伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

【拡散歓迎】2012 1/14,15「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」

2011-12-30 09:21:48 | 原発問題
2012年第一弾、脱原発にむけてのアクションです。
下記概要が出ました。
横浜に参集しましょう。

世界とつながり、未来をつくる「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」

 「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」(2012年1月14~15日、パシフィコ横浜)は、福島の現実をみつめ、原子力からの脱却を世界に発信する国際市民会議です。世界の叡智を集めつつ、新しいアクションを生み出すことをめざします。
20カ国50名以上の専門家や実践家が来日します。
来日ゲストは、会議前日に福島視察を行います。

 開会イベントでは、飯田哲也・環境エネルギー政策研究所所長、佐藤栄佐久・前福島県知事、レベッカ・ハルムス欧州議員(ドイツ)らが講演するほか、日本が原発を輸出しようとしているヨルダンの国会議員も発言します。

 計10のセッションでは、原発や自然エネルギーに関する主要な論点を取り上
げ、行動を提言します。
 まず東電福島第一原発事故を検証し、原子力の問題点を洗い出し、脱原発を決めたドイツの先例に学びます。
そしてデンマークやカナダでの自然エネルギーの実践例に学び、日本でのエネルギー政策転換を議論します。
また、チェルノブイリ事故や太平洋核実験などの先例に学びつつ、福島における被ばく最小化を提言し、放射能から子どもを守る全国の連携を模索します。
さらに原発と核兵器のつながりに着目し、南アジアや中東からの報告を聞き、日中韓など東アジアの脱原発を考えます。
海外ゲストと日本の参加者が交流する場も設けます。
 また「首長会議」と題する特別セッションを開催し、市長らが原発に頼らない地域づくりを論じます。

 アーティストのプログラムとして、加藤登紀子、SUGIZO、手塚真の各氏らがトーク・ライブをするほか、佐藤タイジ、松田美由紀、寿、制服向上委員会、藤波心の各氏らがアーティスト・ラウンジに出演します。
シアターや世界の核を追ってきた写真家による展示、「脱原発ポスター展」もあります。

 参加型の企画として、福島の人たちや避難中の人が集う「ふくしまの部屋」が設けられます。
福島からはバス数台で親子らが参加します。
子ども向けプログラムでは、子どもたちが自ら放射能やエネルギーについて考える企画を行います。
もちろん託児所もあります。

 約100の「もちこみ企画」が行われ、内容は、自然エネルギーによる被災地支援、原発に頼らない地域づくり、学生会議、原発労働者問題など多彩です。
オーストラリアやスウェーデンなど海外からの企画もあります。
会議はインターネットで国内外に中継されます。

 終了時には脱原発世界宣言と行動提案が発表されます。
閉会イベントでは、成果を今後に生かすことに焦点を当て、上野千鶴子、山本太郎、宮台真司の各氏らが登壇します。
2日間の交流の中から新しい行動ネットワークが生まれることが期待されます。

(詳細はhttp://npfree.jp


- - 転送歓迎- -
■「さあ、あなたも世界会議へ」
福島から会場(パシフィコ横浜)までの無料・夜行バス(往復)を運行します!

「脱原発世界会議」では、より多くの福島の方の生の声を日本、世界に広めたいという意向から【福島~会場(パシフィコ横浜)間】の往復バス(大型バス1台)を運行することになりました!

【スケジュール】
 13日(金)22時頃 南相馬市「道の駅」 集合・出発
  24時頃 福島駅前 集合・出発
 14日(土)朝6時頃 横浜市内到着
      午後 「脱原発世界会議」1日目
 15日(日)終日 「脱原発世界会議」2日目
      深夜24時頃 横浜市内を出発
 16日(月)早朝5:30分頃 福島駅前にてバス下車
    7:30分頃 南相馬市「道の駅」にてバス下車

【乗車条件】
・福島県内在住の方
・「脱原発世界会議」に両日参加される方
 (乗車の際にチケットを確認させていただきます。ご自身で事前にご購入ください。)

【お申し込み方法】
ご利用希望の方は、1月6日(金)12:00までに下記の事項を「ふくしまバス」担当の大阿久までご連絡ください。
 ①氏名
 ②住所
 ③連絡先(携帯電話番号もご記入ください)
 ④利用人数(4名まで)
 ⑤ご利用される方全員の氏名
 ⑥乗車希望場所(南相馬「道の駅」 または 福島駅前)

【注意事項】
・応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。
・詳細のスケジュールは乗車が決まった方に追ってお知らせいたします。

【連絡先】
 脱原発世界会議事務局 
 FAX:03-3363-7562 Eメール event@npfree.jp
 担当:大阿久裕子
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[以下は転送禁止、予定をお入れ下さい]

■当日ボランティアスタッフ説明会
1月8日 18:30頃~
当日ボランティアとして参加してもらえる方向けの説明会および簡単な交流会を行います。

場所はピースボートにて

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【みどりの未来】
http://www.greens.gr.jp/
【自治体議員政策情報センター】
http://www.greens.gr.jp/jouhou/

野田首相 民主党にはがっかりだ!!

