今日は 昼の休憩がとれず・・・喉の痛みがぶり返し 背中までぞくぞくするし
そんなこんなで 少しだけ早く帰ってきました。
どうせ 熱がでるまでにはならないのがわかっているのも
ちょっと 情けないのですが、体調が悪いと 気分まで優れずというのは
毎回のワンパターンです。落ち込んでくるし 考えても仕方ないことを
あれこれ想うし・・・・。
少し悩んだのは ウォーキングに行くべきか 行かないでもいいのか?
そこ 悩むとこじゃないよと 思われるかもしれませんが
どうでもいいとこで悩みます。
そんなことは どうでもいいのですが
いまひとつ すっきりしない気分の中 本を読みました。
頭痛と喉の痛みのため 長い文章を目で追うのは
少しつかれるので 今日は シンプルな本にしました。
まったりと 本の中の言葉の 深みに入っていくうちに
「本とは そもそも・・・・」と
感じました。 このヘッポコブログでさえ 私にすれば
長い人生で得た( 薄っぺらですが)ものの 中から 浮かんでくる
言葉をつなげて書いています。
まして 本を書くほどの人は とても多くの人との繋がりと
英知の中から 選んだ表現が 詰まっているわけですよね。
私の想像もできない仕事に携わり 想像もできない厳しい状況を乗り越え
多くの人の心を動かし 何かを成し遂げた
あるいは 成し遂げようとしている・・・。
ふと そんな事が 浮かんできました。
目に見える活字は ほんの水面に現れた 氷山の一角でしかないわけです。
その下に あるものは ・・・。
ウィキペディアで 本について調べてみると
紀元前2400年という数字が目に入ってきました。
そしてなぜ 本ができたかというと 人間という生きた本 部族の歴史を伝えるのに
人の記憶では済まされなくなったために 本が必要になったようです。
ちょっと脱線しますが 私は息子たちに お母んは 80+60×3倍=240年間
生きることができると冗談で言ったことがあります。
私の会ったこともない人が 息子たちに 助言していただき あるときは
厳しいご指導をしていただく・・・そんな話をたまに聞かせてもらうだけで
その人たちは どんな人生なんだろう? どんな生き方なんだろう?って
私の頭の中で広がります。
これまた脱線ですが 私の仕事の場合
まず 私に声をかけていただく ・・・もうこの段階で 一つ目のハードルがあります。
その後は 商品の事などを ポチポチ話されますが それでは私の仕事にはなりません。
どんな考え方を されているお客様なのか その本質を聞かせてもらうまで
とても時間がかかります。 最低でも2時間ぐらい使います。
それでも なかなか本質まで たどりつけない方も多いのは 私の力不足かもしれません。
例えば 「ネットで調べても わからなかった」・・・というお客様の 話を掘り下げていくと
「たとえ 5分でも自分の自由な時間に 土足で立ち入ってほしくない」・・という
勧誘型の 〇〇業界の悪いイメージが定着していることがわかります。
医療現場と家庭を 両立されている お母さんの たくましさと 緊張感の多い
日常を感じさせられたこともあります。
お父さまの 死を経験された息子さんが
「おやじの生き方・・・すべてに段取りをつけて慎重に・・を 大切にしたい」
そんなお話を聞かせていただいて
はじめて お客様が大切にされている時間の使い方がやっと理解できます。
ネットが普及した背景に 自分の世界に づけづけと立ち入ってほしくないという
心理も 一つの要因ではないでしょうか? 子育て支援の現場にも
とても多く存在する心理だと感じます。
近年とても強くなったように思います。
たとえ 家族であっても 強引に立ち入ってはいけない部分があるのが当然だと思います。
しかし その一方 一生のうちで どれほど 本音で付き合える人が現れるかというと・・・。
例えば 1年間に 200人の方と お会いしたとして
大切にしている考え方 自分の生き方について 共感しあえるまでになれるでしょうか?
ほとんどの方とは 表面的なおつきあいで終わってしまうのが
現実なのかもしれません。
そう考えると 本なら いきなり その方の生きや本質に
近づける可能性があるわけです。
もちろん どこまで深く読み取れるか 理解できるかが問題になってきますが・・・。
でも もしその能力を深めることができたら・・
たった80年の 薄っぺらな人生も 500年分にも感じることができそうです。
2010年 11月9日 私の人生にとって とても収穫の多い日となりました。
今日 読んだ1ページの中から
「私という人間は 今まで読んだ本を編集して出来上がっているのかもしれない
逆にいえば 本によって編集されたのが私なのだ」
今日も ご訪問ありがとうございます。
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