伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

必見 消費者のための放射線対策

2011-08-29 07:13:05 | 放射能問題
8月28日、佐倉でポレポレさくら主催の学習会「国はなぜ原発にこだわるのかー内藤新吾さんを招いて」に参加した。
過酷な使い捨て労働者で成り立つ原発、浜岡原発の問題点、国は全ての原発廃炉後何を目指すのか、行動する宗教者(ルーテル教会の牧師)内藤新吾さんが活動を通した、大変深い内容だった。

その中で、参加者からやはり食べ物の放射線量に対する不安な声が上がったので、対策をご紹介します。

「消費者のための放射線対策」(日本有機農業研究会シンポジウム 栃木県野木町 舘野さんのレジメから)

1. 発酵食品を積極的に食べる(味噌や醤油など)
  発酵食品を食べることにより、有用な発酵微生物を体内に取り込むことが出来る。
  微生物は体内の放射性物質を吸収し、体外に排泄する働きを持っている。
  発酵食品の中でも、みそは最も放射線の影響を防ぐ働きを持っている。
  どのような発酵食品であっても、重要なことは発酵微生物が生きていることが重要である。
2. 自然塩を摂る
  長崎の原爆被爆者の治療にあたった秋月辰一郎医師が、食塩と味噌や玄米食によって原爆症の発症を緩和した事例がある。
  単なる食塩ではなく、自然塩であることが大切である。
3. 大豆などの植物性タンパク質を摂る
  大豆に代表される植物性タンパク質は、体内の放射性物質をキレート化する働きが高い。
  体内に入った放射性セシウム等は、このタンパク質によるキレート化によって細胞内に取り込まれることが出来なくなる。
4. カリウムの多い食品を食べる。
  放射性セシウムはカリウムと同様な性質を持っているため、人体はカリウムと誤認してセシウムを吸収するといわれている。
  この誤認吸収は、体内にカリウムが不足している時に起こりやすい。
  カリウムの豊富な食品を摂ることによって、放射性セシウムの吸収が少なくなる。
  カリウムは野菜や海藻類に多い。
5. カルシウムの多い食品を食べる。
  放射性ストロンチウムはカルシウムと同様な性質を持っている。
  したがって、カルシウムの多い食品を摂ることで、相対的に放射性ストロンチウムの吸収を抑えることができる。
  カルシウムの多い食品には、小魚や豆類、小松菜などがある。
6. 食物繊維の多い食品を摂る
  食物繊維の多い食品は、腸内微生物の環境を整えるだけでなく、食物繊維自体にもセシウム等を吸収する。
  食物繊維に吸着された放射性物質は、体外に排泄されやすくなる。
  とりわけ、ペクチンは、放射性セシウムの排泄力が高い。
  チェルノブイリ事故のときにアップルペクチンの効果が実証されている。
  ペクチンは果物類やナッツ類に多い。
7. ビタミンの多い食品を積極的に摂る
  放射線により発生した活性酸素の無毒化には、ビタミン類の効果が高い。
  特にビタミンC、ビタミンAは、放射線の影響を軽減する働きが大きい。
  ただし、ビタミン類は、急性の場合を除いて、食品から摂るべきである。
8. ミネラルの多い食品をバランスよく摂る
  体内の酵素の働きを担っているのは、各種のミネラルである。
  これらの酵素類(オキシダーゼ類)は、活性酸素を除去する。
  また、亜鉛や鉄は、体内でキレートとなり水溶性の放射性セシウムの吸着と排泄を促進する。
  ミネラルの多い食品は、海藻類や有機栽培の野菜類である。
9. 抗酸化物質の多い食品を摂る
  アントシアニンやリコピン、カテキン等のポリフェノール類、
  穀物の糠に多いイノシトールなども放射性物質による影響を防ぐ働きがある。
  ポリフェノール類はブドウ、トマト、ナス、カボチャ、茶などに含まれている。
10. アミノ酸バランスの良い食事を心がける
  アミノ酸類は免疫力向上に有効。
  20種類のアミノ酸バランスを保つためには、玄米と大豆の組み合わせが最も適切である。
  さらに、体内の免疫力を高めるには、含硫アミノ酸といわれる
  メチオニン、システインなどはネギ類、ニンニクなどに含まれている。
11. 糖分を控える
  糖分はガン細胞の成長を助長するため、控える。
12. 食品添加物など化学合成物質を摂らない
  食品添加物は活性酸素の発生を増加させ、これに放射線による活性酸素が加わることを避ける。
  農薬を使用した食品も同様である。
13.有機農産物を食べて免疫力を高める
  放射性物質によるガンなどの病害の発生は、免疫力を高めることで予防が可能である。

