伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

放射能測定会 佐倉市染井野七井戸公園、臼井田長作東公園を測りました

2011-10-31 22:40:08 | 放射能問題
自前の放射線測定器が来てから、放射能測定会を行っている。

京成線、JR総武線の中で測った「電車でgo!」
また、リクエストに応える形で、臼井地区の御伊勢公園、生谷公園の測定とこなしてきた。
生谷公園では側溝の泥土から、時間当たり0.87マイクロSv、高い放射線にびっくり。
御伊勢公園は7/26に計測した時、ジャングルジムでは1mでは021マイクロSv/h 5cmはより下がっていたけど、公園の吹きだまりを測定したら時間当たり0.4~0.5マイクロSv。
雨や風で動いたのかもしれない。

10月28日、染井野七井戸公園と臼井田長作東公園を測定した。

染井野七井戸公園は、調整池を囲んで散策路、子どもたちの遊具が置いてあり、芝生がきれいな公園だ。
幼稚園前の小さな子どもたちがジャングルジムで大勢遊んでいる。
その前は近くの保育園から歩いて遊びに来て、お昼を芝生で食べていた。

その遊具のところでは時間当たり1mの高さで0.16マイクロSv 50cmで0.18マイクロSv 5cmで0.23マイクロSv
大体他の測定ポイントも同じぐらい。
東屋の木製テーブルの上では時間当たり0.13マイクロSv 木製いすの上では0.12 マイクロSv

「4月初め、この芝生の上で孫達とお昼を食べたんですよ」と参加者の方が話された。
その時は一体どのような具合だったのだろうか。

臼井田長作東公園は、吊り橋や滑り台などが一体の木製の遊具があり、がけをよじ登ったり、地形を生かしてチェーンを付けてロッククライミングが出来るようにしたり、子どもたちが体を使って遊べるようになっている。
そんな地域の公園だから、お母さんがふと「この平和な公園にホットスポットがあったら、それに気が付かずに遊ばせていたら、自分はとっても後悔するだろう」と心配になり、ネット事務所に測定を希望されてきた。

遊具のある滑り台下の砂場は時間当たり1m0.17マイクロSv、50cm0.17マイクロSv、5cm0.20マイクロSv。
子ども達が好きな崖登りの途中にある植え込み、1m0.20マイクロSv、50cm0.25マイクロSv、5cm0.25マイクロSv。
ここには側溝の土を上げたようなあとがある。
上の公園に行く階段の下時間当たり1m0.21マイクロSv、50cm0.21マイクロsv、5cm 0.24 マイクロSv。
上の公園のロッククライミングの岩の下時間当たり1m0.19マイクロSv、50cm0.18マイクロSv、5cm0.35マイクロSv。
ここは上の住宅街からの雨が落ちてくる場所のようだ。
子どもたちが好きな場所から高い線量が検出されたが、ちょうど放射能が集まった場所のような感じ。
除染したら低くなるかもしれない。

今後も身近な公園や個人宅も出前測定をします。
さくら・市民ネットワークまでお問い合わせください。

子どもの目線で測ってみよう 第二弾実施中。

明日は八幡台第一公園 14時~ ご一緒に測定しましょう。



【拡散大歓迎】緊急署名「原発輸出を促進する日越合意に反対します」

2011-10-30 20:35:39 | 政治
緊急署名のお願いです。
FoE Japanの満田さんから明日正午が期限の「原発輸出を促進する日越合意に反対する」署名願いが届いています。
是非多くの方の署名と、拡散をお願いいたします。

-~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~--
みなさま

FoE Japanの満田です。
緊急事態です。明日、原発輸出に関する日越政府合意が発表されそうです。
この状況を見過ごすことはできません。
24時間・緊急署名にご協力ください。メールで、ブログで、ツイッターで拡散
してください。締め切りは、明日の正午までです。よろしくお願いします!

==============拡散希望!=====================
【24時間・緊急署名】
私たちは、原発輸出を促進する日越合意に反対します
輸出すべきは、福島の経験であり、命を脅かす原発ではありません

http://goo.gl/td0KY
(どちらからでも署名できます)
署名フォーム1:http://goo.gl/GGBNL
署名フォーム2:https://pro.form-mailer.jp/fms/356a455e23405
締め切り:10月31日正午まで
---------------------------------------------
福島の原発事故は未だ収束せず、日本の大地、自然、海にいまも放射能物質が降り注いでいます。
福島をはじめとして、多くの人達が、放射能汚染の危機にさらされ、生活を破壊され、苦しんでいます。
事故の原因さえ、究明されていません。

そんな中、原発輸出をまた一歩前進させる日越政府合意が行われようとしています。

現在、ベトナムでは、日本の税金によってニントゥアン省の原発建設に向けた実行可能性調査が実施されています。
しかしこの調査の結果は、ベトナムの住民や日本の納税者に公開される保証もありません。

