伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

福島原発震災情報連絡センター@いわき 楢葉町~富岡町夜ノ森まで

2014-04-30 01:16:01 | 原発問題
4月26日は福島原発震災情報連絡センター 主催のバスツアー。
昨年同様楢葉町から富岡町 夜ノ森まで。

年間20ミリシーベルトまで大丈夫ということで、福島県も国も被災者を帰還させようとしている。
しかし、原発事故前はICRPも追加被ばくを年間1ミリシーベルトと言っていた。
それも外部被ばくと内部被ばくを合わせてのはずだ。

国は外部被ばくを年間1ミリシーベルトに抑えるため時間当たり0.23μシーベルトと基準を決めて除染しているが、
それでも決して大丈夫とは言えないのだが、
山下俊一福島県立医大副学長を始め御用学者たちは無責任にも年間20ミリシーベルトを唱えている。。

まずは、いわき市の隣の広野町。
事故前は人口4500人。
Jビレッジがあったかつては、温暖な気候で観光客も多かったと聞く。
2年前、民主党の「原発のない社会を目指すグリーンテーブル」主催でJビレッジに視察に行ったことがあるが、椅子の背に中田選手たちスタープレイヤーの名前が残っていて、何とも言えない気持ちになった。

現在は1200人戻ってきているが、
小中学校には、いわき市からスクールバスで通ってきているという。

楢葉町
避難指示の中、年間20ミリシーベルトまでは帰す、という方針が出ている。
3月で宅地はすべて本格除染が終了した。
日中立ち入り自由になっている。



津波被害にあった家はそのまま。

楢葉町の帰還に合わせて常磐線も運行を予定している。
常磐線の砕石もすべて除染した。
竜田駅もきれいになっていた。
自転車置き場には3年前から自転車が主を待っているようで、もの悲しい。
住民が避難した後は窃盗団が入ったということだった。

現在いつ解除するか、カウントダウンの段階らしい。

見晴らし台で 毎時0.5μSv。



除染作業で集めたフレコンの山。




川内村
3割戻っているというが 1週間のうち4日間戻ったら帰還とみなしている、ということだった。
井出川河口の破片からプルトニウムが見つかった。
そのほかのベータ核種も見つかっている。

富岡町
車内でも0.4μSv/h。

頭が痛くなってきた
大野博美さんは反対に頭がさえて来たそうだ。
血管がぴりぴりしている、という人もいた。
人それぞれ症状が違い、毎回私は頭が重くなってくる。

車道には地震での地割もまだある。

タイベックを着て日中の立ち入りが許可されている。

人影は見当たらない。
ただ、家に帰ってきているらしい車が庭に留まっている。



富岡駅は海がそばなので線量が低くなっている。
それでも時間当たり0.6μSv

3年前から時間が止まったままだが、それでも、
4月から駅周辺から30mは除染が始まり、避難解除準備区域になっている。





駅前の店。

家の中にすっぽりと入った軽自動車。



それ以外は手つかずで居住制限区域と帰宅困難区域が混在している富岡町。

年間20ミリSvまでは 避難指示解除準備区域 
年間20~50ミリSvが 居住制限区域  
年間50ミリSVが 帰宅困難区域

国交省が許可しないような水での除染作業を当初環境省は認めていた。


バスの中でも時間当たり1.6μSv
富岡第二小学校の校庭で 4マイクロシーベルトだったとか。
モニタリングポストは
   ↓



中学校 のモニタリングは
   ↓



桜の名所夜の森で、時間当たり1.36μSV(車内で)



う~!頭が締め付けられる!!

外で立っている人は、いったいどれくらい被ばくしているのか?

