伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

【拡散歓迎】10/28デンマーク ロラン島 再生可能エネルギー講演会

2013-10-26 00:48:53 | 再生可能エネルギー問題
デンマーク ロラン島の市議レオ・クリステンセンさんと環境アドバイザーで通訳の北村朋子さんが、京都で行われた、「ノルディック・グリーン・ジャパン2013」に来日。
リボーン社の壱岐さんから、レオさんと北村朋子さんの話を聞く会を設定したということで、ご招待があった。

昨年のロラン島視察の際は、たっぷりレオさんのレクチャーを受けた。
再生可能エネルギー産業の誘致でロラン島の立て直しを行った人。

現在、東松島市とデンマーク ロラン島は協定を結び再生可能エネルギーでのまちの再生を計っている。
その橋渡しがレオさん。


私たちがロラン島で聞いた話を、日本で聞ける。
そのあと、ロラン島を訪ねて、実際をみるのもいいかもしれない。

せっかくの機会なので、大勢の方にご紹介したい。

詳細は下記のとおりです。

■日時
2013年10月28日(月)17:30~19:30(開場:17:00〜)

■会場
京橋環境ステーション http://www.tokyo-sg.com/shop/6f_01.html

■参加費
無料

■講師
環境ジャーナリスト ニールセン北村朋子氏(ロラン市在住)

■特別ゲスト
ロラン市議 レオ・クリステンセン氏

■予約方法
下記のサイトの予約フォームからお申込みください。

http://my.formman.com/form/pc/aVuu0xJOv6PGz4hN/

レオさんの紹介記事
   ↓
http://blog.goo.ne.jp/lynmiu_2011/d/20130106




7/4.5 飯田市再生可能エネルギーツアーNo.2 風の学舎編

2013-07-13 11:10:38 | 再生可能エネルギー問題
7/4飯田市ツアーの目玉企画、NPO法人いいだ自然エネルギーネット山法師が運営している「風の学舎(まなびしゃ)」に宿泊。
化石燃料ゼロハウス。
自然エネルギーでの生活、ということで、当初プランは朝食は自分たちでカマドでの炊飯とみそ汁を作るということだった。
ちゃんと朝ご飯にありつけるか自信がなかったので、このプランは却下。
ところが我がさくらネットには、ちゃんとカマドでご飯が炊ける人材がいたのでした。
次のチャンスには道端さんのカマド炊きのご飯をいただけるかも。
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山法師の会員の手で4年がかりですべて造ったという建物。
築3年の家屋を解体することになったので、その建材を使ったということだったが、無垢材を使った素晴らしいものだった。
二階建て。外階段で。
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オーストラリア製のクッキングストーブ。
燃料は薪でオーブンが使える。
薪はクヌギやブナ、コナラなどどんぐりがなる木が適しているということで、灰もほんの少ししか出ないそうだ。
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囲炉裏がいい感じ。
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屋外には縦型風車が回っていた。
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デッキから見た伊那谷。
晴れていたらもっといいのに、と雨模様がちょっと恨めしい。
見晴らしもいいけど、風向もいい。
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雨水はトイレに利用。
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風の学舎での講義。
事務局長 平澤さんからたっぷり90分の講義を受けた。
本来なら120分かかるコースということだったがぎゅっと詰まった早足の講義。
(飯田市の男性方はみなさん早口なのかもしれない。)
平澤さんは飯田市役所職員で早期退職してNPOで活躍中。
7月の予約がフルで入っていたが、お忙しいでしょうねえ。

