伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

1/26 オンライン学習会「Dr.本田が斬る!新型コロナで明らかになった医療・社会保障崩壊」

2022-01-24 00:05:58 | 新型コロナウイルス問題
オンライン医療学習会のお知らせです。

新型コロナウイルス感染者数が日々更新しています。

オミクロン株の特性は?

昨年8月から9月にかけての医療崩壊を、再び起こさないためには?

タイムリーな医療の学習会です。

ぜひご参加ください。

申し込みフォーマットからお申込みください。


【Dr.本田が斬る!新型コロナで明らかになった医療・社会保障崩壊】

■日時 1月26日(水)18:00~20:00 

■内容:変異株オミクロンなど新型コロナ最新情報と、

   国が相変わらず進める「病床削減と医学部定員削減」などについて

■講師 本田宏(NPO法人医療制度研究会副理事長)

■主催 市民ネットワーク 伊藤とし子

■本田宏医師は長年外科医として埼玉県済生会栗橋病院などで活躍され、

現在はNPO法人医療制度研究会で副理事長を務め、講演や執筆活動を通じて

医師不足や医療費抑制の問題を訴えています。

2021年3月24日の衆議院厚生労働委員会では参考人として出席し

「ベッドは自動的に治療してくれない、医師や看護師がいないとだめ。

医師は13万人足りない」と医師養成数の増加を繰り返し主張されました。

現在の新型コロナの状況についても、積極的に発言しています。

日本の医療をどう進めて行けばいいかも含め、参考になる話が満載です。

ぜひ、ご参加ください。



千葉県の発熱相談コールセンターはどうなった?

2021-04-01 12:22:18 | 新型コロナウイルス問題
コールセンターの電話番号が4月1日から0570-200-139に変更します

発熱時に相談する窓口として発熱相談コールセンターがあります。
年末年始にシステム障害を起こし、委託事業者(ティーペック株式会社)の対応の拙さから電話がつながらず、
千葉県の不備も加わり大勢の相談者が不安の中混乱に陥りました。

詳細はブログのバックナンバーでご報告してきました。
千葉県HPにも検証結果が報告されています。
「千葉県発熱相談コールセンター」への電話がつながりにくい事象の発生について

私も実体験も交え、問題点を指摘、改善を求めてきましたが、
4月1日から委託事業者が変更となります。

平日昼間のオペレーターは10人・看護師2人配置、
夜間はオペレーター4人・看護師2人配置。
土日祝日の昼間はオペレーター14人・看護師2人、
夜間はオペレーター4人・看護師2人配置。

これまでの反省を踏まえて、1時間ごとの着信状況・対応結果報告を行う契約になっています。
第4波に備えて、相談件数が増えれば、5日以内に増員対応となっています。

また、年末年始のような事故が発生すれば、12時間以内に別のセンターで
対応できるようにナビダイアル対応としたそうです。
なるほど。
前回のナビダイアルは延々待たされて電話代が高額になったと聞きましたが、
今回は何回かのコールで切れます。
再度かけて、かからない場合「着信状況・対応結果」に表れます。
対応が追い付いていないとなれば、オペレーター増員となります。
この体制で果たして万全かどうか、始めてみて支障があれば即、対応・改善できるよう
要望していきます。

市民の方からコールセンター対応に苦情が寄せられています。
「発熱相談コールセンターの融通の利かないこと」
******:*****

森田県政の置き土産のコロナ対策と対応について、自身の経験を基に、少々苦言を言わせて下さい。

先週初め(3月22日)から、37℃前後の微熱が続いていましたが、自宅で通常の在宅勤務をしておりました。
処が金曜の明け方、突然今迄と異なる悪寒を感じ、体温を測ったら38.5℃も有りました。
朝になっても下がっていなかったので、近くの某クリニックに電話したら、
「うちは、発熱外来が無いから、初診はお断りしている」と断られたので、
市の広報に掲載されていた県の発熱相談センターに電話して、K病院と、某クリニックの2か所を紹介して貰いました。

問題は、居住地がお隣の市の駅の方が徒歩圏内だと幾ら言っても、「居住自治体の発熱外来しか紹介出来ない」の一点張りでした。

商会されたK病院からは「予約は受けるが、来院は公共交通機関や病院の送迎パスは使わずに、自力で来い」と言われました。
「高熱なので、自力での運転は・・」と言ったら、「最寄りのタクシー会社に相談して下さい」でした。

後で、近所の人に聞いたら、タクシー会社も発熱が分ってるなら断られるそうです。
幸い、家人が仕事が休みの日で、送って貰いましたので何とかなりましたが、
在住域外は、例え徒歩圏内でも紹介しない、高熱の病人に運転をさせる様な紹介しか出来ない、
縦割りの県の発熱相談センターの対応は、如何な物かと疑問に思ってお知らせ致しました。

以上*******************

問題は2点です。
① 事業者の雇用しているオペレーターが、命を預かっている業務を担っていると自覚していないこと。
コールセンターは東京にあり、オペレーターは地理に疎いかもしれませんが、
相談者が隣の自治体が徒歩圏内だと言っているのにも関わらず、なぜダメだと突っぱねたのか。
相談者の言葉に耳を傾ける姿勢が見られません。

→ 事業者の体質が1月の事故時と変わっていないことが明らかになりました。

② 高熱で運転がおぼつかないのに「自力で来い」というのは無理がある、と予算委員会でも問題提起しました。

答弁は「自宅療養者等が体調悪化した場合」という前提で、
「保健所の搬送車の利用や、容態によっては救急車での搬送が考えられる」だった。
問題は、発熱段階で自力で医療機関に行けない人、なのです。
独居高齢者は多くなり、運転免許も返納となれば、どうしたらいいのか?