除染作業で体調が悪い人が出ている。
除染作業では原発労働者より3倍もの内部被ばくをしているそうだ。
心筋梗塞で死亡例など循環器系疾患で低線量被ばくの症状が出ている。

帰宅困難区域では、雨どいの下で時間あたり20~30μSv。
佐藤和良さんは知人の家で雨どいの下から時間当たり120μSvを実測したそうだ。

今年は小鳥が少ないと言っている。
そういえば、いわき市湯本の「ゆったり館」周辺ではウグイスの鳴き声が響き渡っていたのに。
外は6μSv
車内1.37μSv。

いわきへの帰り道。海岸に沿って7.8mの堤防がすでに出来上がっていた。





福島原発震災情報連絡センター総会@いわき

2014-04-27 21:26:37 | 原発問題
4月25日26日、「福島原発震災情報連絡センター」の4回目の総会がいわき市で行われた。
3年前の東京電力福島第一原発の爆発事故により、多くの人々が避難し、生活が一変させられた。
そんな中いち早く地方議員が被災者救済を求め立ち上がったのがこの会だ。

「子ども被災者支援法」の制定を求め活動してきた結果、法律はできた。
しかし、中身がからっぽ、伴なっていない。
現在、国会議員と一緒に活動する「議員連盟」となり、また全国の団体ともつながった「全国運動」ともなっている。

昨年に引き続き、いわき市で行われた総会だが、
いわき市職員から被災自治体の取り組み報告を、
福島県庁職員から被災者支援や保養の補助事業などの対応や県民健康調査などのレクチャーをうけた。
13時から始まって休憩なしの4時間。
その後、総会へとなだれ込んだ。終了は18時。疲れた~。



共同代表の松谷清 静岡市議、佐藤和良 いわき市議、中山均 新潟市議。
いずれも原発立地県で、事故前から原発問題に取り組んできた。
そんな中起こった福島での爆発事故。
松谷さんは佐藤さんの安否を心配して、事故直後にいわき市に入ったということだった。
中山さんにしても何度も物資を運んだと言っていた。

顧問には上原公子元国立市長と木村真三獨協医科大学准教授。

そして大野ひろみ 佐倉市議は事務局長として取り仕切っている、という団体だ。


今回の一押しは、やはり
「いわき放射能市民測定室たらちね」と
「いわきの初期被ばくを追及するママの会」からの報告だった。



まず、「いわき放射能市民測定室たらちね」の「甲状腺検査からみえてきたもの」の報告について。
食品放射能測定を早い時期から始めていたが、昨年伺った時はすでにWBCも設置され、第一人者の医師たちによる甲状腺検査も行われていた。
昨年度のの甲状腺検査の受検者数は3186人、0歳から受けていた。

県民調査では、嚢胞の大きさを中心に判定している。
小学校で団体検診なので、親が付き添えないし、付き添いを断られたケースもある。
検診も技士が多いので、検査について発言することができない。
今年から医師もできることになるが、コメントできないことになっているそうだ。

「たらちね」の健診は、サイズ、数だけではなく、嚢胞や結節の形、硬さ、血流などから総合的に医師から直接話を聞ける。
写真を撮り、問診票と一緒に渡している。
県民調査で判定書を握りしめて心配しながら受けるケースもあるそうだ。

まだまだ、甲状腺ガンと見極めができる状況ではない。
ただ、4人兄弟で部活を一生懸命やっている子に出ているケースがある。
また、多発性嚢胞が下極にある例があるが、医師もあまり見たことがない症例という事だった。

「いわきの初期被ばくを追及するママの会」

子を持つ親として、原発事故後、すぐに高線量の中、学校が再開し、通学が始まった。
学校主体の講演会は安心させるためのもので、人々が
「大丈夫 大丈夫。安全だ」という情報を受け入れてしまったことはショックだった。
そんな中、声を上げて対策を求めることは大変だった。

食品検査体制が整っていないのに給食が出され、福島産の原乳がブレンドされた牛乳を飲まされた。
守りたいのに県民のほとんどが安全だと信じている中で、給食を食べさせ、牛乳を飲ませることを拒めない状況になっている。

それで、放射能を「可視化」運動を始めた。

モニタリングポストの数値とかけ離れた1μSv/hのようなホットスポットが発見された。
スライディングする場所が400ベクレル。
実際のデータがどれだけ危険なのかというのが、遠方のサンプルと比較して、判明した。