引用おわり

一言で言うと、添加物のない、農薬の使っていない食材を使い、添加物のないきちんと発酵させた調味料で調理する。
ミネラル、つまり微量栄養素をきちんと摂る。
放射能とは別に、発達障害がある子どもたちの食事を、微量栄養素の足りている食事にすることで、症状が改善するという実践結果が出ている。
きちんと食べることは、健康に生きることにつながる。





今福島の農業は

2011-08-28 22:34:51 | 放射能問題
8月27日 日本有機農業研究会40周年記念シンポジウムがあった。
「大震災・原発事故を乗り越える有機農業」のテーマで期待しながら参加した。

放射能の影響を新潟大学農学部土壌学教授 野中昌法さんが、
有機農業の生産現場から、福島県二本松市 大内さん、茨城県石岡市 魚住さん、
栃木県野木町 舘野さんからの報告があった。
やはり40年間、有機農業を支えてきた人たちの言葉には、
心を動かされる重みがあった。

食の安全の立場から取り組んでいる「常総生協」、
千葉県三芳村とつながって安全な食べものを会員に届けてきた「安全な食べ物をつくって食べる会」から
生産者を支え日本の農業を守っていく立場から報告、提言があった。

脱原発の活動に長年取り組んできた「京都・使い捨て時代を考える会」の槌田さん、山形高畠町の有機農業者で詩人の星さんからこれからの私たちの目指すべき社会について講演がされた。

私たちが目指してきた安心して暮らせる社会の到達点は、またずっと先になってしまった。
話を聞くうち、この地球上で営々と黙々と自然を相手に生かされている、という事を(1人の消費者であるが)実感した。

中でも、二本松の大石さんの40年間無農薬、無化学肥料で農業を続けてきた努力が一瞬で放射能で破壊された現実。
自殺者までだすほど打ちのめされ、福島県の農家は悲嘆にくれたが、また自然を相手に農作業を復活させている。

そして、肥沃な土中の有機物、土壌微生物、菌類がセシウムがとりこんで、土中に吸着・固定化させるそうだ。
有機農法と慣行農法では10倍も違うと、実際放射能検査した結果からの報告があって、明るい気持ちになった。

福島県でも高汚染地区とその周りとでは取り組み方が違う。
避難区域では、3・11から農地はそのまま放棄されている。
落ち葉、草を集めて除染したり、ナタネやヒマワリを植えて吸収させることが有効だろう。

しかし、すでに耕作している畑から、土をはぎ取ることは、地力をそぐことにもなる。
土を生かしながら、土に聞きながら、耕し、生産し、測定し、手探りでまだまだわからない放射能と植物の関係を探っていくほかない。

3月の原発爆発後、畑の野菜たちが放射能を集めてくれた。
自然に恵まれ、沢の水、落ち葉の堆肥をすきこんだ処ほど、今回ダメージが大きかった。

二本松の大石さんの言葉「牛にも人にも責任がない」と、とつとつと語る言葉に、胸がつまった。

放射能問題で生産者を加害者にしてしまうゴマカシ、
消費者と生産者は原発利権の被害者だと言う事を、
きちんと見抜いていかなければ、また原発が復活してしまう。

原発事故が再度起こったら、日本は全滅だ。

「大野ひろみのクラクラさくら」有機農業に明日はある!放射能との闘いでは具体的に深耕がなぜいいか、詳しく説明しています。

食品の放射能測定ってどんなもの?

2011-08-24 08:38:07 | 放射能問題
全国政策研究会in米子の分科会
小金井市の食品の放射能測定の取り組み小金井市議 漢人明子さんの報告から

チェルノブイリ原発事故後、市民団体が食品の放射能測定を行政に求めた結果、1990年から行政と市民団体「小金井市放射能測定器運営委員会」が契約し放射能測定を行ってきた。
行政が放射能測定器を購入し、毎年メンテナンスを行い、市民団体が講習を受けて測定を行ってきた。