2011-12-29 17:55:41 | 政治

       畔田谷津のいのちを見守る会 坂本文雄さんより
         メジロもツルマサキの実を食べに来ていました。

一年の締めくくりが野田民主党政権への批判に終わるとは、原発事故問題とともに政治不信で日本の行く末が思いやられる。

12月28日の東京新聞「筆洗」より
 政権交代から3人目となる野田佳彦首相の就任後、ろくな議論もないままに、政策転換が既成事実化される感がますます強まったように思える。
「コンクリートから人へ」のスローガンの下、マニュフェストにも「中止」とはっきり書いた八ッ場ダムは、旧建設省出身の前田武志大臣が建設再開を決めた。
マニフェストになかった消費税増税も、あたかも既定路線のように党内議論が進む。
なし崩しの典型が、武器輸出三原則の緩和。
自民党政権ですら踏み込まなかった「しばり」を取り払ってしまい、平和国家の看板を一つ捨てた。
 年末まで精力的な外交日程をこなす野田首相はインドへ旅立った。
インドの独立の父ガンジーの慰霊碑には、彼が心に秘めた七つの「社会的な罪」が刻まれている。
労働なき富、良心なき快楽、人格なき学識、道徳なき商業、人間性なき科学、献身なき信仰、・・・・。
最初に書かれている罪は、理念なき政治である。

転載おわり

重みのある戒めの言葉である。

民主党だけではなくその前の政権も同様、「理念なき政治」のもと日本は国民の生きる権利・人権を切り捨ててきた。
「人格なき学識」、「人間性なき科学」のもと原発を推進してきた。

ここにもう一つ「理念なき政治」の典型
12/25「アーバンプレッパー」村民に過酷な被曝をさせた飯館村村長
これを読めば今の福島県、県内自治体の首長たちの思惑が良くわかる。


食品の放射能新基準はどうなの?

2011-12-27 09:49:14 | 放射能問題

     畔田谷津をのいのちを見守る会 坂本文雄さんより
        コゲラ ツルマサキの実を食べに来ていました。
        キツツキの仲間ですが、虫ばかりでなく木の実も食べます。

12月22日 放射性セシウムの食品基準値が出された。

朝日新聞記事によると、
食品に含まれる放射性物質の新たな基準案が22日、厚生労働省の審議会で了承された。
「一般食品」は1キロ当たり100ベクレル、「乳児用食品」と「牛乳」は50ベクレル、「飲料水」は10ベクレル。新基準は原則、来年4月1日から適用される予定だ。

  厚労省は、食品による放射性セシウムの許容被曝(ひばく)線量を、暫定基準の年間5ミリシーベルトから1ミリシーベルトに厳しくした。

 新基準案の設定では、まず、すべての人が摂取し、代替が難しい「飲料水」について、世界保健機関(WHO)の水道水の基準に合わせて10ベクレルとした。
6~8月に福島県内の河川水や井戸水のセシウムを調べたところ1ベクレル以下だったため、可能と判断した。

 10ベクレルの水を1日2リットル、1年間飲み続けると、被曝線量は0.1ミリシーベルトになる。
許容される線量の1ミリシーベルトから飲料水による0.1ミリシーベルトを除いた0.9ミリシーベルトを一般食品に割り振った。

 流通する食品の50%が汚染されていると仮定して、「1歳未満」から「19歳以上」まで5区分の年代のほか、男女別ごとに平均的な食品の摂取量や放射性物質による影響度を考え、それぞれ許容される値を計算。
影響度は大きいが、食べる量が少ない「1歳未満」は460ベクレルまでは許容される一方で、食べ盛りの「13~18歳」の男性が最も厳しい120ベクレルになった。全体の基準値では、より安全を見込んで100ベクレルにした。


これって矛盾している。
乳幼児は新陳代謝が大きい分、体は小さいが、影響は10倍とも言われる。
この規制値は高すぎる。

セシウム粉ミルク39ベクレルも基準値以下だからOKとなる訳ですね。

今後、文部科学省の放射線審議会へ諮問するほか、国民から意見を聞いたうえで正式に決める。

というわけで、是非、パブコメに多くの意見を寄せて欲しい。

また、
 干しシイタケなど一度乾燥させて水で戻して食べる食品は、乾燥前の原材料の状態と水で戻した状態で測定することとし、「一般食品」の基準値を適用するとしている。

 市場の混乱を避けるため、米、牛肉は来年10月から大豆は再来年1月から適用の予定。


米、牛肉、大豆は継続して500ベクレルが適用される。
今はまだ昨年の大豆を使って味噌も豆腐も作られているだろうが、これから新大豆になるはず。
これも、念頭に入れておかないと。

この基準値の見直しを受け、昨日、佐倉市の水道水の対応を確認した。

私の議会質問で、佐倉市、千葉県の水道水検査の定量下限値が高すぎるのでは?と聞いた。

その時の水道管理者の答は、
「これでいい。実際の測定ではピークがないので、放射性ヨウ素、セシウムは存在しない」
しかし「国が改訂すれば見直す」と言っていた。

現在3カ所の浄水場では地下水と利根川の水(印旛広域水道)をブレンドしている。
ブレンド水をそれぞれ検査しているが、昨日から定量下限値を1キロ当たり1ベクレルに下げたという事だった。
検査機関を変更したので、HPへのアップは遅れるそうだが、迅速な対応をしていただいた。

さて、放射性セシウム粉ミルクについての顛末が、12/11「アーバンプレッパー」セシウム混入ミルクを市民が証明した意味は大きいに、書かれている。
是非ご覧ください。






佐倉市の原木シイタケは出荷制限!!