移送サービスを拡大する必要があるし、
発熱外来を引き受けてくれる医療機関をもっと増やすこと、
訪問診療で発熱対応ができるようにすることなど、具体的に進めるよう要望していきます。



今を盛りのシンビジウム。
一番古い株は12年前のもので、何もしなくても、毎年咲いてくれます。
今年は手入れ方法を勉強したので、花を大きくしたり、根腐れの株は生き返らせたりとできそうです。
















千葉知事選と千葉県のコロナ対応

2021-03-31 15:26:56 | 新型コロナウイルス問題
知事選選挙報告
3月21日投票日の知事選で熊谷俊人前千葉市長が圧勝し、
千葉市議若葉区補欠選挙では市民ネットワークちばの山田京子が当選しました。

熊谷さんは1,409,496票(得票率70.47%)で
2位の自民党公認候補 関まさゆき前千葉県議384,723票(得票率19.23%)
に3倍以上の差をつけての歴史的大勝です。
熊谷さんとは市民ネットワーク千葉県は政策協定を交わして、応援しました。
詳しくは市民ネットワーク千葉県HPに政策合意内容と、
国の専権事項として合意署に盛り込めなかった東海第二原発再稼働問題、オスプレイ問題、
HPVワクチン被害問題についても載せています。
熊谷新知事とは今後懇談をすることになっています。
森田知事とは話し合いのチャンス等ありえなかったのですが、
対話を重視した熊谷新知事とは風通しの良い関係性を作っていけると期待しています。
その森田知事の任期は4月4日まで、最後の当庁は4月2日です。



コロナ対策は待ったなし

非常事態宣言は解除されましたが、飲食店の営業時間短縮要請は
3月22日から31日までの10日間、さらに4月21日まで延長され、
1店舗当たり1日4万円で総額377億円が議会の承認を待たずに決定(専決処分)しました。

現在、新規感染者数は100人を境に行ったり来たり。
なかなか下がりません。
手をこまねいていると第4波が来てしまいます。

千葉県はなぜPCR検査をしたがらなかったのか?

高齢者施設等でのクラスター対策には積極的な検査が不可欠と、
2月議会予算委員会で取り上げました。
千葉県では地域で陽性者が出ても、保健所長が濃厚接触者と認めなければ
行政検査が受けられないため、高齢者施設は万が一入居者に感染させては大変と、
独自に職員に検査を行っていました。
その費用は正規料金だったので1検体2万7千円から3万円と高額で、
施設運営を圧迫していました。

衆議院議員の宮川伸さんから、
「昨年8月から国は何度も、感染者が多数発生している地域やクラスターが発生している
地域では、高齢者施設では感染者がいない場合でも積極的に検査を行うように、
と通知を出しているのに、なぜ千葉県は検査を絞っているんでしょうね」
とアドバイスを受けて、担当とは繰り返しやり取りを行い、
一部施設では行政検査が実施されるようになりました。

やっと千葉県も一斉検査を実施

国はコロナ第3波が収まらないため、クラスター対策には定期検査がカギになると、
高齢者施設等の施設スタッフ全員への検査を、3月末までに一度は受けられるようにしました。
県もやっと、3月5日、施設に通知を出して、現在一巡目の検査が行われたところです。
また、4月から6月まで月に1回ずつ行うことになっています。
そこで検査の実施率を調査したところ、印旛・東葛圏域では54%しか実施していません。
施設数が多いためかもしれませんが、なぜ実施率が低いのか調査中です。



高齢者施設だけではだめでしょ!!

佐倉市では9月以降、児童生徒の感染者は11人と職員は4人出ています。
また、保育園等では、行政検査が行われたクラスタ―1園は除いて、
園児5人、職員4人が出ました。
佐倉市は昨年9月議会で児童生徒の検査費用2,475万円の補正予算を組みましたが、
実施していません。
3月佐倉市議会で五十嵐智美が質すと「県が幅広に対応しているから」という答弁でした。
しかし、1月の時点では、学校内で陽性者が出ても保健所が「濃厚接触者なし」
と判断すれば、PCR検査も行わずに学校を再開していました。

宮川伸さんから
国は昨年8月7日に「PCR等の検査体制の更なる強化について」という通知を出しています。
それによると「自治体の判断で、当該地域や集団、組織等に属する者に対する行政検査は、
濃厚接触者でなくとも可能である」と書かれています。
この集団、組織には当然、学校、保育所、幼稚園、学童が含まれる、と解釈できて、
実際に昨年8月、成田市ではPCR検査を学級単位で行った、とのことでした。

学校等で感染者が出れば、同じ地域の高齢者施設にも多大な影響が出るので、
クラス単位や学年単位の検査を行うべきと2月予算委員会に向け、県担当者と話し合いを重ねてきました。

当初、千葉県は「行政検査は感染症法で規定されているので、保健所長の判断でなければだめ」
と頑なに認めませんでしたが、予算委員会で取り上げたところ、
「発熱者が出た場合、その周囲も幅広く検査している」という答弁でした。
現在、どれだけ幅広に検査するようになったのか、調査中です。
議会で取り上げると、さりげなく取り入れて改善していくのでしょうね。

国の感染再拡大防止策、千葉県では?

