伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

【拡散歓迎】2/4学習会「TPPで暮らしはどう変わる?」大野和興さん

2012-01-31 07:57:00 | ネット活動
2月4日(土)さくら・市民ネットワークではTPP学習会を行う。

講師は 大野和興さん

「TPPで暮らしはどう変わる?」
日 時: 2月4日(土) 13:00~15:00
会 場: 臼井公民館集会室
講 師: 大野和興さん(農業ジャーナリスト、日刊ベリタ編集長)
主 催: さくら・市民ネットワーク
参加費: 無料

詳細は http://www.sakura-siminnet.com/index.html

以前、市民ネットワーク千葉県の学習会で、TPPの問題点を話していただいた。

12月1日のブログ「TPPに参加すると・・・私たちの暮らしはどうなる?」
で詳しく報告した。

農業だけでなく私たちの暮らしすべてに関わってくるTPP問題。
健康保険も、遺伝子組み換え食品も、BSE問題も、公共サービスにまで影響が出てくる。
こんな事まで!!と誰も想像もしなかった事までも・・・。

TPP問題の身近な影響から、分かりやすく話していただきます。

お気軽にお越しください。


3.11直後のメディアの動きは

2012-01-28 09:09:10 | 原発問題
2月号のDAYS JAPAN」の特集は
原発事故報道・検証として3月11日~12日の東電/政府・TV・新聞・twitterを時系列に並べ検証している。

今、政府は原発事故後の会議の議事録をとっていなかったと発表した。
そんなことがあるのだろうか?

仮にも官僚と言われている行政のプロがついていて、そんな基本の基をおろそかにしていたなんて、誰も信じていないのではないだろうか。

客観的事実の集積でも、ごまかしは浮き彫りになってくる。

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あの時、テレビはあてにならないので、私もパソコンにくぎ付けになっていた。

3/12 9:30にメールで知人に、
「今朝9時現在、福島原発は緊急事態になりました。
通常30度に保たれている格納容器内が100度になったということで、怖いです。」
と発信している。

13:30には
『原発震災が起きたら、トロロ昆布をすぐ食べよう。
「放射能で首都圏消滅ー誰も知らない震災対策」 三五館から引用します。』
とメーリングで入ってきた情報を、手当たり次第に自分のメーリングリストに流していた。

原子力資料室からのUstreamでの配信では、元東芝社員で核納容器の設計者である後藤政志さんが初めて顔を出して実名で、原発について説明した。
それで、何が起こっているのかが、おぼろげながらに分かってきた。
それをテープおこしをして、メールで流した。

3/12 原発境界で1015マイクロシーベルト/h 検出した。

3号炉の燃料がMOXだったかどうかを確認したかったが、検索できず、断念した。

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脱原発会議でも、生々しい報告があった。

3.11直後「私たちはどう情報をgetしたか」
報告者は、3/11以降の5日間一睡もせずテレビ2台、パソコン3台から情報を収集していた。

3/12 14時、1号機爆発1時間前「1号機はあと一時間しかもたないだろう」とインターネットで情報を得た。
家に籠城する準備をして、外の情報を得るため、インターネットの町のライブカメラを検索した。
しかし、真っ暗だったり、見当違いの映像しか流されていなかった。

1号機爆発10時間後、1/13真夜中2時ごろ「3号機の冷却機能を全て失った」とテロップに流れた。
これは「自家発電で冷却していたのが、その冷却機能が失った」ということか。
報道の意味する事を自分で考えなければならないと理解した。

3号機のMOX燃料(再生プルトニウム)について検索したが、3/12~16まで、全てニ酸化ウランとデータが書き直しされていた。
英語の検索でも検索可能だったものは、全て書き直されていた。
3/16に元通りに直されたと確認した。

3/14 23時頃からNHKでは「2号機は空焚です。」と言っていた。
3/15夜中3時ごろNHK解説員が苦しい表情で、
「今日は外出を避けてください。
もし外出する場合は、皮膚を露出しないで、頭と首をタオルで覆って、マスクを2重3重にして外出してください。
外に干してある洗濯物がある場合は取り込まないでください」
と言っていた。

3/15 朝4時のニュースでは
アメリカでは核が飛んでくると米国市民がパニックになっている映像を流していた。

ところが、3/15朝のニュースは通常通り、レポーターがマスクもせず、被災地の情報を流していた。

メディアは気づける人には気づいてほしいというメッセージを流していた。

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NHKのこの情報を観ていた人はどれくらいいるのだろうか?

