伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

香害・化学物質過敏症患者からの声(悲鳴)を聞いてください

2024-05-18 17:49:47 | 化学物質過敏症
香害・化学物質過敏症患者の方から、体験談が寄せられました。
せめて自宅で安心して暮らせたら、という当たり前の望みですが、今はそれもかないません。
多くの方に知ってもらい、安心して暮らせる環境を取り戻したい、との切実な声です。
香害だから「におい」がなければ大丈夫かと思っていたら、
とんでもない、「香り」がないのに、さらに被害が深刻化していることが分かりました。
それは「徐放技術」により長期間においや除菌剤を放出させ続ける技術が進んだためです。
逃げ場がない絶望的な社会です。
私も化学物質過敏症です。
よくわかります。
私たちは紙一重の所でかろうじて生活しています。

この方は、自宅に住めなくなって、少しでもましな知人宅に逃げ出しました。
CS(化学物質過敏症)の原因物質は人それぞれなので、この人は大丈夫でも、あの人はダメ、ということはよくあります。

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化学物質過敏症患者です。
現在、自分の家に住めず、避難生活を送っています。

発症のきっかけは他人からの受動喫煙と柔軟剤でした。
化学物質過敏症と分かるまで時間がかかりましたが、2012年に確定診断を受けました。

その後悪化し、2年間地方での避難生活をしました。
回復したこともあり、2016年自宅に戻ってきました。
しかし、柔軟剤や洗剤臭は相変わらずでしたが、今から考えれば、まだこの頃はマシでした。

2018年頃は、洗濯排水からのニオイも一定の時間が経てば消えたし、干してある洗濯物を取り込めば、ニオイや成分の影響は全くではないですが、かなり楽になりました。

ところが、年々柔軟剤からの移香が強くなってきだし、カーテン等窓際にある物への付着が増してきました。

2020年1月から、ハッキリ覚えているのですが、ご近所で使い出した洗剤か柔軟剤なのか不明ですが、マイクロカプセルの塊のようなものとしか表現しようのない、微粒子の成分が部屋に入ってきて付着するようになりました。
微香や無香料です。
それまで室内に柔軟剤臭は入ってきても、窓を閉めると入ってはこなくなりましたが、その微粒子は残留するし、どこかしら僅かな隙間からも入ってきました。
その微粒子は重量の関係で床に落ち付着するためか、足の裏がビリビリ、ピリピリしだしました。
洗濯の排水も、排水口から何か揮発し続けているようになってきました。
家の前の道路に側溝があり、直接側溝に流れるのではなく、その地下の排水溝に流れているということですが、感じるようになりました。
特に酷いのは、抗菌ビーズ、消臭ビーズを使用した時ではないかと、後に思いました。

化学物質支援センターに相談したところ、床だけでなく棚や至る所にも付着していると思うが、現状では防ぐことは難しいと。
専門家の医師のアドバイスは、スリッパを履くしかないと。

当初はそれで良かったのですが、段々マイクロカプセルも進化したのか微粒子が舞い上がり、スリッパの上にも付着し、ズボンの裾にも付着するようになり、ピリピリビリビリの反応も、段々上がってきだし、酷い時は膝にまでくるようなりました。
当然、棚等にも付着しているので、何気なく棚の上にある物を取ろうとして、触った途端、指先に電流が走ったかのようなビリビリピリピリと反応しました。
最初に感じた時はショックでしたが、ただこの時点では、限定的な場所だったので、その場所は気をつけることや、コロコロでかなり除去できたのでまだ良かったのです。

それから1年後位からか、抗菌消臭洗剤なのか、もっと強力な洗剤なのか、自宅室内に更に細かい微粒子が入ってきて付着するようになりました。

その害が多くあり過ぎて、書き切れないので一部だけ書きます。
台所のガスレンジの上に置いてある調理器具の全部に微粒子が付いてしまいました。
気付いた最初は手がピリピリするなと思いながらも料理を作りましたが、食後に、トイレで気を失ってしまう程の激しい下痢をしました。
それからは、料理をする前にすべての道具を洗わなければならなくなりました。
さらに、食器戸棚の食器にも気をつけるようになり、できた料理も器に盛ると直ぐにラップするなど。
ありとあらゆる物をビニール袋に入れたり、ラップをかけたりと、考えられないような状態になってきました。

その頃SNSでも、料理の作り置きができないとか、食器にも付着しているとか、同様な投稿を見ました。

当然自分の髪や衣服にも付着しているので、体は段々重くなり、頭部の痺れや、頭を剣山で押さえつけられるような痛み等が無い日はありません。
微粒子は髪や衣服等には付着吸収されますが、鍋やフライパンやビニール袋等は吸収されないため、触ると痺れやビリビリピリピリするのだと思います。
マイクロカプセルの心材の抗菌剤や消臭剤が微量でも、無数に直接手に触るからそういう反応が私には起こるのかと思っています。