① 4月以降、繁華街でのモニタリング検査を実施
これは、市中にどれだけ無症状者がいるのかを把握するため検査キットを配布します。
先行している群馬県では、大学で学生対象に、また街中では希望者に検査キットを
配布しています。

② スクリーニングで「変異株」を見つけ出す
通常のPCR検査以外に変異株を見つけ出すためのスクリーニング検査の実施率
を上げるという事です。
検体数をどこまで引き上げるかは、国の発表待ちです。

知事の権限で検査を拡充する事が出来ます

国がいくら「財源はある。検査をするように」と旗を振っても、保健所長の判断が必要とか、
病床がひっ迫するなどと、歯切れの悪かった千葉県。
県内のメーカーが製造した全自動検査機器がフランスで活躍しているのに、
なぜ千葉県は消極的なのか?歯がゆい思いをしてきました。
熊谷新知事の下、積極的にコロナ対策に打って出ることを期待しています。



オンライン学習会「ここが違う!ニュージーランドと日本のコロナ対策」2月13日

2021-02-11 17:47:18 | 新型コロナウイルス問題
日にちが迫ってきました。急いでお申し込みください。

ここが違う!ニュージーランドと日本のコロナ対策

◆日時 2月13日(土)13:00~15:00
◆講師 ニュージーランド在住医療関係者
    宮川 伸さん(衆議院議員)
◆主催 市民ネットワーク千葉県
◆参加費 無料
◆内容
ニュージーランドはJacinda Ardern首相のリーダーシップの下で徹底したLockoutと、
ゲノム解析を活用した科学的アプローチで感染源を徹底的に突き止め
封じ込める方策で1カ月半で全土でコロナゼロを達成し、今は普通の生活に戻っています。

一度に16検体を40分で判定するリアルタイムPCR機「Liberty16」の全土での活躍
も大きな力となったそうです。

日本はニュージーランド同様に島国ですが、PCR検査の拡大を徹底的に拒んできました。
感染拡大は止まってきましたが、まだまだ油断は許されません。
収まってきたからこそ、今のうちにきちんとした対策が必要です。

両国のコロナ対策のどこがどう違うのか、私たちは何をすべきか。
ニュージーランド現地から、最新情報のレポートをお願いできました。
日本側の報告者は、医療事情に非常に明るい
立憲民主党衆議院議員宮川伸さん(千葉13区)です。





続報 千葉県コールセンター問題 

2021-01-31 11:58:18 | 新型コロナウイルス問題
かかりづらかった千葉県のコールセンター問題では、命に関わる問題として
これまでもブログやfacebookにアップしてきました。
1月8日にNHKの首都圏ニュースで取り上げられたり、
八街市のSさんの状況を発信したりとしてきました。

とうとう、千葉県は1月29日記者会見で公にせざるを得なくなりました。

県はコールセンター委託事業者にすべてお任せで、
年末年始の休業中の緊急対応体制がとられていないことが、明らかになりました。
ここにきて、新聞記者から取材を受けたりして、謝罪会見をせざるを得なくなった模様です。
連日のように頭を下げ続ける県幹部。
知事を筆頭にぬるま湯行政でぼけてしまっていますが、コロナで命がかかっている県民にとっては、
この体たらくは不幸そのものです。
3月21日の知事選では、ちゃんと仕事をする知事を選ばないと、大変なことになります。



仕事始めの1月4日、コールセンターの年末年始の相談受付状況の調査をかけました。
(この顛末は1月10日のブログにもアップ済みです。)

その時、「東京にあるコールセンター事務所に電話で確認している」という対応だったので、
立ち入り調査しないとダメでしょ!!と言ったことを覚えています。
1月22日、1回目の予算委員会のヒアリング時、
「中間報告なので口外しないで下さい」と前置きしてシステム障害だったと報告してきました。

1月29日2回目のヒアリング中に、同席していた大野さんの携帯に飛び込んできたのが、
新聞記者から「今日、コールセンターについて県に取材をかけたら、16時30分から記者会見をするそうだ」との情報でした。
実はこの日、私はコールセンターのヒアリングも入れていたのですが、前日に「担当者の調整がつかない」
という不審な理由でキャンセルされていました。
それなのに、記者会見をするとは、開いた口がふさがりません。
もちろん、激しく抗議しました。
これまで、何度要求してものらりくらりと出してこなかった、契約書、仕様書、事業者の報告書が
速攻で一気に手元に来たけれど、この対応も、記者会見の内容も、責任感ゼロの対応も問題です。




朝日新聞1月30日千葉版記事から*****************

県のコロナ電話、障害 年末年始、412件応答できず」
県は29日、新型コロナウイルスについての県民からの問い合わせに対応するコールセンターが
昨年12月31日~今年1月4日につながりにくくなり、延べ412件に応答できなかったと発表した。
部品の故障により、システム障害が発生していたという。
県によると、昨年12月30日には519件の応答をしていたが、31日には231件に急減。
このとき、県がセンター運営を委託するティーペック(東京都台東区)がシステムの不具合を確認していた。
だが、原因特定に時間がかかり、1月4日までに繋がりにくい状態が続いたという。
県と同社は「感染が急激に拡大していた年末年始において、ご迷惑、ご心配をおかけしたことを
深くお詫び申し上げます」と謝罪。
一方県の担当者は「医療機関を受信できず、症状悪化したという報告はない」と話している。
コールセンターは土日祝日を含む24時間対応している。(今泉奏)

さらに八街市Sさんのインタビュー記事が続きます。
「死ぬ思い」15時間かけ続け
「何回電話したかわからない。
どうしたらいいか分からないからこちらは死ぬ思いでかけ続けたのに、障害でした、では済まない」
2~3日に約15時間、コールセンターに電話をし続けたという八街市の男性(63歳)は憤る。
男性は2日の昼に食べたラーメンの味がまったくしなくなったことで体調に異変を感じたという。
インターネットで調べたコールセンターの番号に電話をかけたが、つながらなかった。
男性は一人暮らし。電話をかけ続けているうちに体温は39度を超え、頭がフラフラした。
友人3人にも電話をかけるよう依頼したが、誰がかけてもつながらなかった。
ようやく通じたのは約15時間後の3日午前4時49分。
電話に出た担当者は、男性が住む地域を管轄する保健所に電話するように指示しただけだった。
翌日のPCR検査で新型コロナの陽性と確定。入院後のX線撮影では肺は真っ白になっていて、
「重症化しています」と言われたという。(重政紀元)