1/15 脱原発世界会議「放射能から子どもを守る―社会を変える子育て世代の力」

2012-01-27 15:22:37 | 原発問題
1/15 脱原発世界会議「放射能から子どもを守る―社会を変える子育て世代の力」



グリンピースジャパン 鈴木かずえさんからは

福島原発ではセシウム137は広島型原爆168.5個分が8/15時点で放出された。
一般の人の被ばく限度は1年間1ミリシーベルトと決められている。
放射線管理区域は3か月で1.3ミリSvを超える区域と国は法律で決めている。(0.6マイクロSv/時間)
放射線管理区域とは、人の出入りの管理をする区域である。
しかし、福島のほとんどの部分が放射線管理区域である。

土壌汚染では、チェルノブイリでは年間5ミリSv、555キロBq/m2を超える地域は強制移住区域とされた。
避難者は公的支援を保証された。
年間0.5ミリ以上では子ども、妊婦への配慮があった。

福島市内では除染をしても再汚染が起こっている。
せめて、除染中子どもたちを避難させてほしい。

国が行うべき事―子どもを守ること
 事故を収束させ、事実を明らかにすること。
 避難の権利を認め、公的支援を行う事。
 被ばくの軽減策を行う事。
  低線量被ばくを認める事
  保養支援、除染、非汚染食品の提供(情報の提供、基準を定める)


福島からの報告では、
 今、福島では、時間当たり0.5マイクロSvの所にたくさんの子どもたちが住んでいる。
ある保育園では、福島市から除染を2度やっているから、園庭で遊んでくれと言ってくる。
先生方が詳細に放射線測定をすると、直径3mの所にしかいられない状況である。
老人ではあるまいし、固まって座っているわけにはいかないので、好意でマイクロバスを貸してもらって、線量の低い所に遊びに行く。
行政は除染をしているから大丈夫と言っているが、道をはさんだ所は8マイクロSv/hの家もある。


宮城県南部からの報告では、
 福島県におへそのように飛び出した宮城県に住んでいる。
飯館村に放射能プルームが流れてきて高汚染になった、その先に住んでいる。
宮城県知事は「宮城県には一切放射能は飛んできていない」という姿勢だ。
地震直後は停電のため、原発の爆発の情報の映像を観たのはかなり時間がたってからだった。
SPEEDIの情報があれば、子どもを水汲みに長時間戸外に立たせて、余計な被ばくさせずにすんだものを。


脱原発世界会議で「八ッ場ダム再開反対」デモ集会のビラ配り
さすがに、取りが良かった。
あっという間にはけました。






1/24 「雪の日の放射性物質」 山本節子さんブログより

2012-01-26 19:39:34 | 放射能問題
1/24 環境ジャーナリスト 山本節子さんのブログより

以下転載
「雪の日の放射性物質」
今朝、友人から関東地方の放射線量が上がっているとの速報が入りました。
1月1日同様、公的発表もメディア報道もなし。
念のため検索しましたが、情報も錯綜。その中から、放射線モニタリングの専門会社、セキュリティ東京のツイッターhttp://twitter.com/securitytokyo の記事は信頼性が高いと判断しました。
続きはhttp://wonderful-ww.jugem.jp/?eid=404

1/24 続けて「鉛214とビスマス214、ごみ焼却由来では?」
ふーん、放射線量の上昇は、セシウムではなく、自然界に存在する鉛214とビスマス214が原因だったのか。
で、その鉛214とビスマス214の由来は? 
これに関する答はみつかりませんが、私は「焼却炉」を疑っています。
焼却排ガスの鉛はよくあること(水銀ほどではない)、それにビスマスは鉛の代替品として使われている物質らしいし。
ともあれ、雪や雨の日は、濡れないように注意しといた方がよさそうです。2012.1.24

 上の文は、今日の記事の最後につけたのですが、ここだけなぜかアップされません。
で、もひとつ記事を書くことにしました。
今度はうまく出るかな…そういえば、この十日ほど、記事が出るのに何時間もかかりますね。これって普通? 