日本はエネルギー源の大部分を化石燃料に頼っており、輸入している。
エネルギー変換効率は電気が一番ロスがあるということで、結局、3割を無駄にしている。
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原発なくても電力は足りてるのは証明されてしまったので、もう計画停電などという脅しはできない。
今は値上げという実力行使。
やっぱり独占はいかんぞ。
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危険な原発一覧。
詳細は原発ゼロの会 原発危険度ランキング
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脱原発推進国一覧。
ドイツは福島原発事故後いち早く脱原発を打ち出したが、他にもこれだけあるじゃないか。
原発事故を起こした張本人は、「原発事故の経験を活かして(?)」原発を輸出しようとしている。
いまだに毎時1000万ベクレル大気中に放出しており、地下水汚染水を海に垂れ流している事実が明るみに出ているのにもかかわらず。
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夜間の余剰電力を使って揚水発電をしている図。
デンマーク ロラン島でレオ・クリステンセンさんは「日本は揚水発電ができるからいいですね。」と言っていた。
揚水発電は充電器と同じ働きをするということで、余剰電力で水を高みに上げて、必要な時に発電できる仕組みとなる。
現在は原発の夜間電力の利用方法になっているが、太陽光発電でも同じことになる。
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雨模様でもきれいに見えた夜景。
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7/4.5 長野県飯田市再生可能エネルギーツアー記 NO.1

2013-07-09 17:38:57 | 再生可能エネルギー問題
かねてから視察に訪れたいと考えていた長野県飯田市。
再生可能エネルギーを自治体として推進してきたことは有名である。
さくら・市民ネットワーク発で企画し、他市のネット会員も参加した総勢19人のツアーとなった。
昨年のドイツ・デンマークエコツアーでお世話になったリボーン社にお願いして、充実したハードな内容となった。

7/4東京駅集合で廃食油から作ったバイオディーゼル燃料で走行する通称「てんぷらバス」
環境問題に取り組むリボーン社ならではの一押し企画。
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4日のスケジュールは、飯田自動車学校が車庫の屋根につけて稼働始めたばかりの太陽光パネルを見学。
飯田市は標高が高く、山に囲まれて晴天日が多く、日射量も高いので、太陽光発電に適しているとのこと。
飯田自動車学校社長さんから、今後もっと広げていきたいという抱負を伺った。

説明してくださったのはおひさま進歩エネルギー株式会社のYさん。
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次に伺ったのは、全額寄付金で設置した屋根貸し発電の第一号、明星保育園。
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ここでも園長先生と保育士さんから丁寧な説明をしていただいた。
もともと園長先生が環境教育に力を注いていらっしゃったようだが、太陽光発電を始めたことで園児たちがとてもエネルギー問題に興味をもって取り組んでいるそうだ。
親に「使っていない電気は切らなきゃいけないよ」、と電灯を切って回ったり、父親参観日には一緒に太陽光でパンケーキを焼いたり、アルミカン利用のゆで卵器を作って実験したり、太陽光発電で動く自動車と多種多様な取り組みを伺った。
もったいないばあさんが描かれた地図は、登園時にお母さんと道のごみを拾ってくる園児の話から広がって、みんなでゴミ拾いをして、どこにどんなゴミが落ちているかを地図に落としたとか。
「たばこのポイ捨てもいけないよ」と子どもたちから言われたら、大人は反省しなければならなくなるはず。
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どれだけ発電しているか、太陽光発電を子どもたちにわかりやすく「見える化」。
晴れていれば全部点灯する仕掛け。
手動です。
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おひさま進歩エネルギーのファンド「0円システム」で太陽光発電を設置した森本さん宅へ。
毎月19,800円定額支払いを9年間するシステムで、設置費用が0円で賄われる。
余剰電力は売電できるため毎月売電売り上げがあるということだった。
10年目からは設備は自分のものになる。
家を新築するときに再生可能エネルギーを最大限使ったものにしたということで、太陽光発電、太陽熱温水器、まきストーブ等々憧れのエコハウスを建てた森本さん。。
今年の飯田市議会選挙で市議になっていた森本さん宅前で記念撮影。
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庭木の間からまきストーブの煙突や太陽光発電パネル、温水器が屋根の上に乗っている。
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5/14 グリーンテーブル視察「東松島市を訪ねて」 

