伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

ネットギャラリー 山中志津子「墨」アートギャラリー 4/28まで

2012-04-06 07:50:40 | ネット活動
4月のネットギャラリーは山中志津子さんの墨絵展

60号(畳1枚)の墨絵がギャラリーに展示されているのは圧巻で、思わず「ワ―!!」っと歓声をあげてしまった。
10枚用意されたという事だが、全部展示できないので、途中で入れ替えるとか。

墨絵を始めて7年と伺ったが、
ご自分の感性を墨で表現する世界に圧倒された。

CATV296での放映があります。
日程は下記のとおり。
放送時間はニュースの中です。

 4月6日      17:00~17:30
 4月7日~12日  9:00~9:30   17:00~17:30  22:00~22:30



お花を飾ったり、ご自分の書斎のようにレイアウトされて、お友達方と歓談されている。
こんな使い方をしていただくと、私たちもうれしくなる。
ギャラリーを常設した甲斐がありました。


展示を希望される方を募集しています。
1カ月単位でお貸しします。
さくら・市民ネットワークまでご連絡ください。






福島第一原発 相次ぐ汚染水漏れ すでに40件

2012-04-06 00:35:03 | 原発問題
福島第一原発でまた汚染水漏れ

東京電力福島第一原子力発電所で、先月下旬、高い濃度の放射性ストロンチウムを含む汚染水が海に漏れ出したタンクの配管から、5日朝、再び汚染水が漏れているのが見つかりました。
水漏れは発見から1時間余りで止められ、東京電力は海への流出や漏れた量を調べています。

5日午前1時ごろ、福島第一原発で、放射性セシウムなどを取り除いたあとの汚染水をためているタンクにつながる配管で流量が上昇し、配管から高い濃度の放射性ストロンチウムを含む汚染水が漏れているのを作業員が見つけました。
水漏れは、配管の弁を閉めた結果、発見から1時間余りたった午前2時20分ごろに止まりましたが、汚染水は一部が配管の近くにある海につながる側溝に流れ込んだとみられるということです。
東京電力は、汚染水の海への流出や漏れた量を調べていて、「水漏れを起こし、心配をかけて申し訳ない。詳しい原因を調べて適切な対応をしたい」と話しています。
福島第一原発では、先月26日に同じ配管の別の場所で汚染水が漏れたほか、去年12月には別の装置で汚染水が漏れていずれも海に流れ出たとみられるなど、トラブルが相次いでいて、東京電力の管理態勢が厳しく問われています。

NHKNEWSWEB

配管の接合部分が外れていたと言っていたが、これで2回目。
寒い冬の間は配管が凍結して水漏れが起こっていたそうで、それを合わせると合計40回になるそうだ。

汚染水は現在13万トンたまっているそうで、汚染水タンクの満タン量は20万トン。
秋には一杯になる。

阿武隈山脈から流れてくる地下水は豊富で、原発地下に流れ込んでいるらしい。
汚染水はたまる一方で汚染水タンクをどんどん並べていかなければならない現実。

東電はセシウム、ストロンチウムを取り除いた汚染水を海に放出したいと以前言っていたけれど、漁協の反対を受けて、止まっているはず。
しかし、セシウムとストロンチウムを取り除いたとしても、どうしても取り除けない物質がある。
それは、トリチウム。


海洋汚染 セシウム拡散、黒潮防ぐ?