  ヨウ化ナトリウムシンチレーションディテクタ(試料を外界から遮断して放射線をキャッチする)
  マルチチャンネル・アナライザー(キャッチした放射線を核種毎にカウントする)
    米国キャンベラ社製 約430万円 維持管理費20万円~30万円/年(定期検査 3回)
  検出限度 10ベクレル

現在、週一度市民からの申込と保育園・小中学校給食を6時間測定。

1986年のチェルノブイリ事故から25年経っても、ヨーロッパからの輸入ブルーベリーが高濃度のセシウムに汚染されていたことを突き止め、原発のリスクを訴えてきた。

  野菜・肉・穀物・魚の基準値は、3.11以前は370ベクレル、現在は500ベクレルに引き上げられている。
  水は10ベクレルだったのが200ベクレル。牛乳・乳製品も現在200ベクレルが基準となっている。

当初の測定の目的は、市民の心配が理由だった。
しかし、測って知る。知ることで考えていくことにつながった。
情報は隠されることで、人は不審に陥り、ますます心配が増すが、情報が正しく提供されると、自分で判断する事できる。
と、長年の経験から、漢人さんは言っている。

行政が食品検査を行う事で、市民の心配を少しでも払拭する事が出来たらいいだろう。

放射能測定を受け付けている市民団体を紹介します。

特定非営利活動法人有害化学物質削減ネットワーク(Tウォッチ)
 Tウォッチは、長年、環境中に排出される有害化学物質の削減のために、PRTR公表データの有効活用を求める活動に取り組んできました。
ウェブサイトを通じて、有害化学物質の排出量の減少に寄与したと考えています。
今回の福島第一原発事故により、放射能汚染と付き合う生活を余儀なくされた方々のために、見えない放射能の恐怖から身を守るための食品や土壌の放射能汚染を測定し、汚染情報を共有し、安全に暮らすための一助になる活動に取り組んでいきたいと考えました。
放射能測定器は1989年にチェルノブイリ原発事故による輸入食品の放射能汚染を測定し、国民の安全を守ろうと、代表の中地が運営していた「たべものの放射能をはかる会」(大阪 環境監視研究所内)のNaI検出器と鉛の遮蔽体をTウォッチの事務所に移設し、新たに周波数分析器を購入し、放射能測定体制を整えました。日常的な測定活動及び結果の評価については、中地が責任を持って実施します。
より詳細な測定が必要になった場合は、京大原子炉実験所の小出先生に協力を依頼します。

測定料金 1検体8千円

詳細はhttp://www.toxwatch.net/houshanou/houshanou_sokutei.html





飾りじゃないのよ 自治基本条例は

2011-08-22 01:13:22 | 政治
8月19日~21日 全国政策研究会が米子市で開催され、参加してきた。
この会議は、自治体議員政策情報センター「虹とみどり」主催で、地方議員が300人(ホールの規模が300人だったため)満席となった。
 総務大臣の片山義博さん(前鳥取県知事)、消費者庁長官の福嶋浩彦さん(前我孫子市長)の地方自治についての講演があり、また、原発防災計画、女性への暴力防止、議会基本条例についてなど、盛りだくさんの内容だった。

北海道から鹿児島まで、原発を抱える多くの自治体の議員からも
福島原発事故が自分たちの身に降りかかってくることとして、大変緊迫した声が発信された。

ちょうど、鳥取市議会が鳥取市庁舎移転の賛否を問う住民投票条例案を否決したニュースに接した。
鳥取市には自治基本条例があり、その中で住民投票が設定されているはずだった。

読売新聞記事 転載

 片山総務相は、鳥取市議会特別委員会が否決した同市庁舎の移転新築の賛否を問う住民投票条例案に触れ、
「鳥取市の自治基本条例には住民投票が出来ると書いてある。
書いてあるのに具体的な話になるとしないというのは、どういう事か。
こういう自治基本条例は『アクセサリー型条例』だ」
と住民投票に消極的な鳥取市議会を批判した。
 
 片山総務相は、大型公共施設の建設を対象に、議会の議決がなくても住民投票が行える仕組みを盛り込んだ地方自治法改正を検討しているとした上で、
「首長や議員は反対されるが、そもそも住民から選ばれているのに、なぜ住民が信じられないのか。
本当に重要な課題、将来に大きな禍根を残すかもしれないケースでは住民投票をやった方がいい」
と述べた。
 