昨年12月75校 小学校の測定を行ったところ、数千ベクレルのホットスポットの発見もあった。

防砂ネットが高い汚染が判明したが、環境省の除染はネットの取り替えは除染にならないと却下された。
砂煙が上がっている中でどうして体育の授業をしなければならないのか。

福島県産の農産物が売れないため、20ベクレル未満の場合、給食の食材に使うことになった。
初期被ばくを受けている子どもに追加被ばくをさせるひどい状況。

今までは北海道産米を使用していたのに、今年の新米から福島産を使うことを検討中という。
地元産米の利用は地元の大人が言っている。
地域の子どもたちを利用して、「子どもが食べているから大丈夫」というPRの材料にしようとしている。
風評被害を防ぐため、経済復興を目指すため、というのは大人のエゴである。

「子どもを内部被ばくから守るため、学校給食の食材に配慮を願う要望書」の署名を集めている。

すでに、第一次署名はいわき市内在住者、第二次署名は避難しているいわき市民を対象に計6809筆集まった。

福島から始まって、全国の給食に流通していく恐れがある。
是非署名にご協力ください。




3/2の田中優さん講演会「放射能下の日本で暮らすには」@曳舟文化センター 備忘録

2014-04-12 02:39:32 | 放射能問題
3月2日 曳舟文化センターで行われた田中優さん講演会
熱心な若い人たちが会場にたくさん集まっていた。
放射能被害から子どもたちを守りたいと動き出したエネルギーを感じた。

備忘録的に書き留めたが、いま読み返しても内容が濃いのでアップします。
ちょっと意味不明な点もあるが、ご容赦を。

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昨年転居した田中優さん
岡山県は一番避難者が多い 1000人以上被災者が多い

放射能核実験で降り注いだ放射能ほどではないということが言われるのは
気象研究所データよりSi137 は200倍高い
いまだかつてないほどの放射能が降り注いだ
ガンマ線をピストルと考えると アルファ線は紙を突き抜けられない
ベータ線は体内に入れば爆弾の強さの影響を与える、体内では1㎝ぐらいしか影響しないが、徹底的に破壊する
ストロンチウムはベータ線 測定には1から2か月かかるが
国はセシウムの1000分の1ということだが 3割と米軍は調査している
汚染水として漏れている

ガンマ線 何でも突き抜ける
中性子線 電気的に中性子 水 塩分 ホウ酸で止まる
中性子を浴びてしまった塩と味噌を捨てる事
JCO臨界事故 人体が放射性塩素に代わってしまった。自分が放射線となって溶けて行った
核爆発が起こったときは直ちに逃げる事

1mSv 人体60兆個の細胞核の中にDNAが詰まっているが、年一回放射線が突き抜ける事。
20mSvは 20回突き抜ける事 壮大な人体実験となる

DNAの二重らせんが1本切られても、修復できが、2本切られては修復できなくなる。
細胞分裂するとき2重らせんが2本に切られて、分裂していくが、修復不可能となる
体の中で生まれ変わる事の無い細胞が壊されると、修復できない
脳細胞 チェルノブイリの事故処理員 脳にスがあいてしまう。 認知症
心臓 の細胞は0.4%しか再生できない
白内障 目玉焼きと同じ原理 年齢により発症するが、早めてしまう。

チェルノブイリでは5mSv 移住義務ソーン
1msv超 は移住の権利を認めていた

ICRP基準 通常1msv 緊急時20msv 短期間のみ
年間の20分の一から100分の一の間のみと考えるのが
悪用したのが日本
ICRPの方がまだまし(優さん)

ゴフマン 政府の依頼で調べた結果子どもに影響が大きい
更に、胎児には影響が大 外部被ばくでも影響大
1年間1.2mSv浴びている 日本
空気中のラドン 食品中のカリウム 宇宙線 大地放射線
1msvを超えていけないのは合計であって、大地からの影響だけではない
賠償ができないので過少評価している