ベトナムの建設予定地は、風光明媚な自然が広がり、住民たちは漁業や農業、観光などでくらしをたてています。
原発建設はこのような住民の生活を脅かすものです。

さらにひとたび事故が起これば、放射能汚染はタイ、カンボジア、ラオスなどのベトナムの近隣国にも広がります。
ベトナム政府は、自国民に対する説明責任を果たしていないのと同様、これらの国々の住民にも一切の説明責任を果たしてい
ません。

私たち、経済産業省前に集った北海道から九州までの女たち、そして原発輸出に懸念を有する市民たちは、日本政府の原発輸出に強く反対します。
輸出すべきは、福島の痛みによって得られた貴重な経験であり、断じて原発ではありません。

以上を踏まえ、私たちは日越両政府に対して、以下を要請します。

・日本政府は、原発輸出を行わない方針を明確に打ち出すこと
・日本政府は、原発輸出に向け、これ以上無駄な税金を使わないこと
・日越両政府は、現在実施されている実行可能性調査を打ち切ること。
・日越両政府は、ベトナム国民、ベトナム近隣国の住民に対する説明責任を果たすこと



以上

呼びかけ団体:原発いらない全国の女たちアクション

--
満田夏花 MITSUTA Kanna <kanna.mitsuta@nifty.com>
携帯:090-6142-1807
国際環境NGO FoE Japan/tel: 03-6907-7217 fax: 03-6907-7219
--------------------------------------------------------
★【署名】渡利の子どもたちを守ろう!
http://www.foejapan.org/energy/news/111007.html
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福島原発震災情報センター設立集会」に参加しました

2011-10-27 08:35:58 | 日記
昨日、福島原発震災情報連絡センター設立集会が衆議院第二会館で開かれた。
設立趣意書と目的は10/17のブログにも載せたとおりです。

福島からも世話人の佐藤さんや、今日「経産省前 福島の女たちの座り込み」に参加する蛇石さんからも、現場の声を聞くことができた。

 センター長の前国立市長 上原ひろ子さんから、福島原発事故問題は「憲法25条 生存権の問題」として考えるべきと設立の目的が語られた。

 午前中は消費者庁、厚労省、環境省から食品の放射能規制値、がれき処理について国の動向も含めて説明があった。
厚労省は、食品の放射能規制値は現在見直しを検討している段階で、昨日までがパブリックコメントの締切期限という事だ。
明言を避けていたが「今年度中に見直し規制値が公表される」とのこと。

 消費者庁は、食品測定器の貸与を募集していて、一時締切ですでに169台希望が上がっているそうだ。
予算は150台分。
これから、貸与条件にかなっているか審査して決定していくそうだ。
貸与期間は今年度いっぱい。
その後一年ごとの更新予定とか。
測定器の在庫もないことから、まだまだ実現には時間がかかりそうだが。

 消費者とのリスクコミュニケーションも各地で開催しているということだった。
「広く消費者の参加を求め、専門家を交えた意見交換会を開催する」とあるが、意見交換会ではアノ放医研の「食品と放射能」学習会と抱き合わせで、生協が音頭をとってリスクコミュニケーションが開催されている。

 食品の全量検査をするべきではという問いには、「流通サイドや出荷サイドで行われているが、法律で義務付けた全量検査はコストの面からも難しい」挙句の果てに「そのコストは価格に反映しますよ」との返答には呆れた。
答えに窮して、消費者庁の立場を忘れているのでは?

厳しい質問が相次いだが、
「一体厚労省、消費者庁はどちらを向いて政策をしているの?
厚労省は国民の健康に立って食の安全を考えているんじゃないの?
消費者庁は消費者の立場に立って晩発性のリスクをどう考えているの?」
という業を煮やした質問が飛ぶ。

「福島に来て市民の声を聞いて、置かれている状況を理解して、政策に反映して欲しい」という声も上がったが、どこも役所は同じ。
のらくら答弁で、決定権はどこにあるの?

最後に福島浩彦消費者庁長官が見えて、きちんと分かりやすく消費者行政を述べていた。
さすが長官と思ったが、最後に「測定結果をどう判断するか、いたずらに騒ぎ立てず正しい情報をもって判断して欲しい。」
それには「リスクコミュニケーションを開催して欲しい」とのことでした。

正しい情報はどれなのか、それを取捨選択するのも賢い消費者の役割です。

木村真三さんの講演内容は後日報告します。
Youstreamでも中継していたが、出来たのだろうか?


10/27「竹信三恵子さんと語る ~震災とジェンダー~」講演会のお知らせ

2011-10-26 22:10:05 | ネット活動
ジェンダー部会の金田由紀さんから、次のようなお知らせが届きました。
多くの方のご参加をお待ちしています。

*********************************

先日お知らせした「竹信三恵子さん講演会@市民ネットワーク千葉県」が明日に迫りました。

【日時】 10月27日(木)18時~20時
【場所】 市民ネットワーク千葉県4F会議室
【講師】 竹信三恵子さん
【参加費】 500円

資料準備のため、一足早く竹信さんのレジュメや資料など拝見させて頂きましたが、「もう、是非多くの方に聞いていただきたい!」とおもう充実した内容です。
被災地での実際の取材に基づく内容で、説得力があります。