 焼却炉からは有害重金属類の鉛、カドミウム、ヒ素、水銀、そして非鉄金属の亜鉛、アルミニウムなどがトン単位で排出されています。
もちろん、バグフィルターになぞひっかからずに。
これは秘密でもなんでもないことですが、日本人は焼却炉は政府の「安全、クリーン」という神話を信じて、平気で焼却するためのごみを出し続けているのです。
続きはhttp://wonderful-ww.jugem.jp/?eid=405

1/25 再度続けて「鉛214とビスマス214、ごみ焼却由来では? (つづき)」
昨日の記事に、「ビスマス214が焼却由来って新説、ちゃんと検索すればなんでビスマス214が自然由来かすぐ分かるのに と、twitterにありましたよ ちゃんと検索されましたか」とのコメントがありました。
(鉛214については記述なし)。
 
 もちろんです。
「天然説」も目にしています。
雨が降ると大気中のラドンが壊変してビスマス214になり、放射線量があがる、という説ですね。
たとえば:
続きはhttp://wonderful-ww.jugem.jp/?day=20120125

結論は
①原発事故以来、これまで鉛214やビスマス214の増加が問題になったことはあっただろうか?と。それに、
②大気中の汚染物質は、降り始めの雨や雪に多く含まれることが知られているが、今回は何時間も降下し続けており、自然の動態とは言いにくいのではないか。さらに、
③半減期は鉛が26.8分、ビスマス214が19.9分。この短寿命の放射線同位体が何時間も検出されていたということは、次々と供給されていたことになる・・・・・・というような理由で、焼却炉由来を疑っているわけです。
もちろん、原発由来では、との疑いも消えていませんが、放射線物理学の専門家の解明を待つしかありません。

 でも、このコメントのおかげで「天然由来」が、政府に都合のいい説明だということにも気づきました。
上の二番目の説明は、女川原発をかかえる宮城県原子力センターのもの。
「天然」を隠れ蓑にしようとの魂胆を疑ったわけです。
それともうひとつ、昨日引用したSECURITYTOKYOのツイートは、「一般市民の放射能測定は『誤認』が多い」と暗示していますが(明示か…)、私は、安価でも、素人でも、市民が放射線を測定し続けることが重要だと思います。2012.1.25
おわり

さすが、山本節子さん。









畔田谷津の命を見守る会 坂本文雄さんより
     1/24の畔田の雪景色です。
     早朝は道路が凍結していて危険だったので日が昇ってから行きましたから、日向の雪は溶けかかっていました。
     マンリョウは自宅です。



1/14 脱原発世界会議 東電福島第一原発事故ー被害の実態と被ばく最小化への提言

2012-01-25 20:20:29 | 原発問題
1/14脱原発世界会議に、夕方から参加した。
「東電福島第一原発事故ー被害の実態と被ばく最小化への提言」
http://www.ustream.tv/recorded/19753945
FoEジャパン 満田夏花 「避難の権利について」
「福島老朽化原発を考える会」(フクロウの会) 坂上武
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク  中手聖一
福島市大波地区 有機農業者 小池光一
核戦争防止国際医師会議 放射線学者 アンドレアス・ニデッカー



以下は「福島老朽化原発を考える会」(フクロウの会)坂上武さんの報告
「福島の子どもたちの尿検査とそれが何を意味しているのか」
詳細はustreamにて。(坂上さんは22分30秒辺りから)



福島在住の6才から16歳の検査対象者10人全員からセシウムが検出された。
高い人で3Bq/ℓ。

2~3カ月後の2回目の検査では、その内9人はセシウム値は約半分に下がり、2人は検出限界以下(0.3Bq/ℓ)になった。
この子たちは1回目の検査の時は福島市内に在住し、その後県外へ避難した。
1人微増の子は市内に留まっていた。



避難して減少した。
1回目のセシウムが検出されたのは、放射能プルームが来た時の放射能を吸い込んで、減衰する過程では。
2回目は10名に5名を足して検査した。
2回目に微増していたサンプルU-2の子は、日常的な摂取(食物、ホコリの吸入かもしれない)をしているのではないか。
セシウム値の高い子どもたちに共通していることは、野菜が好きで地元産のものを食していた。
9月に3回目の検査したが、3回目の方が高い値が出た。
一ノ関市の子は4Bq/ℓ超えた。







