伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

明後日1月16日開催 放射線副読本学習会「原子力は減思力」

2022-01-14 20:41:03 | 放射能問題
明後日と迫りました放射線副読本学習会「原子力は減思力」をオンラインで開催します。
現在、全国から続々と参加申し込みが来ています。
ふるってご参加ください。

実は、私は2012年4月1日のブログで、副読本について、
【必見】「放射線と被ばくの問題を考える副読本」~福島大学放射線副読本研究会
と紹介していました。
それから10年!
後藤忍先生は変わらず、この放射線と被ばくの問題に取り組んでいらっしゃいました。
大変なことです。
頭が下がります。

改訂版の問題点を後藤忍先生が解説します。

***************************

放射線副読本が改定され、すでに12月には各小中学校に配布されたことが
12/24の文科省交渉で判明しました。
汚染水海洋放出について、「安全」と正当化する内容を追記した改定版です。
福島大の後藤忍先生に問題点を指摘してもらいます。
ぜひご参加ください。

日時:2022年1月16日(日)18:00〜19:30
講師:後藤忍(福島大学准教授)
主催:福島原発震災情報連絡センター 
参加費:オンラインセミナー 無料
申し込み:careful163@catv296.ne.jp(大野さん)まで


【拡散歓迎】 8/8 「おしどりマコ・ケン講演会」子ども脱被ばく裁判第6回期日学習会 後半 

2016-08-25 22:59:34 | 放射能問題
福島からのレポート(後半)です。拡散希望されています。

8月8日 子どもの脱被ばく裁判学習会「おしどりマコ・ケン講演会」

 子ども脱被ばく裁判とは・・・?
 東京電力福島第一原子力発電所の事故から4年が経過しても、子どもたちの脱被ばく政策を行わない国と福島県--。
 そんな国や福島県の責任を問うべく、避難者を含む約200人の福島の親子が、昨年、今年と、福島地方裁判所に提訴しました。
 これが、「子ども脱被ばく裁判」です。


おしどりマコさんが、今福島で検討されている、甲状腺ガン検査縮小について話しました。
とても重要なことですので、要点をまとめました。

 https://www.youtube.com/watch?v=IVjRL0n_FVM


(前半からのつづき・・・)