セシウムを食するのとカリウムを食するのでは影響が違う
体外に排出されるのは カリウム30日 セシウム70日から100日で半分
カリウムは体中まんべんなく広がるが、セシウムは筋肉に集まりやすい
放射線を集めた生き物は滅亡していった。
自然界の放射能と人工的なのでは影響の仕方が違う
原発はなぜ5重の防護が必要だったのか →危険だったから

放射能は生体濃縮し、内側から被ばくさせる→ 生体濃縮
環境中濃度が低くても
5大湖 PCBは45万倍濃縮した

生物が未知のものには
ストロンチウム 半減するのに40年間かかる
骨髄を形成し放射線を放出するので内部被ばくが起こる

放射能のダメージでは距離の二乗に反比例する
1㎝と1mとでは1万倍影響が違う

事故直後以降一番高かったのは2013年3月が一番高かった
花粉症マスクで十分 
春先 空気ガン乾燥するので高くなる

食べものより空気の方が影響が大きい
いきなり血液の中に入る

食べ物のみの摂取量は重さべースで全体の15% 83%の摂取は空気から
空気の摂取の69%が室内からのもの
食べ物以上に気を使うべきなのは室内の空気汚染

空気清浄器からセシウムがたくさん出てきた 埼玉で

福島原発事故78%はすべて海に流れた
ベラルーシ ロシア ウクライナ
ウクライナではデータを蓄積している
人口変化は? 人口は減少し続けている → 出生率の低下により人口はマイナス
子どもたちは健康な子どもが減っていった 80% 2003年
100%超 一人の子どもが複数の病気を抱えていた

事故後6年目 循環器系の病気が多発
2017年に日本では影響が現れる恐れがある

2017年に後悔しないで生きるには

甲状腺と白血球こうかく 三田先生は栄養を言っている
バンダジェフスキー博士 放射性セシウムが人体に与える医学的生物学的影響
体の中の放射線量と病気は比例する
体の部位ごとのセシウムを計った

子どもは甲状腺に影響がある その後はセシウムが入り込んで放射線を出し続けるので甲状腺がやられる
セシウムを入れないことが大事なこと
ガンマ線だけでない。 セシウム137 ヨウ素137 キセノン137 セシウム バリウム137 ベータ線3回 ガンマ線1回出す
内部被ばくの時は爆弾となる
甲状腺被害は継続するだろう

三田先生によると
ゴミ焼却場の周辺では白血球に異常のある子が増える
セシウムを燃焼させる
事故時のものはほこりについて団子状になりやすく花粉用マスクで防げる
しかし、ゴミは705℃で気体になる。塩素と反応して塩化セシウムとなる。水溶性で水を汚染する。空気中に飛散
粒子が小さすぎてマスク「N95」防げない
チェルノブイリの教訓は
放射性物質は移動させない 燃やさない
しかし日本では真逆のことをし続けてきた

凝集剤を入れるため汚い原水の場合セシウムが少なくなる
きれいな原水の方がセシウムが高い

バンダジェフスキー博士によると
5ベクレルの子ども 正常な心電図 83%
11~26ベクレル では35%

心臓病での死因が増える

体重1kg当たり5ベクレル以下にするには食品は一日あたり1ベクレル以下にすべき
大豆 そば 米〔福島産〕

南相馬市 不検出 259人 10ベクレル 199人

キノコ アウト
熊 イノシシ  
川魚 底魚 近海もの 遠洋もの セシウム
江戸前のすしは300年後に食べよう
セシウムは水に入ると粘着して流れてくる
レンコン サツマイモ 高い
ミズ菜
ユズ みかん夏みかん 栗 
セシウムは土に降り注ぐと土壌中3㎝ぐらいだが 木の葉や幹についている
生きている木
高汚染地帯の木は内側に入っていく
粘土に吸着されたセシウムは外に出ないので20㎝覆土する