2012-04-05 09:24:04 | 放射能問題
セシウム拡散、黒潮防ぐ=房総沖以南で濃度急減-東大など



 東京電力福島第1原発事故で海に放出された放射性セシウムの濃度は、黒潮が流れる房総半島沖以南で急激に低くなっており、黒潮の潮流がセシウム拡散を防いでいることを、東京大大気海洋研究所と米ウッズホール海洋生物学研究所などの研究チームが2日までに突き止めた。
論文は米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。
 東大大気海洋研の西川淳助教らは昨年6月、調査船による海水と海洋生物の採取、ブイを使った海流の測定などを実施。
福島原発沖30~600キロの海域に含まれる放射性物質の濃度測定や、深さ・方向などセシウム拡散の状況を調べた。
 海面付近のセシウム134の濃度は最も高いところで、1平方メートル当たり3900ベクレルと事故以前の数千倍に相当。
600キロ離れた海域でも、同325ベクレルと、汚染の広がりが見られた。
 一方、黒潮とその南側の海域では、同3ベクレル以下と濃度が急減。
海水の流れを用いたシミュレーションによる解析でも、黒潮が房総半島沖以南への拡散を防いでいたことが分かった。(2012/04/03-06:58)


しかし、



今後、ガレキを拡散して燃やすことで、土壌汚染から海洋汚染へつながっていく。
タケノコからも新基準値超えが報道されているが、
これ以上汚染してどうするの。





正しく「カタクリと蟻の関係」

2012-04-04 21:20:56 | 佐倉の自然
坂本さんから、カタクリとアリの関係をもう一度教えていただいたので、修正します。

カタクリとアリの関係。
カタクリの種にはアリを誘因する物質(エライオソーム)が付いている。
アリが種を巣穴に運んで、誘因物質を取った後、巣の外に捨てると、そこで芽を出す。
カタクリは蟻を利用して分布を広げている訳です。
芽が出てから開花するのに8年から10年くらい掛かるらしい。
開花している株の球根は地下20センチほどの深さにあるので無傷で掘り上げるのは至難の業。 
他に持って行っても、枯れてしまうという事だ。


カタクリが蟻を利用して繁殖するためのカラクリ。
気の長くなる時間をかけて開花している生命の神秘さ。
地面の中の世界まで想像すると、また違った風景に見えてくるものですね。

佐倉の「かたくり」 今が見ごろ

2012-04-04 08:26:22 | 佐倉の自然
畔田谷津の命を見守る坂本文雄さんから。

佐倉市岩富のカタクリはほぼ満開です。
あと数日は楽しめると思います。


場所の説明が難しいので、長福寺を目標にして、近くで誰かに聞く。
または下記の緯度経度で探して下さい。
スミレも数種類咲いていました。

35.66193375685752,140.2478814125061


それにしても、自然観察員の方々は緯度経度で場所の確認をしているのですね。
初めて知った。
緯度経度の身近な使い方、ひとつ発見!









以前、坂本さんから聞いた話では、
カタクリとアリの関係。
カタクリの実をアリが巣穴に運んで、そこで芽を出すので、人間が手を加えても、まして、掘り上げて他に持って行っても、枯れてしまうという事だった。

花が咲くまで時間がかかるのは、そういうひと手間が必要だから。

確か、東側斜面がちょうどいい日差しということだった。
写真の場所も東の日差しが当たり、西日が差さない、ちょうど生息に適した所ですね。

探しに行かれる方、GOOD LUCK





「必要ですか?予防接種」 4/1 ワクチントーク全国集会

2012-04-03 23:24:38 | ワクチン問題
新型インフルエンザ特別措置法が衆議院を通ってしまった。
人権侵害もはなはだしい特別措置法だが、全然マスコミは取り上げていない。

法案によると、政府は新型インフルエンザや新型の感染症が発生し、国民の生命や健康に深刻な被害を与える恐れがあるときには、首相が区域や期間を定めて「緊急事態」を宣言。
外出の自粛や休校、人の集まる施設を使わないなど、住民の行動制限の要請や指示ができる。

3/29サンケイニュース

「ワクチントーク全国集会」があり、母里啓子さん、山田真さんの話を伺った。

母里啓子さんから、

戦後、はしかで2万人の子どもが亡くなったが、栄養状態、衛生状態も良くなり死亡10人以下になった頃、はしかの予防注射が始まった。
予防注射で死亡者が少なくなったのではなく、いろいろな条件が整って、死亡率が下がったのである。

