伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

ワースト2とは!!佐倉市の特別定額給付金の給付が遅すぎるのはなぜ?

2020-06-27 09:38:16 | 政治
県議会は後半戦に入り、常任委員会が開催されています。
驚くことに、千葉県議会への上程議案は額は大きいけれど、件数は少ないのです。
8つの常任委員会では、議案に対する質疑はほとんどなく、議案審議後に行われる
「諸般の報告、その他の質問」が一般質問のようなもので、関係する部署へ
タイムリーな質問ができます。

昨日は、総務防災常任委員会を傍聴。
網中委員(千葉市)の「特別定額給付金の給付状況は?」
で明らかになったのが、佐倉市の給付状況がダントツに低いこと!!
近隣、関係自治体を抽出したランキングは下記の通り ↓



政令市の千葉市(46万6千世帯)は4.9%。
ワースト1と言っても、世帯数が多いので、事務作業が半端ではないのでしょうが。

問題はワースト2の佐倉市(78,500世帯)14.2%です。
佐倉市のHPによると
「申請書の内容や添付書類などに非常に多くの不備が見受けられております。
申請に不備がありますと、申請者へのご確認が必要となり、
振り込みが遅れてしまいます。」
「現在、オンライン申請において、入力内容に不備が多く見受けられるため、
内容確認に時間を要しております。
このケースが増えると給付が遅れる可能性もございますので、
郵送申請方式もご検討ください。」
と申請者に問題があるから遅れている、と言っています。

しかし、オンライン申請の問題点は早期からわかっていたので、
「オンライン申請ではどこの自治体も事務量が増加して
支給が遅れるので、一旦中断すべきでは?」と
私たちネットの議員が指摘しましたが、
「オンライン申請は希望者がいるから見直すつもりはない」
と佐倉市は突っ張ねていたのです。

県に佐倉市が特段遅れている理由について聞いても
「分散勤務しているからでしょうか」としか答えられません。

どこの役所もコロナ対応をしているはずです。
佐倉市だけが、これほど遅れている理由がわかりません。
担当課は一生懸命やっている、と思いたいですが、
遅れている理由をきちんと説明する責任が、市長にはあるはずです。

一日千秋の思いで、この特別定額給付金を待ちわびている人がいるのに。
ヒドイ話です。

元データ「特別定額給付金の給付状況」は下記の通りです。↓
(6月24日現在)
世帯数1万戸以下の町村はすべて94%以上給付が済んでいます。 




コッペパンに冷ややっこ!!「お母さん学校辞めたい」 佐倉市学校給食は瀕死の状況

2020-06-24 14:48:35 | 政治
県議会の議会質問は
6月19日無事終えることができました。
議場で、またはインターネットで傍聴くださいまして、ありがとうございました。
ただ今、明日の環境生活警察常任委員会の質問準備中です。
しかし、佐倉の子どもたちの大事な学校給食がとんでもないことになっていますので、
ご報告です。

「お母さん、学校辞めたい」と言わせた
「こっぺパンに冷ややっこ」の給食メニュー


佐倉市では、コロナ後、学校給食が再開されたのですが、感染症対策として
調理をしないメニューが出されている、というのです。

佐倉市の「売り」だった自校式学校給食、「おいしい佐倉の給食」はどこに行ったのでしょうか。

佐倉市は、保護者と栄養士の先生方、そして私たちネットの先輩議員が
センター方式に変更される危機を乗り越え「自校方式」を守ってきた歴史があります。
各学校の栄養士さんがメニューを考え、調理員さんが腕をふるっていました。
コロナ前は。

メニューを見ると ↓ 袋入りのパンと牛乳とおやつだけ。
欄外には「給食で足りないものはお家でとりましょう」と、ご丁寧にあります。



育ち盛りの子どもたちの昼食が、こんな粗末なメニューでいいのでしょうか。
授業後に学童に行く子もいるのに、これではお腹が空いてしまいます。
家庭の事情によっては、給食が重要な食事になっている子どももいます。
いくらコロナ感染対策と言っても、近隣の市では既に通常メニューの
主食におかずが付いた通常の給食が再開されているのです。

近隣自治体の学校給食は「センター方式」で、給食センターで
まとめて作られた給食が、各校に配られています。
遠くのセンターから配送されてくるセンター方式より、
各学校で作ってすぐに配食する自校方式のほうが、いいはずです。
なぜ、佐倉市だけが袋詰めのパンとおやつなのでしょうか。