2013-05-20 17:48:33 | 再生可能エネルギー問題
先週のことになるが、5月14日・15日と民主党議員と無所属議員で作る「原発のない社会を目指すグリーンテーブル」の視察研修に参加させていただいた。
昨年は、Jビレッジ視察に参加したが、通常入れない所に行けるということで、今回の目玉は女川原発。
心躍らせて参加した。
メンバーは100人以上いるということだったが、日程調整が難しく、参加者は12人。
お世話役の宮城県議 ゆさみゆきさんをはじめ副代表 武蔵野市議 川名ゆうじさんというメンバーを見てもわかる通り、和やかな楽しい会だったが、しっかり問題点を挙げて質問準備を進めていただいていた。

南相馬市議の小川尚一さんから福島原発事故後の南相馬市の現状報告があった。
合併後で一体化する前に、事故で原発からの距離で線引きが行われ、市民の気持ちが分断されている状況。
71,000人の人口が一時1万人にまで減り、現在47,000人に戻ったが、若い人はまだまだ戻れず、1,800人が全国に避難しているということだった。
原発事故被害だけでなく海岸線に沿って40㎢が津波被害にもあっているということだった。
南相馬市 桜井勝延市長は脱原発首長会議の3人の共同代表の一人だが、南相馬市も脱原発宣言を行っている。

第一日目は東松島市。
阿部秀保市長はお忙しい中、
 地震被害の状況
 がれき処理について
 再生可能エネルギーでのまちづくり「環境未来都市東増島」について
1時間半も質問に答えていただいた。

詳しくは大野ひろみさんがブログで報告しているので、私は残りの部分を書くことにする。

東松島市は今までに3度も大きな地震被害にあっており、激甚災害法も2度目の経験だった。
備えはしてきたが、今回は津波という今までにない被害にあい、1,105人が死亡し27人はまだ行方不明という大きな被害にあった。

4年前から地方分権を進めてきて、8地区に市民センターを作り、社会教育をすすめてきており、市長自らが説明責任を果たすということで、市民との関係性を作ってきたということだった。
また、職員をとても信頼していて、
「仙台市は百万人都市で職員レベルは高いが、東松島市の職員レベルも高いと自負している。」とおっしゃった。

発災直後からがれきを14分別して処理したのも、前回の震災経験から。
私たちは昨年5月、仙台方式言われた先進的なガレキの分別処理を視察したが、津波被害で立ち寄った東松島市でも模範的がれき処理を行っていたとは知らなかった。

費用負担もさることながら、3年間しか使わない焼却炉を作るより元は市民の財産であるガレキを97%リサイクルして、被災者の雇用創出につなげる、ということだった。
驚きです。

詳しくは「分別でがれき処理を効率化 宮城県東松島市市民生活部長 大友利雅」の資料を元に、説明していただいた。

おかげで、重機オペレーターを200人養成し、女性もいるとか。

集団移転先の選定がなぜうまくいったのですか? いう質問に、市長は、
7所 230haを住民自身が選んできたということで、用地買収には初めから市長が出ていった。

震災後、デンマーク大使館、フレデリック皇太子から支援を受けたというつながりで、国の環境未来都市構想に手を挙げた。

私たちが昨年視察した、デンマーク ロラン市とは技術提携し、再生可能エネルギーでの街づくりを目指している。
ロラン市とは藻イノベーションでもつながっていくということだった。

なぜ再生可能エネルギーと考えたのですか? との質問に、
命の問題が持ち上がったから、という意外な答えが返ってきた。

今回の震災では1か月間停電が続いた。
震災前の防災計画では腎臓透析患者は仙台市へ搬送する予定だったが、水と電気は常時確保する必要があると考えた、ということだった。

東松島市長とグリーンテーブルの視察メンバー
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津波被害のJR仙石線 野蒜駅舎
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津波堤防のかさ上げ工事中 ダンプが走っています。
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サギ、シギ 鳥も忙しい

2013-05-08 08:13:13 | 再生可能エネルギー問題
坂本さんから、きれいな写真をいただいた。

春真っ盛り、ペアリングで忙しいサギたち。
千葉市千城台のコロニーの風景です。

   ダイサギの飾り羽根はレースのようです。
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以前、連れて行っていただいたが、きれいなオスの飾り羽。