・取材をしていて感じるのは、(甲状腺ガン検査縮小や)様々なことは、政治的な判断で決められて行っているということ・・・

・それを一番感じたのは2012年世界経済協力機構原子力機関の国際シンポジウムの時だった

・そこで仲良くなった国立科学医療研究所の研究者の方が、このシンポジウムの目的を教えてあげると言った。

・研究者

 「これまで原発は事故を起こらないという前提でセールスをしてきた。

 しかし福島で爆発がおこって、今までのように事故がおこらないという前提でセールスをすることは難しくなった。

 今後アフリカやアジアでは、50基の原発が新設されることが決まっている。

 今後は事故が起きても大丈夫ということでセールスをしてゆく。

 そのために福島の人たちが、自分の手で住んでいるところを除染して、住み続けるということを世界にアピールするのがとても重要になってくる」
 と言っていた。

・他の研究者に聞いても、

 「広島と長崎に原爆が落ちて、被ばくの恐ろしさをわかっている日本が、

 『原発事故が起きても、住民は住み続けられる。大丈夫』

 と発信するのは原子力業界にとってとても意味のあることです」

 と言っていた。

・だから、健康調査をしないことや、甲状腺ガン検査を縮小することには、とても政治的な意味があると感じている。

・原子力業界は、事故がおこっても問題のない前提として、

 事故が起きても汚染地域の人は年20ミリまで子どもや妊婦が暮らしていても、

 健康上の問題はでてこないというポジティブケースとして、

 福島を扱おうとしていることを、取材をして日々感じている。

・ここで私たちが黙ってしまうということは、被害者であるだけでなく、世界に対して加害者になってしまうことだと思う、

・これはDAYSJAPANの元編集長である広川隆一さんに聞いた話だが、

 チェルノブイリで子供の甲状腺ガンと放射能の因果関係が認められたのには秘話があり、

 壮絶な戦いをして、小児甲状腺がんを認めさせた人がいた。

・チェルノブイリの原発事故後、子どもの甲状腺がんが増えても

 「被ばくの影響ではない」とされていた。

・しかし、ベラルーシの甲状腺ガンの専門医の女医さんが、明らかに子供の甲状腺がんが増えていると感じ、

 しかし、このままだったらこのことが葬り去られてしまうと思い、

 ポケットマネーでスイスの世界的に有名な甲状腺ガンの権威を呼んで、

 自分の患者を見せて、論文を書いてくれと依頼した。

・その権威ある先生が論文を発表したことで、世界も無視することができなくなり、

 子どもの甲状腺ガンを調べようという機運が生まれ、因果関係を認めさせたという歴史がある。

・でも、そのポケットマネーでスイスのお医者さんを呼んだベラルーシのお医者さんは、

 その後消息が分からなくなってしまった。

・広川さんが連絡を取ろうと思っても、

 「ずっとバカンスに行っている」といわれ、連絡が取れなくなってしまった。

・チェルノブイリで、小児甲状腺ガンと放射能の因果関係が認められているのも、

 命がけで認めさせたお医者さんがいたんだよということを、私は広川さんから教わった・・・

(書き起こし おわり)

【拡散歓迎】 8/8 「おしどりマコ・ケン講演会」子ども脱被ばく裁判第6回期日学習会 前半 

2016-08-24 00:38:10 | 放射能問題
福島からのレポートです。拡散希望されています。

8月8日 子どもの脱被ばく裁判学習会「おしどりマコ・ケン講演会」

 子ども脱被ばく裁判とは・・・?
 東京電力福島第一原子力発電所の事故から4年が経過しても、子どもたちの脱被ばく政策を行わない国と福島県--。
 そんな国や福島県の責任を問うべく、避難者を含む約200人の福島の親子が、昨年、今年と、福島地方裁判所に提訴しました。
 これが、「子ども脱被ばく裁判」です。


おしどりマコさんが、今福島で検討されている、甲状腺ガン検査縮小について話しました。
とても重要なことですので、要点をまとめました。

 https://www.youtube.com/watch?v=IVjRL0n_FVM

・今福島民報や民友新聞に、甲状腺検査縮小が検討されていることが報じられている。
 そのことについて感じていることを話したい。

・県民健康調査の委員の一人である清水一雄医師は日本医科大の時から甲状腺ガンの外科の先生だった。

 ボランティアで毎年チェルノブイリに通って、甲状腺ガンの内視鏡手術をしていた。

・清水一雄医師は2012年までは、福島では、被ばくによる甲状腺ガンの健康影響は何も出ないと言い切っていた。

 しかし去年(2015年)私が取材をしに行った時は、考え方が変わっていた。

・清水医師は今「出てきた事実を素直に受け止めて、今できる最大の対策をとらねばならない」と言っている。

・なぜ意見が変わったかと言うと、1巡目(先行調査)の甲状腺検査でA1判定(何も症状がなかった)人たちから、

 数年後の2巡目検査で、たくさん甲状腺ガン(悪性ないし悪性疑い)見つかったため。


・清水医師に、2~3年前にエコーで見て嚢胞も結節も何にも見えなかった子どもたちから、

 2~3年後に手術した方がいいぐらいの腫瘍が(成長し)見つかることはあり得るのか?と聞いたら、

 清水医師は「僕は見たことがないし、聞いたことがない」と言っていた。

・検討委員会でも、清水先生は腫瘍の成長速度が速すぎるのじゃないかと質問している。

・もう一つ清水医師が気にしているのは、甲状腺ガンは一般的に「1対8」で女性の方が多いとされているが、

 チェルノブイリ原発事故後の子供たちの甲状腺ガンは「3対1」で男の子の割合が多かった点。

・福島の検査で見つかっている甲状腺ガンの男女比も「1対1」か「2対1」ぐらいで、男の子の割合が増えている。

 一般的な「1対8」の女の子が多い甲状腺ガンとは男女比があきらかに異なっている。


・清水先生はこの2つのことをもとに、甲状腺の専門医として、福島の甲状腺ガンの状況に疑問があるとおっしゃっていた。


・今甲状腺検査は、3巡目の検査が始まった。

・1巡目2巡目の甲状腺検査の同意書には

 「この検査はとても必要なものなのでうけてください」というニュアンスのことがかかれており、
 
 検査の受診率をあげることに重きがおかれていた

・しかし3巡目の検査の同意書には、

 「甲状腺ガンの特性状、治療の必要のない変化も数多く拾い上げることになりご心配をおかけすることもあります。

 そのため甲状腺の超音波検診は一般的には行われてきませんでした。」

 「受診されるかどうかはご本人のご希望によりますので、

 検査の内容についてご理解していただいたうえで、受診されるかどうかご検討ください」と書かれている。

 この文言からも県民健康調査が、今後この調査を縮小してゆくつもりであることがうかがえる。

・しかし、清水医師の指摘する「男女比の問題」と「腫瘍の成長速度が速すぎる」ことは、甲状腺ガンの専門医の方たちも疑問に思っているが、
 それをきちんと評価して、論理的に説明されたことは、検討委員会でも学会でも一度もない。