記事引用ここまで********************************

問題満載 千葉県と委託事業者~責任逃れの姿勢。
 感染爆発で1月4日からフェーズ4に引き上げる予定と公表していた千葉県。
年末年始のコールセンターの役割は重要なはずです。
私も昨年11月から年末年始体制をどうするか、と確認していたのですから。
システム障害発生の12月31日、事業者はシステムサポートに原因調査を依頼していますが、
遠隔操作での確認作業に終わっています。
県に報告したのは1月3日15時、しかもメールで、です。

問題① 契約では、毎日事業者は県に報告を上げることになっていたのに、
極端に減った着信数、対応数に何の問題意識もなかったのか。
いや、それよりも、報告していたのか?
県の年末年始の危機管理はどうなっていたのか?

問題② 12月27日~1月3日のコロナ対策はどこでだれが、どれだけの体制でやっていたのか。

問題③ 事業者からは「着信数は漏れなく精確でした。
損失した応答数は4日間で412件となってます」という報告が来ているが、
そんなに少ないはずはありません。
現に八街市のSさんは一人で15時間100回以上もかけているし、
友人3人で140回はかけているはずと言っています。
私もですが、何人もの方からコールセンターが何度かけてもつながらなかったと聞いています。
その回数はどこに消えたというのでしょうか。

問題④ 昨年12月30日には519件の応答をしていたが、31日には231件に急減。
と説明しています。
しかし、1月14日に県が我々に提示した資料には、応答数だけでなく着信数もあります。
記者資料にはなかったので、県が「損失した応答数412件」と発表すれば、
そのまま記事にした、というからくりです。
実際は12月30日1082件の着信数があったのに12月31日は304件に減ったこと自体おかしい
と考えるのが普通でしょう。
ところが、県はヒアリング時、事業者(損保会社の健康相談を受けるコールセンター業務)が言うには
「毎年、年末年始は相談件数が減るので、特段おかしいと思わなかった」という説明―言い訳をしていました。



問題⑤ 一番の問題は、記者会見で「医療機関を受信できず、症状悪化したという報告はない」
と言っている事です。
なぜこのようなウソを平気で言えるのでしょうか。
私は1月4日からこの間ずっと、コールセンターがつながらなくて、大変だったこと、
さらに八街市のSさんの状況を訴えてきたのです。
被害を矮小化しよう、ごまかそうとする姿勢、命を預かっているという自覚のない県と事業者。
どのような責任の取り方をするのでしょうか。
しっかり追及していきます。

マウスシールドは止めてほしい!!

2021-01-17 10:37:49 | 新型コロナウイルス問題
マスク、フェイスシールド、マウスシールドの効果のほどは?
以下の資料をいただきました。


豊橋技術科学大学実験値

感染爆発、無症状者が増えているのに、無症状者の検査に消極的。
となると、自衛手段を強化するためには、やっぱり不織布マスクですか。
せめてマウスシールドは止めてほしいですね

顔を売りたい人のために考え出されたのが?マウスシールド。
よく、テレビのレポーターが使っていたりします。

議員も同じ。
顔を売ってなんぼ、とどうしても考えてしまいます。
議場で登壇して写真に収まる時、マウスシールドが結構使われています。

以前からファイスシールド、マウスシールドは効果がないよ、
布マスクもね。不織布のマスクが一番効果的と聞いていました。
不織布マスクが手に入らない、肌が荒れるなどの理由で、布マスクが普及しましたが、
そういえば、知事も登壇する時だけマスクからマウスシールドに替えていました。

議場の壇上は3方囲われており、一人だけならと思いますが、
次から次へと発言者が入れ替わり、
そのたびにマイク、机上を清めるわけではないので、やっぱり感染リスクはありました。

ウレタンマスクも布マスクよりも効果がないようです。
次から次へとwithコロナで製品が出てきますが、落とし穴もあります。






発熱しても5日間も入院できないとは。コロナで医療崩壊か? 独居のSさんの場合

2021-01-14 22:52:41 | 新型コロナウイルス問題
私、伊藤とし子は1月8日にコロナ感染の自宅待機は解除になりました。
しかし、その後も咳が出る、2時間のオンライン会議でも発言すると息苦しくなる、
などの症状が残っていますが、これも、日にち薬で、少しずつ改善していくはず、
と考えています。

私よりももっと重症化した方の、発症から入院までの記録です。
問題だと思える対応が満載ですが、明日は我が身と検証も含め、ご紹介します。

「八街市在住のSさん(男性 63歳 一人暮らし)の場合」

12月28日 
離れて暮らす妹N子さん(施設入居者)と落ち合い、酒々井町に墓参りに来る。
12月31日 
N子さん 発熱。
1月1日  
N子さんPCR検査を受ける
1月2日  
Sさん発熱(39.5度)
昼間12時頃よりコールセンターに多数回電話するが、繋がらず。→問題①
友人3人もコールセンターに電話するが繋がらず。(回数は計140回か?)
1月3日 
明け方4時49分、やっとコールセンターにつながるが「印旛保健所に相談するように」と指示される。→問題②
 