その他に、コロナ下で消毒スプレーという無香料の(多分)除菌消臭スプレーが使われ出し、これも強力で1回使われると数日間残留します。
撒かれた直後は頭が剣山で撫でられているような痛みが走ります。
SNSでは、顔に殺虫剤スプレーをかけられたような感じ、と何人かの投稿を見ました。
スプレーは外出の前後に撒かれたり、また布団を干している時にも撒かれたりします。
その布団を叩いたり取り込む時にも、微粒子が舞い拡散して入ってきます。
飛散、付着力が強力です。

2023年5月以降コロナが5類になってからは、感染予防だと思いますが、来客時スプレーをまいたりします。
除菌、抗菌、消臭のマイクロカプセルは香料のそれより小さく、拡散・付着力も強力ではないかと思います。
そしてマイクロカプセルは、大気中にある他のマイクロカプセルや粉塵等も付着してくるのではないかと思います。
ご近所が使用してない香料が付着していたりする時もあるのです。

そして更にショックだったのが、昨年の夏からは別の種類なのか更に小さい微粒子なのか、
どこか僅かな隙間から入ってきて来るようになりました。

マイクロカプセルの微粒子は大気中に拡散されると、屋内に入ってきたものは溜まり続け、家中に付着して長期間残留するので、濃度が高くなります。
香りがあればまだ分かりやすいのですが、今の洗剤の主流は抗菌・消臭洗剤ではないかと思います。
無香料でも成分がダメなCSも多く、SNSでも香害の弊害とか、香害が無くなっても解決にならない等々の投稿を見ます。

付着した抗菌消臭剤や除菌剤は水分を含むと更に揮発するようになっているようで、テーブルや台所等濡れ布巾で拭くと、成分が揮発して頭が締め付けられます。
人は汗をかくとニオイが出るので、水分を含むと成分が揮発する機能もつけたと思います。
これもSNSで同様の投稿あります。
だから雨の日も楽にならなくなったとも。
空気と同じで、防ぎようがありません。
無香料であってもマイクロカプセル、徐放技術使用の日用品はCS(化学物質過敏症患者)には苦しいです。

香料だけに反応している方々もいると最近知りました。
その被害者数は分かりませんが、香料以外にも苦しんでいる私も含めて多くのCSは、香害が無くなっても苦しみは続くと思っていると思います。
無香料製品でも害があることの理解が少しでも広まることを、願っています。

また、短期間でここまで追い詰められるとは思ってもいませんでした。
洗剤、柔軟剤、各種スプレーのマイクロカプセル、徐放技術使用が最大の原因です。
他者への悪影響の甚大さに怒りと悲しみしかありません。
日用品へのマイクロカプセル、徐放技術使用は禁止になることも願っています。

自宅に戻れるのか、思案する日々です。
益々CSの住める場所が無くなっています。

佐倉市のポスター 


ボトルブラッシュは満開です。


画期的!!千葉県は殺虫剤、化学物質を使わない総合防除での建物管理にシフトします

2020-08-21 13:14:56 | 化学物質過敏症
化学物質過敏症患者にとって、とてもうれしい報告です。

千葉県庁建物の管理を、殺虫剤を使わずに総合防除で行います*****

法律上「特定建築物」に該当する建物は、衛生的・快適に使用できるよう、
建築物環境衛生管理基準に従って維持管理することが義務付けられています。
そのため、1年に何度か、建物内に殺虫剤を撒いて、害虫駆除を行っています。
害虫が居ようが居まいが関係なく、日程を決めて殺虫剤散布されています。
これを「定期散布」と言います。

現在、日本では100万人以上の化学物質過敏症患者がいると言われています。
しかし、化学物質過敏症の人にとっては、殺虫剤が撒かれると具合が悪くなるのです。
そのため、定期散布ではなく、生息調査を行ってから、適切な方法をとるようにと、
毎年千葉県には要望してきました。

「生活環境を健康にする会」として、千葉県公共施設での殺虫剤、化学物質使用状況調査を行い、
その問題点を事務局長のTさん(知る人ぞ知る)が分析。
問題点を抜き出す、という作業を行ってきました。
10年続けてきて、改善が少しずつ進んできましたが、
今回、一気に進むことになりました。

それは、ひょんなことがきっかけでした。

7月17日(金)県庁議会棟の会派控室で仕事を終え、部屋を出たとき
「7月18日(土)全館、建物の消毒をします」という張り紙に気が付いたのです。
急遽、何を撒くのか?生息調査は行ったのか?と管財課に問い合わせ。
控室のある部屋だけでなく、玄関ロビーから廊下、エレベーター、と私が使うであろう
最低限のルートには撒かないように要請。
そこで、3階の廊下、部屋には撒かないことを約束してもらいました。
次回は2月、とのこと。