鳥のオスは大変ですね。

   ゴイサギは巣作り中、小枝を咥えて飛んでいました。
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   チュウシャクシギは北の繁殖地へ向かう途中。
   佐倉市先崎の水田で栄養補給していました。

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シギは長旅に備えて。

渡りに備えてエサ取りの最中のシギを見て、農薬の被害はもろにかぶるなあとふと考えてしまうのは、私だけ?
今は農薬だけでなく放射能の影響もなのだが。
NHKの特番でチェルノブイリ原発のそばで営巣する燕の調査を放送していたことを思い出す。
きれいな写真を見て、こんな感想を思い浮かべるなんて、カナシイ。

「藻からバイオ燃料開発」1/4東京新聞

2013-01-06 09:57:57 | 再生可能エネルギー問題
昨年7月のドイツ、デンマークツアーでは、デンマーク・ロラン島の再生可能エネルギーの研究を視察してきた。
その中でも「藻」を使った研究が盛んに行われており、「藻イノベーション」としてエネルギーだけではなく、貴重な資源であることをロラン市市議で環境プロジェクトリーダーのレオ・クリステンセンさんからレクチャーされてきた。

「水中で育つ生物資源(藻)は、木材など陸上のバイオマスに比べて育つスピードがはるかに速く、10~12倍の量をつくることができる。
 藻は燃料にするだけでなく、燃やさず一定の処理を施してメタンガスや二酸化炭素、タンパク質やリンなどを取り出し、エネルギー資源や医薬品に利用できる」
という事で、
大野ひろみと私も「ドイツ・デンマークの出前視察報告会」で紹介しているが。

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http://blog.goo.ne.jp/lynmiu_2011/e/c8d541309f0bc685d223205d1436aab6

同様の取材をしてきた新聞記事を見つけた。

【中国新聞】
「らしく暮らす、デンマークの環境 ロラン島の挑戦 上」
「らしく暮らす、デンマークの環境 ロラン島の挑戦 下」

被災地の復興に役立つとして、すでに東松島市はデンマーク・ロラン市と震災復興協定を締結して、再生可能エネルギーを取り入れた産業を中心に町の復興をめざしている。

その、「藻イノベーション」の日本の第一人者が筑波大学の渡辺真教授 。
国は先進的な取り組みとしてもっと予算をつけて開発をしていたら、デンマークのように再生可能エネルギーで国が潤って、不況からも脱出していたと思うのだが。



今から5年前、リーマンショック直後の2009年の、デンマークのアナス・フォー・ラスムセン首相も年頭のスピーチを、ニールセン・北村・朋子さんが紹介している。
「この記録的な世界金融危機は、必要以上に悲観視すればさらなる危機、混乱、崩壊という負のサイクルにはまり込む可能性がある。
その一方で、危機は新しい視点を与える機会とも成りうる。」
そして、
「グリーン成長を持って、危機から脱出する策としよう。
だからといって、がまんを強いたり、禁止事項を増やしたりするのではなく、楽しみながら、やる気がみなぎるような方法で取り組む。
それがダイナミックなグリーン成長である。
風力、バイオ燃料、太陽エネルギー、その他の再生可能エネルギー。
消費するエネルギーより、供給するエネルギーの方が多い、エネルギープラスハウス。高速列車と、最新式の鉄道システム。
最新型で速い電気自動車。自然に配慮した道路の拡充、環境に配慮した農業、グリーンエネルギーの生産、安全な食、そして安定した輸出高をキープすること。」
「失敗を恐れるより、成し遂げようとする気持ちが強ければ、全てはいい方向に向かう。」

アメリカでオバマ大統領が就任し「グリーン・ニューディール」を打ち出し世界の流れが再生可能エネルギーへとシフトしていった時代です。
あれから5年。
日本は完璧に取り残されてしまった。

