3月2日 曳舟文化センターで行われた田中優さん講演会
熱心な若い人たちが会場にたくさん集まっていた。
放射能被害から子どもたちを守りたいと動き出したエネルギーを感じた。
備忘録的に書き留めたが、いま読み返しても内容が濃いのでアップします。
ちょっと意味不明な点もあるが、ご容赦を。
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昨年転居した田中優さん
岡山県は一番避難者が多い 1000人以上被災者が多い
放射能核実験で降り注いだ放射能ほどではないということが言われるのは
気象研究所データよりSi137 は200倍高い
いまだかつてないほどの放射能が降り注いだ
ガンマ線をピストルと考えると アルファ線は紙を突き抜けられない
ベータ線は体内に入れば爆弾の強さの影響を与える、体内では1㎝ぐらいしか影響しないが、徹底的に破壊する
ストロンチウムはベータ線 測定には1から2か月かかるが
国はセシウムの1000分の1ということだが 3割と米軍は調査している
汚染水として漏れている
ガンマ線 何でも突き抜ける
中性子線 電気的に中性子 水 塩分 ホウ酸で止まる
中性子を浴びてしまった塩と味噌を捨てる事
JCO臨界事故 人体が放射性塩素に代わってしまった。自分が放射線となって溶けて行った
核爆発が起こったときは直ちに逃げる事
1mSv 人体60兆個の細胞核の中にDNAが詰まっているが、年一回放射線が突き抜ける事。
20mSvは 20回突き抜ける事 壮大な人体実験となる
DNAの二重らせんが1本切られても、修復できが、2本切られては修復できなくなる。
細胞分裂するとき2重らせんが2本に切られて、分裂していくが、修復不可能となる
体の中で生まれ変わる事の無い細胞が壊されると、修復できない
脳細胞 チェルノブイリの事故処理員 脳にスがあいてしまう。 認知症
心臓 の細胞は0.4%しか再生できない
白内障 目玉焼きと同じ原理 年齢により発症するが、早めてしまう。
チェルノブイリでは5mSv 移住義務ソーン
1msv超 は移住の権利を認めていた
ICRP基準 通常1msv 緊急時20msv 短期間のみ
年間の20分の一から100分の一の間のみと考えるのが
悪用したのが日本
ICRPの方がまだまし(優さん)
ゴフマン 政府の依頼で調べた結果子どもに影響が大きい
更に、胎児には影響が大 外部被ばくでも影響大
1年間1.2mSv浴びている 日本
空気中のラドン 食品中のカリウム 宇宙線 大地放射線
1msvを超えていけないのは合計であって、大地からの影響だけではない
賠償ができないので過少評価している
セシウムを食するのとカリウムを食するのでは影響が違う
体外に排出されるのは カリウム30日 セシウム70日から100日で半分
カリウムは体中まんべんなく広がるが、セシウムは筋肉に集まりやすい
放射線を集めた生き物は滅亡していった。
自然界の放射能と人工的なのでは影響の仕方が違う
原発はなぜ5重の防護が必要だったのか →危険だったから
放射能は生体濃縮し、内側から被ばくさせる→ 生体濃縮
環境中濃度が低くても
5大湖 PCBは45万倍濃縮した
生物が未知のものには
ストロンチウム 半減するのに40年間かかる
骨髄を形成し放射線を放出するので内部被ばくが起こる
放射能のダメージでは距離の二乗に反比例する
1㎝と1mとでは1万倍影響が違う
事故直後以降一番高かったのは2013年3月が一番高かった
花粉症マスクで十分
春先 空気ガン乾燥するので高くなる
食べものより空気の方が影響が大きい
いきなり血液の中に入る
食べ物のみの摂取量は重さべースで全体の15% 83%の摂取は空気から
空気の摂取の69%が室内からのもの
食べ物以上に気を使うべきなのは室内の空気汚染
空気清浄器からセシウムがたくさん出てきた 埼玉で
福島原発事故78%はすべて海に流れた
ベラルーシ ロシア ウクライナ
ウクライナではデータを蓄積している
人口変化は? 人口は減少し続けている → 出生率の低下により人口はマイナス
子どもたちは健康な子どもが減っていった 80% 2003年
