6月議会が23日閉会した。
一般質問で取り上げた問題の一つは、「佐倉小学校給食室改修工事期間の学校給食対応について」というもの。
他校に先駆け改修工事が始まる佐倉小の給食室。
ドライ化を耐震工事を兼ねて行うという事で、半年間給食が停止される。
その間お弁当を持ってくるように、との連絡が学校からあったと保護者から相談が寄せられた。
相談内容は「お弁当作るのは親の役目。
しかし、お弁当ありきで話が進んでいるけれど、毎日持参できない家庭があることを考えているのだろうか。
いろいろ検討した上での提案とはとても思えない。
外部事業者のデリバリー方式を取り入れることも一つの方法と思う。
その場合、学校栄養士が献立をたてるメリットがある」
というものだった。
しかし、教育委員会に問題点を言っていっても、平行線。
そこで思い出したのが、市民ネット。
25年以上も前のこと、佐倉市が給食を自校方式からセンター方式に切り替えようという話が持ち上がった時、さくら・市民ネットワークが栄養士さんや大勢の市民と一緒に自校方式を守るように運動したということ。
で、相談が寄せられた。
教育委員会とは状況説明を受けながら、
「いろいろな家庭の事情を考慮しているのか?
その場合は、外部に注文出来るような対応をすべき。」
と事情を説明したが、
「学校には外部注文をこなせる人員がいない、
もし、外部発注するなら、保護者が注文、発注、集金をしてもらうしかない。」の一点張り。
という状況での議会質問突入となった。
その後もいろいろ、いろいろありまして、
急きょ教育委員会と学校から
「弁当持参ができない家庭の場合、学校として外部に注文、発注、集金、支払の事務作業を行うことにした」という前向きな回答が議会質問直前にあった。
一歩前進。
というわけで、質問の行間には教育長と私だけに通じる意味がある?のです。
前置きが長くなったが、
以下、一般質問から 答弁はインターネット録画からの要約。
インターネット録画はこちらから
http://www.sakura-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=180
学校給食室の改修工事について
佐倉小学校給食室改修工事期間の学校給食対応について、質問します。
給食室の大規模な改修工事が7月中旬から来年1月中旬まで予定されているため、給食が来年2月上旬まで停止されます。
昨年暮れも押し迫った12月21日の給食室工事の説明会の中で、初めて給食停止の半年間は弁当持参をしてほしい旨保護者へ説明がありました。
その後事情を知った保護者から疑問の声が上がってきたため教育委員会が文書で「質問・意見・要望への回答」を出しました。
しかし、弁当持参ありきが前面に出され、いろいろな事情で毎日の弁当持参が難しい家庭への配慮が見えないものでした。
保護者の間からも意見が出されていると思います。
どのような意見が出されていますか、お伺いします。
教育長
5月の保護者アンケートでは、
「弁当持参できない場合はどう対応するのか。
牛乳の提供はできないのか。
持参した弁当の保管はどうするのか」
などの意見が出された。
保護者からは、事前の丁寧な説明等を求める声があったと思います。
今後の対応について伺います。
教育長
昨年12月保護者対象の説明会を開催、2月PAT役員に工事期間、給食停止期間など説明した。
欠席の保護者へも文書で知らせた。
5月に保護者からの意見やアンケートを募り集約中。
6月保護者対象に再度説明会を開く。
弁当持参できない児童・生徒への対応について伺います。
教育長
あらかじめ把握した後、外部の業者へ注文するなど行い、子どもたちの学習活動に支障が出ないよう対応する。
集金、注文、支払いは学校で行う。
6月6日付で「佐倉小学校給食室改修による昼食持参に関するQ&A」が保護者に配布されました。
ただいまのご説明ではこの「Q&A」の内容とは違いますが、説明会で混乱のないよう丁寧な説明をお願いします。
さて、わたしがこの質問に関係するのでこの「Q&A」を求めたところ、議長経由で資料請求をするようにと言われ、受け取ったのは昨日午後でした。
すでに保護者へは先週末には配られているのにもかかわらずです。
また、議会質問の資料提出であるにもかかわらず、なぜこのような文書まで市長決裁のいる資料請求なのか疑問です。
改善を求めますが、ご見解を伺います。
教育長
議員の要望は把握している。