被災地で「女性」に求められた役割や困難、そして女性への暴力(警察の公式発表と実際の体験の違い)や雇用や労働の場での問題。
地域特有の問題や原発事故の影響、そして女性支援が果たした役割と課題等々盛りだくさんな内容です。

普段からあるジェンダー格差が、被災状況になったらさらに拡大するわけですが、震災は避けられないことである限り、普段からいかに格差をなくしていくかが結局重要です。

今回の震災によって可視化されたさまざまな問題を元に、多くの方と議論し、発信できたら良いなと思いますので、ぜひ、お時間のある方はいらしてください。

【主催】 市民ネットワーク千葉県(担当 ジェンダー部会)


有害ゴミゼロの会「放射能学習会」盛況でした

2011-10-26 06:28:00 | 放射能問題

   坂本さんより  
     アキアカネの産卵
     赤とんぼには何種類かある。
     トンボに詳しい仲間に見てもらってアキアカネと確認。


有害ゴミゼロをめざす市民の会主催「放射能学習会」が西志津ふれあいセンターで日曜日行われた。

 講師は市民ネットの政策室 吉沢弘志さん
チェルノブイリ原発事故後すぐに現地に入り、対応してきた実績がある。
会場も満席となり、志津公民館祭での関心の高さがあらわれていた。

学習会の内容は、

 チェルノブイリでも情報が公開されず、事故が起こっても市民は長い間知らずに放射線を浴び続けていた。
今の日本でも、情報が正しく流されているかというと、かつてのソビエト連邦と同じ状態に置かれている。

 食品の暫定基準値500ベクレル/kgというのは高すぎる。
事故前、世界の食品に含まれるセシウムの平均は0.2ベクレル/kg。
土壌のセシウムは1ベクレル/kgだった。
人類はかろうじて自然被ばくに耐えられるように進化してきたが、原発事故での放射能被ばくが上積みされることになる。
これをどう考えるか・・・だが、

 ICPRは上積みの放射線量を年間1ミリシーベルト以下に抑えるよう勧告しているが、ICRPはただの民間団体で、お墨付きを与えるような立場ではないはず。
ICRPは内部被ばくについては一切考慮していない。

 放射能の被害はガン死を引き起こす事とされているが、それだけではなく、いろいろな病気を引き起こす原因になっている。
ベラルーシではバス停で待っている人が、公園のベンチに座っている人が、心臓まひで死んでいっている現状がある。

 放射線の本当の恐ろしさは、活性酸素を出して細胞のDNAを傷つけることで、DNAが復元されず、変異していく。
特に子どもは細胞分裂が早いため、傷ついても復元できず、変異していく頻度が高い事。
影響のピークは5年後と10年後にやってくる。
大人は、特に60歳以上の人は大丈夫などと巷では言われているが、子どもへの影響より少ないと言うだけで、決して大丈夫ではない。
高齢では何が原因かは定かでないので、ガン死に数えられず放射能の影響がないと言われるが、各臓器にセシウムはたまっていくことは確かである。

 子どもたちを守るためには、
被ばくを少なくすること。
 それには、高汚染の場所に近づけない。
 外遊びはクリームを塗って、帰ってきたら洗い流す。
 マスクをする。
 可能な限り汚染の少ない食材を用いる。

リスクを少なくすること。
 電磁波、化学物質、食品添加物、ストレス、喫煙、紫外線など出来るだけ体に害のある事を遠ざける。

免疫力を付ける。
 食生活を正しくする。
 ストレスを減らす。(山下某氏が言っている「笑ってすごす」、そこだけは当たっている)


「食品の放射能をとる調理方法は?」など具体的に聞いてみたいと質問が次から次に手が上がるが、時間切れ。
「あとは会場外で講師を差し出しますので、質問してください」という事にして、会場を撤収。

 私と大野ひろみさんは、そのあと富里で行われていた、「太陽の市」へ。
詳細は「大野ひろみのクラクラさくら」で。
長生村の石井村長さんの平和へかける思い、原発を止める1000万人署名が今すごい勢いで集まっている、というお話しが聞け、とても元気になった。

 それにしても、何にも打ち合わせなく、ぶっつけ本番、結構スリリングでした。
石井村長も、「そうきたか!」と呟きながら、答えていた。

また高尾で自然保護活動をしている「環境NGO 虔十の会」坂田昌子さんの話も、とっても分かりやすく、素敵な方だった。

福島の林檎農家の人が、千葉市で農業を始めることにした、と言っていた。
林檎を作っても売れないので、移住してきたという事だ。
日本には耕作放棄地が大問題になっている。
西の方にもたくさん後継者のいない農地がある。
放射能を心配せず、集落ごと移民できたらいいのにと思う。
しかし、そう簡単に割り切れないのが、コミュニティ。
成田市の若い農家の人が、自分の育ったコミュニティが大切で、大事にしたいと言っていた。
福島でも、それでみんなが苦しんでいる。悩んでいる。

「子どもの目線で測ってみよう 第二弾」 測りたい人集合!!