広範囲の検査をしなければならない。
しかし、不十分でも少しは明らかになったと思う。
内部被ばく低減のためには避難が有効ではないか。
検査することで、生活スタイルの見直し、被ばく低減になにが有効かが明らかになってくるのではないだろうか。

3Bq/ℓというのは、大気核実験時の中学生の尿の値が同じだが、その時、乳児死亡率や小児がんの死亡率が上がったことからも、放射能の値が低いから問題がないとは言い切れない。

福島県の健康管理調査には被曝に真摯に向き合おうという姿勢が見受けられない。
県民の不安解消のために検査をしましょうという姿勢である。
始めから、極めて線量は少ないと決めてかかっている。
チェルノブイリ事故では小児甲状腺がんのみであるとして、他の疾患は一切考慮していないことは大変問題である。
放射能の検査は特別に甲状腺ガンの検査だけで、あとは通常の健康診断を受けなさいとしている。

ウクライナでは7診療科からの総合的な診察を行い、あらゆる疾患に対応してきたことからも、福島とは大きな違いがある。
チェルノブイリ膀胱炎では、6Bq/ℓという低い線量でも、細胞の異常が一定の割合で現われている。
問題が明らかになってからでは遅すぎるので、国は、低線量被ばくに対する、あらゆる疾患に対応し、先手を打って予防していく必要がある。

自然界には放射性カリウムがあるじゃないか、というけれど

2012-01-21 08:34:00 | 放射能問題
厚労省が出した、「食品中の放射性物質の新たな基準値について」の説明でも、放射性カリウムが自然界にこんなにあるとグラフで示している。
だから「放射性セシウムだってダイジョウブ」となるのだろう。

果たして
放射性カリウムは大丈夫なのだろうか?

「食品とくらしの安全12月号」に「バナナに放射性カリウム?」という記事があった。

以下転載
Q.カリウム補給にバナナが取り上げられています。
カリウムには放射性カリウムが含まれているという事ですが、大丈夫ですか?

A.放射性カリウムはが半減期が12.8億年と長いので、自然界のカリウムには0.0117%の割合で放射性カリウムが含まれています。
 カリウム1000mg当たりの放射能は30.4ベクレル。
 カリウムを含む食品は、すべて放射性カリウムを含んでいて、
   バナナ    109ベクレル/kg
   ホウレンソウ 210ベクレル/kg
   ジャガイモ  125ベクレル/kg
   きざみ昆布 2492ベクレル/kg
   大豆      73ベクレル/kg
   精白米     27ベクレル/kg
   豚もも肉   106ベクレル/kg
 食品だけでなく、サプリメントや添加物のカリウムにも放射性カリウムが含まれていて、食べると内部被ばくは避けられません。
 人間には体重1kgあたり2000mgのカリウムが存在しているので、61ベクレル/kgになります。
 このように生物界に広く存在する放射能は、生物が生きている間を考えると、目に見える危険はありません
 ところが、遺伝の時に起きる突然変異は違います
自然界に存在する放射性カリウムでも、突然変異を起こすと、ほとんど全てが有害で、その生物は淘汰されてきました
 ただし、避けることができないし、人体中のカリウム量は一定なので、カリウムを豊富に含む豆類、いも類、野菜類、果物を食べても、余分なカリウムは体内から排出されます
 たくさん食べても、人体中のカリウムは一定量が維持されるのでバナナは安心して食べていいわけです。
 
 ここに原発から出た人工的な放射能が加わると、どうなるのでしょうか。
例えば、放射性ストロンチウムは骨に蓄積して、白血病や骨がんを増やし、放射性セシウムは膀胱がんを増やします。
 その上、将来の世代に遺伝病が増加し、少なくとも1000年以上にわたって日本人を苦しめることになるのです。
 だから、原発推進派も、できるだけ放射能が漏れ出ないように原発を造っていたのです。
 ところが、爆発してからは、危険な放射能を「心配ない」と言い始め、マスコミを含め大合唱のようになっています。
 彼らが触れないのは「遺伝」です。
 自分がいなくなっている将来にツケを回して、被害が出た時のことは知らないふりをしているのです。
 しかし、このままでは、子孫に大変な被害が出ることは確実です。
引用終わり