通常は文書の要請は議長経由としていたので今回もそのように行った。
質問に関連する大きなウェートを占める文書だった。
今後議会質問の資料提出の改善を求めますが、ご見解を伺います。
教育長
議員の意見も踏まえて対応していきたい。
短縮授業で昼食後すぐに下校する場合は、昼食なしで下校することも検討する余地があるのではないでしょうか。
ご見解を伺います。
教育長
学校が最終的に判断するものと考えている。
行事予定、教育計画を検討しながらより良い方向ということで検討を深めていきたい。
保護者に負担がかからない方法ということで、保護者からぜひ検討してほしいという意見が出されていたのでお伝えします。
今後の課題についてです。
佐倉小学校以降の給食室の大規模改修計画について、どのように進めていきますか。
教育長
耐震後の大規模改造計画と併せて検討していく。
同じ問題が起こるのではないかと考え、今回丁寧に対応することが重要と考えて質問しました。
その場合、弁当持参だけではない選択肢の可能性について、研究する必要があります。
ご見解を伺います。
教育長
今後は今回を踏まえて検討していきたい。
「Q&Aの保護者の意見」からです。
「改修工事が必要とわかっているのに、学校側、教育委員会の対応の遅さに疑問を感じる。
場所が確保できない、お弁当の手配も受け取りの困難など、言い訳ばかりでは。
昼食持参ができない家庭のために、給食センターや外部に注文できるよう努力すべきだと思う、
全校生徒が昼食持参を毎日できるとは到底思えないが、学校側はきちんと考えているのだろうか。」
今回の一連の問題点を如実に表わしていると思います。
まずは保護者へのアンケートで丁寧な対応、声を聞くことが大切ではないでしょうか。
お互いの歩み寄り、協力のもと行われることが一番と考えます。
更に、昨日の一般質問で、今年度の高校奨学金の申請が91名と明らかになりました。
例年以上の希望者数に、国の景気がいいという宣伝とは裏腹に市民生活の大変さが現れています。
毎日の弁当持参は家計にも影響を与えることが懸念されます。
保護者への負担を少なくする方向でもご検討いただきたいと思います。
市長
佐倉は自校方式で大変評判がいい方式をとっていて、評価されている。
設備が古くなったため、佐倉小給食室改修工事が始まるが、様々な課題が出てくると思うが、大改造に向けていきたい。
場所を変えて作ることができないか、子どもたち保護者に負担をかけない方法をどうしたらいいか検討していきたい。
自校方式を何とか残そうと食育の観点から思っている。
佐倉の自校方式は我々市民ネットワークがセンター方式に変更になると言う時に自校方式を守ってほしいと運動した。
それと今回の問題は別で、個人が負担しなければならないということで、何とかならないか。
家計に影響がある。そういうところを踏まえて補助金等検討する必要があるのではないでしょうか。
市長
今すぐ補助金は返答できない。
細かい所を点検したり、工事期間を短縮できないだろうか点検したりして、負担がかからないよう着地点を探していきたいと思う。
前向きな姿勢が大切です。
それが保護者へ伝わると思うし、いい関係を作っていくと思うのでよろしくお願いします。
以上
一般質問で取り上げた問題の一つは、「佐倉小学校給食室改修工事期間の学校給食対応について」というもの。
他校に先駆け改修工事が始まる佐倉小の給食室。
ドライ化を耐震工事を兼ねて行うという事で、半年間給食が停止される。
その間お弁当を持ってくるように、との連絡が学校からあったと保護者から相談が寄せられた。
相談内容は「お弁当作るのは親の役目。
しかし、お弁当ありきで話が進んでいるけれど、毎日持参できない家庭があることを考えているのだろうか。
いろいろ検討した上での提案とはとても思えない。
外部事業者のデリバリー方式を取り入れることも一つの方法と思う。
その場合、学校栄養士が献立をたてるメリットがある」
というものだった。
しかし、教育委員会に問題点を言っていっても、平行線。
そこで思い出したのが、市民ネット。
25年以上も前のこと、佐倉市が給食を自校方式からセンター方式に切り替えようという話が持ち上がった時、さくら・市民ネットワークが栄養士さんや大勢の市民と一緒に自校方式を守るように運動したということ。
で、相談が寄せられた。
教育委員会とは状況説明を受けながら、
「いろいろな家庭の事情を考慮しているのか?