2011-10-24 20:20:01 | 放射能問題

   坂本さんより
     ツリフネソウ群落 昨日の畔田ミニ観察会で訪れた湿地に群生していた。
     元は移植したものが生育適地だったのでこんなに増えている。

新しい放射線測定器が手に入り、あちらこちらを測っている。
「電車でgo!!」京成電車とJR総武線車内を計測した。
というのもyoutubeでとんでもない映像が流れていたので、検証。
詳しくは「大野ひろみのクラクラさくら」で
  10/15 京成電車の放射能測定をしました!
  10/19と10/20は JR総武線と王子台の公園の放射能測定しました。

生谷公園の側溝の泥土から、時間当たり0.87マイクロSv、高い放射線にびっくり。
御伊勢公園は7/26に計測した時より下がっていたけど、公園の吹きだまりを測定したら時間当たり0.4~0.5マイクロSv。
雨や風で動いたのかもしれない。

やはり測ってみなければ分からない。

放射線測定会をします。
子どもの目線で測ってみよう!第二弾

10/28(金) 染井野 七井戸公園  9:30~ 公園入り口に集合
      臼井  長作東公園 13:30~ 

11/1 (火) 八幡台1号公園    14:00~

11/4 (金) 西志津 南志津公園 10:00~
      西志津小学校 西志津中学校の通学路周辺

11/5 (土) 中志津 スーパーカワグチ前 10:00~
      公園、下志津小学校通学路周辺
      南志津小学校通学路周辺 11:15~

11/6 (日) 宮ノ台 宮ノ杜公園 10:00~
      井野中学校通学路周辺
      前野公園

さくら・市民ネットワークの赤い旗と放射能測定中の旗を目印に集まってください。
気になるあちらこちら、一緒に測りましょう

お問い合わせ さくら・市民ネットワークまで
Tel :043-462-0618
mail:news@sakura-siminnet.com
  

【緊急拡散大歓迎】10/28「渡利の子どもたちを放射能から守る!」政府交渉

2011-10-23 21:23:46 | 放射能問題
福島市渡利地区の子どもたちを守るための政府交渉があります。
転送、拡散をお願いします。

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「渡利の子どもたちを守れ!」の署名にご協力をいただきまして、誠にありがとうございました。
現在、署名は6,000以上集まっています。
10月8日に開かれた福島市の渡利・小倉寺住民向けの説明会では、国側は同地区の特定避難勧奨地点への指定を見送る方針を言い渡しました。
住民側からは、批判が続出しました。
詳しくは、下記をご覧ください。
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-a4b7.html

★10月28日に政府交渉
渡利の問題は、日本の避難政策の問題点が凝縮された形となっています。
責任を負うのは、やはり原子力災害対策本部です。
というわけで、下記のような政府交渉を予定しています。
渡利の住民が直接、政府とやりとりをする場としたいと考えています。
東京近郊の方は、ぜひご参加し、渡利のために声をあげてください。
また、拡散にご協力ください。

======================================================
【10・28】政府交渉 渡利の子どもたちを放射能から守ろう!
http://goo.gl/vBWXI
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◆日時:2011年10月28日(金)12:30~16:30(予定)
(12:00から参議院議員会館のロビーにて入館証を配布します)

<以下予定>
12:30~13:30 事前集会(情報共有など)
13:30~15:30 政府交渉
※冒頭に署名の提出
15:30~16:30 事後集会(交渉の整理、参加者からのアピールなど)

◆会場:参議院議員会館講堂(東京都千代田区永田町1-7-1)
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kokkaimap.htm

◆内容:署名の提出、事前に提出した質問に基づき質疑および交渉
http://dl.dropbox.com/u/23151586/111014_Watari_questionnaire.pdf

◆資料代:500円、福島の方々の旅費をまかなうため、カンパ歓迎

◆申込み:申込みフォームよりお申込みください。
https://pro.form-mailer.jp/fms/662fb05522873

◆主催:渡利の子どもたちを守る会(Save Watari Kids)、子どもたちを守る福
島ネットワーク、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、国際環境NGO FoE Japan

◆問合せ
福島老朽原発を考える会(フクロウの会) 阪上 090-8116-7155
FoE Japan 満田(みつた) 090-6142-1807

※「渡利の子どもたちを守れ!」署名にご協力を
http://goo.gl/f1SKd

※参考情報
渡利地区・土壌汚染調査の結果、5箇所中、4箇所で、チェルノブイリの特別規制ゾーンレベルの汚染
http://hinan-kenri.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-2bc0.html

避難区域外の「福島」で今生じていること ~大波・渡利・小倉寺における情勢~
http://www.foejapan.org/energy/news/pdf/111012_s3.pdf

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【経緯】
10月8日、渡利・小倉寺地区で開催された説明会において、国・市は、両地区とも「特定避難勧奨地点の指定を見送る」と説明しました。
この説明会は、1,000世帯余りにしか通知が言っておらず、説明会の開催方法についても、住民から不満の声があがりました。
さらに、住民からは、下記のような要求がありました。