1/14、15「脱原発世界会議」(パシフィコ横浜)を終えて
首長会議に笹口巻町元町長、保坂展人世田谷区長、西原牧ノ原市長、三上湖西市長、桜井南相馬市長、井戸川双葉町長、そして石井長生村長がパネリストとなり上原公子元国立市長とヤマモトコータローさんが司会をした。
上原公子さんから「脱原発首長会議」が提案され、合意された。
これを足掛かりに少しでも前進していかなければ、ただの祭典に終わってしまう。
継続した取り組みを続けていかなければならない、とみんなが思った熱気に包まれた2日間でした。
満場のメインホールからの帰り道。



東京新聞「ふくしま作業員日誌」より

2012-01-20 23:14:46 | 原発問題
1/14、東京新聞「ふくしま作業員日誌」より

40歳男性
 今年になってから、地震が多い。
12日に震度4の地震があった時は、福島第一原発で作業をしていた。
近くにあったタンクがガタガタ鳴るから、風がすごく強いなと思ったら、一緒にいた仲間が地震だと気づいた。
 慣れは怖い。
「また来た」とは思ったけれど、津波の事は考えなかった。
仲間もみんな落ち着いていた。
だけど、高台の方で他の作業員たちが騒ぎ始めた。
建物内に放送が入って、休憩所にいた同僚が「津波が来るから安全な所に逃げろー」と、慌てて知らせてくれた。
 「そうだ津波だ」と思ってから慌てた。
すぐに道具を回収して高台に。
今考えると、道具を回収している場合じゃないんだけど。
福島第一は海のすぐそばにあるから。
実際に津波が来なくて良かった。
ほんと怖かった。
 元日にも地震があったけど、最近また地震が増えていて気になる。
大小はあるけど、毎日のように来ている気がする。
防波堤も高くはなったけど、海が荒れている時は波が超えたりしている。
今の状態で大地震や津波が来たらー。
福島第一はとてももたない。


さらりと書いているけれど、実際に想像すると、怖くなる。
地震で放射能をまき散らしたフクイチだけど、まだ使用済み核燃料も残っている。



  畔田谷津の命を見守る会 坂本文雄さんより
     染井野の調整池にオシドリのペアーがいます。
     3年前からいるそうです。
     繁殖期が近いせいか、互いに嘴をよせて睦まじい行動も見られます。
     場所柄、人慣れはしていると思いますが、大勢で押し掛け驚かす事の無いよう、静かに見守って下さい。
     他に何種か別種の鴨もいます。




【緊急拡散】2/4まで「食品放射能規制値について」パブコメ募集中

2012-01-19 20:50:04 | 放射能問題
食品放射能規制値を年間1ミリシーベルトに引き下げるとして、国は昨年12/22に案を出した。
飲料水       10ベクレル
乳児用食品・牛乳  50ベクレル
一般食品     100ベクレル

しかし国が金科玉条にしているアノICRPでさえ、食品、呼吸による内部被ばくと外部被ばくをあわせて年間1ミリシーベルトに抑えることを勧告している。
「1ミリシーベルト以下だったら安全というわけではなく、なるべく低減を目指すことである」
まして、食品による内部被ばくを1ミリシーベルトに設定している事自体、拡大解釈ではないだろうか。
健康被害のリスクが大きい。

1ミリシーベルト「線引きの値ではない」 ICRP会議

1/7のブログ『竹野内真理さん「放射性セシウムの1回摂取と長期摂取による体内残存量の経時推移」について』で書いたが、毎日10ベクレルの食物を摂取しただけで、100日後には体内に600ベクレルのセシウムが残存してしまう。
つまり、体重30kgの子どもだったら危険域の体重1kg当たり20ベクレルに到達してしまう。

1/19の朝日新聞、「一日分の食事に含まれる放射性セシウム調査」の記事によると、
福島では大体4ベクレル/日、最大の人は17.3ベクレル/日もあった。

さて、厚労省はこの食品規制値と飲料水の規制値についてパブコメを募集中。2/4まで
食品は
乳及び乳製品の成分規格等に関する省令の一部を改正する省令及び食品、添。等の規格基準の一部を改正する件(食品中の放射性物質に係る基準値の設定)(案)等に関する御意見の募集について