汚染の高いものを覚えて、産地を選択
体重1kg当たり5ベクレル以下にするには食品1kg当たり1ベクレル以下にすべき

これは風評被害ではない。

確率的影響なので前向きに考える
フリーラジカル反応 抗酸化物質 が有効
野菜が一番効果的 野菜は日光に当たっているので、抗酸化物質が多い
乳酸菌(漬物) 麦芽(ビール 33%ラット長生き) 熟成度の高い味噌
キレート効果 食物繊維 納豆 オクラ
尿からしかセシウムが出ないので尿のリサイクル機能でセシウムが出ていかない
食物繊維について大便となって排出される
ヌルヌルをなるべく食べることがセシウムの排出につながる

作物の中に入れない事
土の質 粘土層では乗り移らないが砂地では移行する
雲母系粘土が効果的
砂地には粘土を入れる
カリウムを少し多めに入れる
有機無農薬の場合ほとんど出ていない→ 微量元素の多い土では移行が少ない

佐世保の吉田利通さん
菌を発酵させて使う
風評被害という事ではなく、ゼロのものを作ってほしい

汚染したたい肥は田畑に入れない

汚染水問題
遮水壁を作って地下でダムをつくるべきと小出さんも言っていた

5000億円がかかる事では株主総会を乗り切れないということで、やらなかったことが原因

ガラスの遮水壁
1000t流入水あるのに海側にガラスの遮水壁を作ってしまったため、沼地になってしまった

東京水産大学 神田先生
港湾内で採取した海水の放射性セシウム濃度
選挙が近かったので発表しなかったが分かっていた事態

原発建屋の地下は海水面よりマイナスメートル
再稼働させる原発群はすべて海水面より低い

在日スイス大使館が発表した図
メルトダウンした燃料
完全にコンクリートで固めて水が入り込まないようにしない限りできない
手入れが出来なければ爆発を防げなくなる

魚の汚染範囲 
千島海流
福島沖 茨城沖 苫小牧少し影響
三陸沖は大丈夫
一ノ関 仙台のわきの所で海に出る
新潟でも少し出た 猪苗代湖が日本海に流出しているので

さくらネットギャラリー「ゆりの会」 4/23まで

2014-04-09 23:08:11 | ネット活動
今月のさくらネットギャラリーは、昨年好評だった「ゆりの会」さんの和布クラフト。

4月26日まで展示。

丁寧な手仕事で、ギャラリー全体が華やかな春爛漫です。

















更にネットのHPへもどうぞ http://www.sakura-siminnet.com/

1か月間ギャラリーを無償でお貸しします。
ご希望の方は、さくら・市民ネットワークまでご連絡ください。(HP参照)

救急講習と防災訓練

2014-04-08 22:38:44 | 日記
地域の女性たちの会「未来樹の会」では月に一度、いろいろな催しを企画して、勉強しながら、楽しみながら、コミュニケーションを図っている。

3月の企画は最寄りの消防署にお願いして救急講習会。

当日、驚いたことに消防車ごと出動してきて、その内の3人のクルーから講習を受けた。

万が一途中で出動となれば、そのまま出発するとのこと。

みんな救命講習は受講済みの人たちばかり。
私も4年前に受けていたが、覚えていたのは、大声を上げて人を呼ぶことだけだった。



みんな真剣。

AEDにつなげば、心臓停止したのも電気ショックできるような錯覚を受けていたが、そうではないことが判明。
実際に救急処置の現場に遭遇した経験者が、ずっと考えていたということで質問した。

AEDにつないで「ショックは不要です」と言われたので、てっきり心臓が動いていると思ったそうだ。

しかし、NO。

心房細動を起こしている時にAEDは真価を発揮するが、心臓停止の場合はAEDは効果がないので、
『ショックは不要です。ただちに胸骨圧迫を開始してください』
とアナウンスするらしい。