自民党安倍政権は、原発推進にギアを入て行くだろう。

だが、私たちは、自分たちで再生可能エネルギーへと思考をチェンジ!!
世界の流れを見据えて、井の中の蛙にならないようにしなければならない。


東京新聞 ロラン島特集 「環境エネで地域再建」

2012-11-22 20:32:55 | 再生可能エネルギー問題
東京新聞の記事にロラン島の取り組みが特集されたていた。

私たちのドイツ・デンマーク視察の時、デンマーク・ロラン島でレクチャーを受けた市議のレオ・クリステンセンさんの記事が載った。
2050年までに化石燃料ゼロ、再生可能エネルギー100%を目標に掲げるデンマーク。
原発の建設問題が持ち上がった時、国民が3年間かけて原発を推進するか、止めるかを検討した。
その時の資料は、見開きで片方は原発推進の理由が、もう片側には反対の理由が書かれており、国民は両方の意見を検討して、それでも原発は止めようと結論を出したという歴史がある。

原発建設予定地だったロラン島は首都コペンハーゲンから南西に150km。
まっ平らの島はパンケーキの島と呼ばれている。
そのため風力発電にぴったりの条件で、一定方向に風が吹いている。

現在は、原発の建設予定地には現在風車が立ち並び、エコツーリズムで観光で有名になっている。

その頃は造船業と製糖が島の産業だったが、二つとも斜陽になり、失業率30%。
腐ったバナナと呼ばれていた。

その時市長とレオさんたちが、再生エネルギーを島の基幹産業にしようと、風力発電の工場を誘致したり、産官学の取り組みを仕掛けたりして、失業率2%に下げた。
今がグリーンバナナと呼ばれているとか。

藻イノベーションはバイオマスとしても優等生。
藻の培養から、石油に代わるエネルギーを生み出し、高い価値のある藻の発見もあるとか。

津波で大きな被害を受けた、宮城県東松島市が提携して日本のロラン島をめざすとか。
その立役者がレオさん。



10/15 ドイツ・デンマーク視察報告会「再生可能エネルギーを訪ねて」

2012-10-11 23:48:54 | 再生可能エネルギー問題
ドイツ・デンマークの視察報告会を行います。

「再生可能エネルギーを訪ねて」

10月15日(月)13:30~ さくら・市民ネットワーク事務所にて

6月29日~7月6日
再生可能エネルギーの先進地、ドイツのハンブルグ市とデンマークのロラン島を視察してきました。
今、「脱原発」を唱えるだけでなく、具体的なエネルギー政策が必要です。
多くのことを学んだ視察の報告会です。
どうぞ、お気軽にお越しください。

パワーポイントでたくさんの写真を紹介します。
また、ビジュアル気候センター(ロラン島)で、原発事故の放射能で北半球が覆われた映像も今回はお見せできます。




10月のネットギャラリーも視察報告の写真展示です。





おもしろそう!!「富士パークビレッジ」に天ぷらバスで行くエコツアー

2012-10-06 00:51:54 | 再生可能エネルギー問題
面白そうなお誘いが来た。

私たちのドイツ・デンマークツアーのコーディネイター「リボーン社」企画のエコツアー。

お時間が合えばぜひどうぞ****************

10/21(日)天ぷらバスで、山梨県富士河口湖町にある「富士エコパークビレッジ」を訪問します。

ここは、循環型の暮らしを体験できる施設で、電気はすべて太陽光や風力、そしてバイオマスなどの自然エネルギーでまかなっています。

パーマカルチャーに取り組み、畑では農薬や化学肥料を全く使用せず、美味しい野菜を作っています。

今回のツアーでは、天候に恵まれれば、畑で野菜を収穫し、ピザを作ります。
更に、ハーブを摘んでハーブティーと一緒にいただきましょう。
大根がおいしいこの季節。
お土産に、健康な土で育った大根を収穫して持って帰りましょう!

富士エコパークビレッジで素敵な休日を一緒に過ごしませんか?