さらに、教育委員会を傍聴して驚いた!!という情報が来ました。
市民から公募で選ばれた教育委員が、
「パンにジャムまで付けていただき、ありがとうございます」と言ったそうなのです。
保護者の立場で選ばれた委員のはず。
あまりの問題意識のなさに、驚くやら腹が立つやら。

佐倉市のひどい給食事情は近隣市でも有名になっているようです。

保護者から教育委員会へ電話が殺到したのか、
佐倉市では8月末までこの簡易給食?を続けると言っていたのが、
昨日、「7月から調理をする給食にシフトする」と発表したそうです。

船橋市の簡易給食メニュー ↓
同じ簡易メニューでもあまりの違いに、佐倉市のは「手抜きメニュー」と
改めたらいいです。
このような給食だったら、無料にすべきではないでしょうか。



子どもに「学校辞めたい」と言わせた給食。
教育長、市長、ご自分で3か月間食べ続けてみてください。





千葉県の驚くべき対応「虐待死は公表せず」~市原市乳児虐待死事件

2020-06-09 22:42:07 | 議会
明日、6月10日から県議会が始まります。閉会は7月3日です。

議員報酬カットの議案が2本出ています。
① 自民党案は1割カット。効果は約6,650万円
② 立憲民主党、千葉民主の会案は3割カット。効果は約19,930万円
期間は8月1日~来年3月31日まで。

私は②の提案に賛同しますが、結果は目に見えています。
1本化して、全会一致で気持ちよく決定しようという声も代表者会議で
出たと聞きましたが、2本提案されます。

年に一度の議会質問は6月19日(金)15時~と決定しました。
質問項目は
① 新型コロナウイルス感染症問題について
② コロナによる貧困問題と生活保護について
③ 災害対応について 
   昨年の台風被害の復興状況について
④ 印旛広域水道の負担軽減について 
⑤ 種子条例案策定について
⑥ 教科書採択について
⑦ 児童虐待について

傍聴者の人数は、議員紹介分27人、一般9人と人数制限がかかりました。
常任委員会も傍聴者は5人などと、制限がかかっていますが、質問時間の
制限もありませんし、常識の範囲だと思います。

驚くべき隠蔽体質「虐待死は公表せず」!!
6月5日朝日新聞によると、昨年1月に起こった野田市小4女児虐待死事件
にからみ、新たに虐待死事件が発生した場合、県は児童相談所の関りを含め、
一切情報を公表しない方針と決めていたことが、明らかになりました。
野田市の事件は柏児童相談所が記者会見で、行政の対応などを公表してきました。
しかし、児相へアドバイスする弁護士から「個人情報の取り扱いに注意すべき」
と指摘されたため、「何も言わないことに決めた。
野田市の事件は情報を出しすぎた。不手際だった」
と県児童相談所改革室の室長が答えたそうです。
そのため、報道各社から抗議が相次ぎ「情報提供については検討したい」
とした上で、「不手際という発言が不手際だった」と話したそうです。

この記事を読んで、驚いた人は多かったと思います。
野田市の事件の公判でも次々と教育委員会、児童相談所の対応の誤りが
明らかになりました。
県は第三者検証委員会の答申を受けて「更なる児童虐待防止対策」
を1月30日発表しました。
ところが1月25日に発生した市原市生後10か月の乳児餓死虐待事件が公表
されたのが、6月4日。
市原市、千葉県が「取材に答えない」と答えたため、この本末転倒の取り
決めが明るみに出たのです。
この取材に応じたのが「県児童相談所改革室」とは、ブラックジョーク
のようです。
市原市では2014年にも乳児の虐待死事件が起こっています。
野田市事件の検証を生かさず、隠蔽工作の言い訳に使う千葉県。
「都合の悪いことは公表せず」とは、信じられません。

知事はいなくても大丈夫!?
昨年の台風15号対応で、失策を披露した森田知事。
そこで明るみに出たのは、知事に連絡が取れるのは秘書室と特別秘書のみ。
改善策として「知事の代わりに防災危機管理部長が認めたとき情報収集で
きるようにした」との事です。
最高責任者の知事に連絡が取れなくてもいいように、別の指揮系統を設け
たというのです。
さらに他の部長たち管理職にも知事の携帯番号が知らされたことを確認。
迅速な対応が求められますが、これで知事の責任がなくなったわけでは
ありません。
知事の責任逃れに使われないことを祈るばかり。



佐倉市江原台聖隷病院のすぐそば「地域の縁側 江原台オアシス」を大野さんと訪問。
王子台で長年親しまれた「回転木馬」もオアシスに移って来ました。
オアシスの近くで、着物を中心にやっていきます。