 また、鳥取市が移転新築の財源の柱とする合併特例債など、国が地方交付税で支援する地方債にも言及。
「全国の自治体があちこちで使えば交付税の将来の必要量は増えるが、交付税は今後減りこそすれ増えることはない。
得だ得だと言って借金してその面倒を国がどうやってみるのか。
所管大臣の私が『結構危ないですよ』と言っていることを頭に置いてほしい」
と活用に慎重になるべきだとの考えを示した。

おわり

住民投票条例を求める鳥取市民5万人を超える署名の重みは、市長選で現市長の得票数より多かったが議会で否決された。

昨年12月、佐倉市でも自治基本条例が半年で作られ、議会へ上程されたが、否決された。
市民ネットはパブリックコメントで住民投票について、以下のような意見を出した。

(住民投票)第11条について
現在でも住民投票はできないことはなく、その結果に法的拘束力がないのである。
どのようにその結果を尊重するか、条例に盛り込むべき条文が必要である。

また、解説に「それぞれの事案に応じて、どのようなことについて住民投票を行い、どのような手続きで進めるか条例でそのつど定める」とあるとおり、常設型の住民投票でない。
我孫子市市民投票条例のように常設型市民投票を目指すことも検討すべきである。


やはり拙速な自治基本条例は、役に立たないばかりか毒になる。
アクセサリー型条例はいらない。


3/12 原発爆発後、南相馬に降ったきらきらした物は何?

2011-08-17 07:52:55 | 放射能問題
ツイッターから「南相馬ひばり新聞」 というネット上の市民新聞を知った。

以下、記事から転載

3月12日、一号機爆発とともに南相馬に降り注いだ『銀色のキラキラしたもの』ってなんだろう?

3月19日、南相馬市原町区から県外に避難したAさんという76歳の女性がいる。
Aさんが息子のYさんに6月11日に語った、ひとつのエピソードがある。
東京在住のYさんが避難中の母親に会いに行った時のことだ。

『地震の次の日の夕方3時過ぎかしら…病院に薬もらいに行こうと思って歩いてたら、
突然どぉーーんって音がして、何かしら?と思ったんだけど、そのまま歩いてたのよ。
そしたらしばらくして銀色のキラキラしたものが降り出したっていうか漂い出して、
それが今考えると原発の塵だったのね、辺り一面キラキラしてた。
なんか繊維質のようなものだったわねぇ。あたし確実に被曝してるわよ』

Yさんは、その数日前に南相馬市の実家に帰った時に、従姉妹からも同じように『銀色の雨が降ったのよ』と聞かされたそうだ。その時は聞き流したそうだが、二人から同じ話が出て、その時初めて疑問を感じたという。
そして先日、再びAさんに会いに行ったときに、以下の紙を手渡されたという。

なんだろう、このキラキラしたものは。
絹針のような 針の粉のような
空中を泳ぐものは
吸いこんでしまっても
いいのだろうか
口の中がカラカラする
魚群のように空中いっぱい泳いでいたものが
音も無く落ちてくる
水色、白、銀色、変な風と共に、
目の中にも入って来る
陽光とまじわって金色にもみえる
なんだろう


この、奇異な経験からすでに4ヶ月経っても、その時の不安は消えていないようだ。
この紙に書かれた文章は、多分に回想が含まれている。
記憶は反芻されるたびに、本来の事実が少しずつ変質していくものだ。
それはそういうものだから、多少の形容句は割り引いて読まねばならない。

地震の次の日の午後3時過ぎの爆発音は、3月12日福島第一原発の一号機が水素爆発したものと考えてさしつかえないように思う。
それ以外に妥当なものが見あたらない。
Aさんは県外に避難してしまっていて、特殊な健康調査をしてもらえるはずがない。
このような『銀色のキラキラしたもの』を体験したという人の声が、私の知りうる限り、問題意識として政治も報道も取り上げたことがない。
しかし、ただなかったことのように誰にも知られないまま終わってしまうというのは、きっといけないことだと思う。

あの爆発の日から雪も降り、雨も降り、たくさんの風が吹いた。
すでにその物質を収集して調査することは不可能に近い。
ならば、できるだけ多くの目撃証言から「このように判断するのが妥当である」という合理的な見解が得られるべきだと私は思う。
私や、友人のYさんでは限界がある。
誰か、同じような経験をした人はいないだろうか?
そして、壁材や建材などに詳しい方はいらっしゃらないだろうか?原発そのものに詳しい方がいれば、またお話を訊きたい。