「詳細調査は、一部地域のみ。全世帯を調べてほしい」
「南相馬市などでは、毎時3.0マイクロシーベルト/時以下でも指定されている。
なぜ、福島市では指定しないのか?」
「南相馬市では、子どもや妊婦のいる世帯は、2.0マイクロシーベルト/時以上であれば、特定避難勧奨地点に指定している。

なぜ、福島市では指定をしないのか?」
「10マイクロシーベルト以上で、線量計が振り切れる箇所があちこちにある」
「除染はいつになったらできるのか」
「除染が済むまでの間、子どもたちを一時的に避難させられないか」
「避難したい世帯は避難し、避難費用は賠償するべき。残る人は残る人で高い線量にさらされることに対する補償をするといった措置をとってほしい」
「特定避難勧奨に関して、地区指定を行ってほしい」
「全世帯むけの説明会を、再度開催してほしい」

国・市は、このような切実な疑問に、きちんと回答しないまま、再度の説明会の開催の要求すら無視されてしまいました。
結局、夜半まで続いた説明会は時間切れとなって終了となりました。

私たちは、あきらめることなく、住民からの声を、直接、東京の原子力災害対策本部や経済産業省に届けていきたいと思います。10月28日に、東京の参議院議員会館において、原子力災害対策本部と交渉を行うことを予定しています。
また、それに先立って、10月26日に渡利において市民集会を開催します(詳しくはお問い合わせください)。

お誘いあわせの上、ぜひご参加いただければ幸いです。


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★FoE Japan原発チームの被ばく最小化に向けた活動にご支援を!
http://www.canpan.biz/products/detail.php?product_id=400
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国際環境NGO FoE Japan
  〒171-0014 東京都豊島区池袋3-30-8-1F
  Tel: 03-6907-7217  Fax: 03-6907-7219
  Web:http://www.FoEJapan.org

映画「いのちの林檎」上映会に行ってきました

2011-10-23 08:17:09 | 化学物質過敏症
我が家のご近所のナチュラル・ストゥーディオで、「いのちの林檎」キャンドルナイトの上映会があった。

私のブログでも紹介しました。
http://blog.goo.ne.jp/lynmiu_2011/e/2a829227ecf2820d0f32c26d839fe73a

 現在化学物質過敏症患者は成人で70万人、子どもも入れると100万人もいると言われている。
おととし「化学物質過敏症」が病名登録されたぐらい、患者数が多いということだが、治療方法があるわけではない。
発症の原因はシックハウスが6割、喫煙3割ということで、新築、改築の家が原因というのは悲劇的だ。
 
 岐阜市で農薬、化学物質の健康被害を長年行政に訴え改善するよう働きかけ、活動を続けられたOさん。
Oさん家族の発症はシロアリ駆除剤を床下に使った事が原因だった。
それと住宅地が窪地だったため、周りで使用された農薬などがたまりやすい地形も原因だったのではと言っていらした。

「いのちの林檎」の早苗さん親子は新築住宅に入居したことが原因だった。
だが、症状を悪化させたのは、近くのゴルフ場で大量に散布される農薬。
ひどくなる症状、生命の危機に行政に指導するよう、発作の映像を付けて要望書を出すまで、本当の深刻さは理解してもらえなかった。
それから減農薬で管理する事になったそうだ。
しかし、農薬を散布されたゴルフ場でプレイすれば、体にいいことはないはず。
農薬を使わず芝生を管理する事はできる。

 カメラに撮られることでも、激しい発作に襲われる早苗さん。
それでも化学物質過敏症の実態を知ってほしいと、激しい発作に襲われながら化学物質、農薬、電磁波、低周波から逃れるために、本当に車で寝泊まりしながら逃げている早苗さん親子の現実が描かれていた。

 自分の吐く息で発作に襲われるからマスクもできず、家の中に流れ込んでくる煙草の煙で、上空を飛ぶ飛行機の低周波で、消臭剤があるのでトイレにも入れず、いきなり昏倒し、息をとめてしまう。

 その早苗さんが何日も水も受け付けられなくなり、脱水で死にかけた時口にしたのは、下北半島で無農薬無肥料で林檎づくりをしている木村秋則さんの林檎。

 その木村さんも奥さんが農薬に反応するため、無農薬での林檎づくりに挑戦した人。
酢を散布して虫を寄せ付けないようにしていた。
下草を生やし放題にして、土中の農薬(肥毒)を抜く、野生の樹木が実をつける姿をお手本に、本当に見事な林檎が画面に映っていた。
自然農法そのまま、生物多様性の実践が見事に結実しているが、それまでの長い道のり、長年実を付けず収入がなかった困難な時期を飄々とした語り口で、語っている。

 佐倉市は今年度から「総合防除」という農薬を使わずに管理する方法を公共施設では行っている。
しかし、住宅街などで散布される農薬、除草剤で長年体調不良で悩んでいる人がいる。