実際の場合、人間相手で、呼吸しているのかどうかも分からず、まして心臓が動いているのかも冬場などたくさん着ているのでわからない。

「ショックは不要です」と言われれば、てっきり大丈夫と思っても、無理はないと思う。




次の日は、自治会の防災訓練。
3.11以降、防災意識も高まり、備蓄品も少しずつ蓄えている。



しかし、全ての自治会員には無理。
要援護者など自力で対応できない人のためと考えたほうが良い。

タンカも初めて使ってみた。



「このヒモどうするの?」「4人で運ぶんだって。」
やってみてわかる事ばかり。

良かったね。箱から出してみて。



報告「おしどりマコ&ケン 原発ぶっちゃけトーク」@さくら市民ネットワーク

2014-04-07 20:01:47 | 原発問題
4月5日 待ちに待った「おしどりマコ&ケン」さんの「原発ぶっちゃけトーク」
2月に企画したのが大雪で流れ、再度の企画となった。
満員御礼。
マコ&ケンさんのファンの方も駆けつけて、2時間以上「ぶっちゃけトーク」となった。



今回もがんがん書き留めましたよ~*************

まずは、吉本の夫婦漫才の二人がなぜ原発問題に記者以上に勉強して東電がタジタジするほどの質問をするようになったのか?

3年前、原発事故直後、タレントがみんな西に逃げて行った。
空港も逃げる人でいっぱいだった。子どもがビニール袋をかぶっていた。
どこのマスコミも映像を取っているはずだが、一切放映されていなかった。

第二次世界大戦中は漫才師は国策漫才をやらされていた。
師匠の言葉は常々「芸人は国のために話すな。目の前のお客様のために話せ。」と言われていた。

2月24日~3月15日までIPPNW(核戦争防止国際医師会議)の会議に出席するため、ドイツとベラルーシに行ってきた。
ヘッセン州プロテスタント教会からの招待だった。→ (ドイツでも有名人)

東京電力の取材をしていると電事連、電力会社からは、「おしどり」を出すなら3か月は電力会社の記事を出せというような圧力がかかるようになった。

2013年夏から雰囲気が変わった。
自民党政権になり、柏崎刈羽原発の再開に「国が一歩前に出るというのは心の支えになる」という東電の廣瀬社長の言葉があった。
「国が一歩出るとは何事か?」と質問すると、
「それは国に聞いてくれ」という廣瀬社長の返答があった。
東電は記者会見で情報を出さなくなってきて、聞いても「それは東電として答えられない」といった答えが返ってくる。

7月に取ったストロンチウム90の値が「1リットル中500万ベクレル(30ベクレル が基準値)」の発表が遅れた理由は、
「あまりにも高すぎたので測定し直したが正しかった」
8月末にはわかっていたのに、発表は  
9月にオリンピック招致の結論が出る時期と重なるじゃないか。

公安の尾行

9月、安倍首相 技術者を集めて秘密会議を開催したが、ブラックリストの中におしどりの名前があった

福島県のお母さんの顔写真を取ったり、車のナンバーを取ったりしている。

例えば



分かりやすくするのは嫌がらせ目的。

作業員の死

2012年に福島原発にいた医療従事者に作業員の状況をインタビューしたところ、
作業中に死亡は5人。
作業中に死亡すると発表してるが、就寝中に亡くなった人もいる。
寮で暮らしているので、自分も1年間で10人前後知っている。
死因は心筋梗塞。チェルノブイリ原発事故のリクビダートルと同じ。
しかし、被ばくとの因果関係あるかないかではなく、現状が過酷な状況にあることを知ってほしい。

福島県の母親の話

事故前は県外からのものも給食には調達していたのに、現在、風評被害を払しょくするためとして福島県産を食べることになっている。
検査を厳しくするから大丈夫というのではなく、給食で食べさせるから大丈夫というのはおかしい。
子どもたちを安全性のPRのために使うのはおかしいじゃないか。
学会のまとめでも、「学校給食で子どもたちが食べていないのに他地域に売るのはおかしい。」ということが大手を振っている。

嫌がらせを受けていることを警察に相談すると、「いつかこうなると思っていた。」と言われたことはショックだった。
3月までは北海道産の米で給食をまかなうことになっていたのに、今年度は決まっていない。
食べ物を気をつけたり汚染を気を付けるのはお金持ちの話のようになっている。
給食は全員が食べるものなので、みんなに気を付けてほしい。
現代の「隠れキリシタン」→(ものも言えない現状)