保健所に状況説明してPCR検査を希望するが、濃厚接触者(N子さん)と接触後
5日が経っていることを理由に検査は受けられず。→問題③
      
午後N子さんPCR検査が陽性と判定。施設の自室内での待機を指示される。

Sさん印旛保健所に再度電話で相談。
午後、翌日10時に成田徳洲会病院でPCR検査を受けるよう連絡あり。
高熱39度前後が続く。→問題④

1月4日
  高熱のまま、八街市から成田駅近くの徳洲会病院に車を運転して行く。→問題⑤
14時、Sさん陽性判定。
病院の指示は「自宅で、保健所からの連絡を待つように」
高熱39度のまま、自分で運転して帰宅。
夜、39.6度の高熱で寝られず。

1月5日
明け方3時、救急車を自分で手配。
午前4時、救急車到着するが、受け入れ病院が見つからず。
Sさんを寝室に戻して救急車は帰る。→問題⑥

9時頃、N子さんから酒々井在住の知人OSさんに
「兄が衰弱して大変な状態にあるので助けてほしい」との緊急要請が入る。
OSさん印旛保健所に電話して収容・入院を要請するが
「病院に空きが出来たら収容に向かいます」の返事で確約を得られず。
「第三者は口を出すな」の言葉に引き下がる。 →問題⑦

15時、N子さんの要請でOSさんがSさんに電話するも繋がらず。
印旛保健所に電話で容体と見通しを聞くが、「第三者には答えられない」の言葉のみ。
保健所にはSさんの食料枯渇状況を伝えて善処を乞う。

16時、宮川伸衆議院議員、新見八街市議と相談して、八街市の支援を要請するもかなわず。
19時頃、社協から夕食の差し入れあり(翌朝判明)

1月6日
  朝、本人と連絡取れず。
印旛保健所に電話するが、13時3回目の電話の問い合わせに、病院に行ってもらう手配が
ついたことを知るが、「どこの病院かは言えない」との返事。→問題⑧

15時 本人と連絡が取れて、北総病院で診察を受けていることを知る。
CTで肺炎と診断される。38.8度の熱があったにもかかわらず、帰宅させられていたことが、後刻判明。
本人は自分で運転して朦朧とした体で、印西牧の原から八街市の自宅に帰宅させられる。 →問題⑨

1月7日
  10時、保健所から13時に成田国際福祉病院に行くよう指示あり。
  自分で運転し、そのまま入院。
  15時、本人より個室に落ち着いたとの連絡あり、これまでの経緯を聞いた。

**********************

以上は酒々井在住のO.Sさんから教えていただいた、友人Sさんの体験談です。
Sさんは、現在重態から快復しましたが、両肺が真っ白との事。
生還できて、本当に良かったです。

問題⑥
この体験談で一番の問題は、発熱から入院まで5日間もかかったことです。
医療崩壊の危機と言われていますが、救急車が高熱の患者を置き去りにして帰ってしまうことが、現実に起こったのです。

東洋経済(1月10日)記事に、日本では感染者の受け入れは公立病院や公的病院に集中しており、
全体の8割を占める民間病院の受け入れが進んでいないのが問題、とあります。
法的な義務がないため、コロナ感染患者を受け入れるかどうかは、各医療機関の院長の判断によります。
行政主導により、地域単位で協議の場を設け、感染患者の受け入れを要請すべきであり、それができないなら、
特別措置法を改正して、医療機関への指示ができるような仕組みを検討すべきである。
飲食店や国民の行動制限に罰則を作るよりも、医療崩壊をくい止める方が、緊急性が高いはずです。

問題⑨
自力で医療機関に行けない場合、どうすべきでしょうか?

公的交通機関、タクシーなども使えません。
また、たとえ友人で会っても、コロナ感染禍では助けに行くこともできません。
Sさんの場合、無理を押し、朦朧とした状況で自力運転で、PCR検査、CT検査、入院と何度も病院に足を運びました。
こういう場合、どうすればよかったのでしょうか。

県HPには「県搬送または保健所搬送の場合」とあり、委託事業で搬送を契約していたはずです。
何度も高熱の独居者に、自力運転をさせたことには驚きました。
船橋市は患者搬送に委託事業者と契約をしています。
「運転はできますか?県搬送もできますよ」と、なぜ言わなかったのでしょうか?

問題④
PCR検査になぜ遠方の医療機関を指定したのでしょうか?
発熱外来として一覧表に載っている医療機関は少ないですが、八街市内にも1か所「湯沢クリニック」があります。
名前を出さなくても他にもあるはずです。
近場の医院をなぜ指定しなかったのでしょうか。

問題⑦⑧
家族で無ければ、SOSも言えないのでしょうか?
「ひとり暮らし」はこれから多くなります。
友人が親身になって心配してくれることは、恵まれたことです。
菅首相のお好きな「自助、共助、公助」の共助ではないですか。
個人情報の問題があることは確かですが、しゃくし定規な対応は命取りになることも念頭に、
今後どうすべきか、柔軟に対応を検討すべきです。

問題③
高熱があるのに、なぜ、濃厚接触者じゃないからとPCR検査を拒否したのでしょうか?
妹N子さんとSさんは同時に感染した可能性があり、N子さんの濃厚接触者かどうかは関係ないはずです。
感染拡大で、感染源を追跡する疫学調査では後手後手で、意味をなさなくなっています。
まずは検査。おかしいなと思ったら検査。無症状であっても検査です。

問題①
なぜコールセンターは繋がらなかったのでしょうか?
夜間(20時~翌朝8時)はたったの3回線。
オペレーター3人に看護師1人で対応することになっています。
調査した結果は、夜間12月29日97件、30日120件、31日113件、1月1日128件、2日103件、3日121件です。
問題の日は1月4日なので調査外で不明ですが、どちらにしても100件から140件の間です。
一人のオペレーターが1時間に対応したのは最大3.6件。
1件20分ほどになります。その数字も妥当なのか疑問です。