・そういう段階で甲状腺検査を縮小してゆくということは、本当にひどい事だと思う。

・この検査が縮小されるかどうかは、9月の検討委員会で話し合われるということになっているようだが、

 もし決定になったとしても、何とかひっくり返していかなければいけないことだと思っている。

つづく




明日8月24日 「チェルノブイリ28年目の子どもたち」DVD上映会と白石草さん講演会

2014-08-23 12:08:50 | 放射能問題
明日 8月24日(日) 13:30~

臼井公民館 集会室にて

「チェルノブイリ28年目の子どもたち」DVD上映会とプロデューサーの白石草さんの講演会があります。

「一件元気そうに見える子供たち。
でも、「精密検査を受けたことのある人は?」という先生の声に、ほとんどの子供が手をあげました。

事故後28年目のチェルノブイリは福島の未来を映す鏡です。」

プロデューサー白石草さんは6月にチェルノブイリから帰ってきたばかり。
現状をお聞きします。


また、「食品の暮らしと安全」の小若編集長もウクライナに何度も行って、福島よりも線量の低い地帯の学校で子どもたちの健康調査を行ってきました。

それによると、
食べ物のセシウムが一日1ベクレルを超えると、何らかの症状が出ていることを突き止めました。

チェルノブイリの現状を知ることは、私たちの未来を見ることにつながります。

是非、お出かけください。



3/2の田中優さん講演会「放射能下の日本で暮らすには」@曳舟文化センター 備忘録

2014-04-12 02:39:32 | 放射能問題
3月2日 曳舟文化センターで行われた田中優さん講演会
熱心な若い人たちが会場にたくさん集まっていた。
放射能被害から子どもたちを守りたいと動き出したエネルギーを感じた。

備忘録的に書き留めたが、いま読み返しても内容が濃いのでアップします。
ちょっと意味不明な点もあるが、ご容赦を。

*****************************************

昨年転居した田中優さん
岡山県は一番避難者が多い 1000人以上被災者が多い

放射能核実験で降り注いだ放射能ほどではないということが言われるのは
気象研究所データよりSi137 は200倍高い
いまだかつてないほどの放射能が降り注いだ
ガンマ線をピストルと考えると アルファ線は紙を突き抜けられない
ベータ線は体内に入れば爆弾の強さの影響を与える、体内では1㎝ぐらいしか影響しないが、徹底的に破壊する
ストロンチウムはベータ線 測定には1から2か月かかるが
国はセシウムの1000分の1ということだが 3割と米軍は調査している
汚染水として漏れている

ガンマ線 何でも突き抜ける
中性子線 電気的に中性子 水 塩分 ホウ酸で止まる
中性子を浴びてしまった塩と味噌を捨てる事
JCO臨界事故 人体が放射性塩素に代わってしまった。自分が放射線となって溶けて行った
核爆発が起こったときは直ちに逃げる事

1mSv 人体60兆個の細胞核の中にDNAが詰まっているが、年一回放射線が突き抜ける事。
20mSvは 20回突き抜ける事 壮大な人体実験となる

DNAの二重らせんが1本切られても、修復できが、2本切られては修復できなくなる。
細胞分裂するとき2重らせんが2本に切られて、分裂していくが、修復不可能となる
体の中で生まれ変わる事の無い細胞が壊されると、修復できない
脳細胞 チェルノブイリの事故処理員 脳にスがあいてしまう。 認知症
心臓 の細胞は0.4%しか再生できない
白内障 目玉焼きと同じ原理 年齢により発症するが、早めてしまう。

チェルノブイリでは5mSv 移住義務ソーン
1msv超 は移住の権利を認めていた

ICRP基準 通常1msv 緊急時20msv 短期間のみ
年間の20分の一から100分の一の間のみと考えるのが
悪用したのが日本
ICRPの方がまだまし(優さん)

ゴフマン 政府の依頼で調べた結果子どもに影響が大きい
更に、胎児には影響が大 外部被ばくでも影響大
1年間1.2mSv浴びている 日本
空気中のラドン 食品中のカリウム 宇宙線 大地放射線
1msvを超えていけないのは合計であって、大地からの影響だけではない
賠償ができないので過少評価している