福島県がIAEAに健康の調査をゆだねるのはおかしい」と質問したが、
「ご理解してもらうしかない」という県知事の答え。


福島第一原発の現状

2011年 毎時10シーベルトと言われていたが、2013年秋 毎時25シーベルトの場所がある。
ベントする排気塔の根本 





亀裂が4方向にあるが、あまりにも放射線量が高くて人が近づけない。
震度4の地震が頻繁にあるが、いつ倒れるか分からず、多分一番の危険部分かもしれない。
東電も1号機、2号機の冷却システムにカバーを作ってタワーが倒れてきても、影響がないようにしたいとしている。

2号機 なぜ大量に放射能を放出したかわからないが、入れない。
1号機 空気中に放射能がダダもれ状態。
3号機 爆発して跡形もない。
4号機 燃料棒を取り出し中。

地下水のストロンチウム90は高濃度だが、
2号機の中がどうなっているかわからないため、一番の問題点。 
2号機の冷却システムが止まることが一番怖い。



ベラルーシのこと

情報がコントロールされているのを感じた。
ゴメリは汚染地域だが、日本より空間線量は低いぐらいだったが、建物の中が一番高かった。特にベット。
国立放射線研究所の研究室で印象的だったのは
「白血病、白内障が原発事故の後増えて問題」と説明されるが、
「原発の影響があるのは小児甲状腺ガンだけ」という答えしか返ってこないおかしさ。
言論統制されている感じ。

ドイツのこと

原発の周りに子どもの白血病の多発を研究した研究者がいる。
福島原発事故後の新生児の死亡率の研究者はいないのか?

チェルノブイリ原発事故後、鳥が減っている。
キース・ペーパーソーク(WHO研究者 生物学者)が研究していたが、が突然研究所が閉鎖されたため、現在は誰も調査していない。
(確か福島原発事故後NHKの番組で観たことがある。ツバメの研究者)

ドイツの若者のこと

選挙権を持ってから政党のことを考えるのは遅いのではないか。
み無関心層はいるが自分の意見は持っていて、たとえ分からなくても、分からないと答えられる。

長崎・広島に原爆が落とされ、福島原発事故が起こっても原発を推進するのは分からない。
原子力委員会調査 パブリックコメント 67% 直ちに廃止 再生可能エネルギーを望むが、国のだした方針は違った。
何で暴力に頼らないのか?
バッチやポスターなんかで世の中変わらない。
死にもの狂いになっていない自分たち、まだ自分たちでできることがあるだろう
ドイツはデモが盛んで、毎週ある。
デュッセルドルフは警察が協力するデモもある。

しかし、シュツットガルト(原発)では、世の中に影響するデモには大きな制圧がある、と聞いた。 

ワーグナーさん
デモの制圧のための放水を顔面に受けて失明した老人で、70歳前で失明した。
ドイツでも、自分の国のひどいことは取り上げない。
しかし、日本とドイツの違いは、市民が怒る事だ。

ヘッセン州プロテスタント教会 脱原発のリーダー30名との懇談では、

日本は足の引っ張り合いをして力が弱まっている。
原発だけでなくモンサント、プラスチック等他の問題に取り組んでいるリーダーたちばかりだが、
結果が一点交わる所で協力することで力を結集している。

第二次世界大戦の反省をしているか
 
ドイツが力も持っても驚異にならないように、ユダヤ人大虐殺を反省しているモニュメントが2005年に国会議事堂真裏にできていた。
そればかりか、同性愛者、ゲイ、レズビアン、トランスジェンダー、ロマの虐殺へも反省のモニュメントがあった。

ドイツは怒りんぼうが多かった。


質問から

どうしたら世の中変わるか?
マスコミ対策は?