現在、医療制度を根本から崩す流れが出来ている。
ワクチン接種を拒否した母親に子どもの病気を診療を拒否する医師が出てきている。
「かかっていい病気はない。うつる病気を全部否定する」という考え方が広がっている。

しかし、予防接種をしても百日咳には5%の子どもが罹る。
原因は大人から罹るわけ。

はしかも2回ワクチン接種しても罹っている。
はしかの健康保菌者は30万人もいる。

ワクチン接種は本来の人間の姿をゆがめている。

肺炎球菌(老人)ワクチンが接種されるようになったが、もともと肺炎球菌は常在菌であり、誤飲が原因だったり口腔ケアが重要なのである。
ワクチンを打っても、肺炎で亡くなる老人は減っていない。










4/3 「ふくしま作業員日誌」東京新聞

2012-04-03 10:30:18 | 原発問題
東京新聞「ふくしま作業員日誌」から

「高線量恐れず穴あけ」 55歳男性
 2号機の原子炉の格納容器内の水位が60cmと聞いてがっくりきた。
東電は4mと見込んでいたが、差があり過ぎる。
内部の放射線量は高いとは思っていたけれど、毎時7万2900ミリシーベルトとは。
こんな線量浴びたら死んでしまう。
頼みのロボットにも支障が出るという話だから、作業はかなり遅れそうだ。
 格納容器に内視鏡を入れるための穴あけ作業に携わった。
心臓部に穴をあけるから、危険が伴う。
最悪の事態を考え、実物大の模型で2ヶ月間練習をした。
 水素爆発を防ぐため、窒素を送りこみながらの作業。
現場の線量は最高で毎時60ミリシーベルトと高かった。
3人一組で10班ほど作り、監督がモニターを見ながら交代の合図を次々に出した。
 作業場所の周囲を鉛の板で囲んで線量を1/10ぐらいに下げ、作業員は10kgの鉛のベストを着た。
それでも現場にいられるのは5分。
危険だが誰かがやらなくてはならない。
誰も怖がったりしなかった。
誇りを持って作業した。
 現場で安全な場所はどこにもない。
2号機以外は未知数。
やっと少し分かり始めたばかり。
現場はこんな状態なのに「事故収束」なんてあり得ない。


引用終わり

東電福島第一原発事故現場でロボットが作業できない環境下、命をかけて作業している現状を私たちは知る機会が少ない。
この作業従事者たちはきちんとした社会保障のもとで守られているのだろうか?
いや、
チェルノブイリ事故のリクビダートル(原発事故処理作業員)は、国からわずかな年金を得るだけで、大変な生活を強いられているというが、まだ日本よりいいかもしれない。

「チェルノブイリ原発事故から25年、作業員たちの今」


2012年3月5日 TVでは報道しない原発事故末端作業員の驚きの証言

【必見】「放射線と被ばくの問題を考えるための副読本」福島大学放射線副読本研究会 

2012-04-01 09:59:41 | 放射能問題
福島大学放射線副読本研究会から
「放射線と被ばくの問題を考えるための副読本 ~「減思力」を防ぎ、判断力・批判力を育むために~ 」
が出された。

これは文科省から全学校向けに放射能についての副読本が配布予定になっているが、その問題点をとらえて編集されたもの。

この文科省版について、佐倉市議会でも取り上げられた。
予算委員会では五十嵐智美の質問に対し、
「道徳の副読本と同様子ども達に配布せず、学校で副読本として使用する」というものだった。