2011-12-22 00:28:39 | 放射能問題

    畔田谷津のいのちを見守る会 坂本文雄さんより
      ツルマサキ 畔田坊谷津にて 12/18
      庭木にするマサキに似た蔓植物です。
      ケヤキに張り付いて這登り、高い所で実を付けていました。
      珍しい植物ですから、藪刈りの犠牲にならないよう市に保護をお願いしました。
      天の岩戸の神話ではアメノウズメノミコトが頭に巻いて踊ったと言われています。

議会質問でも取り上げたとおり、11/28の放射能検査では原木シイタケの放射性セシウムの検査結果が490ベクレルと高いものだった。
暫定規制値超えがあるのではと危惧していたが、12/19の測定では佐倉市和田地区の原木シイタケから放射性セシウム134が290ベクレル、137が370ベクレル、つまり計660ベクレル検出されて、佐倉市の原木シイタケは出荷制限となった。
状況を聞くと谷津を使って栽培しているという事だった。

佐倉市の地形は谷津が多いことが特色だが、田が谷津に沿って作られている。
もともと雑木林から低地への湧水、しみ出し水を使って水田耕作をしていたものだが、今は耕作放棄されている所も多い。
谷津の斜面は原木シイタケ栽培には湿度もあって最適な環境だったと思うが、原発由来のセシウムを容赦なく集めたと見える。
もともと和田地区は文科省の放射能汚染マップでも放射線量の低い所だったはずだが、測ってみないと分からないものだ。

他の谷津の田んぼのコメを測定したら、放射性セシウム134 68ベクレル、137 86ベクレルの計154ベクレル。
放射性セシウム134 93ベクレル、137 130ベクレルの計223ベクレルという話も聞いた。
これもびっくり。
佐倉市のコメは大丈夫だったんじゃないの?
そう、暫定基制値以下でした。
やっぱり測ってみないと分からないものだ。

議会質問より 「廃棄物問題について」起こっていたバグフィルター事故

2011-12-21 08:22:09 | 議会

       畔田谷津のいのちを見守る会 坂本文雄さんより
         12/10 朝の冷え込みによる、今シーズン最大の霜柱です。
今朝も寒かったですね。
被災地の仮設住宅、壊れた自宅に住んでいる方々、佐倉の寒さなんか比較にならないでしょうが。
寒さから彼の地を思います。
  
さて、議会質問もラスト。
時間切れで、途中で終わって残念でした。
しかし、最後の質問、バグフィルター破損では、とんでもない事故が起こっていたことが判明しました。

廃棄物問題についてです。
1項目目、四街道市の清掃組合加入問題について伺います。
今議会に清掃組合から四街道市への提案書が出されたことが報告されました。
加入負担金、時期、処理施設の輪番制問題、その他事項についてです。
1点目、現状を伺います。


答、平成22年11月4日 四街道市からの清掃組合に加入打診があった。
平成23年10月20日 清掃組合の回答を出した。
「加入負担金について」は、 28億6418万円と回答した。
「次期処理施設の輪番制について」は、平成22年11月4日に輪番制遵守の回答があった。
「四街道市の土曜日の搬入の件」は、酒々井町の地元の負担、組合の運営経費の増加、佐倉市酒々井町のゴミ収集体制に影響するので、週5日の現行の搬入方法でと回答。
「ビンのコンテナ回収の受け入れについて」は、受け入れは可能。
詳細については引き続き協議する。

2点目、加入負担金が前回の算定時より大幅に変更になっている理由について伺います。

答、四街道市の加入負担金は36億7955万円が28億6418万円となった理由は算定根拠の変更によるもの。
ベースになった数字の変更(予算額から決算額へ)、起債償還の利子の変更等

3点目、今後の進め方について伺います。

答、引き続き協議を進めていく。

今議会開会日に「行政報告」1枚が配布されただけで、一切の説明もないのは如何なものか。
また、事務組合からすでに四街道市に28億6418万円と回答しているが、その金額についても議会へ事前の説明が一切ないことは遺憾である。
議長経由で議会への詳細な説明を求めます。

4点目、一部事務組合の統合問題も出ており、四街道市清掃組合加入問題はこれだけには終わらない可能性があります。清掃組合、葬祭組合の統合問題について、どのような報告を受けていますか。


答、平成22年度に検討した。
議会監査、総務部の人件費、システム経費の軽減が出来るメリットがある。
清掃組合の四街道市の加入問題もあり、進行と併せて検討していくものと考える。

2項目目、放射能汚染問題とリサイクルについてです。
1点目、市原エコセメントが現在稼働中止になっていますが、その理由についてどのように把握していますか。


答、平成23年11月2日 千葉県の「市原エコセメントの放射性セシウムを含む排水に関する対応について」高濃度の排水放流停止について要請を行った内容のメール配信があった。
エコセメント製造過程で出た飛灰を薬品処理し重金属を分離している。
重金属分離設備の排水は排水処理設備を経て海中に放流しているが、その放流水から基準値を超える放射性セシウムが検出された。

我々の理解のできないところで放射能汚染が拡大しているという事ですが、
飛灰の今後の処理について伺います。


答、年間3300トンの飛灰の1/3を市原エコセメントへ、2/3を茨城県鹿嶋市の中央電気工業で処理している。 
中央電気工業へ今後の受け入れの検討を申し入れたところ年度内の受け入れ量100トン増量については協議が整った。
飛灰予測量の160トンが不足している。
関東一帯が同じような問題を抱えているので、新たな確保は難しい。
焼却施設の排出ガスの消石灰の量を減らすことも考えている。