マコさん 半径5mを変える事。どれだけ変えられるかの戦い

福島県のことに矮小化されていることが問題。
水俣病も水俣だけの問題にされたことと同じ。
原発関連問題でも福島県内でさえも差がある。

公園内の「ごみを持ち帰ろう」の看板の近くに大量に置かれている除染土入りフレコンバック。 



**********************************************

世の中、半径5メートルを確実に変えていこう、というメッセージ。
此れならすぐにでもできるね。

現在燃料棒はどうなっているのか?
コンクリートを侵食していっているのでは?そしたら大爆発が起こるのではという心配の質問があった。
今日さっそく調査してくれ、メールをいただいた。

「先日はありがとう存じました。
原子炉格納容器のコンクリートの件、調べてみました。
コア・コンクリート反応のMAAP解析について、めちゃくちゃ勉強したことを思いだしました。
格納容器の中で、核燃料はコンクリートを侵食した可能性は高いのですが、2011年の段階で、それは止まっている、と評価されています。
それは、格納容器内が100℃以下になったこと、そしてコンクリートが浸食される際はCO2が発生するのですが、それがみられないこと、などからです。
現在、原子炉底部の温度計でも監視をしているのですが、2号機の温度計がなぜか故障が多くて、信頼性が無いんですよね…しかし、コアコンクリート反応が一番深刻、とみられているのは1号機でした。
圧力容器下部のいくつかある温度計をチェックしても、1号機~3号機は、15℃から25℃で、コアコンクリート反応は、すぐにどうこうということは無いと思います。
確かに核燃料の上部を冷やしているのですが、それで2011年より、どんどん底部の温度も下がってきていますので…
とりいそぎご報告でした!

…でも、2号機の原子炉底部の温度計が1つになっちゃったんですよね…
故障やヒューマンエラーがあいついで。
今、せっせと新たに温度計を取り付けています!」

マコさん
忙しいのに、真夜中にお返事くださってありがとう。

明日4/5 「追跡 アフリカゾウ密猟最前線」NHK BS1で放送されます

2014-04-04 16:16:42 | 日記
滝田明日香さんの『マサイマラ・レポート』特別編 が明日放送される
アフリカゾウの密猟で絶滅の危機に瀕している情報はなかなか日本には来ない。
しかし、象牙の大量消費者である私たちはこの現実を見つめなければならない。

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NHK BS1 ドキュメンタリーWAVE「追跡 アフリカゾウ密猟最前線」

放送: 4月5日(土)22:00ー22:49
再放送: 4月9日(水)17:00ー17:49

アフリカ全土で疫病の魔の手を広げるようはどめなく起きている「象牙密猟」。
巨大な象牙マーケットと跳ね上がる象牙の値段を前に、国立公園でさえゾウ達の命が脅かされています。
毎年、全体個数である3万頭を殺され、アジアの象牙需要の規制をしない限りアフリカゾウは確実に絶滅への下り坂をまっしぐらです。
しかし、10年後にはアフリカゾウが絶滅して消えてしまうという危機に瀕しているのに、象牙消費国であるアジアではそんなニュースさえ耳に入っても来ません。

70-80年代は象牙大国として、世界中の象牙の40%を消費していた日本。
その後も、2度に渡って合法象牙の購入し、未だに合法的に国内での象牙商売が行われている日本。
この長い年月をかけて象牙取引に関わってきた歴史の中で、日本人が脳裏に深く植え付けてしまったイメージは、「象牙=素材(材料)」というもの。
私達日本人は「象牙」を「物」として見ることしか出来ず、ゾウの「命」という一番大事な部分が、すっかり忘れ去られてしまいました。
それは、事実である「象牙=殺されたゾウからの体の一部」から、とてつもなく大きなギャップを生み出し、それが日本人がゾウ密猟と象牙問題に対する「無関心」に繋がっているような気がします。

この番組は、象牙を命のあるアフリカゾウに繋げるだけではなく、象牙密猟という闇の世界のはざまに生きながらその影響を受けながら生きている人達の姿に注目します。
今、闇で動く象牙マネーが全世界を揺るがす組織によって利用されています。
この番組を見て、もう一度手元にある象牙商品を見直していただけるきっかけになってくれたら嬉しいです。

滝田明日香
マサイマラ国立保護区管理施設「マラコンサーバンシー」勤務獣医。
「NGOアフリカゾウの涙」創立者
asuka@tearsofelephants.org