その場合は、外部に注文出来るような対応をすべき。」
と事情を説明したが、
「学校には外部注文をこなせる人員がいない、
もし、外部発注するなら、保護者が注文、発注、集金をしてもらうしかない。」の一点張り。
という状況での議会質問突入となった。
その後もいろいろ、いろいろありまして、
急きょ教育委員会と学校から
「弁当持参ができない家庭の場合、学校として外部に注文、発注、集金、支払の事務作業を行うことにした」という前向きな回答が議会質問直前にあった。
一歩前進。
というわけで、質問の行間には教育長と私だけに通じる意味がある?のです。
前置きが長くなったが、
以下、一般質問から 答弁はインターネット録画からの要約。
インターネット録画はこちらから
http://www.sakura-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=180
学校給食室の改修工事について
佐倉小学校給食室改修工事期間の学校給食対応について、質問します。
給食室の大規模な改修工事が7月中旬から来年1月中旬まで予定されているため、給食が来年2月上旬まで停止されます。
昨年暮れも押し迫った12月21日の給食室工事の説明会の中で、初めて給食停止の半年間は弁当持参をしてほしい旨保護者へ説明がありました。
その後事情を知った保護者から疑問の声が上がってきたため教育委員会が文書で「質問・意見・要望への回答」を出しました。
しかし、弁当持参ありきが前面に出され、いろいろな事情で毎日の弁当持参が難しい家庭への配慮が見えないものでした。
保護者の間からも意見が出されていると思います。
どのような意見が出されていますか、お伺いします。
教育長
5月の保護者アンケートでは、
「弁当持参できない場合はどう対応するのか。
牛乳の提供はできないのか。
持参した弁当の保管はどうするのか」
などの意見が出された。
保護者からは、事前の丁寧な説明等を求める声があったと思います。
今後の対応について伺います。
教育長
昨年12月保護者対象の説明会を開催、2月PAT役員に工事期間、給食停止期間など説明した。
欠席の保護者へも文書で知らせた。
5月に保護者からの意見やアンケートを募り集約中。
6月保護者対象に再度説明会を開く。
弁当持参できない児童・生徒への対応について伺います。
教育長
あらかじめ把握した後、外部の業者へ注文するなど行い、子どもたちの学習活動に支障が出ないよう対応する。
集金、注文、支払いは学校で行う。
6月6日付で「佐倉小学校給食室改修による昼食持参に関するQ&A」が保護者に配布されました。
ただいまのご説明ではこの「Q&A」の内容とは違いますが、説明会で混乱のないよう丁寧な説明をお願いします。
さて、わたしがこの質問に関係するのでこの「Q&A」を求めたところ、議長経由で資料請求をするようにと言われ、受け取ったのは昨日午後でした。
すでに保護者へは先週末には配られているのにもかかわらずです。
また、議会質問の資料提出であるにもかかわらず、なぜこのような文書まで市長決裁のいる資料請求なのか疑問です。
改善を求めますが、ご見解を伺います。
教育長
議員の要望は把握している。
通常は文書の要請は議長経由としていたので今回もそのように行った。
質問に関連する大きなウェートを占める文書だった。
今後議会質問の資料提出の改善を求めますが、ご見解を伺います。
教育長
議員の意見も踏まえて対応していきたい。
短縮授業で昼食後すぐに下校する場合は、昼食なしで下校することも検討する余地があるのではないでしょうか。
ご見解を伺います。
教育長
学校が最終的に判断するものと考えている。
行事予定、教育計画を検討しながらより良い方向ということで検討を深めていきたい。
保護者に負担がかからない方法ということで、保護者からぜひ検討してほしいという意見が出されていたのでお伝えします。
今後の課題についてです。
佐倉小学校以降の給食室の大規模改修計画について、どのように進めていきますか。
教育長
耐震後の大規模改造計画と併せて検討していく。
同じ問題が起こるのではないかと考え、今回丁寧に対応することが重要と考えて質問しました。
その場合、弁当持参だけではない選択肢の可能性について、研究する必要があります。
ご見解を伺います。
教育長
今後は今回を踏まえて検討していきたい。
「Q&Aの保護者の意見」からです。
「改修工事が必要とわかっているのに、学校側、教育委員会の対応の遅さに疑問を感じる。
場所が確保できない、お弁当の手配も受け取りの困難など、言い訳ばかりでは。
昼食持参ができない家庭のために、給食センターや外部に注文できるよう努力すべきだと思う、
全校生徒が昼食持参を毎日できるとは到底思えないが、学校側はきちんと考えているのだろうか。」
今回の一連の問題点を如実に表わしていると思います。
まずは保護者へのアンケートで丁寧な対応、声を聞くことが大切ではないでしょうか。
お互いの歩み寄り、協力のもと行われることが一番と考えます。
更に、昨日の一般質問で、今年度の高校奨学金の申請が91名と明らかになりました。
例年以上の希望者数に、国の景気がいいという宣伝とは裏腹に市民生活の大変さが現れています。
毎日の弁当持参は家計にも影響を与えることが懸念されます。
保護者への負担を少なくする方向でもご検討いただきたいと思います。
市長
佐倉は自校方式で大変評判がいい方式をとっていて、評価されている。
設備が古くなったため、佐倉小給食室改修工事が始まるが、様々な課題が出てくると思うが、大改造に向けていきたい。
場所を変えて作ることができないか、子どもたち保護者に負担をかけない方法をどうしたらいいか検討していきたい。
自校方式を何とか残そうと食育の観点から思っている。
佐倉の自校方式は我々市民ネットワークがセンター方式に変更になると言う時に自校方式を守ってほしいと運動した。
それと今回の問題は別で、個人が負担しなければならないということで、何とかならないか。
家計に影響がある。そういうところを踏まえて補助金等検討する必要があるのではないでしょうか。
市長
今すぐ補助金は返答できない。
細かい所を点検したり、工事期間を短縮できないだろうか点検したりして、負担がかからないよう着地点を探していきたいと思う。
前向きな姿勢が大切です。
それが保護者へ伝わると思うし、いい関係を作っていくと思うのでよろしくお願いします。
以上