3点目、清掃組合の焼却炉バグフィルターの性能について伺います。
セシウムの沸点は641℃。
燃焼後、排ガスを200℃以下に冷却しバグフィルターで捉えるという事ですが、清掃工場での今までのフィルター破損状況について伺います。
また、破損はどの時点で判明しますか。


排出ガスの浄化にはバグフィルターが重要な設備である。
過去のフィルター破損は平成21年度2度あった。
1度目は布製のフィルターに穴が開いた。
2度目はフィルターが抜け落ちた。
このようなフィルター事故が起こった時、清掃工場の中央制御室で検知する事が出来ることになっている。
24時間監視しながら何らかの問題が起こった時対応ができることになっている。

ショッキングな話が出ました。
こういう事が起こるのだなと驚きました。
震災のガレキが全国にばらまかれ、放射能汚染につながるのではないかと問題になっています。
放射能問題は私たちの足元から取り組んでいかなければならないと改めて考えました。

終わり

想像以上の答弁にびっくりしてしまった。
予定としては、ゴミの減量化につなげていく質問設定を考えていたが、時間切れ。
やはり持ち時間30分で4項目は多すぎた。
突っ込みも足りなかったし、時間配分にも気を回さないといけないし。
続きは次回、じっくりと。


議会質問より 「放射能問題について」水の定量下限値は?原木シイタケは大丈夫?

2011-12-20 20:12:55 | 議会

   畔田谷津のいのちを見守る会 坂本文雄さんより
     ナンテンの実 難を転じるとか、難を天に返すとか言い、縁起ものとして庭にも植えられる。
     これほど実付きの良い株は少ない。
私の実家にも実付きのより赤と白のナンテンがありました。
両親がネットをかぶせて、お正月に使うため鳥から防いでいたことを、昨日のことのように思い出しました。
懐かしい情景です。

私たち市民ネットでは、いち早く放射能対策を5月の臨時議会時から佐倉市へ要望書提出して取り組んできた。
プールの掃除も児童生徒を使わない、地上1m、50cmでの空間線量の測定等など。
佐倉市も迅速に対応してきたと思う。
8月議会中に時間当たり0.223マイクロシーベルトという基準値を定め、それを超えたところは除染をするとした。
給食の食品測定器の2台購入も、すでに発注して納品を待っている段階である。
私も毎回議会質問に取り上げてきて、今回は3回目となった。

議会質問より 再々々「深刻化する原発事故後の放射能問題について」

深刻化する原発事故後の放射能問題について。
1項目目、放射性物質の除染と安全の確保についてです。
佐倉市放射性物質除染計画を策定し、原発事故による追加被ばく量を年間1㍉シーベルト以下に抑える取り組みが始まりました。放射能はゼロが一番望ましいのであり、これ以下だったらいいなどという閾値はありません。
チェルノブイリでは事故当時妊娠していた女性の孫に現在被害が出ています。健康な子どもはわずか2割で、知能の遅れ、病気を生まれながら複数持っている、3歳以下の子どもの脳腫瘍手術件数が6倍以上になったなどです。外部被ばくはもちろん、内部被ばくから子ども、妊婦、そして若い女性を優先して守っていかなければなりません。
1点目、除染計画に沿って、対策最優先施設から始まりますが、今後の予定について伺います。


答、12/1現在、除染計画対象は、保育園8園、幼稚園3園、小学校6校、中学校3校 その他4施設の計24施設。
内、8施設を進めている。(2保育園、3小学校、1中学校、2施設)
公園48ヶ所中36カ所が除染対象。

公立保育園2園、児童センター等2施設は実施の手続き中で来年1月に着手する。
民間学童保育所(園庭)1園、認可外保育施設(砂場) 完了した。 
民間保育園 1園 実施する。

臼井中学校校庭は今月中旬から実施。
小学校3校は入札準備中。

公園は、測定数値の大きい順に17街区公園の除染を実施していき、残りも今議会補正予算。

2点目、砂場の線量が低いことは、どのように分析していますか。

答、7月から佐倉市では1mと50cmで測定している。
砂場は定めがないので、利用実態から5cmで測定している。
校庭・園庭と砂場は比較を想定していない。
詳細測定も変更していない。
「砂場が低い傾向がある」という事だが、校庭ではイワセ砂やマサ土等花崗岩を原料とした土を利用しており、定着量に差が生じていることもあるが、あくまでも推測である。

放射能については知らないことたくさんある。
砂場は入れ替えをしても放射線量は同じだったと実際に聞いている。

3点目、文科省の手引きでは四隅と中央の5点測定を行う平均空間線量率測定法を奨励していますが、1点の計測回数が1回ということです。
これに関しては疑問の声が寄せられています。
そのような測定で足りるのでしょうか。



8月26日の文科省の測定法 5点測定をしている。
71か所を毎月測定している。
除染対象施設は測定した平均値ではなく最大値で判断している。
雨どい下、排水溝など特定箇所は今後の課題としている。

問、50cmと1mの計測値は大体同じですが、地面近くは高い線量が出ます。
国から示された測定方法は果たして効率的なものなのか、疑問は湧きませんか。


答、測定方法に大きな疑問は感じていない。
より正確な方法として最大値をとっている。
場所によって1m地点の方が高いこともある。

私の意見ですが、木村真三さん原発事故後飯館村等の高汚染地帯を測定しては1mと15cmで充分と言っています。

4点目、除染作業者と子どもの安全確保についてです。
放射能は粘膜に附着します。
マスクも使い捨て花粉用のマスクでは用が足りるのでしょうか。
また、目も守らなければなりません。
細心の注意を払って作業を進めなければ、二次被害が起こります。
工事請負者への情報の提供は不可欠です。
また、除染作業中の子供たちの安全の確保をどのようにするか、伺います。