その後、どうなるのかと気になっていましたが、
今回、担当課との予算要望のヒアリング時に、本庁建物は総合防除を取り入れることを、
また、全公共施設の管理者に、本庁では総合防除で建物管理をすることを周知する、と明言。
うれしい限りです。
千葉県本庁が積極的に動いてくれれば、念願だった、子どもたちが居住する児童養護施設、
児童相談所や県立学校での殺虫剤を使わない管理が進むと思います。

自分が化学物質過敏症患者だったことがよかった、と感じた瞬間でした。
自分事じゃないと、これはわからないと思います。



予算要望の全日程を終えて、とても良い結果にほっと。
でも、なんか変だと思いませんか?(いつもと同じ?)
それは↓を読んでね。

番外編
私が苦手なのは臭い。特にたばこのにおいですが、建材もダメです。
以前、部屋探しに同行して、ダウンしたことがありました。
食べ物は気を使っているのですが、
時々気が緩みます。
バナナ を食べてしまったのです。
それも、普通のバナナ。(有機ではないもの、という意味)
久しぶりのバナナはおいしかった!!
ところが、翌日舌の先、食道の入り口、胃がひりひりするのです。
頭もボーと。
食べた直後も、そういえば精神不安定になっていたな、と。
これがポストハーベストの影響なのか?アレルギーなのか?気のせいなのか?
わかりませんが、私の体が反応していると実感したのでした。


公共施設での殺虫剤・化学物質使用削減について~佐倉市・千葉県での取り組み

2018-03-11 10:39:36 | 化学物質過敏症
「NPO法人ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議」の情報紙へ寄稿しました。
JEPAニュース 109号(2018年2月発行)です。

昨年11月「生活環境中の農薬ばく露から子どもの健康を守る条例(仮称)」の準備会がスタート。
その準備会に参加したご縁で、「生活環境を健康にする会」の活動と佐倉市・千葉県の取組みを紹介することになりました。

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公共施設での殺虫剤・化学物質使用の削減について
      ~佐倉市・千葉県等での取組み~

 2007年より毎年化学物質過敏症(以下CS)問題を議会質問で取り上げてきました。
きっかけは市民相談でした。
その方は農薬の空中散布後数日たってから呼吸困難に陥り入院。
退院後、北里研究所病院の検査と状況から農薬系が原因であろうと判断。
その後、街路樹への殺虫剤散布にも反応するようになった、ということでした。

農薬・殺虫剤使用状況調査

 手始めに過去5年間の公共施設での「農薬・殺虫剤使用状況調査」を実施。
調査項目は「散布日付、場所、生息調査・物理的防除の有無、商品名、成分、有機リンなどの系統、原液使用量、希釈倍率、周知の有無・期間・方法」です。
 結果は定期散布が行われ、学校や幼稚園などでは室内外に有機リン系殺虫剤を散布、学校トイレに発がん性のあるトイレボール使用など。
あろうことか1日しか休園日がない保育園で噴霧式家庭用殺虫剤を使用したり、室内やおもちゃを日常的に殺菌消毒剤で消毒するなど、様々な問題が判明しました。
 08年先進的取り組みをしていた岐阜市を視察。
CS患者からの訴えを受け「公共施設における総合防除指針」を策定中でした。
早速、佐倉市でも策定するよう議会質問で求めました。

佐倉市の総合防除対応

 その後、佐倉市は「市有施設における農薬、殺虫剤等の薬剤使用に関する基本指針」を策定。
 内容は、農薬・殺虫剤が有害であること、化学物質も子ども・妊婦だけでなく過敏な人にも有害である、と明記し、総合防除の考え方に基づき
➀ 病害虫等が発生しにくい環境づくり
➁ 生息状況調査 
➂ 病害虫が発生しても、薬剤に頼らない方法を定めた施設ごとのマニュアル策定、指針を周知させるための研修を盛り込んでいます。
 11年4月より総合防除による公共施設の管理が始まりました。

毎年の検証がカギ

 この「基本指針」が遵守されているかを毎年「農薬・殺虫剤・化学物質使用状況調査」で検証し、議会質問で問題点を指摘してきました。
 担当である「資産管理経営室」は毎年、教育委員会も含め全庁的に「基本指針」と「マニュアル」の説明会を行い、きちんと管理するようにルールの徹底を図っています。
また、指定管理者等との契約時に仕様書に総合防除での管理を明記しています。
 それでも、いまだにトイレに芳香剤が置いてあったり、植栽にディプティレックスが、室内にスミチオンがまかれたり、と驚くことが起こります。
根気よく毎年検証し、問題点の改善を求めることは欠かせません。

保育園感染症対策マニュアル 

 調査により保育園での殺菌消毒剤の年間使用量が大変多いことが判明。
園児・職員の健康被害の危険性を指摘してきました。
 市は11年7月に「保育園感染症対策マニュアル」を策定。
「床は掃除機をかけ、水ぶきのみ。
おもちゃは洗えるものは流水で洗って自然乾燥、日光消毒を行う。
洗えないものは、汚れをふき取った上で乾燥させる。
ノロウイルス等感染症発生時に嘔吐物やふん便が床やおもちゃなどにかかった場合は、殺菌の点から次亜塩素酸ナトリウムによる消毒を行う」
という内容で、一安心です。