セシウムを食するのとカリウムを食するのでは影響が違う
体外に排出されるのは カリウム30日 セシウム70日から100日で半分
カリウムは体中まんべんなく広がるが、セシウムは筋肉に集まりやすい
放射線を集めた生き物は滅亡していった。
自然界の放射能と人工的なのでは影響の仕方が違う
原発はなぜ5重の防護が必要だったのか →危険だったから

放射能は生体濃縮し、内側から被ばくさせる→ 生体濃縮
環境中濃度が低くても
5大湖 PCBは45万倍濃縮した

生物が未知のものには
ストロンチウム 半減するのに40年間かかる
骨髄を形成し放射線を放出するので内部被ばくが起こる

放射能のダメージでは距離の二乗に反比例する
1㎝と1mとでは1万倍影響が違う

事故直後以降一番高かったのは2013年3月が一番高かった
花粉症マスクで十分 
春先 空気ガン乾燥するので高くなる

食べものより空気の方が影響が大きい
いきなり血液の中に入る

食べ物のみの摂取量は重さべースで全体の15% 83%の摂取は空気から
空気の摂取の69%が室内からのもの
食べ物以上に気を使うべきなのは室内の空気汚染

空気清浄器からセシウムがたくさん出てきた 埼玉で

福島原発事故78%はすべて海に流れた
ベラルーシ ロシア ウクライナ
ウクライナではデータを蓄積している
人口変化は? 人口は減少し続けている → 出生率の低下により人口はマイナス
子どもたちは健康な子どもが減っていった 80% 2003年
100%超 一人の子どもが複数の病気を抱えていた

事故後6年目 循環器系の病気が多発
2017年に日本では影響が現れる恐れがある

2017年に後悔しないで生きるには

甲状腺と白血球こうかく 三田先生は栄養を言っている
バンダジェフスキー博士 放射性セシウムが人体に与える医学的生物学的影響
体の中の放射線量と病気は比例する
体の部位ごとのセシウムを計った

子どもは甲状腺に影響がある その後はセシウムが入り込んで放射線を出し続けるので甲状腺がやられる
セシウムを入れないことが大事なこと
ガンマ線だけでない。 セシウム137 ヨウ素137 キセノン137 セシウム バリウム137 ベータ線3回 ガンマ線1回出す
内部被ばくの時は爆弾となる
甲状腺被害は継続するだろう

三田先生によると
ゴミ焼却場の周辺では白血球に異常のある子が増える
セシウムを燃焼させる
事故時のものはほこりについて団子状になりやすく花粉用マスクで防げる
しかし、ゴミは705℃で気体になる。塩素と反応して塩化セシウムとなる。水溶性で水を汚染する。空気中に飛散
粒子が小さすぎてマスク「N95」防げない
チェルノブイリの教訓は
放射性物質は移動させない 燃やさない
しかし日本では真逆のことをし続けてきた

凝集剤を入れるため汚い原水の場合セシウムが少なくなる
きれいな原水の方がセシウムが高い

バンダジェフスキー博士によると
5ベクレルの子ども 正常な心電図 83%
11~26ベクレル では35%

心臓病での死因が増える

体重1kg当たり5ベクレル以下にするには食品は一日あたり1ベクレル以下にすべき
大豆 そば 米〔福島産〕

南相馬市 不検出 259人 10ベクレル 199人

キノコ アウト
熊 イノシシ  
川魚 底魚 近海もの 遠洋もの セシウム
江戸前のすしは300年後に食べよう
セシウムは水に入ると粘着して流れてくる
レンコン サツマイモ 高い
ミズ菜
ユズ みかん夏みかん 栗 
セシウムは土に降り注ぐと土壌中3㎝ぐらいだが 木の葉や幹についている
生きている木
高汚染地帯の木は内側に入っていく
粘土に吸着されたセシウムは外に出ないので20㎝覆土する

汚染の高いものを覚えて、産地を選択
体重1kg当たり5ベクレル以下にするには食品1kg当たり1ベクレル以下にすべき

これは風評被害ではない。

確率的影響なので前向きに考える
フリーラジカル反応 抗酸化物質 が有効
野菜が一番効果的 野菜は日光に当たっているので、抗酸化物質が多い
乳酸菌(漬物) 麦芽(ビール 33%ラット長生き) 熟成度の高い味噌
キレート効果 食物繊維 納豆 オクラ
尿からしかセシウムが出ないので尿のリサイクル機能でセシウムが出ていかない
食物繊維について大便となって排出される
ヌルヌルをなるべく食べることがセシウムの排出につながる