問題②
一番の問題点は、やっとつながったコールセンターが「保健所に相談するように」と対応したことです。
以前の委託事業者との契約では「緊急時は救急要請」とあります。
なぜ、39.5度の高熱に苦しみ、コロナかもしれないと一人心配している患者を見捨てるような対応をしたのか。
コールセンターは命をつなぐ役目があります。
看護師まで配置した委託事業者のはずですが、一連の対応から、無責任な仕事ぶりに驚くばかりです。

千葉県は、来週、コールセンターの事業者の立ち入り調査を行うという事です。
当初は「電話で聞き取りをしている」と言っていましたので、問題の重要度が上がったという事でしょうか。
人員は約束通り満たしていたのか。
なぜ、処理件数が年末年始、極端に少なかったのか。
救急対応マニュアルに不備はなかったのか。
しっかりと検証するよう要請しています。



お目汚しですが、PCR検査キットです。
駐車場の車中で、検体を自分で採取。



これは便利。
自宅待機中の希望者には7日分の食料品の配送があります。
また、スーパーの配送も注文できます。




自宅待機が解除しました

2021-01-08 22:33:37 | 新型コロナウイルス問題

「本日でコロナによる自宅待機が解除になりました」

今日で発症10日目。
症状が無ければこれで解除のはずですが、まだ、咳が出たり、鼻声だったりと、症状が残っています。
保健所の指示書には
「療養終了について
原則として、発症から10日間経過し、かつ、症状軽快後72時間経過した場合に、療養が解除されます。
詳細は保健所にご確認ください」
とあります。
そこで、午前中保健所に電話して、指示を仰ぎました。

保健所から、国立下志津病院の予約が取れたので、診察を受けるように、と連絡がありました。

外気に触れると、どうしても咳が出ます。
CTを撮ったところ、間質性肺炎の痕が白く映っていました。
医師によると
「この痕がある場合、咳が長引く可能性がある」という事でした。

知らないうちに肺炎になっていた!!という衝撃の事実。
熱もすぐに下がっていたのに。
全身症状もそんなに悪くなかったのに。


その後、保健所から、医師の診断により
「本日付で自宅待機解除」となったことを告げられました。
ただ、再発のリスクがあるため、4週間は毎日検温をして、コロナの症状が出れば、連絡するように、という事でした。
まだ、再発についてのメカニズムがわからないので、健康観察で兆候をつかむ必要がある、とのことです。

「コールセンターの問題点」

18時~NHK首都圏ニュースの中で、
「千葉県のコールセンターがつながらない」という問題点を取り上げてくれました。

内容は、私の1月3日の経験談で、コールセンターに電話しても
「ただ今込み合っていますので、後程おかけください」と2度繰り返して切られてしまう問題です。
発熱があって、連絡しているのに、無情にも一方的に切られてしまうのは、藁をもつかむ思いの相談者にとって
「差し伸べた手を振り払われたような気持になった」と言ったところを切り取られています。
それ以上に、県はどれだけ相談者がいたのか、人数を把握できていないはず。一方的に切っているのですから。
万が一、コールセンターがつながらなくて手遅れになった人がいたら、県の責任は重大です。

千葉県はこの問題を受けて、今週末からコールセンターの回線を2回線増やすという事です。
問題は果たしてそういう事でしょうか。
一方的にこちらの電話を切るという行為は、コールセンターの役割をどれだけ自覚しているかです。
命に関わる問題です。

そこで、1月4日、朝一番に、「コールセンターの年末年始の1時間ごとの処理件数」を資料請求しましたが、
出してきたのは昼間12時間、夜間12時間の処理件数でした。
1時間ごとの処理件数は「ない」という返答でした。

委託事業者は契約先にどれだけの業務をこなしたか報告する義務があるはずです。
そのためにもスタッフの業務量を証明する日報をつけているはずです。
そこで
日報の提出と、
10人体制で業務契約しているが、そのタイムカードの提出を、求めています。
また、県として問題だと認識しているという事ですので、事業所への立ち入り調査を、要請しています。
電話で問い合わせている、などという生ぬるいことで良しというわけにはいきません、
委託費 4004万円(令和2年12月5日~令和3年3月31日)の事業なのですから。





12月29日、30日の8時~午後8時の12時間は300件台。
ところが12月31日~1月3日までは100件台なのです。
陽性者数が増えて、しかも発熱外来の日中受付時間が短いにもかかわらずです。
私が電話したのは1月3日の14時40分~15時15分です。その時一体どれだけ電話が殺到していたのか?
10回線10人のオペレーターで対応しているので、1時間当たり10人が9件を処理していることになります。
全てのオペレーターが1時間かけて一人の電話に対応していることになります。
この表には、問題点が満載です。












追加訂正 ご報告 濃厚接触者(夫)はPCR陰性でした  

2021-01-07 14:46:32 | 新型コロナウイルス問題
昨日、県議会議員コロナ陽性者として新聞報道されました。
これが公職にある者の責任だと思っています。

メールマガジン、facebook「伊藤とし子」、ブログ「伊藤とし子のひとりごと」、
また市民ネットワーク千葉県HP上でも、コロナ体験談を公表しております。

ありがたいことに、多くの方からお見舞や励ましの言葉をいただきました。
励みになりますし、回復する力になります。
お礼申し上げます。

まだ、咳も出ますし、倦怠感も少し残っていますが、熱は平熱に戻り、なにより食欲が出てきました。
(それはこわいかな~と。)

今日は簡単なご報告です。
「ご報告 濃厚接触者(夫)のPCR検査結果が陰性でした」

1月4日、私が抗原検査で新型コロナウイルス陽性者となったため、
夫が保健所から濃厚接触者と認定されました。
保健所の指示で
翌5日 佐倉中央病院にてPCR検査の検体採取。
病院駐車場にて、車中で検査キットに唾液を入れて、指示に従い、提出、
という流れでした。

