伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

県議会あれこれ 2月議会が始まりました 

2020-02-24 00:28:36 | 議会
県議会が2月13日から始まりました。
予算議会でもあるため閉会は3月13日です。
私は予算委員会3月3日(火)16時過ぎから質問します。
持ち時間11分。
質問と答弁の時間を合わせてです。
答弁をだらだらされると、それで終わってしまいます。
3月9日が環境生活警察常任委員会です。

予算特別委員会では
予算委員会は全部で900分間。
それを予算委員会の幹事会で会派人数に合わせて質問時間を割り当て。
今期は一人会派・無所属議員が10人もいるので1人11分。
2人会派(共産党、千翔会)は44分。
自民党417分13人、立憲民主党102分3人、千葉民主の会(国民民主党)95分2人、
公明党88分2人と決定。
千葉テレビの中継は第一日目だけで自民党、立憲民主党、千葉民主、公明党だけ。

来年度予算は総額1兆8,194億8,529万円。
前年度と比べて3.3%増額ですが、国は今年度の2月補正予算から一体化させて15ヶ月予算とし、
公共事業が切れ目なくできるようにしています。
その2月補正は183億673万円です。
県予算は金額が大きいので驚きますが、現在、予算特別委員会の質疑11分のため、質問作成中です。

予算質問できなかった番外編 
 佐倉市内でもがけ崩れが何カ所も起こりました。
佐倉市役所の裏側が2か所。



実は、職員の車がこの崖崩れで被害を受けたそうですが、
職務を優先したため、
2~3日見にも行けなかったと言っていました。

国立歴史民俗博物館がある城址公園の一角が崩れ、
こちらは家屋が全壊。



いろいろなタイプのがけ崩れがありますが、国は「大規模盛土造成地マップ」
を今年度末までに市町村に調査、公表するようにと期限を切っています。
これは阪神淡路・東日本大震災等で、谷や沢を埋めた造成地や傾斜地に
腹付けした大規模な造成宅地で、がけ崩れや土砂の流出が起こったからです。
1970年代以前の造成地に被害が出ていることから、まずは古い造成地を洗い出す、最初の調査です。

国交省のHPを見ると、「大規模盛土造成地の有無等の公表率」の全国平均は76.2%(2019年9月2日現在)
しかし、千葉県はたったの11.1%です。
https://www.mlit.go.jp/toshi/web/toshi_tobou_tk_000025.html
これを見つけたのは、川口えみ佐倉市議(新人)
千葉県は沖縄県・佐賀県0%の次でワースト3位。

そこで「なぜ11.1%なのか?」をヒアリング。
県の言い分は「各市町村が積極的に予算を付けなかったから、進まなかった」
と他人事の返事をくり返します。
しかし100%達成しているのは18都府県もあります。
(大規模盛土造成がないというのも入れて)

「これを調査しても、この後どうするか。この後、土質調査をして、地下水調査をしてと、
技術的にも金額的にも大変なんですよ」と、そのあとのことを心配して、
やらなかったかのような理由を述べる述べる。

「やる気がなかったんですね」と聞いたところ、いろいろと言い訳していましたが、
最後には認めていました。

なぜ、予算委員会でこの体たらくを追及できなかったかというと、
県は市町村がなかなか腰を上げなかったので、県予算を付ける予定だったけれど、
国が業を煮やして100%予算を付けたから。
県の予算がゼロなので質問はできません、という理由です。

千葉県知事も仕事をしないことで有名ですが、
県庁内ものんびりムードが蔓延しています。

伊藤とし子メールマガジンNo.13 2020.2.22