この映画を是非多くの人に見ていただきたい。
少人数でも上映会は可能という事だ。
http://www.inochinoringo.com/index.html

監督、プロデューサーが上映会に来てくださった。
私のブログを読んでいただいて、「これは行かなくちゃ」と思っていただいたそうで、感激です。

私たち市民ネットワークでも是非上映会を企画したい、多くの人に観てほしい映画です。

ウラジミール・バベンコ氏講演 「日本の食品暫定規制値は高すぎる」

2011-10-19 00:56:18 | 放射能問題
「0.25マイクロSv/時間は高い値かどうなのか?」というご質問をいただいた。
佐倉市は原発事故の放射線量を年間1ミリSvに抑えるため、自然放射線量の平均を0.033マイクロSv/時間を加味して、0.223マイクロSv/時間と基準値を決めた。
年間1ミリSvとは、私たちの体の細胞核一つづつを放射線が突き抜ける量と考えると、決して低い値ではない。
しかし、仕事を、家を投げ出して逃げられるかと言うと、それはいろいろな事情から多くの人は出来ない。
家族が別々に暮らせば、経済的なこと、精神的なこと、いろいろな問題が生じ、不和も生じる。
放射能の被害を出来るだけ防ぐには、まずは自分たちが正しい知識を得ること。
たくさんの情報から、正しい情報をより分けるだけの力を付けること。
その中で、自分がどうするか決めるしかない。残念ながら。

25年前に起こったチェルノブイリ原発事故。
隣国ベラルーシの汚染地区の子どもを守る活動をしてきたベルラド放射能安全研究所の副所長ウラジミール・バベンコ氏の講演内容の記事(東京新聞 10/14)より

「放射能安全研究所は「放射能から人々を守ること」を目的にチェルノブイリ原発事故4年後に設立された。
西ヨーロッパの支援を受けた民間の研究機関で、各地の放射線量を測定し、食品から起こる内部被ばくを防ぐため食品の放射線量を調べた。
また、学校や幼稚園でホールボディカウンターで体内放射能を調査した。
研究所が要注意とするのは「体重1kg当たり20ベクレル以上」
その値以上の子どもには放射能を体外に出すというペクチン剤を配布した。

バベンコ氏は汚染地での取り組みや対処の知恵をまとめた本を「自分と子どもを放射能から守るには」を出版した。

ベラルーシでは汚染地域住民の被ばく原因の大部分が食品による内部被ばくで、健康被害が出ている。
日本では、飲料水のセシウムの暫定基準値がベラルーシの20倍と甘過ぎる。
食品の規制をより厳しくするべきである」と語っている。


 以前、紹介した「低線量内部被ばくから子ども守るために」崎山比早子さん監修は、1ミリシーベルトの意味、ベラルーシの取り組みが紹介されている。
薄いリーフなので読みやすく、そして自分で無料ダウンロード出来る。

 同じく「放射線被ばくから子どもを守るために」松井英介さん監修は食品の規制値が書かれているので、じっくり比較していただきたい。
ウクライナ、ベラルーシの子どもの水、食品の規制値は日本の1/5。
内部被ばくは極力抑えなければならない。それにはまずはベラルーシ並みの規制値にすべきである。
それにしても、暫定とはいつまでを指すのだろうか。

10/26「福島原発震災情報連絡センター」の設立集会 木村真三さんの講演会もあります

2011-10-17 08:39:15 | 政治
「福島原発審査情報センター」設立集会の呼びかけがあった。
私たち市民ネットワーク千葉県の議員も呼びかけ人に賛同しました。

設立集会には、NHK番組「放射能汚染地図」で紹介されましたが、福島放射能汚染をいち早く調査した木村真三さんの講演会もあります。
詳細は下記の通りです。
自治体議員だけではなく市民の方の参加も大歓迎です。

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私たちは、原子力発電所の立地及び周辺の都道府県の広域・基礎自治体議員です。

 3月11日の東日本大震災は、世界の原発事故史上類を見ない福島原発震災をひきおこし、大量の放射性物質を環境に撒き散らしながら、いまだ収束のめどの立っていない状況にあります。
「ヒロシマ・ナガサキ」の高線量に基づく放射線外部被ばくから「チェルノブイリ・フクシマ」という低線量に基づく放射線内部被ばくという日常的放射能汚染時代を迎えてしまいました。  

 わたしたちは、これまで原発震災、放射能汚染と放射線被曝によって苦しむ福島原発震災被災者や広い地域の市民の現実に向き合い、被災者支援活動と全国17カ所に散在する54基の原子力発電所を廃絶のための活動を進めてきました。

 今般、福島県の被災地自治体の復旧・復興への支援と全国の原発立地自治体・周辺自治体・広域自治体に関わる自治体運営の情報交流を図るために「福島原発震災情報連絡センター」を設立することとなりました。
設立の概要は下記の通りです。多くの皆さんの参加をお待ちしています。

 尚、27日から経済産業省前にて「原発いらない福島の女たち」で座り込みが始まります。

共に頑張り原発廃絶を実現しましょう。





1.日 時  2011年10月26日(水)午後1時30分~午後4時30分

2.場 所  衆議院第2議員会館 第3会議室(稲見哲男衆議院議員事務所で借りています)