作物の中に入れない事
土の質 粘土層では乗り移らないが砂地では移行する
雲母系粘土が効果的
砂地には粘土を入れる
カリウムを少し多めに入れる
有機無農薬の場合ほとんど出ていない→ 微量元素の多い土では移行が少ない

佐世保の吉田利通さん
菌を発酵させて使う
風評被害という事ではなく、ゼロのものを作ってほしい

汚染したたい肥は田畑に入れない

汚染水問題
遮水壁を作って地下でダムをつくるべきと小出さんも言っていた

5000億円がかかる事では株主総会を乗り切れないということで、やらなかったことが原因

ガラスの遮水壁
1000t流入水あるのに海側にガラスの遮水壁を作ってしまったため、沼地になってしまった

東京水産大学 神田先生
港湾内で採取した海水の放射性セシウム濃度
選挙が近かったので発表しなかったが分かっていた事態

原発建屋の地下は海水面よりマイナスメートル
再稼働させる原発群はすべて海水面より低い

在日スイス大使館が発表した図
メルトダウンした燃料
完全にコンクリートで固めて水が入り込まないようにしない限りできない
手入れが出来なければ爆発を防げなくなる

魚の汚染範囲 
千島海流
福島沖 茨城沖 苫小牧少し影響
三陸沖は大丈夫
一ノ関 仙台のわきの所で海に出る
新潟でも少し出た 猪苗代湖が日本海に流出しているので

明日11/21講演会「低線量汚染地域・健康被害の真実」@衆議院第一議員会館

2013-11-20 23:32:50 | 放射能問題
明日の講演会のお知らせです。
「食品と暮らしの安全」の小若順一編集長のウクライナ報告はとても貴重なものでした。
食品の放射能汚染がkgあたり1ベクレルから健康被害が出るという報告は、何度も訪問したウクライナ調査で判明した事でした。
体を張って掴んだ事実、私たちは警鐘として学んでいかなければなりません。

『シンポジウム 日本の放射能被害を防ぐ
ウクライナのタチアナ女史が語る
「低線量汚染地域・健康被害の真実」
事故後27年のチェルノブイリから考える』

2013年11月21日(木曜日)13:30から16:40
開催場所:衆議院第一議員会館・多目的ホール
(東京都千代田区永田町 2丁目2-1)

参加費 800円(税込)

HPからの予約もできます。↓
詳細情報
http://kokucheese.com/event/index/122365/


以下フライヤーより ↓

事故後27年のチェルノブイリから考える

 福島原発による放射性物質の放出による環境と健康被害が今も心配されています。
子供被災者支援法は、昨年6月に法制化されたものの、国は、この法律を活用した支援を行っていません。
チェルノブイリの場合は、強制立ち退きの基準は5msv/年以上、選択権は、1msv/年~5msv/年でした。

現在チェルノブイリから南のウクライナのキエフ南に住むタチアナさんの周辺では、1msv/年よりはるかに低い空間線量の下で生活していますが、それでもご自身や子供たちに、倦怠感、免疫力低下、鼻血などの被曝症状が出ました。

きのこ類や川魚など汚染の怖れのある食品の摂取を極力なくすように5ヶ月続けた結果、被曝症状が無くなり、放射能汚染の影響だったことを確認しました。

またチェルノブイリ事故の直後ウクライナに産まれたナターリアさんは、重篤な被曝症状を抱えていたのが、はるか離れたクリミア半島70日間の保養することで、症状が大きく改善しました。

日本のNPO「食品と暮らしの安全基金」の皆さんの呼びかけに現地で協力し、放射能被曝からのこうした対処策を実践してこられたタチアナ・アンドロシェンコ看護師をお招きして、なぜ低線量汚染地域で、多くの皆さんが内部被曝で苦しまれているのか、今回の対処策の様子などについて直接お話いただきます。

タチアナさんから報告を頂いた後、シンポジウムでは、何度もチェルノブイリに赴き、今回の企画を進めてきた「食品と暮らしの安全基金」代表の小若順一氏と今回の対処策の持つ意味を専門家の立場から松井英介氏に、そして自らもチェルノブイリに行き現地調査をされた山本太郎参議院議員に参加していただき、東日本の汚染地域において、非汚染地域に疎開する意味や、安全な食品を摂取する意味を考えて行く場にしたいと考えます。

講師:ウクライナ、タチアナ・アンドロシェンコ看護師
(報告:「食品と暮らしの安全基金」小若順一代表)
コーディネータ:松井英介医師
コメンテイタ―:山本太郎参議院議