福島第一原発3号炉の設計士である上原春男氏に自由報道協会の記者会見で伺ったところ、「まったくわからない」とおっしゃられた。
おそらくは判断材料が少なすぎたのだろうと私は感じた。

20キロから30キロ圏にまで飛散した粉塵。
もし、このキラキラしたものが人体に有害だったなら。

午後3時過ぎ。
もし、この粉塵を外で遊んでいた子供たちが吸っていたなら。

別に私は危険を煽りたいわけではない。
単純に知りたいのだ。妥当な答えが出て「なんだ、心配して損した」と言えればそれにこしたことはない。
なによりもまず、4ヶ月経ってもその時の体験を不安に思う76歳の女性がいるということだけは、知っていただきたい。

誰か、同じようにこの体験をした人がいれば、hibaritimes@gmail.comまで遠慮なくご連絡ください。
また建築や建材などに詳しい方からの声も聞かせていただきたい。
よろしくお願いします。

(枚田貴人)


写真レポート  飯舘村 花と祈りと枯れた田と
有機農業を村全体で取り組んできた飯館村が計画的避難区域となった1カ月後。
無人の産直所に飾られたまだきれいな「吊るし雛」。
水の張られていない水田を目の当たりにすると、取り返しがつかない残酷な現実が、胸に迫ってくる。
今は夏草が生い茂っているのだろう。





下志津・畔田のいきものたち 写真展開催中

2011-08-16 08:17:34 | (仮)佐倉西部自然公園
 下志津・畔田のカメラマン 坂本さんの写真展を現在さくらネット事務所で開催中(9月末日まで)





   坂本さんより
     キツネノカミソリ ヒガンバナの仲間です。
     珍しい花ではありませんが、外を出歩くのも億劫な盛夏、しかもヤブ蚊の多い日陰に咲くので、
     意外に知られていない花です。

下志津、畔田の地元の皆さんと市民グループが協力しながら(仮)西部自然公園計画を話し合っていく、画期的な取り組みが始まる。
(仮)佐倉西部自然公園整備基本計画 第5回合同会議
平成23年8月21日(日)10:00~
下志津ふれあい会館にて

(仮)佐倉西部自然公園整備検討会で1年半の時間をかけて作った理念
どこにでもあるようなありふれた都市型公園ではなく、「理念」に沿った「里山谷津田の大切さ、良さが伝わる公園計画作り」が重要です。

 この(仮)佐倉西部自然公園には、春になると猛禽類の渡り鳥 サシバが子育てするために南から渡ってくる。
生態系のピラミッドの頂点にサシバがいると言う事は、そのピラミッドの底辺にあたる土の中、田んぼの水の中にまで生態系を支える生き物たちがいると言う事。
絶滅危惧種とも言われるニホンアカガエルもトウキョウダルマガエルも、冬まだ寒い時期に田んぼ池に卵を産みに来る。
それを餌にするヘビもたくさんいるので、サシバのえさには事欠かない。
その環境を保全していくための公園計画を、市民も入れた話し合いの場で作るべきと議会質問で何度も取り上げてきた。
やっとここまでたどり着きました。
 
 地元自治会と長年(仮)西部自然公園で活動してきた市民グループを合同会議のメンバーに加え、計画作りについて話し合っていこうとする佐倉市の取り組みを評価するとともに、「里山谷津田はみんなの宝物、次の世代に大事にリレーしていこう」と市民が共通認識できるような取り組みを求めます。

さくらネットでは、9月16日にパワーポイントを使った坂本さんのトークライブを石田純一の向こうを張って計画中

8/18 代理人を囲んで「さくらネット おしゃべり会」を開催します

2011-08-15 10:50:55 | ネット活動


放射能測定結果や各地の計測して分かったミニホットスポット、給食の食材の事、その他いろいろ
「子どもを放射能から守る全国ネット」のことも

介護の話は介護相談員をしているスタッフに気軽に聞いてください。

身近なことから、話し合っていきましょう。



佐倉市畔田のひまわり畑
Sさんによると
里山会のヒマワリ 品者名「ゴッホ」が花盛りです。この品種は背が高く無く、枝分かれも多いのでとても賑やかな感じを受けます。ヒマワリはゴッホに限るかな

ストロンチウムは今何処に?そして、これから何処に?