1月6日17時頃、保健所より「陰性」との結果報告が携帯にありました。

12月29日~1月4日まで、体調の悪い時はマスクをしながら寝ていましたが、
部屋を分けるという事はしていませんでした。

お風呂は、私が先に入って早く寝るように、と言われて従っていました。
保健所の注意事項では、お風呂は最後に入る、です。

結構手洗いはしていましたが、ドアノブ、階段の手すりなど消毒していませんでした。

咳やくしゃみは出なかったので、マスクをしていたこともあり、飛沫が飛び散ることは
無かったようです。

これほどの濃厚接触者が陰性と出たことで、さくらネット内でも安堵の気持ちが
大きいと思います。
一番の功労者は夫かも。身をもって証明してくれました。ありがとう。

追加
PCR検査でも完璧ではないので、保健所からは、PCR検査陰性後2週間は自宅待機してください、
と指示を受けています。



「問題あれこれ」

わたしのPCR結果がまだ知らされていないのですが、今日ぐらいに来るのでしょうか。
検体採取まで進んでも、そのあとの結果に時間がかかるのは、問題ですね。


特に私の場合、すでに6日経過していたので、万が一を心配して、診察した医師は結果
がすぐ出る抗原検査に切り替えたのだと思います。

追加
診察してくださったS先生からお電話を頂きました。
PCR結果は1月5日17時に届いており、保健所に伝えていたそうです。
それで、陽性は確定していました。
疾病対策課と議会事務局は、PCR検査結果を待って発表する事にしていたので、
その手順で進んでいたのですが、私には知らされていなかっただけのようです。

保健所の検査も民間検査機関の検査も時間的には同じですね。

S先生は、このブログをご覧になって、私が診察時よりも回復していることを確認できました、
とおっしゃっていました。心配いただいていました。
それぐらい状態は良くなかったそうなのです。
自覚が無い、というのはこのことですね。

facebookでIH先生に「すぐ検査を受けなさい」と言われ、
コールセンターがつながらないので、熱がないから大丈夫と翌日まで待って、
発熱外来に連絡を入れた、という経過です。
私のことだから、IH先生の後押しがなければ、ここまでしなかったと思います。
もしかして、無自覚の内 重篤化の危険性もあったのかな、と。
S先生と話していて、想像できました。


県のHPがわかりづらい、相談の流れも、発熱外来一覧表も、いったいどこにあるのか
わからない、などのご意見を頂いています。
県HPのトップですぐにわかるようにしないと、せっかくの一覧表の存在もわかりません。
改善を求めていきます。

→「千葉県 熱があるときは」または「千葉県発熱外来一覧表」で検索してください。




ご報告 新型コロナウイルス陽性認定を受けました

2021-01-06 11:09:02 | 新型コロナウイルス問題
前回の記事「発熱外来に挑戦して」の後日談です。

「ご報告 1月4日発熱外来にて、抗原検査で陽性判定が出ました。」

これまで、千葉県にはコロナ対応について意見や要望等を伝えてきましたが、
当事者となって初めてわかる事、患者としての不安感、こうすればよかったという反省等、
私の体験をお伝えすることで、何かのお役に立てればと願い、ご報告いたします。
発症から今日までを記録として詳細に書き留めました。
重複している部分もあり、長文となりますが、ご容赦ください。

昨年12月29日に風邪気味となりました。
夜に37.4度。
翌12月30日は平熱に下がり、匂いはかぎ分けられるので、とにかく様子を見ようと
じっとしていました。
(医療機関は年末体制)

その後、体の節々が痛く、寝起き時、起き上がるのに一苦労。
だが、寝すぎかな?と考えるぐらい。
1月3日、体の痛みが取れて、初めて症状の一つだったと自覚。
ところが、また寒気がぶり返してきて、症状が横ばいのまま6日間が
経過しようとしていました。

「きっかけはIH先生の一言」

facebookつながりの医師IH先生に「少し発熱し、その後良くなった気がしたのですが、
また、ぶり返した感があります。熱があれば発熱外来に行くきっかけになるのですが、
熱はなく、状態が横ばい。こういう場合が一番迷います。」と書き込みしたところ、
「すぐ検査してください」と返信をいただいたのが1月3日14時30分。
そこで、慌てて、発熱外来にトライしました。

年末年始の発熱相談一覧表の印旛郡市を見ると、成田富里徳洲会病院と
国際医療福祉大学成田病院の2か所です。
まず、徳洲会病院に連絡を入れたら、保健所の指示がないと受けられないと。
保健所は休みだけど、どこに連絡するのですか?と聞くと、「コールセンター」
の番号を告げられました。

「頼みの綱のコールセンターは使えない」

コールセンターに何度かけても「込み合っているので後ほどおかけください」
と2度繰り返して切られる。
否応なく切られるのは、いやなものです。
これが、緊急を要する場合、発熱外来を受診するのが条件といわれたのに
門前払いをされたとしたら、なおさらでしょう。

次に、国際医療福祉大学成田病院に掛けたのですが、診療時間が15時までで、
20分すぎていて時間切れ。
私の場合、熱もないので、翌朝を待つことにしました。

夏に「コールセンターは使えない」と問題提起をしましたが、
委託事業者を12月に代えても、何ら改善していないことが判明しました。
コールセンターだけでなく、発熱外来でも受け付けるから何とか対応できるだろう、
と考えていましたが、感染者増加の中、見通しは甘かったようです。

