伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

海が悲しい色になっているPart2 館山の坂田残土埋立問題

2012-04-18 17:44:54 | 残土産廃問題


館山市坂田地区 雨の日の土砂流入
こうしてまた、貴重な生態系が壊されていく。
北限の貴重なサンゴも、昨日教えていただいた西表島からたどりついたという淡水の手長エビの一種も。

ブログ「坂田の海辺を伝える」

海洋汚染のひとつに土砂の流入もある。
人間が山の木を大量伐採したあとに大雨が降ると、自然状態とは数桁違う大量の土砂が河川に流れ込むため、産卵場所としての藻場や、珊瑚礁のような微妙な生態系に大きな影響を与えることになる。と海洋汚染防止法に書いてある



ミカン畑を造るのが目的なのか、残土を埋め立てるのが目的なのか。
アレ!
たしか温室作ってきゅうりを栽培し、東京に出荷するために「残土で埋立する」って言う計画もあったなあ。
(木更津市の真理谷地区)


海が悲しい色になっている 館山の坂田残土埋立問題

2012-04-17 23:27:17 | 残土産廃問題
館山市坂田地区に残土産廃問題が起こっていることは知っていた。
県議の入江あき子も市原の県議 山本友子もず~っと取り組んでいる。

入江あき子にバトンタッチして現佐倉市議の大野ひろみも(何だかややこしいけど)県議の時はそれこそ残土産廃問題にどっぷりとつかっていたので、その問題の根の深さはよく聞いていた。

聞いて理解していた事だけど、この写真を見て悲しくなった。
なんて人間は罪深いのだろうか。

この写真とは、zenzaburo yoshinoさんが紹介していた「館山市坂田海岸の土砂流出!」

見たい人は探してみてください。

山本友子さんがブログにこの問題の根の深さを書いている。

どおりでyoustreamで坂田問題を聞くと、歯に物が挟まった言い方をしている。

以下転載****************************

2011.12.22
館山坂田残土問題

古い話になるが、1994年7月11日、横浜海上保安部は、建設工事ででた残土を東京湾に不法投棄したとして兵庫県のT建設の残土運搬船を海洋汚染防止法で摘発。

乗組員と残土を運ばせていた服部建材の役員と海上運送会社の服部回漕店の役員の計8人が、逮捕されるという事件となった。
みなとみらい21地区の工事ででた残土約1170トンを沖の海中に投棄したという容疑。

同事業者は、館山では、ほぼ一社独占状態で、残土埋め立てを繰り返してきた業者である。

私たちの知人で、今から10年近く前に、美しい自然に惹かれて館山に転居してきたご夫婦がいる。
ところが、住んでみたら、次々砂利採取はされるは、跡地は残土で埋められるは、しかもどう見てもまっとうな残土には見えないものが運び込まれているは・・・で、残土ネットに相談があったケースだ。