100%超 一人の子どもが複数の病気を抱えていた
事故後6年目 循環器系の病気が多発
2017年に日本では影響が現れる恐れがある
2017年に後悔しないで生きるには
甲状腺と白血球こうかく 三田先生は栄養を言っている
バンダジェフスキー博士 放射性セシウムが人体に与える医学的生物学的影響
体の中の放射線量と病気は比例する
体の部位ごとのセシウムを計った
子どもは甲状腺に影響がある その後はセシウムが入り込んで放射線を出し続けるので甲状腺がやられる
セシウムを入れないことが大事なこと
ガンマ線だけでない。 セシウム137 ヨウ素137 キセノン137 セシウム バリウム137 ベータ線3回 ガンマ線1回出す
内部被ばくの時は爆弾となる
甲状腺被害は継続するだろう
三田先生によると
ゴミ焼却場の周辺では白血球に異常のある子が増える
セシウムを燃焼させる
事故時のものはほこりについて団子状になりやすく花粉用マスクで防げる
しかし、ゴミは705℃で気体になる。塩素と反応して塩化セシウムとなる。水溶性で水を汚染する。空気中に飛散
粒子が小さすぎてマスク「N95」防げない
チェルノブイリの教訓は
放射性物質は移動させない 燃やさない
しかし日本では真逆のことをし続けてきた
凝集剤を入れるため汚い原水の場合セシウムが少なくなる
きれいな原水の方がセシウムが高い
バンダジェフスキー博士によると
5ベクレルの子ども 正常な心電図 83%
11~26ベクレル では35%
心臓病での死因が増える
体重1kg当たり5ベクレル以下にするには食品は一日あたり1ベクレル以下にすべき
大豆 そば 米〔福島産〕
南相馬市 不検出 259人 10ベクレル 199人
キノコ アウト
熊 イノシシ
川魚 底魚 近海もの 遠洋もの セシウム
江戸前のすしは300年後に食べよう
セシウムは水に入ると粘着して流れてくる
レンコン サツマイモ 高い
ミズ菜
ユズ みかん夏みかん 栗
セシウムは土に降り注ぐと土壌中3㎝ぐらいだが 木の葉や幹についている
生きている木
高汚染地帯の木は内側に入っていく
粘土に吸着されたセシウムは外に出ないので20㎝覆土する
汚染の高いものを覚えて、産地を選択
体重1kg当たり5ベクレル以下にするには食品1kg当たり1ベクレル以下にすべき
これは風評被害ではない。
確率的影響なので前向きに考える
フリーラジカル反応 抗酸化物質 が有効
野菜が一番効果的 野菜は日光に当たっているので、抗酸化物質が多い
乳酸菌(漬物) 麦芽(ビール 33%ラット長生き) 熟成度の高い味噌
キレート効果 食物繊維 納豆 オクラ
尿からしかセシウムが出ないので尿のリサイクル機能でセシウムが出ていかない
食物繊維について大便となって排出される
ヌルヌルをなるべく食べることがセシウムの排出につながる
作物の中に入れない事
土の質 粘土層では乗り移らないが砂地では移行する
雲母系粘土が効果的
砂地には粘土を入れる
カリウムを少し多めに入れる
有機無農薬の場合ほとんど出ていない→ 微量元素の多い土では移行が少ない
佐世保の吉田利通さん
菌を発酵させて使う
風評被害という事ではなく、ゼロのものを作ってほしい
汚染したたい肥は田畑に入れない
汚染水問題
遮水壁を作って地下でダムをつくるべきと小出さんも言っていた
5000億円がかかる事では株主総会を乗り切れないということで、やらなかったことが原因
ガラスの遮水壁
1000t流入水あるのに海側にガラスの遮水壁を作ってしまったため、沼地になってしまった
東京水産大学 神田先生
港湾内で採取した海水の放射性セシウム濃度
選挙が近かったので発表しなかったが分かっていた事態
原発建屋の地下は海水面よりマイナスメートル
再稼働させる原発群はすべて海水面より低い
在日スイス大使館が発表した図
メルトダウンした燃料
完全にコンクリートで固めて水が入り込まないようにしない限りできない
手入れが出来なければ爆発を防げなくなる
魚の汚染範囲
千島海流
福島沖 茨城沖 苫小牧少し影響
三陸沖は大丈夫
一ノ関 仙台のわきの所で海に出る
新潟でも少し出た 猪苗代湖が日本海に流出しているので