3.内 容  午後1時30分~午後2時30分 設立総会

経過、設立趣旨報告

         「福島原発震災被曝者援護法制定に向けて」日弁連からの報告

         福島原発震災被災地報告

           11月27日(日)いわき市にて「福島と全国を結ぶ」交流会

        午後2時30分~午後3時30分 木村真三准教授によるご講演

         「広島・長崎―チェルノブイリ-福島」

         NHK報道番組「放射能汚染地図」で活躍した木村真三さんが
25日までのチェルブイリでの調査を終えて駆けつけます。

        午後3時30分~午後4時30分 質疑、意見交換

4.お問い合わせ先 いわき市議会議員 佐藤和良
           〒971-8144 福島県いわき市鹿島町久保字於振1-2
            電話&Fax 0246-58-5570 
            E-mail kazu_obr@f3.dion.ne.jp

        新潟市議会議員  中山 均
〒950-2074新潟市西区真砂1-21-46
電話 025-230-6442 Fax 025-230-6371
            Email nakayama14@gmail.com

          静岡市議会議員  松谷 清
            〒420-8602県静岡市追手町5-1 静岡市議会内
            電話 054-254-3605 Fax 054-260-5552
E-mail matsuya@aioros.ocn.ne.jp

※※ 先立って26日9:30より 環境省など放射能がれき問題など自治体議員政策情報センター「国―地方」政策研究会が同じ会場で開催されます。

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福島原発震災情報連絡センター(仮称)の呼びかけ

 2011年10月13日

呼びかけ人代表      いわき市議会議員    佐藤和良
             新潟市議会議員     中山 均
             静岡市議会議員     松谷 清                    

       当面の連絡先:静岡市議会 会派 虹と緑内
          054-254-2111 松谷まで                              

          (事務局は、代表呼びかけ人三ヶ所)

 3月11日の東日本大震災は、東京電力第一原発において、世界の原発事故史上類を見ない震災を引き起こし、いまだ収束のめどは立っていません。
メルトアウトに陥った原子炉からはまだ大量の放射性物質が大気中や海洋へ放出され、構内では被ばく労働も深刻化しています。日本と世界は、「ヒロシマ・ナガサキ」の高線量外部被ばくから「チェルノブイリ・フクシマ」の低線量内部被ばくという日常的放射能汚染時代を迎えてしまいました。

 今回、原発事故時の情報は発災当初から統制され、子どもたちや県民は汚染地域に留め置かれ、その結果長期にわたる低線量被曝が強いられています。
そして、「避難なき除染」に数兆円の国家予算が投入されようとしており、県民健康管理調査という名の「治療なき調査」が、自治体と県民を動員して始まりました。
これらは福島県民にとって、「棄民化政策」そのものです。

 放射能汚染は東日本の広範な地域へ広がり、汚染食材・食品による内部被曝、ホットスポットの発見、放射性がれき・汚泥処理など、問題は拡大しています。
子どもたちを守るための自主避難、集団疎開裁判や放射能市民測定所の開設など、自らの健康と「生存権」のための運動も始まっています。
しかし一方で、年間1ミリシーベルトを超える被曝量のある地域でいまだ多くの子どもたちが生活しています。
その深刻な状況を、私たちははっきり認識する必要があります。 

 一方、福島原発震災によって、脱原発への転換を求める国民の声は日増しに強まっています。
しかし、「原発の安全神話」が崩壊する中で、経産省や電力業界などは、今度は「放射能の安全神話」を持ち出し、巻き返しを図っています。
また、野田新内閣は、定期検査後の原発再稼動を国連の場でも公言しています。

 また、私たちは、放射能汚染・被曝労働を地方に押しつけながら、その犠牲の上に都市部のエネルギーを供給することを目的に原発政策が続けられてきたことを忘れてはなりません。
福島原発震災からの復旧・復興過程は、文明や社会のあり方の根本的転換を含む自治体の新しい姿を私達に問いかけています。
すでに、東日本大震災被災地で延期されていた自治体議員選挙も始まり、様々なテーマが政治争点として浮上しています。

 私たちの多くは、これまで全国で原発の廃止を求めて活動を続けてきましたが、3.11の前に「脱原発」を実現することはできませんでした。
今回の原発震災の責任の一部は私たちにもあるという痛恨の思いを強くしながら、私たちは、汚染と被曝の問題に直面する福島の「語り部」として、あるいはその現実に向き合う者として、福島県内外で活動を紡ぎ合い、想いや議論を交わしてきました。

 私たちはその議論の中から、下記の目的と活動を目標とする「福島原発震災情報連絡センター」(仮称)を設立することを合意し、皆様に参加を呼びかけるものです。

目的と活動

1.原発震災で強要される汚染と被曝を強いられる人々の「生存権」(憲法25条)を保障し、特に子どもたちの命と健康を守る。

(1)非汚染食品の提供、放射能測定器購入などへの支援

(2)福島県外への避難・疎開の受け入れの拡大とその制度化の実現

(3)「被曝者健康手帳」の発行と定期的な健康診断、医療行為の無償化、社会保障を組み込んだ「福島原発被曝者援護法」の制定を目指す

2.社会や経済、地域のあり方の転換を伴う原発震災「復旧・復興」の実現

(1) 100年を超える期間を射程にした自然災害に強いまちづくり、分散型エネルギー、交付金依存からの脱却、一次産業の育成や新たな地域経済、過度なエネルギー依存のライフスタイルからの転換など、自治体の新しい姿を目指す