答、8/26、国は除染に関する方法と除染に関する留意事項を定めている。
国の示した方法でするよう
出来る限り子どもたちのいない休日にするよう細心の注意を払っていく。

白内障など目の病気起こることが新聞報道にもある。
私たちも注意を払っていかなければならない思います。


2項目目、食品中の放射能測定についてです。
1点目、給食食材の測定器は入札も終わって、納品が年度内ということです。
現在、国は食品中の放射性物質新基準を策定中ですが、納入予定の測定器は検出限界値40Bq/kgを目標にしています。
基準を満たすのかどうなのか、と残念ながら現状とのギャップが出てきました。
ご見解を伺います。


答、国の新基準は40ベクレルと示されたようなので、十分と考える。

せっかく入れるのであれば詳細に測れるものが必要ではないでしょうか。

2点目、水道水の検出限界値の問題点についてです。
佐倉市の場合、1㎏あたり5ベクレル~9ベクレルとHPに出ています。
しかし東京都は0.6~1ベクレル、札幌は0.2ベクレルとまちまちです。
水道水こそ低い検出限界値を保証し、市民の健康を守るべきと考えます。
ご見解を伺います。


答、厚労省で示された方法で検出しているので、検出限界値は10ベクレルで問題はない。
改訂される等の状況の変化があった場合見直していきたい。
ゲルマニウムガンマー線スペクトルメトルでは放射性ヨウ素、放射性セシウムのピークが認められてない。
つまり存在しないと報告されている。

他県では低い検出限界値である。
私たちは検出限界値が低くなければ、分からない。
限りなくゼロに近いという事も目に見えるようにすべきである。
改善を求めます。

3項目目、市内農産物の安全性についてです。
11月流山市の原木シイタケが10月の我孫子市、君津市に引き続き出荷制限がされています。
佐倉市和田の原木シイタケは11月28日の検査で490ベクレルもの数値が出ました。
今後のどのような取り組みを行っていますか、伺います。
また、和田地区は放射線量の低い地域です。西部地域での測定が必要と考えます。


答、各直売所の農産物検査を行っていく。
生産者の要望を応えて測定していく。

直売所に出荷している農家は22戸、7ヶ所の直売所だが、自主的な判断で店頭に出す出さないを決めているが、一部の生産者は廃棄していると聞いている。

4項目目、放射線測定器貸し出しなど市民測定についてです。
今議会で、5台の放射線測定器の貸し出しが補正予算に組まれました。
いつ納入されますか。


答、1月中旬から2月ごろと聞いている。

では、一歩進めて、市民測定で高い測定値が判明した場合の市との連携した対応について伺います。
私たちの測定でも、側溝の流入部分付近では0.5~0.6マイクロシーベルト検出され、公園の階段下なども高い放射線量が測定されています。
市民測定の情報提供を市の測定器で確認し、除染につなげることは、有効な手段です。
市民とともにマイクロホットスポットを探し出し除染する仕組み作りについて、ご見解を伺います。


答、地上1mで1マイクロシーベルトを超えたら、文科省に報告する。

地上1mで1マイクロシーベルトを超えたら、の答弁ですが、市の基準値0.223μSvと矛盾しませんか。

答、文科省への報告の基準値である。
市の測定の538か所の補完をはかる意味でも、状況に合わせて測定していく。
測定箇所が公共施設であれば市で確認する事もある。

問、今年の落ち葉は堆肥に使わないようにと国から通達がきて、JAに貼ってあると聞いています。
市民への周知も必要と考えます。
また、枯葉等の農地での野焼きを心配する声もよく聞きます。
どのように対応していますか。


野焼きは農地にとって重要な作業である。
放射線量は低いので自粛要請はしていない。

何かがあってからではなく、心配する声を受け止めてほしい。

問、今のお母さんの心配事は、給食の食材と来年の田植え実習と聞きました。
給食食材はともかく、田植え実習についてどのようなご見解でしょうか。

田植実習まで時間があるので検討をお願いします。






議会質問より 「化学物質過敏症問題について」 

2011-12-19 01:41:38 | 議会

   畔田のいのちを見守る会 坂本文雄さんより
      スッポンタケ 五反目谷津にて 12/16
      梅雨から秋のキノコが12月の季節外れになっても落ち葉の中から出ていた。
面白いネーミング。
(仮)西部自然公園内 五反目谷津はキノコの宝庫。

議会質問第2弾

化学物質過敏症問題も継続して取り組んできたテーマ。
3年前、岐阜市、岐阜県に市民ネットで視察に行った。
CS患者で積極的に行政に声を上げてきた小沢祐子さん、そして岐阜市議(故)高橋寛さんから話を聞き、岐阜市の担当課の積極的な対応に手ごたえを感じ、佐倉市でも同じことができるはずと議会質問に継続して取り上げてきた。