無農薬での芝生管理を

 千葉県はゴルフ場の芝草を無農薬で管理するため、04年「芝草の総合管理マニュアル」を策定しました。
 佐倉市の運動公園の指定管理者は「千葉県まちづくり公社」ですが、除草剤、殺菌剤、殺虫剤で管理しているため、無農薬管理のノウハウを活かすよう提案してきました。
ところがマニュアルの存在が共有されていないことが判明。
宝の持ち腐れを指摘し、活用することを求めました。

「生活環境を健康にする会」の活動

 CS患者と支援者の活動団体「生活環境を健康にする会」は10年から活動をスタート。
目的は「CS患者が住みやすい環境を実現することは、未来世代の子どもを含めたすべての人々の健康が守られること。そういう社会を実現したい」というものです。
 千葉県や会員の居住する自治体の「農薬・殺虫剤・化学物質使用状況調査」を県議・市議とともに実施。
メンバーの環境アレルギーアドバイザーが薬剤名から人体への影響を調べた上で、行政へ申し入れを行い、その上で、農水省・環境省の「住宅地等における農薬使用について」や厚労省の「建築物における維持管理マニュアル」、環境省の「公園・街路樹等病害虫・雑草管理マニュアル」の遵守を求めています。

千葉県の状況

 千葉県には10年から毎年調査をかけ、14年からは調査後問題点を抽出して、県議と共に各担当課ごとに面談を行ってきました。
当初、国の通知もマニュアルの存在も知られていない状況でしたが、毎年の働きかけで、薬剤使用は減少してきました。
しかし、乳児院や特別養護施設など子どもたちの居住施設で殺虫剤が使用されているなどの問題があります。
昨年の面談ではうれしいことに、複数の担当者から前向きな答弁がありました。
今年度の調査結果が楽しみです。




再度【拡散歓迎】10/1化学物質過敏症問題講演会「宮田幹夫先生@船橋 きららホール」

2013-09-29 10:24:56 | 化学物質過敏症
「生活環境を健康にする会」(化学物質過敏症患者とその支援者)主催で農薬・化学物質・電磁波問題の講演会を開催します。
そよかぜクリニックの宮田幹夫先生のお話はなかなか聞けませんので、ぜひ多くの方に聞いていただきたいと思います。


「日常に潜む有害物質から身を守るには」
~あなたと、あなたの大切な人のために~


私たちは多くの化学物質や電磁波に囲まれて暮らしています。
煙草の煙、衣類の防虫剤、部屋の芳香剤、虫よけ、除菌剤、匂いのキツイ洗剤、
庭木の消毒(殺虫剤)、建材、本のインク・・・とキリがありません。
化学物質は呼吸と一緒に知らないうちに吸い込み、身体は影響を受けています。
便利なスマホやタブレットから出る電磁波にも、私たちは影響を受けています。
体調不良の原因がもしかしたら・・・。
これらが原因かもしれません。

講師は化学物質過敏症問題の第一人者 宮田幹夫先生(そよかぜクリニック院長 北里大学名誉教授)

場所 船橋市文化創造館 きららホール (フェイスビル6階) JR・京成船橋駅から徒歩2分

日時 10月1日(火) 10時~11時45分 (開場9時30分)

参加費 無料
先着  100名様 (申し込み不要)

託児はありませんが、お子さん連れもどうぞいらしてください。

問い合わせ先  seikatukankyo@gmail.com

香料(柔軟剤の強いにおいも含む)や整髪料、除菌剤、クリーニングに出したばかりの衣服、衣類に残っている防虫剤などに反応し、具合の悪くなる方がいますので、控えていただけますようお願いいたします。


昨年は化学物質過敏症患者のドキュメンタリー「いのちの林檎」の上映会と、
脳科学者の黒田清一郎先生の学習会を行いました。
その時多くの方からカンパをいただきましたので、
ぜひ若いお母さんたちに参加していただきたいと、今回は無料の企画としました。






7/13~ 新宿武蔵野館で「いのちの林檎」上映

2013-07-10 12:55:34 | 化学物質過敏症
化学物資過敏症患者 早苗さんと美智子さん母娘を主人公に描いたドキュメンタリー「いのちの林檎」が7/13日より新宿武蔵野館で上映される。
昨年4月、私たちも船橋で自主上映会を行って、170人の方に観ていただいた。
各地で自主上映会を繰り返しながら、「ぜひ大勢の人に観てもらいたい」と願っていたが、いよいよです。