そのとき、井村さんたちと一緒に、私たちも現地見学もした。

その時の業者も、服部建設。
大きな会社で、館山の港には、自前の立派な埠頭も持っている。

地元住民は、不安はあっても仕方なく受け入れてきたのだろう。
しかし、今回は我慢の限界の緒が切れて、住民が次々反対の意思を表明しているのだ。

過去の経緯から見て、どう見ても残土とは言えないような代物が持ち込まれてきたことは、地元が一番知っている。

きっと今頃、地元では、反対を表明した住民たちがご近所づきあいしにくい状況になっているのだろうと思うと胸が痛む。

県条例改正で、そこに住む「住民の同意」を許可要件に記載するまでは、延々とこの度のようなことが繰り返される。

条例改正をこそ、目指そう。


おわり***************************

facebookで写真をシェアさせていただいたら、コメントをいただいた。

坂田海岸へ土砂を流出させている坂田川というのは、開発が始まる前、関東地方でも屈指の淡水エビ類棲息確認地点だったのです。

非常に環境がよかったこともあり、沖縄の西表島で棲息しているテナガエビの一種が黒潮に乗ってここに辿り着き、棲息していたという事例もあったほどです。

流程は短いながらも、本当に素晴らしい川でした。

藻場や珊瑚が死滅して行く前に、そうした美しい川が、下賎な人間たちの欲望の前に滅びて行きつつあります。


何だかとっても悲しくなった。
バカな人間達。

作ってみたい!!アートハンガー

2012-04-16 18:24:22 | 日記
佐倉市の新町通りを歩いていると?? 何か面白そうなものが・・・・

昔の薬屋さんの店舗を使った、佐倉在住のアーティストの人たちのミニギャラリーだった。
「まちかどぎゃらりー ゆかりっぷ」


さくら・ネットでもミニギャラリーを開いているので、どんなものがあるのかな?とのぞいてみると





ギャラリーで説明してくださったのは、グラフィックデザイナーの堀井政利さん。

アートハンガーを作っていらっしゃる。
きれいな色使いで、とっても素敵!!
笑顔もすてきでしょ。

「どうしたら偏らずにきれいに配置できるの?」とかいろいろ聞いてしまいました。

ちびっこ対象のワークショップが今週日曜日 4/22 あります。
午後の部がまだ予約できるそうです。
ぜひ、お子さんと一緒に挑戦してみてください。


【拡散歓迎】リレーハンスト始まっています「大飯原発再稼動絶対阻止!ハンスト宣言」

2012-04-15 10:27:30 | 原発問題
以下のようなリレーハンストがスタート。

「大飯原発再稼動絶対阻止!ハンスト宣言」
   抜粋

 私たちは今、私たちの持てる全てをつぎ込んで再稼動を阻止するため、来たる4月17日から
原発ゼロ実現の5月5日までを第一次行動として、集団的ハンストを決行する。
福井の中嶌哲演住職の断食を基点とし、福島の女達によって受け継がれたリレーハンストは
全国に広がり、この集団的ハンストへと合流する。

 <記者会見>

 4月17日12時~13時
 経産省前テント村にて

 参加者 
  ・中嶌哲演住職
  ・鎌田慧
  ・落合恵子
  ・福島の女代表
  その他随時参加予定

  国会議員
  ・川田龍平
  ・服部良一
  ・山内徳信
 その他随時参加予定



経産省前では、すでに3/30からリレーハンストがスタートしている。

経産省前テントひろば


福島のママの訴え、「がれきを受け入れないで!」山本節子さんブログより

2012-04-12 10:40:31 | 原発問題
山本節子さんブログから
福島のママの訴え、「がれきを受け入れないで!」

以下転載
*********************************

福島から避難してきたママの訴えは、「私たちに遠慮せず、がれき受け入れに反対して!」というもの。
文章はほんの少し手を入れましたが、ほとんどオリジナルのままです。ぜひ広めて!

郡山から大阪に避難して今思うこと おかんの日記

[2012/02/04 14:26]

 私は、福島県郡山市から大阪府堺市に、小学生のこどもたちを放射能から守るため、母子3人で自主的に避難してきました。
夫は、いまだに福島に残って、仕事をして生活を支えてくれています。
避難前に住んでいた福島県郡山市は、原発から50~60キロ離れたあたりにあり、国が定めた避難地域に入っていません。
しかし、いまだに放射線管理区域である0.6マイクロシーベルト/時を超える0.7マイクロシーベルト/時の空間線量があり、非常に放射線の高いホットスポットも存在するところです。
そのため、自主的に避難する人と、避難しない人に分かれる地域です。

 311に大地震が起こり、原発が爆発してからずっと、放射能から避難すべきか,悩む日々が続きました。
パソコンがなかったため、テレビにかじりついて、いつ避難指示が出るのか、どういう状態ならば避難してもいいのか、判断材料を求め続けました。
しかし、枝野大臣は「ただちに健康に影響はない」というばかりで、判断材料となるべき情報を何も示してはくれませんでした。
早い段階で、SPEEDIの情報を公表してくれていたら、原発が大爆発する映像をテレビで流してくれていたら、もっと早く避難でき、こどもたちに余計な被曝をさせなくて済んだのに…と悔しくてなりません。

 何も知らず、避難地域にも指定されなかった郡山は、たいした被害はないのだと思いこんでしまいました。
危険な状態なら、国が何もしない訳がないと思っていました。
そんな中、高い放射能が降る中を、地震の影響で断水で水が出ず、スーパーにもほとんど物資がない中、生活水や食料を得るため、スーパーの長蛇の列にこどもたちと並んでしまっていました。

 それから、私の小学生の長男の体には、異変が起こりはじめました。

 口内炎、湿疹、発熱、鼻血などの症状が出てきたのです。
その時には、まだ知りませんでしたが、それはチェルノブイリ原発事故の後に、その周辺の人たちに多く表れた放射性物質による
健康被害の初期症状そのものでした。
そうした症状は、私の長男だけでなく、多くの福島県に住むこどもたちや、東北・関東に住むこどもたちにまで、広くでています。
例年とは違うこどもの体調の変化に、多くの母親は直感的に危機感を感じ、データをインターネットで調べて確信を深め、様々なものを失いながらも避難を決意しています。

