸で縫いつけたようです。
   その様子から地縛りと言われます。
   花はタンポポに似た黄色です。



   マムシグサ 先月紹介したウラシマソウに似ていますが、釣り糸の様なものは有りません。
   花の形は蛇の鎌首にも似ていますし、茎の模様もマムシを連想させます。

新緑の畔田谷津は気候もよく、ウグイスの声も聞こえ、とても気持ちがいい。
(仮)佐倉西部自然公園予定地内には、貴重な里山の生態を残している。
住宅地の間近に広がるこの公園予定地は、佐倉の財産。
大切に守っていかなければならない。


畔田新聞4月号から

2012-04-23 00:23:07 | (仮)佐倉西部自然公園
畔田谷津の生命を考える会 坂本さんの畔田新聞から

4月21日のミニ観察会の様子を畔田新聞として、すぐにメーリングリストで報告いただいている。

国の緊急雇用対策事業の補助金事業で下草刈りが精力的に行われているが、その影響として、ウグイスの営巣が少なくなっていることにつながっていると以前に書いた。
ウグイスにとっては災難だったけれど、またちがった命の営みがある。

以下 了承を得て転載します。***************

4月の定例ミニ観察会から

21日は朝方の風は少し冷たかったものの、雨の心配のない週末は久しぶりでもあり、花の期待のあって35名の参加がありました。
今回は少し遠くまで歩きましたので、時間の関係で途中にあった何種類かの花は横目で見ながらパスせざるを得ませんでした。



山桜が満開の斜面林を見ていると、サシバ(鷹の一種)がいました。
更にもう一羽が飛来して交尾のシーンも見られ、幸運でした。

ガンバレ!!樹木の赤ちゃん

(仮称)佐倉西部自然公園予定地では斜面林の灌木と篠竹が徹底的に刈り払われ、地面が剥き出しになってしまいました。
草が生えるまで、痛ましい姿を晒しますが、この時を待っていたのは樹木の種子です。
一斉に芽吹いて苗床の様相を呈していました。
昨年の秋に実った種ばかりでなく、土の中で何年も待機していた種子も芽生えた可能性があります。
しかし、これから厳しい生存競争が始まるのです。
幸運と生命力に恵まれたものだけが生き残り、次世代に命を繋ぎます。
ガンバレ!ガンバレ!樹木の赤ちゃん。
尚、千葉市の県立中央博物館では芽生えをテーマにした企画展が開催されています。
会期は5月27日までです。



  エノキ



  ミツバアケビ

畔田の春 今年のウグイスはますます少なくなって

2012-04-20 01:54:00 | (仮)佐倉西部自然公園
畔田谷津の生命を見守る会 坂本文雄さんより



    ヘビイチゴ  
    土手に張り付くように咲いていました。
    蜂以外に蟻も花粉を媒介しているらしい。



    ウラシマソウ
    花から出ている鞭状のものを浦島太郎の釣り糸に見立てた名前。
    この時期は里山で目立ちます。



    ウグイス
    ヘリポート近くに僅かに残った藪で囀っていました。
    公園計画地の中では4年間で1/4になりました。
    写真の鳥はウグイス色はしていませんが、間違いではありません。


~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

はい。ウグイス色をしている鳥はメジロというのは分かるようになりました。

ウグイスの生息調査を毎年行っている坂本さんは、畔田谷津で営巣するウグイスが年々少なくなっていることを危惧している。
佐倉市は国の臨時雇用対策事業の補助金を受けて、(仮)佐倉西部自然公園の草刈りなどの整備を行っている。
きれいに整備されたけれど、ウグイスの営巣できる場所がすっかりなくなってしまった。
ただ刈りとればいいわけではなく、藪や萱など残して、小動物や鳥たちが逃げ込んだり営巣できる場所を作りながら整備する方法もあるのではないか、と提案したのだが、理解を得るのはなかなか難しいものです。

ウラシマソウはロマンティックな名前だが、それに似たものでマムシ草というのもある。
茎がマムシのうろこのようで苞もマムシの頭のようで、似て非なるものだけど、たぶん同じ分類なのでしょうか。

佐倉に来て初めてお目にかかったウラシマソウだけど、結構無造作に生えていると、ありがたみが少なくなる。
反省。




議会質問より (仮)佐倉西部自然公園は「私たちが作る21世紀の里山自然公園」

2011-12-17 21:54:06 | (仮)佐倉西部自然公園

畔田谷津のいのちを見守る会 坂本さんより
       アオサギ 畔田谷津にて 12/16
       やっとドジョウを捕まえたが、上空にはオオタカが舞っている。
       油断は禁物、警戒は怠りなく
(仮)佐倉西部自然公園には自然の営みが息づいている、佐倉市の財産です。
「私たちが作る21世紀の里山自然公園とは?」と理念づくりから始まった公園計画作り。
私が議員になった当初からの取り組みで、思い入れのあるテーマです。