「いのちの林檎」公式HPによると
新宿武蔵野館だけじゃなく、福山市・シネマモード7/13~ 大阪テアトル梅田 8/24~ でも上映される。

7/10 東京新聞記事より***********

化学物質過敏症の女性「闘病の3年 映画に」無農薬のリンゴが命綱

 林檎の無農薬栽培に取り組む青森県の農家木村秋則さんの実話を映画化した「奇跡の林檎」がヒットする中で、木村さんのリンゴにまつわるもう一つの映画が13日、東京・新宿武蔵野館で公開される。
タイトルは「いのちの林檎」。
木村さんのリンゴに命を救われた川崎市の女性を扱ったドキュメンタリーだ。

 主人王の早苗さんは2001年、川崎市の自宅で倒れ、北里大学で化学物質過敏症と診断された。
化学物質に反応して呼吸困難や頭痛、失神などが起きる疾患で、1996年に新築した際に初期段階ともいえるシックハウス症候群になっていた。
倒れた日は近くのゴルフ場の農薬散布日だった。

 窓から入るわずかな煙草の煙や車の排ガス、香料や消臭剤などにも苦しむ日々。
03年に症状が激しくなり、普段は飲める浄水器を通した水さえ一滴も受け付けない状態に。
そんな時、母親が自然食品店を回って出会ったのが木村さんのリンゴだった。
無農薬、無肥料栽培のリンゴに症状は出ず、以後、早苗さんの支えになった。

 できる限り化学物質を避けるため、09年に母親と長野県の高地に移住した早苗さん。
映画は移住の前後3年半の姿を追い、その苦しみをつづる。

 自主上映を重ね、埋もれていた名作を発掘するため、広島県で開かれた「お蔵出し映画祭」でグランプリ獲得。
劇場公開にこぎつけた。

 早苗さんは、今なお「頭も体も酸素が不足したような状態」で、症状がひどい時は木村さんのリンゴをジュースにして命をつないでいる。
劇場公開に「社会とつながりができたと感じている。
「一般の人に化学物質過敏症を知っていただけると嬉しい」と期待する。

 上映は朝1回で、当面3週間の予定。
劇場前売り1300円。当日1800円。
問い合わせは新宿武蔵野館(tel 03-3354-5670)
映画の問い合わせはビックリ・バン(tel 090-1651-4496)

化学物質過敏症とは
現代環境病のアレルギー疾患で、発症のメカニズムは今のところ解明されていない。
身の回りの化学物質があふれる現代、NPO法人「化学物質過敏症支援センター」は、発症者は全国で100万人を超すとみる。
化学物質を一度に大量摂取するほか、微量を長期間にわたり体内に取り込むことでも発症しやすいといい、「潜在発症者も多い」と警告する。





以前のブログを見直したところ、とっても素敵な感想を寄せていただいていた。
東京新聞の記事もさることながら、これに勝るものなし。

映画「いのちの林檎」へのうれしい感想から

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先日は映画「いのちの林檎」見させて頂き、非常に打たれました。
よい映画を知る機会を与えて頂き、本当にありがとうございました。
その場で走り書きしてしまうより、もっと落ち着いて感想をお書きしたかったので、
アンケートお出しせずに帰って来てしまいかえってご迷惑かとは思いますが、お許し下さい。

私が心打たれたのは、被害の深刻さを初めて知らされた驚きにも増して、映像作品としての質の高さです。
どうしても職業柄ビジュアルから入っていくので、不謹慎にとられるかも知れませんが、早苗さんとお母さんの美しさ、容姿を含め、オーガニックなものしか身につけられない故の身の回りの品々の素朴さ。
余儀なくして向かったとはいえ、身を置く信州の自然の飾らない美しさ。
木村さんの人間味の滲み出る魅力、りんご園の美しさ、今の農法に辿り付くまでのエピソード。
また、本物のTV中継でも、あれほど真に痛みまで伝わってくる迫力のあるプロレスの実況映像は見たことがありません。
シンプルな編成のジャズのバックグラウンドもひとりひとりのひたむきさを裏打ちする様で胸に迫ってくるものでした。

作品全体が、タルコフスキーの「サクリファイス」の続編もかくやと思えるクォリティの高さがあります。

社会運動を核として問題提起を目的とし制作された映像にありがちな押し付けがましさはなく、事象をより俯瞰から捉えた視点が感じられ、そこに、制作に当たられた方々の「伝えよう」という強い決意がうかがえます。
ビデオカメラを回す時間もギリギリに制限された極限の状況で、根気づよく何年にも渡って一切そのクィリティを落とすこと無く撮影を続けられたことを思うと、それだけで深い感動を覚えます。

間違いなくこの映画は、こういった問題につきまとう偏見の壁を突き抜けることのできる存在です。
ドキュメンタリーフィルムとしては、マイケル・ムーアやアル・ゴアがなし得た域に達していると思います。
この映画が、もっと広く配給され、多くの人の目に触れる機会はないものでしょうか?
なにしろ問題そのものが多くのスポンサーになりうる企業、団体にとってまさに「不都合な真実」なだけに簡単なことではないでしょう。