 もし今、母親の私が避難を決意しなかったことで、大切なこどもたちが3年後5年後10年後に命を失うような病気にかかったとしたら、命を失うとしたら、私は自分で自分を許せないだろうと思いました。枝野大臣が言い続けた「ただちに健康に影響はない」とは、「いずれは健康に影響がある」ということです。テレビなどでは大々的に公表はされていませんが、すでにチェルノブイリ原発事故の時のデータでは、事故から3年後から甲状腺ガンが増えはじめ、10年後にピークに達していることは分かっています。ただちに、健康に影響はなくても、放射線を浴びつづけたら、近い将来、健康に被害があらわれることは、すでに分かっているのです。自分の命に代えても惜しくないこどもたちの命が脅かされているとしたら、何を失っても避難しなくてはと思い、福島第一原発から600キロ離れた大阪まで避難してきました。

 しかし、その安全だと信じた大阪が、今、放射性物質のついた震災瓦礫を受け入れようとしています。
大阪で受け入れるのは、岩手の瓦礫ということですが、京都で燃やされようとした岩手の松からセシウムが検出されたことがニュースになったように、岩手といえどもすでに放射性物質に汚染されているのです。
その瓦礫を大阪で焼却したら、今、奇跡的に汚染を免れて安全な大阪までも放射能汚染されてしまいます。

 私たちは、放射能からこどもたちを守るために、はるばる身寄りのない大阪まで避難してきたのに、その大阪までもが汚染されてしまったら、どうすればいいのでしょうか?
震災瓦礫を大阪で受け入れることによって、私たちのように被曝したものは更なる命の危険に脅かされるばかりか、今まで被曝していない大阪のこどもたちまで被曝させる危険があるのです。
大阪の人たちにまで、私たちと同じ苦しみを味わってほしくありません。
福島でも、原発は安全であるかのように言われていましたが、今回の事故により、たくさんの人が健康に被害を受け、将来に不安を抱え続けることになりました。

 大阪でも、瓦礫の受け入れは安全のように言われていますが、それを鵜呑みにして受け入れたら、福島の二の舞になってしまうと思います。
瓦礫の受け入れが、被災地の支援のように言われていますが、私はそうは思いません。
大阪で処理できるくらい安全な瓦礫なら、岩手で処理したいと陸前高田市長は言っています。
その方が被災地の処理業者が潤いますし、雇用が生まれるからです。被災地の支援をしたいという気持ちには、とても感謝していますが、瓦礫の受け入れだけが被災地の支援ではないと思います。

 瓦礫を受け入れるより、いまだに被曝し続け命を脅かされている福島のこどもたちの避難を受け入れること、その方がずっと命の方を向いた支援だと思います。
いまだに、福島に残るこどもたちはたくさんいます。放射線管理区域以上の空間線量が存在する中を、放射能汚染された食品を食べさせられて暮らしています。

 私たちが住んでいた郡山の学校では、避難したのはクラスで3人しかいません。
割合で言うと避難したのは一割で残り九割のこどもたちは残っています。
そして、郡山の学校給食では、去年高い放射能の降った土に育った米を使用したご飯や、セシウムが18ベクレル検出された牛乳を使用しています。
保護者が、そうした給食を改善するように教育委員会や学校に働きかけても、今までの業者との繋がりがあるからと、改善に至っていません。
また、郡山のこどもたちが集団疎開できるように避難の権利を求める裁判をおこしましたが、棄却され、控訴しているところです。
郡山の友人には、せめてこどもに給食の牛乳を飲ませないよう、ご飯は安全な産地のものを自宅で炊いて持たせるよう頼みましたが、ムラ意識が強いせいか、「みんなと違うことは、できない」と、そういった防護すらできない状態です。

 チェルノブイリ原発事故のデータから、被曝してしまったこどもたちでも、安全な場所に短期間でも避難して安全な空気を吸い安全な食べ物を食べれば、深刻な病気から免れていることが分かっています。
どうか、被災地に遠慮なく、震災瓦礫の受け入れ反対の声を上げてください。
そして、瓦礫の受け入れより、避難者の受け入れに目を向けてください。
いまだに、原発から20キロ圏内以外の放射能汚染から避難するための補償はされておらず、それが経済的負担となり、命を救うための避難を妨げています。