散策マップ(案)下志津Aゾーン
散策マップ(案)畔田Cゾーン

今議会での(仮)佐倉西部自然公園についての質問です。

1項目目、理念を生かした公園詳細計画を策定するにあたって、懸念される問題点についてです。
平成21年3月西部自然公園整備検討会が1年半かけて、人と自然とのよりよいバランスが確保され、共生できる暮らしを目指さなければならないという考えから、「私たちが作る21世紀の里山自然公園」を基本理念とした基本計画を作りました。
里山谷津の景観を保全・再生する、多様な生き物を保全する、ふるさとの歴史や文化を次世代に伝える、ふるさとを市民とともにつくり上げるなど理念を実現させるための6つの目標が掲げられています。
平成22年8月第1回ふるさと会・里山会合同会議が開催され、先日11月27日には第6回を数えました。
8月21日5回目から東邦大学医療センター、県立佐倉西高そしてこの公園予定地をフィールドに活動している5つの市民団体が正式にメンバーとして加わりました。
公園整備を行っていく上で理念がきちんと守られているか検討する合同会議を早く立ち上げる必要があると、私も議会質問でたびたび取り上げてきましたが、やっと実現して、これからの会議に期待します。

1点目、現在示されている計画図はどこまで決まっているのかという点です。
下志津側のAゾーン、畔田側のCゾーンの計画図(イメージ図)が作られています。これにBDゾーンの計画図をはめ込み、全体として理念にかなったものなのか、検証していくべきと考えます。
合同会議でも、サシバの生息にはBDゾーンだけではなく公園全体が生息域であること、サシバを頂点とした自然公園をコンセプトにするなら、ACゾーンとのすり合わせが必要と発言がありました。
また調査報告によるとウグイスの数が年々減少しており、整備事業で藪を残す方法がウグイスの営巣には必要と提言がありました。
公園整備計画はワークショップのみためし事業同様、検証しながら進めていくのがふさわしいのかもしれません。
ご見解を伺います。


答、全体のイメージ図が出来上がったのち、すり合わせ調整を合同会議等で行って公園計画を策定していく。

2点目、実施計画策定について、予算を含めた今後の進め方を伺います。

答、毎年の境界確定を現在行っている。今後全体の計画図を作成するので、総事業費はまだ算出出来ていない。
緊急雇用創出事業は今年度で終わる。
市民団体や企業の社会的協力を得ながら基本理念基づいた事業を行っていきたい。

答、合同会議の中で十分協議をしながら進めていきたい。

ACゾーンのイメージ図の見直しも行っていくことを確認したい。

答、地元の方々の意見も尊重していかなければならない。

地権者の方々の意見を尊重することは重々承知しているが、高額な税金と投入した公園であるから、理念に合わせた公園計画になることを見守っていきたい。

3点目、地元と地権者への説明についてです。
合同会議の席でも具体的な賃借料、固定資産税の減免措置、相続税の問題等が質問に出ています。
今後どのように進めていきますか。


答、公園は民有地が4割を占めている。
固定資産税の免除を受け、無償借地などを考えている。
相続税に関しては税務署等と協議していきたい。
説明に関しては、公園計画の整備や固定資産税についてのQ&Aの冊子を製作中なので、回覧していきたい。
計画進捗状況を地権者、地元の方々へ情報提供していく。

2項目目、市民参加の仕組み作りについてです。
合同会議の中でも、市民カレッジで里山保全講座を行い、参加者を公園事業に参加してもらう、市民の農業体験の場とする、動植物のモニタリング調査を行う、などいろいろなアイディアが出されました。
すそ野を広げる活動を市民とともに創り上げる取り組みについて、ご見解を伺います。


答、公園の維持管理を含め、地元の方々や市民グループの方々に協力してもらい実施している。
高校の道徳事業の一環として整備、管理をボランティアとして参加してもらう予定している。
卒業後も何らかの形で関わりあいを持ってもらうシステムづくりをめざす。
より多くの市民参加目指しHPや広報誌で啓発に努めてまいりたい。

魅力ある公園であることは広く知られるようになってきたので、ボランティア講習や里山を歩く会などの取り組みを拡げていって欲しい。


11/19は畔田谷津の命を見守る会主催 ミニ観察会

2011-11-11 11:01:43 | (仮)佐倉西部自然公園

   坂本さんより(畔田谷津の生命を見守る会)
     ムラサキシキブ
     悠悠大学のバードウィッチングを11月6日に予定しているので、コースの下見をしたら、見事に色づいていました。
     メジロなどの小鳥の好物です。

10/26にいただいていた写真だったのに、すっかり遅くなってしまいました。
自宅の庭にあると、あまりありがたみを感じなくなるけど(あまりに力強くて)、野に置いてぴったりの植物ですね。



     チカラシバ
     水田の畦に生える、ありふれた雑草ですが、朝露が輝いていると見直します。
     根張りが強くて引き抜くのに力が要るから力芝と教わりました。

坂本さん主催のミニ観察会が11/19行われます。
毎月第3土曜日の9時~11時まで(雨でも雪でも)

3年ほど前、会が始まったばかりの雪の降り出した日、「こんな寒い日は中止でしょ」と勝手に考えていたら、
「誰も集まらなかったから1人で歩いた」と言っていました。
「雨の日は雨の日の、雪の日は雪の日の自然の顔がある」そうです。

県立佐倉西高校裏の(仮)佐倉西部自然公園の車退避場からスタートします。
参加者はどなたもOK。予約なし。
参加費100円
鳥の事、植物の事など自然観察員の方が参加して、お話ししながら一緒に歩きます。

今は毎回30人ほどの方が参加するほどに定着しました。
これはやはり坂本さんのこの会の緩やかな感じがいいからかな、とファンのひとりとして思います。

佐倉市内だけでなく、四街道市からの参加者も多いですし、千葉市からもと広がっています。