「千葉県のしいたけのお話」

2013-11-16 22:21:31 | 放射能問題
11月15日千葉市民放射能測定室「しらベル」の放射能学習会に参加した。


千葉県森林課職員に「林産物の放射能測定について」聞くということで、楽しみにしていた。
原木しいたけがこれから出回る旬の話。

佐倉市も出荷制限が解かれていない。

まず、菌床しいたけと
施設栽培の原木しいたけと、
路地栽培の原木しいたけ
の違いから。

菌床しいたけとはボトルにおがくずなどのチップと栄養剤を入れてしいたけの菌を栽培するが、
施設の中で温度管理されながら作っているのが大半とか。

クヌギ、コナラに菌糸を埋め込んで原木シイタケを戸外で栽培するのが、路地栽培。

原木を水につけてきっかけを与えてから施設に入れてしいたけを出させるのが、施設栽培。
初めから施設内においているわけではない。

原木が放射能に汚染されているとしいたけに高い値がでる恐れがあるため、
現在、50ベクレル以下の原木を利用することになっている。
中部以北の17都県では原木の検査証明書が必要となっている。

福島は原木の産地だったが、木の中まで汚染されているので、調べてからじゃないと使えない。

新情報
たとえ、原木で低くても、伏せている間に放射能値が上がっていることが判明。
キノコ類は放射能を集めやすい習性があるが、場所によって違いが出るし、キノコによっても能力が違うそうで、
まだよくわかっていないそうだ。

厚労省へモニタリング検査をして、報告、公開している。

24年3月までで、1093件中3割が基準値超えだった。
24年度中 1513件中基準値超えは14%
25年4~9月の436件中1件基準値超え。

野菜の影響はなくなってきたが
林産物(きのこなど)は 96市町村で6件基準値超え。(10月23日現在)

タケノコも高くでるメカニズムはまだ判明していない。
来年春のタケノコで検証しかない。

5㎝表土を剥いでも、泥はねでかえって値は上がった
10㎝の遮蔽材で地面から上げてやると千葉県では効果があった。
低減対策を情報提供している。

栃木県林業センターHPの「キノコ栽培における放射能対策」は、
分かりやすく詳しく書いてあるそうだ。
効果があるかもしれない、ということで、まだまだ手探り状態。

針葉樹、広葉樹の違いは、針葉樹が高く出る。
途中で雨水汚染が起こっているのではないだろうか。

おまけ
しらベルでは、市民からの持ち込みで市販の園芸土も測っているが、
「大手のものは大丈夫」
ということだった。
気になっていたんです。

「坪倉正治医師 放射線と安心・安全講演会」 白井市主催 (追加しました)

2013-05-23 23:15:28 | 放射能問題
今日は白井市主催の「放射線と安心・安全講演会」に参加。
南相馬市で事故直後、早い時期から診療活動をしてきた坪倉正治医師。
以前から、朝日新聞アピタルの「内部被曝通信 福島・浜通りから」を時々読んでいたので、市外からだが、参加させていただいた。

坪倉医師はまだ31歳。



南相馬市立総合病院へは2年前、事故直後から入ったと聞き、自身の被ばくも覚悟の上だったろうと想像できる。

南相馬市立総合病院は原発から23㎞ 南側20kmにJビレッジがあり、海沿いの平地の放射線量は毎時0.3~0.4マイクロシーベルト位から、山側へ行くと1.5~2マイクロシーベルトと高くなる。



原発事故でどれぐらい放射能が増えたか調べる必要があると原発に機器の貸し出しを頼んだがすべて断られた。
5月ごろ、女川原発で院長たちがホールボディカウンター(WBC)で測ると、なんと体全体で3000ベクレルも出た。



病院内でも、レントゲンフィルムが感光するほどの汚染状態で、
    ↓



やっと島根県のウラン鉱山から拝借できたのが、2011年7月。
その時はもう、ヨウ素の痕跡はなかった。

2011年9月になってやっと、福島原発のオフサイトセンターからWBCが地震で壊れたのを直してやってきた。
南相馬市立病院で初期被ばくの検査の1/3をやってきた。
今年5月までで5万件の検査しかできていない。
ウクライナでは事故直後1年間で13万人検査していたことを考えると、あまりにも少なすぎる。

===あの頃、早く検査してほしいと、親たちは国にも掛け合っていたが、山下俊一福島県立医大副学長はなかなか始めなかったし、データも本人に渡さないということだった。

あの時期に南相馬市でWBC検査を始め、本人に情報を提供し、内部被ばく量と食物の摂り方の注意点を示し情報発信してくれていたので、私も議会質問に利用させていただいた。===