飲料水は
水道水中の放射性物質に係る指標の見直し案に関する意見の募集について

全国でリスクコミュニケ―ション(説明会)も開催されているが、すでに東京は終わっていた。(1/16)
今後は、
福島(1/24)、福岡(1/31)、宮城(2/6)、岩手(2/10)、愛知(2/20)、大阪(2/28)

しかしリスクコミュニケーションも終わらないうちにパブコメを打ち切る。
あまりにも「形だけ」のパブコメ募集ではないだろうか。
リスクコミュニケーションもただのアリバイ作りか。

それはさておき、やっぱり「おかしいぞ」と声を上げていかなければならない。

参考までに「食品と暮らしの安全」のパブコメでは、「1ミリシーベルトにすべき」と言っている。
当初1ミりシーベルトはきびしいと思ったが、今後日本人全体が遺伝子レベルで放射能に傷つけられるリスクを最小限にするには、これしかないだろう。

食品中の放射性物質に係る基準値の設定に関する意見(全文)
 放射能は、子孫に伝わる遺伝子に危害を加えるので、将来の日本人に遺伝的な悪影響を引き起こす。
それを最小限にするには、妊婦の「孫」を守ることを考えて、食品や飲用水の放射能基準を、できるだけ厳しい水準に改定する必要がある。
 ところが食品安全委員会は、「確率的影響」のガンの項目の中で「遺伝的な影響については、ヒトの調査では見られていません」としているだけで、遺伝への影響を無視している。
これでは、福島だけでなく、将来の日本人に広く被害が出てしまう。
 チェルノブイリで被ばくした妊婦の孫に、脳腫瘍や心臓病が増えているという報告があるので、子孫に伝わる遺伝子に傷がつく原理を述べ、どうしたらいいかを提案する。

 放射線によって遺伝子に傷がつきやすいのは、細胞が増殖しているときである。
遺伝子DNAは二重らせんなので、通常は1本に傷がついても、残ったもう1本をもとに傷を複製し、治してしまう。
ところが、細胞が分裂するときは1本鎖になるので、傷がついても治すことができない。
だから、増殖している細胞は、増殖していない細胞より放射能の被害が大きくなる。
細胞の増殖が激しいのは、胎児である。
胎児を少し細かく見ると、お腹の中にいる胎児は妊婦の「子ども」。
胎児の中で発生する生殖細胞は、妊婦の「孫」である。
放射能によって胎児の脳の遺伝子に傷がついて、その細胞が生き残ったとしよう。
そのとき、脳の細胞数が1億で、それから140億に増えたら、遺伝子が傷ついた脳細胞は140倍に増える。
肝臓の細胞数が1億のときに、1つの細胞の遺伝子に傷がついて生き残ると、肝細胞が3000億に増えたとき、遺伝子が傷ついた肝細胞は3000倍に増える。
このように胎児は、放射能によって受ける被害が大人よりも桁違いに大きくなる。
胎児の中にできた「生殖細胞」の遺伝子が傷つくと、その傷は、孫のすべての細胞の遺伝子にコピーされる。
成人の細胞の総数は60兆個だが、その倍率で被害が拡大するところが「体細胞」とは決定的に違う。
 したがって、放射能によって一番大きな被害を受けるのは妊婦の「孫」。
次が妊婦の「子ども」ということになる。

 妊婦が妊娠5週のときから、胎児のなかで卵子や精子がつくられ始める。
これから十数週間が子孫に対するリスクが最も高い時期だ。
ところが妊娠5週では、妊娠したことがわからない女性もいる。
だから、子孫に遺伝障害が出ないように防ごうとするには、妊娠可能な女性をすべて守ろうと考えて、 食品と飲料の基準を設定する必要がある。
 放射線によって遺伝子が傷ついて起きる突然変異は、生命が誕生してからずっと起き続けてきた。
それで生物は進化してきたが、そのときの生存競争で弱い生物は淘汰された。
 現在は、生存に適した遺伝子だけが残っているといえるので、突然変異を起こすと、ほとんどすべて生存しにくい方向に変化する。
つまり、遺伝子に傷をつけることは有害といえる。
 突然変異は、遺伝子DNAの分子が一つ変化するだけでも起こる。
発ガン性のような2段階説はないから、閾値は存在しない。
ということは、「食品中に許容することのできる放射性セシウムの線量を、現在の年間5ミリシーベルトから年間1ミリシーベルトに引き下げる」措置を取ったとしても、 遺伝的には危険性があるということである。