 瓦礫受け入れに反対して、避難できる安全な大阪を守っていただくことが、福島をはじめとする被曝し続ける人たちの命を救う支援になります。
これ以上、福島の悲劇を繰り返さないためにも、大阪が汚染されないように瓦礫受け入れを防ぐこと、よろしくお願いします。

 2012.4.10
**************************************
おわり

 現状は「福島の警戒区域内の放射能ゴミを広域処理化!」を国は画策しており、もっと深刻な状況になっている。
パブコメも募集期間を本来1カ月間とるものなのに、たった7日間という姑息さで4月9日(月)が締め切りだった。
知らない間に施行規則を変えてしまおうというもの。

詳しくは大野ひろみのブログで。

山本さんも詳細に載せています。
パブコメ出した(放射能汚染特措法施行規則改正案への)







「きみが名か一人静といひにけり」 室生犀星

2012-04-12 08:27:27 | 佐倉の自然
畔田谷津の生命を見守る会 坂本文雄さんより



  ヒトリシズカ 
      大株なので花同士のおしゃべりが賑やかそう。
      静御前に因んだ名前



  ニリンソウ
      雑木林や竹林の地面を覆う群落は見事



  トリカブト
      間違えて食べると命にかかわる毒草、佐倉の里山にも多く秋には見事な花を咲かす


ヒトリシズカはこれから葉が開いてくるのですね。
初めて見ました。
それにしても、風流な名前を付けるものですね。

先日、トリカブトをニリンソウと間違えておひたしにして食べて死亡した記事が出ていた。
トリカブトは花も茎も葉ももちろん根も猛毒なのは聞いていたが、ニリンソウととても葉の形状が似ているとか。
混在してはえていたら、それこそ間違えてしまいますね。

トリカブトがこんなに身近にあるとは。

 

4/11 東京新聞 「チーム仙谷」再稼働主導 首相・閣僚4者協議 形だけ

2012-04-11 23:50:37 | 政治
「チーム仙谷」再稼働主導 首相・閣僚4者協議 形だけ

 関西電力大飯(おおい)原発の再稼働問題で、野田佳彦首相と関係三閣僚が頻繁に会合を開き、議論している。
だが、再稼働問題は実質的には仙谷由人党政調会長代行が中心となる通称「五人組」が、水面下で議論を仕切っている。
そして首相らの四者の協議は、それを追認するような形だ。
まさに政府・与党、さらに財界、霞が関が一体となって「再稼働ありき」を進めようとしている構図が浮かび上がる。



 野田首相、藤村修官房長官、枝野幸男経済産業相、細野豪志原発事故担当相。この四人の協議が再稼働を決める。

 だが四者協議の議論を先導し、事実上政権内をまとめる枠組みが、昨年秋、非公式に出来上がっている。

 四者協議のメンバーでもある枝野、細野の両氏と、仙谷氏、古川元久国家戦略担当相、斎藤勁官房副長官の五人組。
リーダー格は仙谷氏で「チーム仙谷」とも呼ばれている。

 仙谷氏は国家戦略担当相、官房長官、党代表代行などの要職を歴任。枝野氏、古川氏も一員の前原誠司政調会長を支持するグループを束ねている。
昨年八月の党代表選では決選投票で野田氏支持に回り、首相誕生の立役者となった。
その政策力と政治的腕力には野田首相も一目置く。

 仙谷氏は菅政権で官房長官、副長官としてエネルギー政策を担当し、官邸を去った後も仕切り役を続ける。
野党時代から電力会社とのつながりがあり、霞が関や党内ににらみが利く仙谷氏が頼られ続けている格好だ。

 野田首相と藤村氏は昨年末以来、消費税増税問題に忙殺されてきた。
そのこともあり再稼働問題は長い間、五人に任されてきた。

 五人の議論は人目につきにくいホテルなどが選ばれる。
東京電力をどう再建するか。電力会社の地域独占体制をどう破るか。
そして再稼働問題。政府の新成長戦略の旗振り役を担ってきた仙谷氏は、電力不足は経済成長の阻害要因になると考えている。
早い再稼働を前提に議論を進めてきた。
そして、一連の議論は党内でも、知る人は少数にとどまる。