映画上映に尽力される皆様、病気の存在の周知に尽力される皆様のさらなるご努力にエールをおくりつつ、非力ながら、映画と被害者の存在を出来るだけ多くの方々に知ってもらえる様な方法を探って参りたいと思います。

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【再度拡散歓迎】1/19学習会「新農薬ネオニコチノイドが日本を脅かす」水野玲子さん

2013-01-18 08:47:07 | 化学物質過敏症
再度「有害化学物質から子どもの健康を守る千葉県ネットワーク」主催の学習会のお知らせです。(略して「子健ネット」)

明日 1月19日(土) 13:15~16:30
千葉県教育会館203号室

テーマ「新農薬ネオニコチノイドが日本を脅かす」
講師 水野玲子さん

ネオニコチノイドはミツバチが消えていくなどの原因ではないかと言われています。
しかし、果樹、水田へラジコンヘリでの散布など広範囲に大量に使われています。
水溶性のため洗ってもダメです。
そして生態系への影響は、有機リンと同様大変危険であると言われています。
脳への影響として、凶暴性を帯びるという事例も、群馬県で農薬中毒患者を多く診察してこられた青山美子医師からも報告されています。

欧米では使用を禁止している国もありますが、日本の残留農薬基準値が高いことはあまり知られていません。

講師の水野玲子さんは、NPO法人ダイオキシン、環境ホルモン対策国民会議(JEPA)理事。NPO法人化学物質による大気汚染から健康を守る会(VOC)理事。
長年子どもの健康と環境化学物質の問題に取り組んでいます。

多くの方のご参加をお待ちしています。



子健ネットでは、2010年千葉県内の22市町の公共施設で使われている化学物質調査を行い(07・08年)、冊子「あぶない子どものまわりは農薬がいっぱい」にまとめました。
内容は、実態調査表と農薬、化学物質の商品名・系統名(有機リン系など)、その毒性までを普通の人が読んでもわかるようにしたものです。

これを使って、私も議会質問を行いました。
佐倉市では、なんと、現在、公共施設の管理は「総合防除」(農薬をできるだけ使わずに管理する方法)を取り入れています。
公園や校庭には農薬を使っていません。

昨年12月には市原市議会の小沢さんが議会質問に取り上げました。



ぜひ御自分の市の農薬・化学物質使用調査をして、実態を検証してください。
結構ひどいかもしれません。
調べない限り、毎年同量の薬品を使っているのはざらです。(調べても)

調査の方法も書いてありますので、即実践に使えます。

まだ、在庫がありますのでお分けします。(500円)
当日会場で、または、子健ネット 事務局 半澤さんまでお知らせください。↑(チラシ参照)

映画「いのちの林檎」が映画祭グランプリ受賞

2012-11-16 12:16:40 | 化学物質過敏症
祝! グランプリ受賞  祝! 劇場公開

ドキュメンタリー映画「いのちの林檎」の上映会をしたご縁で、プロデューサーからうれしいお知らせがあった。


尾道市、福山市で開催された「お蔵出し映画祭2012」のグランプリをとったという事で、来年は映画館で上映されるという事だ。↓



「お庫出し映画祭」とは
年間約400本の公開本数を誇る日本映画界。
日々、多くの映画が上映されていますが、 お蔵入り=劇場公開していない作品もたくさんあります。
そんな劇場未公開作品や、DVD化されていない作品、劇場でなかなか上映されない作品など、知られざるお宝映画を発掘して一挙上映してしまおう!という映画祭

ということで、今年は、
10月12日(金)から14日(日)まで3日間、開催された。

劇場で公開されたら、大勢の人に観てもらえて、化学物質過敏症患者が大勢苦しんでいることを理解してもらえるだろう。

うれしい。

監督、プロデューサー おめでとうございます。

【拡散希望】10/6「今、子どもたちに何が起こっているのか?」化学物質問題学習会

2012-09-16 19:52:14 | 化学物質過敏症
化学物質や農薬で具合の悪くなる子ども(大人も)が増えています。

アレルギー、アトピーを持つ子どもたちの親の会主催で、化学物質問題について下記学習会があります。


学習会「今、子どもたちに何が起こっているのか?」**********

私たちは合成洗剤、柔軟剤、制汗剤、殺虫剤など、本当にたくさんの化学物質に囲まれて生活しています。
そして、今、アトピー性皮膚炎や食物アレルギー、花粉症などのアレルギー疾患やぜんそくなどの子どもが増えています。
私たちが、日ごろ何気なく使用している化学物質が子どもたちの健康にどのような影響を与えているのか、わかりやすくお話ししていただきます。