 「放射能はどんなに微量でも危険性がある」ので、この原則を踏まえて、日本人全体で起きる突然変異をできる限り減らすように、より厳しい基準を設定しなければならない。
 もう一つの遺伝の原則は、集団への影響を考える、ということである。
 お茶の業界は、線量が高い地域の茶と、低い地域の茶を混ぜて基準以下にすることを行っている。
他の食品でも同様のことを行って、検出限界以下にしているケースがある。
 こうして混ぜて薄めれば、個人のリスクは下がる。
しかし、放射能の摂取総量は同じなので、日本人全体で起きる突然変異は減らない。
 したがって今後は、意図的に線量が高い食品と低い食品を混ぜることをやめさせるよう措置を取る必要がある。
 昨年の3月20日、ドイツ放射線防護協会は日本に対して、大人が食べる食品は8ベクレル/㎏、子どもは4ベクレル/㎏に放射性セシウムを規制するよう提案した。

 妊婦が食べる食品については提案がなかったので、私たちはこれに、妊婦が食べる食品は1ベクレル/㎏を追加すべきだと考えている。
 しかし、「妊婦」と「妊娠可能な女性」を特定して基準を作ることは、現実的に困難なので、食品も飲料もすべて1ベクレル/㎏を基準にすべきだと、私たちは主張する。
 この基準を採用すると、基準をオーバーする食品が確実に出てくる。
だが、これは、日本国民全体の被曝総量を減らす役割を果たすことなので、基準をオーバーした食品が多く出て、それを排除することはいいことだと考える必要がある。
 基準を超えた食品については、原発事故を起こして放射能汚染を広げた東京電力に補償させるべきである。


(以上)




「(福島原発事故の)放射能で14000人死亡―アメリカの医学雑誌」山本節子さんブログより

2012-01-14 08:13:52 | 放射能問題
環境ジャーナリスト 山本節子さんは海外の文献から福島原発事故の問題点を指摘している。

WONDERFUL WORLDより
下記転載します。

放射能で14000人死亡―アメリカの医学雑誌

 311からもう十ヶ月。フクシマで、また作業員が死亡したとのニュースが入っていますが、東電も政府もメディアも、「放射能は関係ない」「放射能で死んだ人は一人もいない」という恥知らずな態度をくずしていません。
 一方、アメリカでは昨年12月、フクシマの放射能汚染による死亡者を14000人とする推計が発表されました。
疫学者のジョセフ・マンガノと内科医・毒理学の専門家であるジャネット・シャーマンの両氏が医学雑誌『International Journal of Health Services』12月号に発表したもので、それによると、フクシマのメルトダウンから14週以内に(放射能の影響で)死亡したアメリカ人は約14000人。
これは1986年のチェルノブイリの事故後、17週以内に死亡者数16500人に匹敵する数字とのことです。
中でも、放射能の影響が最も強いいのは一歳以下の乳幼児。2010-2011春季の乳幼児死亡率は、それまでの14週の8.37%減少に比べ、1.8%上昇していました。

 アメリカでは、フクシマの事故からわずか六日後に、アメリカ大陸に放射性物質が到達したことが確認され、その後、アメリカ環境庁も大気、水、牛乳に、基準値の何百倍にも達する放射能を計測したのでした。
同じ時期、日本は「安全、大丈夫」の大合唱だったっけ。
 記事にはアメリカ各地に降った雨に含まれる、ヨード131の最高値も示されています(平常値は2ピコキューリー/リットル)

ボイズ、アイダホ州     390
カンサスシティ         200
ソルトレイクシティ      190
ジャクソンビル、フロリダ州  150
オリンピア、ワシントン州  125
ボストン、マサチューセッツ州  92