検出限界値 1kgあたり0~5ベクレル。



放射性物質は尿で体外排出されるので(生物学的半減期)
6歳 1か月で半分
10歳 2か月弱で半分

流通品の検査体制も整ってきたので、
値が下がっていない子供はいないが、値の上がっている大人はいる、ということで、本人がどんな食生活をしているかが現れてくる。



出荷制限かかっているのを食べ続けているととんでもなく高くなる例

中通り在住 男性
浪江町から原木を持ってきてシイタケ栽培し14万2132ベクレル/kg
妻も大きく被ばくしていた。

同じく 男性
旧警戒区域でイノシシにぶつかったので1頭を食べていた。
イノシシはミミズを食べるので高い。



福島の問題点を問われて
避難したい人に対するケアが少なすぎる。
放射能被ばくは大丈夫と言ってほっとくことは問題。
また、
子どもの間では、ガラスバッチ狩りのようなことも起こっている。
心配しすぎるか、無視するかではなく、継続して測定し、問題があれば検査をする必要がある。
ベラルーシ、ウクライナでも事故の風化が印象的だった。
風化しているからこそ継続した検査が必要と考えた。



===最後まで聞いて、
放射能とガンの関係のみを取り上げているが、どうだろうか???
低線量被ばくの影響については一切言及がなかったのも???

循環器系への影響もあるし、持病の悪化も関係するというのだが・・・・
心筋梗塞も多いと聞いている。

「バンダジェフスキー博士は1㎏あたり40ベクレルで心臓や循環器に影響が出る。」と言っているし、
「『暮らしと生活の安全』のウクライナ調査で小若編集長は、一日10ベクレル摂取し続けると、足が痛かったり頭痛がしたり、心臓が痛かったりと多くの子どもたちが不調を訴えているが、汚染されていない食品を摂り、保養すると放射能が抜けて元気になった。」と書いている。


極めつけは、甲状腺検査。
「甲状腺検査をやめた方がいいという医者が多い。
甲状腺検査のために針を刺す弊害が多いという話がある
何でもかんでも検査するのがいいとは思わない。」と言及された時は・・・

あれれれれれ、
なんだかなあ。

東大で研究していれば、本人の意思と関係なくムラの意思が大きく影響するわけで、
甲状腺検査なんかいらない、というとんでもない価値観の中で、
継続したWBC検査を続けていくべきと声を上げ続ける坪倉医師を応援をしたい。

あの時期に初期被ばくの調査を行い、情報を発信し、後年何かあった時の証拠を残してくれた功績は大きいと思う。

何といっても、食べ物による内部被ばく量の違いを実地に検証しながら発信し続けてくれたことに感謝している。

そして、講演では言えないような現実があるだろう。

まだまだ若い31歳。
息子よりも若い彼が、患者に寄り添った医師に成長してくれることを願って、応援していこう。

田中優さんブログより「トリチウムの危険性について」

2013-03-29 08:40:49 | 放射能問題
田中優の“持続する志”より

トリチウムの危険性について(2013年3月28日13時現在)

今日、岐阜県内の重水素実験が調印されます。
http://nonuke-tajimi.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-059b.html

トリチウムの危険性がないかどうか、このNHK番組をご覧ください。
実際の影響が出てきます。
 → http://www.at-douga.com/?p=4738

ただし、調印されたからと言って実際に実験はまだされていません。


…………………………………

「 トリチウム 」

 トリチウムとトリウムとリチウム、なんだか名前が似てるよなぁ。
 しかも「重水素、三重水素」のどっちも重水素と呼んでるし。

 というわけでちょっとだけ説明します。


 水素の陽子はひとつだけ、化学記号の最初に来るヤツだ。
普通の水素は電子も一つ回っているだけ。
でも一番内側の電子の軌道は二つあるからそのままでは安定せず、普通は水素が二つ集まって軌道に二つの電子を共有して安定している。

 これと酸素が反応したものが私たちが飲んでいる水だ。


 この水素がたまたま中性子をもう一つ持ったものが「重水素」、中性子を二つ持ったものがトリチウム(三重水素)だ。
「トリ」ってのは三つのことだからね。

 でもかつては両方とも重水素と呼んでいたから混乱する。
今は三重水素がトリチウムで、中性子ひとつのものは重水素となっている。
「重と三重じゃ数字が合わないじゃん」と思うかもしれないが、陽子の数も入れたんでそうなったんだろう。