議会質問より
化学物質過敏症問題についてです。
現在、日本には化学物質過敏症患者は大人で70万人、子供も入れると100万人いるといわれ、平成21年10月病名登録されました。
先日「いのちの林檎」の上映会が行われました。
健康な子どもだった主人公は、新築住宅への入居が発症のきっかけとなり、隣接地のゴルフ場で散布される大量の農薬によって重症化して普通の生活ができなくなります。
息のできる環境を求めて、車で逃げまわる状況を記録した実話です。
窓から入ってくる微量の煙草の煙で、筋肉が硬直する発作、呼吸を止め、苦しむ様子は映像でなければ、実感がわきません。
隣接地のゴルフ場でも発作のビデオを示され、やっと農薬散布を改善したとのことでした。
環境中にあふれる化学物質で影響を受け、子どもたちが健康を損なわないためにも、「学校等で使用する農薬、化学物質をできるだけ使用しない管理方法による指針」が佐倉市にも必要であると策定を求めてきました。
昨年11月議会で基本指針に沿って、各施設の管理マニュアルを作り管理すると答弁がありました。
先進的な岐阜市の指針、マニュアルを下敷きにして策定したということで、化学物質過敏症患者にとって大変心強いことですし、これ以上の健康被害を出さないためにもこの取り組みは重要なことです。

初めに、この「佐倉市有施設における農薬、殺虫剤等の薬剤使用に関する基本指針」等についてです。
1点目、佐倉市と岐阜市の指針の違いは、シロアリに関して例外規定となっていることです。
シロアリ防除に使う薬品は建築物の基礎部分に使用し、長年防虫効果を持続させるものです。
しかし、このシロアリ防除処理の農薬で化学物質過敏症を発症した例も報告されており、子どもたちへの影響が心配されます。
新築された佐倉保育園、また、木造建築物の馬渡保育園のシロアリ防除は具体的にはどのように処理しましたか、伺います。


答、佐倉保育園は鉄骨構造のためシロアリ対策は不要な構造である。
馬渡保育園は自然由来のホウ酸系の防除剤を使用しているので園児の安全に考慮している。

2点目、「佐倉市庁舎病害虫等対応マニュアル」についてです。
ゴキブリの防除作業に空間噴霧という表記があります。使用する基準をお尋ねします。


答、「市有施設における農薬、殺虫剤等の薬剤使用に関する基本指針」により各施設の管理マニュアルを作成している
薬剤等を使用しないことで病害虫を防除する事を前提にしているが、緊急的にやむなく使用する場合、人的被害を出さないため、空間噴霧の方法を定めている。

3点目、建物管理マニュアルの中、保育園の管理マニュアルについてです。
おもちゃや床など塩素剤で毎日拭いていますが、大量の塩素系薬剤使用は問題です。マニュアルに示されていないがどのように対応しますか。


答、おもちゃや床には次亜塩素酸ナトリウムを使用している。
感染症予防のため使用している。
消毒後は水洗いや水ぶきを必ず行っている。

子ども達にとって塩素系漂白剤を毎日使われれる事が問題である。改善を求めます。

次に、この指針には、「その他の薬剤」について人の健康や環境への影響を配慮して使用するものとする、とあります。
この「その他の薬剤」はワックス、洗剤、トイレの芳香剤、消毒剤、手洗い用せっけんなどが挙げられています。
可能な限りシックハウス対応のものや、無香料のものを使用するものとする。
また、トイレの芳香剤、消臭剤などは原則として使用しないこととする。
消毒剤についての使用は最低限度とし、薬剤に準じた掲示をすることとする、とあります。
これは非常に画期的なことです。

4点目として、学校、幼稚園、保育園で使用している手洗い石鹸についてです。
手洗い石けん調査では、香料や着色料、殺菌剤など有害な化学物質が添加されている手洗い石鹸が使用されていました。
そのため皮膚から化学物質が吸収され蓄積していく恐れがあります。
また香料などを吸入することにより喘息、アレルギーなどを悪化させる恐れがあります。
使用リストにある無添加せっけんのみでの対応が望ましいと考えますが、対応を伺います。


答、公立保育園8園中5園で無添化石けんを使用している。
年齢に合わせた指導が必要で、液体せっけんを使用する事もある。
アレルギー児等の保護者には確認している。

答、小・中学校、幼稚園37施設中、無添加石鹸使用は小学校16校、中学校6校、幼稚園1園、計23施設。
使用していない14施設では、アレルギー、ぜんそくを起す児童が在籍していないことを確認して使用している。
基本指針の今後とも無添加せっけんの普及に努めていく

マニュアルの「その他の薬剤」について理解がされていない節がある。
5点目、建物管理者がいかに理解するかが、重要なポイントです。
今後の啓発活動をどのように進めるか伺います。


答、10/27施設財産担当者説明会で、全施設対象に基本指針管理・管理マニュアルを説明し、害虫防除の方法の理解と遵守するよう指導を行った。
説明会を開催し、啓発活動を行っていく。

6点目、指定管理者へはどのように対応しますか。

答、市の施設であるので市の基本指針、管理マニュアルを遵守し、適正な害虫防除に努めるよう徹底していく。

2項目目、化学物質過敏症啓発ポスターについてです。
このポスターが張り出されてから3年がたちました。
化学物質過敏症について質問し、いち早く対応していただいたものです。
私の当初の意図は、学校等で香水や整髪料の香料の自粛をお願いするものでした。
化学物質過敏症患者にとって香水等が苦しいものであると、理解してもらいたかったからです。
現在残念ながら、この化学物質過敏症啓発ポスターは色あせたまま貼られています。
リニューアルの時期かと考えますが、ご見解を伺います。