2011-08-14 09:05:22 | 放射能問題
セシウム汚染稻わら問題はいま牛糞堆肥問題へとステージを変えてきている。
8/14朝日新聞「牛糞堆肥 基準値超セシウム 新潟県でも検出」

食品と暮らしの安全 7月号から
海から陸に広がるストロンチウムという記事がある。
原発事故の放射能汚染では、最強の猛毒プルトニウムとストロンチウムが一番怖いと考えられていた。
この記事では、これから起こるであろう、ストロンチウムの汚染について警鐘を鳴らしている。

以下抜粋

 4/27 福島市内土壌から検出された放射性セシウムは59000ベクレル/kg、ストロンチウムは61.7ベクレル/kg。ストロンチウムはわずか0.1%。
これは、セシウムは大気中に広がりやすいからで、放射性セシウムもストロンチウムも原子炉内の核分裂ではほぼ同量できると言われている。

 5/16 福島原発取水口付近の海水検査では、放射性セシウムが平均66,000ベクレル/㍑に対し、放射性ストロンチウムは平均21,900ベクレル/㍑。
セシウムに対して33%に達しているので、海にはかなり多く流れ出している。

魚の骨、エビ、カニ、ウニ、海藻に
 ストロンチウムは、カルシウムが豊富な部分に集まるので、魚では骨に蓄積していく。
蓄積しやすい海の生き物は、エビ、カニなどの甲殻類、
ウ二、ナマコなどの棘皮動物、
昆布、ワカメの海藻類。

 水産庁が魚類の放射性ストロンチウムの検査を開始したのは6月に入ってから。
(現在は?公表は?)

 海洋汚染は、海流と魚の移動で、西日本だけでなく北日本にも広がっていき、魚の汚染は小型魚から大型魚に移っていく。
将来、放射性ストロンチウムによって、白血病や骨ガンにかかるリスクが高くなるおそれがある。

海産肥料と海産飼料で陸地に戻ってくるストロンチウム
 陸地の放射性ストロンチウム汚染は海に比べると微々たるもので、野菜は魚のように動き回らないので安心できると考えられているが、そうとは限らない。
 
 畑の野菜や果物にもミネラルを与えて、おいしく健康に育てる天然肥料として海産肥料が使われてる。
例えば、ニシンやイワシが原料の魚粉肥料、
カキやホタテを原料にした貝殻粉末肥料、
ズワイガニの殻を原料にしたカニ殻粉末肥料、
海藻を原料にした海藻粉末肥料、などがあるが、
原料が放射能で汚染されると、海産肥料をまいた畑も汚染され、作物も汚染されるようになる。
 
 また、海産物は畜産や養殖魚用の飼料としても広く利用されている。
鶏用飼料には海藻、カニ殻、貝殻、魚粉、
養豚飼料には海藻、魚粉、
牛用飼料には海藻、
ウナギ、タイ、ハマチの養殖には魚粉や海藻などが
原料となっているので、放射能汚染されることになる。
 そして、畜産から出た糞尿は、有機肥料として田畑にまかれる。

 日本近海が放射能に汚染されると、海産物が汚染され、最後には肥料・飼料となって日本中の田畑に放射能汚染が広がっていく。 

汚染は加工食品にも
 鶏に貝殻を与えると、主に放射性ストロンチウムは卵の殻に蓄積する。
 この卵の殻は、食品添加物の卵殻カルシウムとして様々な食品に用いられている。
ラーメンの麺のカンスイの代わりに、
ソーセージやハンバーグなどの畜肉加工品に、
かまぼこなどの水産練り製品に、
他にもパンやレトルト食品、総菜、ベビーフードなど広範囲に使用されている。
さらにカルシウム強化剤としてサプリメントにも。

暫定基準値を廃止し、基準値を平常時にまで下げないと、放射性ストロンチウムの汚染は避けられない。

福島で耳なしウサギが生まれていた

2011-08-12 17:54:52 | 放射能問題
食品と暮らしの安全 8月号によると、
福島県浪江町で4月末、耳のないウサギ生まれていた。
放射能がいかに危険かを、身を持って警告するウサギ。
耳を欠損させるだけの高濃度の放射能(800㍉~1000㍉シーベルト)で汚染されていたことになる。