お口直しに「おひさま食堂」のメニューを紹介。
こだわりの食材で体に優しいおいしいお食事を、Mさんが腕をふるいます。




6月県議会が始まります ボランティア高速料金無料化、オンライン学習

2020-06-07 18:23:37 | 議会
6月10日から議会が始まります。
ただ今、年に一度の議会質問に向けて準備中です。
私の議会質問は6月19日(金)15時頃~
議会質問準備で判明したあれこれから一足早くご報告します。

ボランティア高速無料化延長を

昨年の台風15号、19号、10月25日豪雨と災害に見舞われた千葉県では、
館山市、南房総市、鋸南町などでは、まだブルーシートが被った
家屋が数多くあります。
「その軒数は?」と聞いても、県では把握できていないとの事です。
なかなか屋根の補修が終わらず、雨漏りの問題を抱えながら生活を
されている方もいらっしゃる、ということを現地の方から聞いています。
コロナでの外出自粛が解かれたら、またボランティアの方たちに来て
いただかないと、現地はまだまだ大変です。そこで、
「高速道路の無料化が6月末で切れるので、延長をしてほしい」との声を受けました。
「どう応えるのか?」と確認したところ、
「無料化が切れる前に高速道路公団に申し入れます」との事です。
千葉県の費用負担はゼロ。決定は高速公団と国との間の話になるとのことです。

東電との停電復旧作業の連携協定はどうなったのか?

台風15号では長期停電が問題になりました。
倒木を撤去するにも、電源車を配置するにも東電の技術者が立ち会わなければ
ならず、電力復旧に時間がかかりました。
暑い日が続いて、熱中症でお亡くなりになった方もいたぐらいです。

そこで、和歌山県が関西電力と結んだ「災害時における停電復旧作業の連携等
に関する協定」を千葉県も東電と結ぶべき、と9月議会質問で提案しました。
議会でも何度か取り上げられたので、てっきり協定を結んだと思ったのに、
「まだです」と。「東電に要請中」という答弁には、驚きました。


6月補正から******
オンライン学習について

千葉県教育庁では、学校再開後の児童生徒の学習を支援するために、
家庭でオンライン学習ができるよう、県立学校、小中学校等に学習支援ソフト
を導入するための助成をします。
(すでに導入済みの市町村には、一定額補助するとのこと)

対象期間(予定)は令和2年6月から令和3年3月まで

内容は、
★ 全ての県立学校へは
・民間の学習支援ソフトを導入し、家庭においてスマートフォン、
タブレット等使用して、オンラインで学習動画の視聴やドリル学習、
テスト等を行うことができるようにする。

★ 市町村立小学校・中学校・義務教育学校及び特別支援学校への導入支援
 今年度限り
・民間の学習支援 ソフトを導入できるよう 経費の1/2を助成する(上限あり)。
  1校あたり補助基準額22万円、上限額11万円。対象は991校
・すでに導入済みの市町村は一定額補助をする。

国が進めるGIGAスクール構想から
★ 令和元年度では全児童・生徒のインターネット環境調査を実施。
  今年度は一人1台のタブレットの貸与を国が通知したとの事です。
  予算は国が2/3。残り1/3は交付税措置。
  市町村で導入計画(交付税措置分の手当て)を提出した順に決定する
  との事。
  インターネットの環境にない家庭にはルーター、通信費を修学援助に
  入れる、ということです。(5月22日ヒアリングにより)

GIGAスクール構想とは、インターネット環境を整備し、児童生徒に
一人一台にタブレットを渡して、授業に役立てるというもので、
膨大な予算をつけます。
教師の負担も大きく、また、5Gによる電磁波の健康被害が予想されるため、
手放しで喜べません。

現に、千葉市では公立小学校の校庭の片隅に携帯の基地局を設置。
現在は4G対応だが、5Gに移行した場合は、そのまま5Gの基地局になって
しまうとの事。
子どもたちだけでなく周りの住民への健康被害が心配されます。

今回のコロナの長期休校により、児童生徒と学校の関係が希薄になる問題
を起こりました。
授業もなく、先生や友達とも切り離された環境を「オンラインホームルーム」
という方法で乗り切った小金井市立前原小学校の取り組みなどの様々な事例
が紹介されています。
単に授業の遅れを取り戻す、という使い方ではなく、学級運営に積極的に
利用できる可能性を示しています。
これからの子どもたちにとって、インターネットは切り離すことができない
ことが、今回のコロナ騒動で明らかになりました。

伊藤とし子のメルマガNO.21より




我が家の「ボトルブラッシュ」が満開になりました。年に何度も咲く(多分)優れもの。
でも、雪の降らないオーストラリア原産の木なので、頭でっかちなのが、玉にキズ。