富士エコパークビレッジオーナーの今井雅晴さんは、電気の専門家です。
太陽光パネルの設置や自然エネルギーの仕組みについてご興味・ご関心のある方、直接お話を聞く機会もあまりないですので、おすすめです!

また、エコツーリズム・プロデューサーの壱岐健一郎氏も同行し、バス車中では、エコツーリズムの基礎から応用編まで参加者のニーズに合わせてレクチャーを行います。

エコツーリズムに興味がある方、勉強している方、おいしい野菜や自然エネルギーに興味がある方はこの機会にぜひご参加ください。

REBORN NEWS 2012/10/05
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10/21(日)エネルギーの自給自足生活&有機農業体験エコツアー
===================================
■日程:2012年10月21日(日)
■場所:山梨県富士河口湖町(富士エコパークビレッジ)
■スケジュール:
07:30 新宿駅西口集合/出発
10:30 富士エコパークビレッジ到着
(施設見学、昼食、農業体験など)
15:00 富士エコパークビレッジ出発
18:30 新宿駅西口到着/解散予定
※ツアーの内容は、天候や交通状況などの事由により変更する場合もあります。

■参加費用:大人6,000円、小人4,000円(小学生以下)
※往復バス代、保険代、昼食代、体験費用、その他雑費など含む
■募集人員:22名(最少催行人員:15名)
■同行講師:
壱岐健一郎
 NPO法人エコツーリズム・ネットワーク・ジャパン代表理事
 武蔵野大学環境学部/非常勤講師(実践エコツーリズム)

■主催
NPO法人エコツーリズム・ネットワーク・ジャパン
※この活動は、新宿区協働推進基金NPO活動資金助成事業として行っています。

■旅行企画・実施
有限会社リボーン<エコツーリズム・ネットワーク>
東京都知事登録旅行業第2-4850号 (社)全国旅行業協会会員

◎ツアー詳細やお申し込みはコチラ
 →http://reborn-japan.com/domestic/7565

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壱岐さんのコーディネートツアー「ドイツ・デンマークツアー」がとても有意義だったので、8月末にあった長野県飯田市のおひさまプロジェクトツアーは魅力的な企画だったのだが・・・・・。

なかなか時間が取れません。
残念。

縦型風車 佐倉にもありました。

2012-09-08 20:37:03 | 再生可能エネルギー問題
市民ネットワーク北海道から、「佐倉市に縦型風車があるので、ぜひ写真を撮って」という依頼が入った。
なんと佐倉市にあるとは。
ということで、さっそくカメラに収めました。



この風車を作ったのは、元エンジニアの方。

現在は蓄電器が老朽化したので、発電利用はしていないものの、12年間データを取り続けていらっしゃいました。

風力発電の歴史は長く、100年間も研究されている分野だそうです。
三枚羽根の水平型風車の羽根などは大がかりな工場でなければ作れない特殊なものですが、この風車の羽根は発泡スチロール製です。
梱包用より密度の高いもので、ニクロム線を熱して成型するということです。
軽いので万が一破損して飛んでいっても、危険ではないのが長所。
短所は石油製品であること。
設置してから12年経過しているが、羽根の寿命は長く、簡単には壊れないそうです。

実験用なので出力1kw。
風速3mで回りだすそうです。
羽根は回転しながら、風をキャッチするように動くが、強風の時は逃げるようになっているので台風でも大丈夫です。

水平型は風が強すぎると、止めてしまいますが、この縦型風車は大丈夫でした。

太陽光発電より安くできるそうですし、もちろん水平型よりずっと経済的です。

また、すべて今まである部品でできるし、何より羽根が発泡スチロール製。
風切音もしないし、低周波も出ないといいことずくめです。

今まで、外国からの視察もあったそうですし、日本国内からもいろいろと話を聞きに来たそうです。
やっぱり、水田や畑に設置しても耕作地はそのまま使えるし、水平型より仰々しくないですね。
畑や水田は風の通りがいいので、ぜひ農地で使ってほしいとおっしゃっていました。
独自の設計ですので、これが脚光を浴びるといいですね。