「子どものアレルギーから食と環境を考えるNPOみれっと」代表 久間佳代子さん

プロフィール さいたま市のHPより

NPOみれっと
さいたま市大宮区の閑静な住宅地にあるNPOみれっと(代表 久間佳代子氏)は、食や環境に起因するアレルギーへの対応相談を中心に、アレルギー疾患の子を持つ親の仲間づくりや、保護者が抱えている社会問題の解決に協力し、アレルギーに関してあまり知られていない情報の発信源となっています。

久間佳代子さん
ご自身の子どものアレルギーのために無垢材で自宅を改築し、床下に炭を敷設。
月1回、アレルギーを持つ親子の交流の場として自宅を開放し、「おひさまカフェ」を開催
 ・ニュースレター、冊子や活動パンフレットを刊行
 ・全国の仲間と署名を集めて陳情し、現在の加工食品のアレルギー物質の表示を実現、災害時のアレルギーを持つ人への支援活動、食や環境に起因するアレルギー疾患の発症予防に関する相談対応及び普及・啓発等々さまざまな活動を実施してきました。



日時 10月6日(土)10:30~12:00
場所 佐倉市西部保健センター 2階 第1会議室
参加費 300円(どんぐり会員は無料)

主催 アレルギー児を持つ親の会 サークル”どんぐり”

託児はありませんが、子連れ大歓迎です

化学物質過敏症と言っても農薬系、香料系、両方のマルチ系といろいろです

2012-09-15 16:00:03 | 化学物質過敏症
日本には農薬、化学物質で苦しんでいる患者が70万人から100万人いると言われています。
国は3年前に化学物質過敏症を病名として登録しました。
立派に病気であると認めています。
その原因は、生活の中に使われている化学物質ですが、農薬も化学物質で大きな原因になっています。

患者とその支援者で活動している「生活環境を健康にする会」のメンバーの中でも、農薬系、香料系と強く反応する物質は分かれますが、MCS(多種類化学物質過敏症)発症者は、香料、タバコ、農薬など全部に反応します。 

患者さんでひどくなれば家から出られず、転居したくてもどこもいろいろな問題があり、みんな悩んでいます。

特に学生は、シャンプーのにおい、衣服に染みついた合成洗剤のにおい、そしてここ一年は制汗剤のにおいがひどくて、去年より学校に行けない日が増えてしまった、といった問題も報告されています。
洗剤やシャンプーや制汗剤もどんどん臭いが強くなっているようです。
吸い込むと胸が痛くなるそうです。

教室に何十人も学生が居れば、それぞれ髪の毛、衣服から発散する化学物質は恐ろしいほどの量でしょう。

それで学校に行けなくなっている子もいるそうですが、本人も家族も原因が分からずに悩んでいるそうです。

友人の娘さんは中学校で具合が悪くなると保健室に逃げ込むそうです。
保健教諭がとても理解があり、保健室から化学物質を排除してくれたので、助かっています。
同じように逃げ込むほかの子も立派な化学物質過敏症患者だけど、親も本人も理解していないそうです。

農薬に苦しんでいる家族は、家の前の農家の畑で散布されていた農薬で一家全員が発症しました。
大学生だった息子さんは、夏休み中に大学の校舎が塗装補修されたことが原因で、学校を辞めざるを得なくなったそうです。
現在の悩みは化学物質過敏症対応の家を新築中だけど、周りの住宅地や学校、公園でまかれる農薬をどうにかしてほしい、ということ。

佐倉市は昨年4月から農薬を極力使わず、毛虫などを手で取ったり、自然由来のニームを散布したりし、公園、校庭、園庭には農薬を散布していません。
公共施設も同様に、ゴキブリやダニ、ネズミも生態調査をして、ゴキブリホイホイのようなワナを仕掛けたり、必要に応じて対応することにして、一斉に定期的に散布することを止めました。
保育園も塩素系の消毒薬でおもちゃや床などを拭いていたのが、水ぶきと日光消毒で、厚労省からのマニュアルに沿ってきちんと対応しています。

私が一期目で取り組んできた、岐阜市なみに「農薬を使わずに管理する」ことは、佐倉市では順調に取り組まれています。

農水省、環境省の両局長名で平成19年1月31日に出された、「住宅地等における農薬使用について」では、

むやみやたらに農薬の定期散布はだめですよ。
土づくりや施肥に気を付けて、発生しても手で捕ったり、枝をすいたり、物理的に対応しなさいね。
仕方なく農薬を使う場合も、必要最小限度にしてくださいね。
使用する前にきちんと近隣住民に知らせて、使用後も注意書きを置きなさいね。
農薬の混合使用は危険ですよ。
使用基準をきちんと守りなさいね。
健康被害があった場合は、きちんと対応しなさいね。
等など

平成15年に出された農水省・環境省通知が、自治体によってはちゃんと対応せず農薬を定期散布していたり、現地で危険な農薬の混合を行ったりしていました。
それで、再度出しますよという、文章を付けて、県、市町村はもとより関係省庁と農薬に関連する民間団体すべてに送っています。