以下記事より

これから問題になるのは、人間への被害が出ていないのか、ということです。
ウサギと人間では、放射能の浴び方が違うとはいえ、耳なしウサギが浴びた線量よりはるかに低い線量で、
人に多指、小頭症などの被害が出ます。
 だから、避難命令が出なかった20km圏外で被ばくした女性が、年末から来年にかけて先天異常児を出産する可能性があるのです。
 もし、先天異常児が産まれたら、事故を起こした東電と放射能は危なくないと言う原子力の専門家と、放射能汚染が流れたと予測したSPEEDIのデータを隠して20km圏外の住民を避難させなかった官僚と、的確な対策をとらなかった政府による犯罪が起きたことになります。

ウサギの飼い主の話。
 3/14 11時半に3号炉が爆発しました。
ところが12時のニュースでは爆発したことが報道されなかったので、13時から外に出て作業していました。
 スタッフは、化学性の臭いがして、目がしみて、すぐにのどが痛くなり、それから胸(肺)まで焼けました。
私は夕方から顔がひりひりして、夜からのどが痛くなりました。
それから顔がはれて、1カ月半ほど治りませんでした。
 しばらくたってから医者に行きましたが、放射能被ばくの検査や治療は行われず、風邪薬、痰きり薬、顔に塗る軟膏薬をもらっただけです。



さくら・市民ネットワーク通信 発行しました

2011-08-10 09:39:51 | ネット活動
8月8日(月)市議会通信、入江あき子の県議会通信&さくら・市民ネットワーク通信を発行した。
新聞折り込みで、今回はそれぞれブルーと黄色の通信2枚となったが、お目にとまったでしょうか。

HPからもご覧いただけます。
さくら・市民ネットワーク通信

夏の発行1回のみは、新聞折り込みとしている。
あとの3回は配布者の方々のご協力のもと、各お宅のポストへお届けしている。

配布のおてつだいをしてくださる方、募集中ですので、よろしくお願いいたします。
また是非感想もお寄せください。

以下は私の記事です。

原発事故、佐倉市がなすべきこと
---まずは除染、安全な給食を!---
市議 伊藤とし子

佐倉市にもホットスポットが
 7月25~27日、さくらネットでは市内各地の公園を中心に放射能測定を行いました。
市内では東よりも西の地域がおしなべて高いという結果が出ました。
しかし、東部でも場所によっては高い値が部分的に出ており、もはや「ここは大丈夫」というところはありません。
特に屋根全体の放射能を洗い流して雨だれが落ちた地点では1マイクロシーベルト(以下μSv)、側溝の堆積物からは3μSvが検出されました(ちなみに3・11以前は0・022~0・044μSv)。


内部被曝の危険性
 現在、鼻血が止まらない、下痢、口内炎などの症状が福島県以外でも報告されています。
これはチェルノブイリの子どもたちの、放射線低線量被曝の症状そのものです。
 原発事故から25年経った現地ベラルーシでは、健康な子どもは20%以下、一人の子どもが複数の病気を抱えています。
放射能で汚染された土地の作物を食べていることによる内部被曝が原因です。
女性はセシウムが子宮にたまりやすく、胎児ばかりか胎児の卵子も致命的な影響を受けます。
何としてでも内部被曝を防ぐ取り組みが必要です。

基準値年間1㍉シーベルト以下を守るべき
 文科省は福島県の学校における暫定基準値、1時間当たり3・8μSv(年間20㍉シーベルト)*を撤回していません。
佐倉市もこれに倣っています。
「子どもは大人の数倍影響を受けやすいので、佐倉市は年間1㍉シーベルトを限度にするべき」と議会で迫りましたが、「国が基準値を変更しない限り難しい」という答弁で終始しました。
このままでは、子どもたちの被害が広がっていきます。

*3.8μSv:放射能管理区域の大人に適用される数値。


市独自の取り組みを
 佐倉市は今のところ、給食食材の放射能測定を殆ど行っていません。
また、土壌に降り積もった放射能を取り除く「除染」も行っていません。
除染するには、表土5㎝ほどを削ったり、側溝のヘドロ清掃をしたり、高圧水で洗い流したりする作業が必要です。
福島県伊達市では全市で取り組み、効果をあげています。

市民ネットでは、5つの提案をします。
1.放射能測定で問題点を洗い出し、ホットスポットを優先的に除染する。
2.除染した土などの長期間の管理方法を含めた作業マニュアルを作る。
3.学校給食の食材検査と産地表示をして安全性の確保をする。
4.放射線量に合わせた学校等での放射能対応マニュアルを策定する。
5.幼児が遊ぶ砂場の砂の早急な入れ替えを行う