自治体により取り扱いは違ってくるようだ。
市民ネットのある他市では、「公民館に直接文科省から送ってきた」ということだった。

福島大学放射線副読本研究会
「放射線と被ばくの問題を考えるための副読本 ~「減思力」を防ぎ、判断力・批判力を育むために~ 」 以下転載

***************************************

はじめに
 
 2011年3月11日に発生した東日本大震災により、東京電力(株)福島第一原子力発電所の大事故が起きて、放射性物質(ヨウ素、セシウム、プルトニウムなど)が大量に放出され、福島県を中心とする広い地域の大気や水、土壌などが汚染されてしまいました。
 汚染された地域では高い放射線量のため、長期にわたって人の居住が制限される地域が生じました。
事故以前に設定されていた年間の追加被ばく線量(医療除く)限度を超える放射線を浴びてしまったり、その恐れがあるために、多くの人々が避難を余儀なくされました。
避難の途中で亡くなった方や、原発事故の影響を苦にして自殺に追い込まれた方もいました。
東日本の各地で、水道水の摂取や一部の食品の摂取・出荷が制限される事となり、日常生活にも大きな悪影響を及ぼしました。
 放射性物質は、その影響がおさまるまでにとても長い期間を要するため、これから私たちは、放射線による被ばくの問題と向き合っていかなければなりません。
 そのような中で、文部科学省は2011年10月に小・中・高校生向けの放射線副読本をそれぞれ作成しました(以下、新副読本と省略)。
新副読本は、福島第一原子力発電所の事故の後に作成されたものですが、事故に関する記述がほとんどなく、放射線が身近であることを強調し、健康への影響を過小に見せるなど、内容が偏っているという問題点が指摘されています。
また、原発事故の前にも文部科学省と経済産業省資源エネルギー庁が作成した原子力に関する小・中学生向けの副読本(以下、旧副読本と省略)があり、事故後に改修されたり、ウェブサイトから削除されたりしましたが、これらも原子力の推進側に偏った内容となっていました。
 今回の原発事故で教訓とすべき点の一つは、偏重した教育や広報により国民の公正な判断力を低下させるような、いわば“減思力”を防ぐことです。
そして、放射線による被ばく、特に低線量被ばくによる健康への影響については、正確なことは分かっておらず、専門家の間でも見解が一致していません。
このような「答えの出ていない問題」については、どのように考えていけばよいのでしょうか。
 私たち、福島大学放射線副読本研究会のメンバーは、学問に携わる者として、また、原発事故によって被ばくした生活者として、このような不確実な問題に対する科学的・倫理的態度と論理を分かりやすく提示したいと考え、この副読本をまとめました。
今回の副読本では。国の旧副読本・新副読本における記述や、原発推進派の見解を積極的に載せることでバランスに配慮しながら、そこに観られる問題点を指摘することで、判断力や批判力を育むことができるように工夫をしました。
もちろん、この副読本も、批判的に読んでいただいて結構です。
 この本の内容が、より多くの子どもたちや放射能汚染に苦しむ方々、そして、広く一般の市民のみなさまにとって、放射線と被ばくの問題を考えていくための一助となれば幸いです。

目次
 ◆ 副読本のポイント
 ◆ 東京電力福島第一原子力発電所の事故
 ◆ 放射線について
 ◆ 放射線による健康への影響
 ◆ 事故による放射性物質拡散への対応上の留意点
 ◆ 判断力・批判力を育むために
 ◆ 不確実な問題に関する社会的意思決定のために
 ◆ 放射線と被ばくの問題を考える際のヒント

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以上(青字は伊藤が付けました)

多くの御用学者たちが福島県内で、問題ないキャンペーンを繰り返し、今も続いている。
福島県民を分断し矛先が国、東電に向かないようにしている。
人々は物を言えない状況に追い込まれているという。

そんな状況下で「放射線と被ばくの問題を考えるための副読本」を出した、大きな勇気と科学者としての良心に、私たちも応えたいと思う。

福島県だけでなく、国内も同じ状態で、情報操作が原発事故後ず~っと行われている。
その一例として、環境省はガレキ拡散キャンペーンに大手広告代理店博報堂を使って平成23年度は9億円、平成24年度は15億円の予算がつけている。(環境総合研究所の調査)
こんなものです。
国民は騙しやすいと踏んでいるのですね。

消費税を上げる前に、この無駄遣い(と考えてないか)を何とかすべき。
高速増殖炉「もんじゅ」も「六ヶ所再処理施設」も。