答、化学物質過敏症を理解してもらうためポスターを張り出し、平成20年12月からHPに掲載した。
毎年化学物質過敏症の勉強会時で掲示している団体もある。
使用されているので効果があった。
基本指針が定められ、化学物質過敏症について検討できる庁内連絡会が設置された。
啓発用ポスターを適宜見直していく。

この3年間、佐倉市の進んだ取り組みには、感謝しています。


議会質問より (仮)佐倉西部自然公園は「私たちが作る21世紀の里山自然公園」

2011-12-17 21:54:06 | (仮)佐倉西部自然公園

畔田谷津のいのちを見守る会 坂本さんより
       アオサギ 畔田谷津にて 12/16
       やっとドジョウを捕まえたが、上空にはオオタカが舞っている。
       油断は禁物、警戒は怠りなく
(仮)佐倉西部自然公園には自然の営みが息づいている、佐倉市の財産です。
「私たちが作る21世紀の里山自然公園とは?」と理念づくりから始まった公園計画作り。
私が議員になった当初からの取り組みで、思い入れのあるテーマです。

散策マップ(案)下志津Aゾーン
散策マップ(案)畔田Cゾーン

今議会での(仮)佐倉西部自然公園についての質問です。

1項目目、理念を生かした公園詳細計画を策定するにあたって、懸念される問題点についてです。
平成21年3月西部自然公園整備検討会が1年半かけて、人と自然とのよりよいバランスが確保され、共生できる暮らしを目指さなければならないという考えから、「私たちが作る21世紀の里山自然公園」を基本理念とした基本計画を作りました。
里山谷津の景観を保全・再生する、多様な生き物を保全する、ふるさとの歴史や文化を次世代に伝える、ふるさとを市民とともにつくり上げるなど理念を実現させるための6つの目標が掲げられています。
平成22年8月第1回ふるさと会・里山会合同会議が開催され、先日11月27日には第6回を数えました。
8月21日5回目から東邦大学医療センター、県立佐倉西高そしてこの公園予定地をフィールドに活動している5つの市民団体が正式にメンバーとして加わりました。
公園整備を行っていく上で理念がきちんと守られているか検討する合同会議を早く立ち上げる必要があると、私も議会質問でたびたび取り上げてきましたが、やっと実現して、これからの会議に期待します。

1点目、現在示されている計画図はどこまで決まっているのかという点です。
下志津側のAゾーン、畔田側のCゾーンの計画図(イメージ図)が作られています。これにBDゾーンの計画図をはめ込み、全体として理念にかなったものなのか、検証していくべきと考えます。
合同会議でも、サシバの生息にはBDゾーンだけではなく公園全体が生息域であること、サシバを頂点とした自然公園をコンセプトにするなら、ACゾーンとのすり合わせが必要と発言がありました。
また調査報告によるとウグイスの数が年々減少しており、整備事業で藪を残す方法がウグイスの営巣には必要と提言がありました。
公園整備計画はワークショップのみためし事業同様、検証しながら進めていくのがふさわしいのかもしれません。
ご見解を伺います。


答、全体のイメージ図が出来上がったのち、すり合わせ調整を合同会議等で行って公園計画を策定していく。

2点目、実施計画策定について、予算を含めた今後の進め方を伺います。

答、毎年の境界確定を現在行っている。今後全体の計画図を作成するので、総事業費はまだ算出出来ていない。
緊急雇用創出事業は今年度で終わる。
市民団体や企業の社会的協力を得ながら基本理念基づいた事業を行っていきたい。

答、合同会議の中で十分協議をしながら進めていきたい。

ACゾーンのイメージ図の見直しも行っていくことを確認したい。

答、地元の方々の意見も尊重していかなければならない。

地権者の方々の意見を尊重することは重々承知しているが、高額な税金と投入した公園であるから、理念に合わせた公園計画になることを見守っていきたい。

3点目、地元と地権者への説明についてです。
合同会議の席でも具体的な賃借料、固定資産税の減免措置、相続税の問題等が質問に出ています。
今後どのように進めていきますか。


答、公園は民有地が4割を占めている。
固定資産税の免除を受け、無償借地などを考えている。
相続税に関しては税務署等と協議していきたい。
説明に関しては、公園計画の整備や固定資産税についてのQ&Aの冊子を製作中なので、回覧していきたい。
計画進捗状況を地権者、地元の方々へ情報提供していく。

2項目目、市民参加の仕組み作りについてです。
合同会議の中でも、市民カレッジで里山保全講座を行い、参加者を公園事業に参加してもらう、市民の農業体験の場とする、動植物のモニタリング調査を行う、などいろいろなアイディアが出されました。
すそ野を広げる活動を市民とともに創り上げる取り組みについて、ご見解を伺います。


答、公園の維持管理を含め、地元の方々や市民グループの方々に協力してもらい実施している。
高校の道徳事業の一環として整備、管理をボランティアとして参加してもらう予定している。
卒業後も何らかの形で関わりあいを持ってもらうシステムづくりをめざす。
より多くの市民参加目指しHPや広報誌で啓発に努めてまいりたい。