 このトリチウムは自然界にもある、「自然放射能」のひとつだ。
宇宙線のおかげで常に生成している。
「そっか、オレら慣れてるじゃん」と言いたいところだが、これを増やすと大変なのだ。
体の外にあるときは何の問題もない。

 これが電子を一つ発すると「中性子」の一つが「陽子」に変わる。
すると周期表の水素の次、ヘリウムに物質が変わる。
その「中性子」が「陽子」に変わるときに捨てるのが「電子」だ。
この電子を捨てて安定することを「ベータ崩壊」といい、飛びだす電子線を「ベータ線」という。
トリチウムのベータ線のエネルギーは弱く、皮膚も突き抜けない。だから安心なのだ。


 問題なのは「体の中に入れてしまったとき」だ。

 残念ながら水と完全に一体化してしまうので、水に含まれてしまう「スパイ」のようなヤツなのだ。

 これを垂れ流すのが今回、岐阜県瑞浪市で実験されようとする施設で、これが水に混じってしまう。
水は私たち人間が最も多く摂取する物質で、呼吸を除くとほぼ半分になる。
そこにスパイが入り込むのだ。ところが体の中でこれがベータ崩壊すると、体の内側からだから防げない。

 ピストルで撃たれたとき、突き抜けたときの方がエネルギーが出るので被害が少ないが、この場合はその逆になる。
抜けて体外に出ることがないのでダメージが大きくなる。
そしてわずかな量なのに被害が出るのだ。


 ちなみにICRP(国際放射線防護委員会)などの被曝に関するダメージ量(シーベルト値)などは、特に内部被曝の場合は信じない方がいい。
外部被曝も過小評価だが、さらに桁外れにデタラメだからだ。


 このスパイをばんばん増やして撒こうというのが岐阜県の施設の計画だ。
研究者は被曝の現実の専門家ではないので、純粋に研究したいのだろうが危険性を理解していない。
人柄がいくら良くても健康面からは信頼できない。
このトリチウムを増やす危険性から、ノーベル賞受賞者の小柴氏も京大の小出さんも反対しているのだ。

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このトリチウムの問題は、原発事故後すぐに「暮らしと食品の安全」でも取り上げていた。
今に始まったわけではなく、原発から冷却水や水蒸気として大量に出ている。
水素分子Hと酸素分子Oからできているので、水と同じに体内に取り込まれ、内部被曝をおこす厄介な代物。
除去する方法がないうえ、問題が深刻すぎて、誰も言わなかったというわけ。

福島第一だけから放出されているわけではない。
すべての原発から出ている。

本当に核融合発電などというものを考えているのだろうか?

「自然エネルギー100%社会を」という世界の流れと真っ向反対を向いている。


消費者レポートより「福島復興・菜の花プロジェクト」

2013-02-21 08:48:10 | 放射能問題
今号〔第1528号〕も読みがいのある記事ばかりだった。

その中でも目を引いたのは「チェルノブイリの経験を福島へ」という記事。
NPO法人チェルノブイリ救援・中部 河田昌東さん達は1990年からチェルノブイリで支援活動を行い、原発事故を起こしてはならないと訴えてきた。

チェルノブイリ原発事故後深刻な放射能汚染にさらされているウクライナ国ジトーミル州ナロージチ地区。
原発から70㎞の位置にあり、放射性物質が20年以上たってもまだ60%も土壌に残っている。
主にセシウム137とプルトニウム90。
汚染された土壌の作物を食べているため、内部被ばくが深刻で、病気と貧困問題を抱えている。
日本からの研究者が入って放射能についての研究を続けてきた。

ナロージチ地区で栽培したナタネから絞った油には放射性物質は全く移行せず、油粕にすべて残ったという。
土壌のセシウムは残念ながら3~5%しか減らなかったが、ナタネを植えた畑で作った小麦やソバ、ライムギなどは移行率が低かったことが判明。
この地域では5年間かけた実証実験の結果、このナタネを使ってバイオエネルギー生産をおこない、裏作栽培で農業を復活させる取り組みが始まる。

福島県南相馬市の浜通りの農業復活にナタネ栽培を取り入れる試みが始まる。
国産の遺伝子組み換えなしのナタネ油とバイオエネルギー生産で福島復興を計る。

残ったセシウムはゼオライトに吸着させて、低レベル廃棄物になるそうだ。
おわり。

さて、坂本さんから先日の(仮)西部自然公園ミニ観察会の時の写真をいただいた。
北風が強い日だったが、陽だまりの斜面にはもう早春を告げる野草が咲いていた。

   オオイヌノフグリ


   ホトケノザ