千葉県は今年1月「ちょっと待って!住宅地などでの農薬散布」というチラシを6万部作って、市町村に配布しました。
農薬散布をめぐっては、健康被害とトラブルが多く発生していて、患者の声を受けて作成したそうです。

とてもよくできているので、ぜひ各市でも印刷して使用してもらいたいものです。

また、幼稚園近くの患者さんがスミチオンの定期散布で、とても体調が悪く困っており、「生活環境を健康にする会」から県に対応を要望しました。
それを受けて、8月8日、依頼書「農薬使用に伴う健康被害の防止等について(依頼)」といっしょに農水省・環境省通知の住宅地通知と、チラシ「ちょっと待って!住宅地などでの農薬散布」を全県のすべての私立幼稚園430園と私立の小中学校30校に郵送して周知しました。

その「農薬使用に伴う健康被害の防止等について(依頼)」には、

 住宅地等における病害虫防除に当たっては、農薬の飛散が周辺住民、子ども等に健康被害を及ぼすことがないよう、病害虫の早期発見やできるだけ農薬を使用しない管理に努め、病害虫の発生や被害の有無にかかわらず定期的に農薬を散布するのではなく、病害虫の状況に応じた適切な防除等を行うことが重要です。
 また、市販されている農薬の中には、フェニトロチオン(別名:スミチオン、MEP) のように、国際化学物質安全性カードにおいて、その取扱いに際し青少年、小児への暴露を避けるよう記載されているものもあります。
 
 農薬使用に伴う健康被害の防止等についてご配慮くださるよう、お願いします。

とあるのですね。
なかなか千葉県もやりますねえ。

ぜひぜひ、子どもたちの安全のためにも、農薬、化学物質被害を減らす取り組みを行っていかなければなりません。

放射能被害も心配だけど、それ以上に農薬、化学物質も恐ろしいものです。
放射能は測ればわかる、農薬、化学物質は測りようがないのです。 

ちなみに環境省の「公園・街路樹等病害虫・雑草管理マニュアル」もよくできています。
  






SOS!!シロアリ防除剤で健康被害が

2012-06-27 08:24:53 | 化学物質過敏症
友人からSOS。
お向かいの2軒にシロアリが発生したので、白蟻駆除を行うとのこと。
彼女が化学物質過敏症患者なので、どうしようかと相談してくれた。

2年前、すぐ裏の家7軒でシロアリ防除をされた時、彼女は漢字が読めない、暗証番号が分からない、記憶できない状況となり、今も完全には戻っていないという事だ。

散布してしまえば少なくとも5年間は薬が効き続ける。
そこで暮らしている人にも影響が出ないはずはないのだが。

そこで、ホウ酸由来の白アリ防除剤を紹介した。

2年前、私たちの事務所にも白蟻被害が出た。
私ももちろんだが、大勢の人が利用する事務所でシロアリ駆除をして健康被害が出たら大変と、自然由来のものはないかと問い合わせた結果、ありました。
「モクボーペネザーブ」
仏像などにも使われるとか。

通常のものより割高だが、その代わり薬の効果も2倍長持ちするという事だった。
もっと高価なのはヒノキから作られた防蟻剤。
これはもっと効果が続くとか。

休日に駆除をお願いして、私も立ち会って確認した。
臭いもなく、体調も悪くならず、大丈夫。
翌日、化学物質過敏症患者のTさんと事務所で5時間ほど一緒に作業したが、彼女も大丈夫だった。
最初舌の先がピリピリしたという事だったが。

人体実験したわけではなかったが、結果大丈夫というお墨付きとなった。

佐倉市で木造で保育園が新築される計画があったので、通常の白蟻防除剤では子どもたちの健康被害が心配なので、自然由来のものを使用して欲しいと議会質問をした。
結果、ホウ酸由来の防蟻剤が使用され、胸をなでおろした。



腰板に穴をあけ薬剤注入。
あれから2年。
大丈夫です。



ノズルの先から薬剤が180度広がって注入される。
先からシャワーのように出ているのだが、分かりますか?

また別の友人からは、
柏市で7月17日から4日間、田んぼ千haに農薬が空中散布されるため(無人ヘリコプターで)3日間避難するとのこと。
農薬中毒を診てくれる群馬県の青山医師からは、避難は一ヶ月間必要と言われたそうだが、とても無理。
議員が避難費用を出すようにと市役所の農政課に言ってくれたが、当然無理。
以前、足がはれて歩行ができなくなったこともある。

私の身の回りでは、いろいろな被害の声が聞こえてくる。

佐倉市では田んぼへの農薬散布が7月22日から始まります。
情報はHP、広報にも場所が発表されていますが、農政課に聞けば、どこを散布するか詳細が分かります。
車で走っていても、窓から農薬が入ってくるので、散布後3日~7日ぐらいは気を付けた方がいいですね。