 五人が出す方向性を正式に認める形の四者協議も再稼働を前提として生まれた。

 昨年七月。九州電力玄海原発2、3号機(佐賀県玄海町)の再稼働が政治日程に上っていた時だ。

 当時の菅直人首相は閣内に根回しなく「新たなルールを作って、国民が納得できる判断が出るよう指示する」と表明。
再稼働を考えていた他の閣僚と衝突した。
当時の菅氏は、脱原発を進めて延命を図る野心もあり、衆院解散も頭をよぎっていた。

 この時は当時官房長官だった枝野氏が、再稼働の決定は、首相だけでなく官房長官、経産相、原発相を含めた四人で決定することを提案。
菅首相にのませた。
つまり四者協議は脱原発に走る菅氏を止めるためにできた。
再稼働のツールだった。

 四者の協議は四月三日の初会合後、九日までに計四回、慌ただしく回数をこなしているが、各回の所要時間は平均約一時間。首相が枝野氏に求めた新しい安全基準も、関西電力に求めた安全対策の工程表も、指示を待っていたかのように次の会合までに提出されるなど、出来レースを思わせる展開が続いている。

 経団連の米倉弘昌会長ら財界首脳は「安定した電力供給がなければ、生産拠点の海外移転が加速する」などと、政府に圧力をかけ続けている。

 そんな経済界の動きを、経産省は歓迎している。
監督官庁として稼働する原発をゼロにしたくない。
五月五日、北海道電力泊原発3号機が停止するまでに大飯原発が再稼働しなければ全国で五十四基ある原発は一基も動かなくなり「原発なしでも大丈夫」という機運が高まる。

 その事態を避けたいという利害では財界と一致する。

 経産省だけでなく財務省も後押ししている面がある。
総合特別事業計画で、政府は今夏に一兆円規模の公的資金を投入する方針だが、再稼働しなければ、東電は安定経営ができず、さらに税金投入が必要になると想定しているからだ。
財務省の勝栄二郎事務次官も野田首相に直接、再稼働を働きかけている。

 オール財界、オール霞が関が、もともと再稼働をめざす政権を後ろから押している。

(東京新聞)

がんばれ 東京新聞


「アッパレ福岡市長」に対して「冷たいですね」というコメントをいただきました

2012-04-09 13:21:00 | 原発問題
まず、昨日のブログについて、福岡市長には誤解を招く書き方をしました事をお詫びします。

福岡市長は細野環境大臣との面談で、福岡市の協力できることをおっしゃっています。

短いものですので、youstreamを観てください。

「それぞれの土地に適した支援方法がある。

福岡市は飲料水を博多湾の海水を浄化して利用しているため、閉鎖した湾の状況から、放射能に汚染されたガレキを処理し、埋め立てることはできない状況がある。

福岡市の焼却施設では、焼却後の放射能の値は33.3倍にもなるし、国の8000ベクレルという埋立を認めた基準値では、市民へ説明できない。
なぜなら、この原発事故が起こるまでは、原子炉等規制法で100ベクレルを超えるものは厳重に管理して六ヶ所村に送っていたほどの、放射性汚染物質とみなされたものだから。

国は専門的、科学的知見で説明をして欲しい。
それは環境省の役割。
(しかし、3/26の「ガレキ処理広域化問題院内集会」で、環境省の若い職員たちは冒頭
「環境省は廃棄物やガレキの処理は担当するが、放射能に関しては技術的知見を持ち合わせていない」
とぬけぬけと言いはなったのです)


通常は焼却場など新規処理施設を建設する場合、環境アセスメントなどをクリアしたりと規制が厳しく10年はかかるところ、現地では2年でできること。
そういう施設を造る時は技術職員を派遣し協力します」

と、福岡市長はおっしゃっています。

阪神淡路大震災の時のガレキ量は2000万トン。
東日本大震災のガレキ量は、福島県のものも含め2300万トン。
その内の20%を県外で処理することになっていますが、莫大な移送料をかけ、放射能を拡散することに、私は問題があると考えます。
阪神淡路大震災の時はトンあたり2万円だったものが、東京都へ搬入した処理費は3倍の6万円になっています。

被災地の迅速な復興を本気で考えるなら、現地の要望を聞き、実情に合った予算の使い方があるのではないでしょうか。
消費税まで上げると言うぐらい、赤字国債を出しているのですから。

また、ガレキ引き受け問題は、ガレキを拡散して日本を放射能汚染列島にする危険性と同時に、
「被災地 対 その他の自治体、住民」という対立構造をわざわざ作り出す問題を含んでいます。