魅力ある公園であることは広く知られるようになってきたので、ボランティア講習や里山を歩く会などの取り組みを拡げていって欲しい。


【拡散歓迎】12/15院内学習会「広がる遺伝子組み換え汚染 ?急げ!国内法改正?」開催

2011-12-13 08:25:17 | 遺伝子組み換え
遺伝子組み換え問題の学習会のお知らせです。
遺伝子組み換え汚染は知らず知らずのうちに進んでいます。

(食品と自治より)
GMパパイヤ承認に関連して、2005~09年に台湾から日本に輸入したパパイヤの種子が遺伝子組み換え種子だったことが判明した。
台湾で研究中の日本未承認の種子が混入したことが原因とみられている。
この間沖縄では年間約100トンが生産・流通されていたが、交雑の恐れや、種が自生する事による「種子汚染」を招く可能性があることから、該当する木は伐採された。
パパイヤ全体の価格も下落して生産者は多大な損害を被った。
生物であるGM作物の管理が難しいことが実証された「事件」と言える。
GM技術による種子(食糧)支配の動きは進行中で、巨大多国籍企業は小麦やアフリカのキャッサバなど市場の大きな主食となる作物をターゲットとしているという。
その上、「遺伝子組み換え技術はグローバリズム最たるもの。日本の推進政策は変わらない」(天笠さん)のが現状です。

TPPが締結されれば一挙に進められる遺伝子組み換え。
今が正念場です。

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みなさまへ

食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク(食農市民ネット)では、下記の通り、院内学習会を開催しますのでご案内いたします。

農水省の調査や市民による調査で、輸入した遺伝子組み換えナタネがこぼれ落ちて日本各地で自生していることが明らかになっています。
今年4月には沖縄で未承認の遺伝子組み換えパパイヤが流通していたために、多くの栽培農家がパパイヤの伐採を強いられました。
このような遺伝子組み換え汚染を止めるには、国際ルールだけでなく、国内ルールを整備する必要があります。
補足議定書採択から1年、世界が注目する議長国・日本の現状はどうなっているのか、カルタヘナ国内法の問題点とともに私たち市民が求める国内法について考えます。

日時 2011年12月15 日(木)14時?16時
   ※13時45分からロビーで入館証をお渡しします
場所 衆議院第二議員会館 第7会議室(地下1 階)
   最寄駅:地下鉄「永田町駅」または「国会議事堂前駅」
参加費 無料
主催:食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク(食農市民ネット)
プログラム
 14:00 開会のあいさつ
 14:05 議員のあいさつと紹介
 14:10 カルタヘナ国内法の問題点/天笠啓祐(食農市民ネット共同代表) 
 14:25 GMナタネ自生や沖縄GMパパイヤ問題と、カルタヘナ国内法/真下俊樹
(食農市民ネット運営委員)               
 15:00 名古屋・クアラルンプール補足議定書批准に向けた日本政府の動き/農水省・環境省の担当官                        
 15:20 意見交換
 16:00 閉会

入館には[入館証]が必要です。
13時45分からロビーで入館証をお渡しします。
それまでに各自、手荷物検査を終えて、ロビーにお集まりください。


【問い合わせ先】 食農市民ネット事務局
 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-9-19-207
 TEL 03(5155)4756/E メールoffice@fa-net-japan.org


【拡散歓迎】12/18樋口健二さん講演会「原発で犠牲になる被曝労働者を知っていますか?」 ポレポレ佐倉主催

2011-12-12 01:45:32 | 原発問題


12月18日、ポレポレ佐倉主催 樋口健二さんを招いての講演会を開催される。
せっかくの機会なので、大勢の方に聞いていただきたい。
また、講演会後場所を移動して樋口さんの本の販売、サイン会もある。
講演会の余韻もそこで共有できるはず。楽しみ。

~ポレポレ佐倉 第8回企画~
「報道写真家 樋口健二氏 講演会」
―原発で犠牲になる被曝労働者を知っていますか?―

       
◇日時:2011年12月18日(日)午後1時半~5時
◇会場:佐倉市立美術館4Fホール
(千葉県佐倉市新町210、京成佐倉駅南口より徒歩8分、JR佐倉駅北口より徒歩20分)
アクセス:http://www.city.sakura.lg.jp/museum/access/access.htm 
◇資料代:500円 要予約 ※
※当日参加も可能ですが、人数把握のため、なるべく事前予約をお願い致します。
◇主催:ポレポレ佐倉 maldivefish3living@yahoo.co.jp

◇学習会内容
原発による電気が、その内部で働いている日雇い原発労働者の命と健康を犠牲に成り立っていることを知っていますか?
3.11の半世紀も前から、何十万人もの労働者が、日本各地で稼働している原発の内部で被曝労働に従事し、ボロ雑巾のごとく使い捨てにされ続けてきました。
原発被曝労働者を足かけ40年近く取材し続け、労働者の苦しむ姿をフィルムに焼き付けてきた報道写真家の樋口健二さん、その差別の実態を語って頂きます。

◇樋口健二さんプロフィール
1937年、長野県生まれ。報道写真家。
東京綜合写真専門学校卒業。同校助手を経てフリーに。
日本写真芸術専門学校副校長。
1960年代から、四日市喘息公害、原子力発電所での被曝労働の取材などを通し、高度成長の陰で苦しむ人々の姿を追い続ける。
2001年、ドイツに本部をおく反核NGOによる「核のない未来賞」教育部門賞を受賞。
『原発崩壊 樋口健二写真集 1973~2011』(合同出版・近刊)ほか多数。

◇樋口健二さん参照記事
『細々と彫りつける』9月17日より
報道写真家樋口健二が語る、被ばく労働の実態
http://d.hatena.ne.jp/ishikawa-kz/20110917/1316243682『msn産経ニュース』8月29日より
原発労働者の鎮魂を 取材40年、難病を押し講演の日々
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110829/trd11082914170011-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110829/trd11082914170011-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110829/trd11082914170011-n3.htm