(2)これらを実現・推進するための法的枠組みの研究

3.福島と全国の情報や経験の交流

(1)福島の情報発信としての「語り部」、福島の現実に学ぶ活動など、往還運動を進め、脱原発社会実現のため情報や経験の交流を図る

(2)その他、志を共にする市民運動やNPOなどとの連携や情報交換を進める

会員 自治体議員

会費 年間 3000円(郵便振替準備中)

事務局 呼びかけ人代表3人の連絡先

規約 作成途中


●呼びかけ人(2011年10月13日)

 呼びかけ人代表  佐藤和良  中山 均  松谷 清

北海道  大嶋薫札幌市議 

     久保あつこ旭川市議

     道畑克雄函館市議

福島県  佐藤和良いわき市議、へびいし郁子郡山市議、駒崎ゆきこ郡山市議、

     滝田はるな郡山市議

新潟県  中山均新潟市議 矢部忠夫柏崎市議

石川県  北野すすむ珠洲市議

静岡県  大石和央牧之原市議 山下冨美子沼津市議 江本こうじ沼津市議 栗原一郎三島市議 宮澤圭輔静岡市議 松谷清静岡市議

神奈川県 猪俣美恵川崎市議

鳥取県  中川健作米子市議

佐賀県  盛 泰子伊万里市議

福岡県  荒木龍昇福岡市議

鹿児島県 野口英一郎鹿児島市議

熊本県  神田公司合志市議

大分県  玉田輝義県議

大阪府  増田京子箕面市議 小山広明泉南市議 野々上愛高槻市議 高橋 のぼる泉大津市議

兵庫県  丸尾まき兵庫県議、鈴木年信高砂市議

岡山県  横田えつこ岡山県議 鬼木のぞみ岡山市議 大熊公平総社市議 森下誠一吉備中央町議 黒田員米吉備中央町議

広島県  間庭恭子広島市議 落合真弓福山市議

群馬県  角倉邦良県議

埼玉県  片山いくこ春日部市議 矢澤江美子八潮市議

東京都  福士敬子東京都議 小枝すみ子千代田区議 中村まさこ江東区議 すぐろ奈緒杉並区議 奥山たえこ杉並区議 片山 薫小金井市議 漢人あきこ小金井市議 橋本久雄小平市議 村松真左美小平市議 野村羊子三鷹市議 すぐろ奈緒杉並区議 奥山たえこ杉並区議 大沢ゆたか立川市議 陣内やすこ八王子市議

上原公子(政策情報センター)

* 参考資料/7・18ハイロアクション・ふくしま宣言

■〔最悪の事態の防止〕

私たちは、東京電力と国へ、制御不能の最悪の事態の招来と環境中へのこれ以上の放射能流出とを食い止めることを最優先にして、あらゆる努力を行なうことを要求します。

 ・情報操作を直ちに止め、全ての情報の即時公開を行なうこと。

 ・国際的な支援を最大限受け入れること。

 ・ 原発事故の悪化阻止と収拾のために動員されるすべての労働者に対し、緊急時被ばく基準年間250ミリシーベルトを撤回し、厳しい被ばく管理・健康管理その他労働者の健康と生活を守るためのあらゆる措置を講じること。

■〔被曝の最小化〕

私たちは、放射能の恐怖から開放され、自由な、そして健康で文化的な生活を営む権利に基づき、可能な限り被ばくを減らす対策を、市町村・県・国に要求します。

 ・子ども、妊婦、将来子どもを産み育てる若い世代の人々を被ばくリスクの低い地域に避難させること。

 ・事故直後からの被ばく積算量および内部被ばくを正当に考慮に入れ、避難区域を拡大すること。

 ・避難の権利を保障し、自主避難住民に対しても避難指示区域住民と同等の各種支援・補償を行なうこと。

 ・被ばく調査を早急に行ない、被ばく者健康手帳を交付し、健康診断・健康被害の予防・治療を国の責任で行うこと。

 ・福島原発事故被ばく者援護法を制定すること。

■〔廃炉の決定・政策転換〕

私たちは、全ての原子力発電所を廃炉とし、核燃サイクル計画を放棄し、エネルギー政策の抜本的転換を行なうことを、国・県に要求します。

 ・国と東京電力は、このような甚大な事故を起こしてしまった責任および事故発生後の対応の失敗の責任を認め、福島県民、全国民、全世界の人びとに対して謝罪すること。

 ・福島第一原発5・6号機と第二原発の廃炉、浪江小高原発の新設計画の白紙撤回を、早急に決定すること。



■〔永続的な管理〕

1、 私たちは、東京電力と国に、福島第一・第二原発が40年間に生み出してきた死の灰を、廃炉や事故による汚染物質とともに、完全に安全になるまで永続的に管理し続けることを要求します。