マスコミを使ってガレキ引き受けキャンペーンを繰り返せば、被災地はがれきの山にまだまだ埋まって大変な状態だから、何とかしなければと多くの人は考えます。

しかし、あのキャンペーンには大手広告代理店を使って、分かった範囲でも40億円の予算がついています。

全体として1兆円予算がつきながら、どれだけ地元の復興に役立っているのでしょうか。

3月末までに大部分のガレキは仮置き場に搬入されているはずです。
安全基準を設けて、危険でないものは、堤防の築造や地盤沈下のかさ上げなど、雇用対策を兼ねて地元で処理を行うべきです。



3/30細野環境大臣の「ガレキ受け入れ要請」にアッパレ高島宗一郎福岡市長 

2012-04-07 22:23:01 | 放射能問題
福岡市 高島宗一郎市長 VS 細野環境大臣

災害廃棄物について 

細野環境大臣が福岡市長にガレキ受け入れの要請している状況がyoustreamで流れている。
その一部始終。
あまりにも福岡市長がアッパレなので、書きとりました。
ご覧あれ。

http://www.youtube.com/watch?v=EMFUsdqmczA&feature=player_embedded

福岡市は海水を淡水化して飲み水としている。
それぞれの土地に適した支援方法がある。
我々に必要なのは科学的知見である。
福岡市の焼却方式では、焼却すると(放射能の値が)33.3倍になる。
今までは、原子炉等規制法でいう100ベクレル以上ものは放射性物質という扱いを受けていた。
今回のがれきには100ベクレル以上のものがある。
玄海原発の100ベクレルを超えるものは六ヶ所村の方に厳重に管理して持って行った。
こういう事情がある中で、これまでの基準を超えたものの矛盾をどうするか。
専門的、科学的知見が必要。
基準が上下するのは、説明する立場のものが説明できなくなってしまう。
これは環境省の役割。

東日本で土地の工面ができれば2年ぐらいで焼却場ができる。
焼却場や最終処分場を作る場合、職員の工面で協力したい。

坂本文雄さんの「椿コレクション」

2012-04-07 08:26:15 | 日記
畔田谷津の生命を見守る会 坂本文雄さんより
 
 何時もなら桜の季節ですが、住宅地を歩くとそれぞれのお庭の椿が見ごろです。

と、写真を4月1日に送っていただいていた。
そのころはまだ桜もソメイヨシノはまだまだ、早咲きが開花している位だったが、
入学式に合わせるようにソメイヨシノが見ごろになっている。


 
イカリ絞り ソース会社の関係者が育種



乙女 今では一番ポピュラーな品種 元は門外不出の「お留椿」



加茂本阿弥 来歴不明



氷室雪月花 茅ヶ崎市の氷室氏が育種



玉の浦 長崎県五島の山中で発見されたヤブツバキの変種 母樹は枯損

***************************************

「玉の浦だけ『母樹は枯損』とあるのはなぜですか?」と伺ったところ
次のようなお返事をいただいた。

玉の浦の母樹枯損について 地元観光協会の文書を下に引用しますので、参照してください。

濃紅地に白覆輪の中輪で、世にも珍しいヤブ椿の突然変異種。国際ツバキ名鑑の巻頭を飾る世界的な名花として広く知られている。
原木は福江島玉之浦町父岳(461m)の中腹に自生したもので、昭和22年炭焼業者のよって発見され、昭和48年(1973)長崎で開催された全国ツバキ展に出展されて、幻の椿として一躍愛好家の注目を浴びた。
しかし、これが世に広まると現地を訪れる者が相次ぎ、心ない人々によって濫獲され、原木はついに枯死するに至り、天然記念物ともいうべき貴重な遺産は失われてしまったが、その子孫は世界に広がっている。
原生地に、玉之浦町と五島の椿と自然を守る会によって植樹と記念碑が建てられている。

この椿が中央に知られると、爆発的な人気となり、小さな苗木も高額で売られていました。
金銭欲に駆られて挿し木や継ぐ木用に枝を過剰に切り取ったので、ついに母樹までも枯れてしまったと言う結末です。
江戸時代から引き継がれているような古い品種は母樹の特定はできず、既に枯れてしまっているのも多いと思いますが、玉の浦の場合はこの60年間の事なので、顛末がはっきりしています。
自然死ではなく人為的な枯死であるのを伝えたかったのです。
私も40年ほど前に墓参りのつもりで元自生地の玉の浦町を訪れた事が有ります。

坂本


坂本さんの自然に対する姿勢が良くわかるご説明をいただきました。