「陽性判定を受けるまで」

1月4日朝一番で、県HPの発熱外来一覧表から近くの医療機関で訪問診療でおなじみの宍戸内科に連絡。
受付後、詳しく症状を伝え、午後の発熱外来の予約を入れ、車の番号を伝え、
午後の連絡待ちとなりました。

一般外来診療後、発熱外来診察の連絡を受けて病院の駐車場まで行き、
車の中でPCR検査の容器に唾液を入れて蓋をし、看護師さんに渡して検体採取は完了。

その後、玄関から直接長細いボックス型の診察室に入れられ、丸椅子に座って前を見ると、
窓の向こうに先生がスタンバイ。
手だけゴム手袋越しに患者と接触できるようになっています。
のどを診たり、綿棒を鼻の奥まで突っ込んでぐりぐりと、鼻咽頭ぬぐい液を取ったり。
聴診器を当てることはできませんが、大体の状態を診てもらえます。

自分では、元気で症状は無いと思っていたのですが、久しぶりに外出して、
会話をすると、椅子に座っているのもしんどい、声を出すと息苦しい、
咳が出る、頭がふらふらすると、普通じゃないことがわかりました。

コロナは症状が出て6日目ぐらいから重症化することがある、という事で、
PCR検査の結果に時間がかかるので、急遽、抗原検査を行うことになりました。
抗原検査は唾液ではなく、鼻の奥ぐりぐり、なのです。

検体を取ってもらい、車で待っていると、携帯に先生から
「抗原検査で陽性判定が出ました。入院となると思います」と診断が伝えられました。
医療機関から保健所に陽性判定が報告されたという事は、今まで毎日報告を受けていた
「陽性者1」に自分がなったという事です。
(保健所はPCR検査結果を待って発表するとの事で、まだ結果は出ていません。)

「入院か!!」とちょっとパニック。
(結果は自宅待機となりました。)

注意事項を聞いている間に、自分が置かれている状況が
「もしかして深刻なんじゃないかな、私?」と自覚。

「陽性者として」

自宅で保健所から聞き取りを受けました。
30分間かけてどのような具合か、から始まり、陽性者としての注意点等の説明を受け、
その後、メールアドレスに注意事項が送信されてきました。

私の場合、12月29日から症状が始まったので、他者に感染させる可能性のある
2日前の行動からの聞き取りです。
10日間はうつす可能性があるので隔離期間は1月8日まで。

幸いなことに、人との接触がほとんどありませんでした。
マスクをつけて年末なので銀行に行ったり、買い物もほんの少し。
濃厚接触者は夫のみでした。
その夫は翌1月5日、PCR検査を保険所の指示で受けました。
結果は2~3日後です。

いつも一緒だった大野博美さんとも、12月27日以降は顔を合わせていませんが、
30日に「29日夜熱が少し出て翌朝には下がった」と伝えると、
心配して検査を受けるようにと、何度も言われました。
そのたびに「熱もすぐ下がったし、匂いもするし、大丈夫」と言っていたのですが、
熱もないのに、発熱外来に行ってもいいのかな?と躊躇したのが本心です。

でも、私が陽性であれば、大野さんも同様に感染している可能性があったのです。
もしかして、自分が無症状の可能性もあり、知らずに他者に感染させてしまうかもしれない、
と彼女は心配していたのです。
そこまで考え至らなかったことを、反省しています。

「どこで感染したのだろうか?」

感染しないように、気を付けて生活してきました。
会食もなし、もちろん忘年会もゼロ。
保健所の聞き取りでも、議員は人との会合が多いと思われていたようですが、
会議はオンラインも多く、学習会もすべてオンラインで。
「東京に行きましたか?」と聞かれても、この1年間でいつ行ったか、
忘れてしまったほど、全てオンラインで済ませる生活でした。
電車にも極力乗らず車の生活で、人込みを避けた生活でした。
それでも感染しました。

一定の高齢者ではあるけれど、基礎疾患もなく、重症化の危険性が
少なかったことが幸いでした。

1日~16.5日が感染期間という事です。
それから推測すると、ちょうど議会中がかかっていますが、
特に閉会日前2日間は睡眠時間3時間で、決算の討論原稿を作っていたのです。
「閉会日はとても疲れた顔をしていたよ」と言われて、
あの日は夜にあった国会議員の議会報告会が長時間になったため、
低血糖を起こしたことを思い出しました。
不摂生な生活が、免疫力を下げていたこと、
本間真二郎医師の「感染を恐れない暮らし方」の学習会を受けながら、
ちっとも身についていないことを反省しました。

「反省を生かして」

コールセンターにつながらなかった心細さ、これも体験しなければわかりません。
なぜ改善されないのか、不思議です。
保健所業務の大変さ、これも、親切に対応していただいた職員の方の言葉一つで、
患者は安心するものなんだなと、実感しました。
かかりつけ医(身近な医療機関)に相談できる体制は、とても心強く、
取り組んでいただいた医師、スタッフの皆さんに感謝しています。
私も検査を受けなければ、コロナ陽性者と判明しませんでした。
(アドバイスをくださったIH先生、ありがとうございました。)
知らずにいれば感染させた可能性があります。
そのためにも無症状者が躊躇せずに受けられる検査体制が必要です。

また、高齢の親を介護施設に見舞いたいが、会うこともかなわない、
という切実は声が寄せられています。
私も昨年4月に父を送りましたが、当時も高齢者施設はインフルエンザ対策
として子ども以外は面会がかないませんでした。
今は子どもであっても、2万円~3万円かけてPCR検査を行った上で、
面会できるという状況です。
もっと安く、必要な人が検査できる仕組みづくりが急がれます。

今回のコロナ感染体験を、千葉県のコロナ対応の政策提案に少しでも生かしていきたい、
と考えています。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。



ハッカ油の匂いがしません。