 「放射能と公共衛星プロジェクト」理事でもあるマンガノ氏は、「これはフクシマの健康影響について、科学雑誌に初めて発表された論文だ。
我々は(事故の影響を)とても心配している。
フクシマが日本と世界に及ぼす本当の影響を理解するために、今後も健康調査を続けなければならない。
そこで得られた発見は、現在進行中の議論――新たな原発を建てるかどうか、古い原発の稼動時期をどれくらいにするか――にとって、非常に重要な意味を持っている」と述べています。
 また西ミシガン大の副教授で、『チェルノブイリ―人と環境に対する災難の影響』の編著もあるジャネット・シャーマン博士は、「私たちの研究によれば、実際の死亡は18000を越えるだろう。
同じ時期(直前14週)に比べ、インフルエンザや肺炎による死亡が五倍にもなっているからだ。
全年齢で死亡率は増えているが、幼児への打撃が一番強い。
幼児は細胞分裂が活発で、免疫機構が未発達なため、放射性同位元素の(影響する)比率が大人より高いからだ」と述べています。
 アメリカ政府「疾病統御予防センター(CDC)」は、人口10万人を越える122の都市における死亡週報を出していますが、そこでも、フクシマの放射能がアメリカに到達した後の3月20日から6月25日までの14週における死亡率は、2010年同期に比べ4.46%増加しています。この時期以前の増加率は2.34%に過ぎず、そこから「余分な死」の14000をはじき出したようです。
まあ、日本では「笑っている人には放射能は来ない」とのたまうセンセイでも「放射能医学の専門家」で通りますから、きっとこういうリポートも完全に無視することでしょう。議員を動かして、論文を研究させるべきですが。
 出典はこちら→http://www.radiation.org.マンガノ博士とシャーマン博士の音声の説明、Q&Aも聞けます。・・・これを聞くと、少なくとも日本の魚は子どもには食べさせたくないと思いますね。2012.1.11
おわり

【拡散歓迎】1/20学習会 天笠啓祐さん「広がる遺伝子組換え汚染~急げ!国内法改正へ~」

2012-01-13 12:35:53 | 遺伝子組み換え
学習会のお知らせです。
広がる遺伝子組換え汚染  ~急げ!国内法改正~ 」
GMナタネ自生問題、沖縄のGMパパイヤ問題、名古屋・クアラルンプール補足議定書のこと、カルタヘナ法改正の必要性について

【講師】 天笠啓祐氏(食農市民ネット共同代表)
【日時】 1月20日(金)18:00~20:00
【会場】 県ネット事務所 4階会議室
【資料代】500円
【主催】 市民ネットワーク千葉県 政策調査室
【アクセス】http://www.ken-net.gr.jp/access/

 カルタヘナ国内法の問題点(農作物が対象外など)はかねてから指摘されてきたところです。
千葉港周辺の遺伝子組み換え(GM)ナタネの自生や交雑は、四日市港など全国で確認され問題になっています。
三重県では、地域の特産「三重なばな」のブランドを守るため今年から種子の生産を県外の業者に委託するなど直接的な損害が発生しています。
さらに、2011年沖縄県で未承認のGMパパイヤが栽培・流通しているのが確認され、伐採・廃棄など農家に大きな損失が発生しました。
輸入した種苗会社も知らない間に混入したもので、危惧されていたことが現実となっています。
一方、2010年10月名古屋で開催されたCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)/MOP5(カルタヘナ議定書第5回締約国会議)では「名古屋・クアラルンプール補足議定書」が採択されました。
これは、遺伝子組み換え生物(LMO)の輸出入に関する国際的な枠組みを定めたカルタヘナ議定書を補足するものですが、締約国のうち現時点で批准しているのはラトビア1国だけといった状況です。
議長国日本の批准が求められるところですが、そのためにはまずはカルタヘナ国内法の改正が必要です。
地方から国に対し国内法改正を求めていく動きをつくっていきたいと思います
GMナタネ自生・交雑、沖縄のGMパパイヤ問題、名古屋・クアラルンプール補足議定書のこと、カルタヘナ法改正の必要性などについて、詳しくお話を伺います。

食農市民ネットホームページhttp://fa-net-japan.org/


 畔田谷津の命を見守る会 坂本文雄さんより
    カワセミ 泉自然公園にて
    エビをのみ込もうと首を激しく振っているので、顔がブレた写真になっています。

以前 シドニーに住んでいた時、住宅地でもカワセミがいた。
クッカバーラ(ワライカワセミ)といって、本当に鳴き声が「笑い声」そっくり。
木の枝に止まって鳴いている。
トカゲや小さなヘビを捕まえて、頭を振って足元の木の枝に打ち付けて、それから呑み込んでいた。
カワセミというとあの鳴き声を思い出す。