今回の随分前からの大雪報道にはやられた感が募る。
確かに寒いが積もるような寒さかどうかが予報段階から微妙だった癖に、その可変域の存在は報道されず、ひたすら成人式と同じくらいの雪が積もると警報が報道され続けた。
しかもフジテレビは、大して降ってもいない7時のニュースの冒頭で、三宅メインキャスターを外に立たせて、「みぞれです。寒いです。」と予報を一切覆すことのない報道を行っておきながら、今朝のニュースでは、「ある意味警戒的に予報が出るのは仕方がないけど、もう少しどうにかならないものか?」と気象庁に物言いをつけた。
報道は、ソースをアレンジすることが出来るし、前日にスコップや融雪剤を買い漁る事前予測行動の典型例を取材しては、喜んで大雪予報を報道しっぱなしにしたとしか思えない。のに!のにだ!
翌朝には、大袈裟に報道した自分たちのミスを一切謝罪しない、気象庁の予想を覆す立場にないという印象を植え付けようとする行為は許しがたい。
まず、朝の時点で、積もると思われていた状態からは程遠い積雪状況です、と報道修正すべきであったし、今になって2℃→みぞれ、1℃→雪、0℃→積雪なんて豆知識を放送するくらいなら、気温の予想と現状から積雪の深刻度合いを修正出来たはずなのである。
気象庁に修正するポイントがあったのか、引くに引けない雰囲気を作らせたのか、かなりの一方的な押し付け報道は、全ての道を誤らせる。
今回起きた電車の大混乱は、前日から言ってあったじゃないか!と運営側も憤られるが、状況から修正対応を取るはず(だって元に戻すだけでしょ?)と期待した民衆が誤導されてしまった結果だとしか言い様がない。
同僚が、出勤の道すがら、「本日、大雪のため、臨時休業させて頂きます」という恥ずかしい貼り紙を掲げて、予告休業までしているお店のシャッターを見て、『降ってないから!』と失笑してしまったそうだ。
私も最寄駅で入場制限の立ち往生。
こういう時は乗降客が共に多いターミナル駅を目指すべきだったと悔やんだ。
駅と駅の中間に位置する私は、武蔵溝ノ口駅ではなく、武蔵新城駅に足を向けたため、降りる客が少ないために乗れる乗客も限られる牛歩チックなホームでの待ち時間を過ごす羽目になった。
品川ではごった返す人の中で怒号が飛び交い、人が倒れていたそうだ。
京浜東北線と山手線の乗り換えは是非お隣の田町や浜松町での乗降にご協力下さいとでもアナウンスするべきではなかったのか?と全ての混乱が予見される中での行動に悔しい気持ちが募るばかりである。
それは、他のことにも言えるんだけど、最近の日本人の対応にこういう後手が散見されるのはどこか歪な状況になった証拠なのではないかと穿ってしまう。
予見はゴリ押しで押し倒して情報を捻じ曲げてしまう…。
聞く耳を持てない…。
現状に対する処方を持ち合わせていないのに、こうするべきだという対案なしにゴリ押ししてしまう。
結果は火を見るより明らか。
問題はおざなりにされていき、根本的な問題は放置され、そもそも打つべきだった手はもう今更なところまで深く手の届かない場所まで沈んでいってしまう。
確かに寒いが積もるような寒さかどうかが予報段階から微妙だった癖に、その可変域の存在は報道されず、ひたすら成人式と同じくらいの雪が積もると警報が報道され続けた。
しかもフジテレビは、大して降ってもいない7時のニュースの冒頭で、三宅メインキャスターを外に立たせて、「みぞれです。寒いです。」と予報を一切覆すことのない報道を行っておきながら、今朝のニュースでは、「ある意味警戒的に予報が出るのは仕方がないけど、もう少しどうにかならないものか?」と気象庁に物言いをつけた。
報道は、ソースをアレンジすることが出来るし、前日にスコップや融雪剤を買い漁る事前予測行動の典型例を取材しては、喜んで大雪予報を報道しっぱなしにしたとしか思えない。のに!のにだ!
翌朝には、大袈裟に報道した自分たちのミスを一切謝罪しない、気象庁の予想を覆す立場にないという印象を植え付けようとする行為は許しがたい。
まず、朝の時点で、積もると思われていた状態からは程遠い積雪状況です、と報道修正すべきであったし、今になって2℃→みぞれ、1℃→雪、0℃→積雪なんて豆知識を放送するくらいなら、気温の予想と現状から積雪の深刻度合いを修正出来たはずなのである。
気象庁に修正するポイントがあったのか、引くに引けない雰囲気を作らせたのか、かなりの一方的な押し付け報道は、全ての道を誤らせる。
今回起きた電車の大混乱は、前日から言ってあったじゃないか!と運営側も憤られるが、状況から修正対応を取るはず(だって元に戻すだけでしょ?)と期待した民衆が誤導されてしまった結果だとしか言い様がない。
同僚が、出勤の道すがら、「本日、大雪のため、臨時休業させて頂きます」という恥ずかしい貼り紙を掲げて、予告休業までしているお店のシャッターを見て、『降ってないから!』と失笑してしまったそうだ。
私も最寄駅で入場制限の立ち往生。
こういう時は乗降客が共に多いターミナル駅を目指すべきだったと悔やんだ。
駅と駅の中間に位置する私は、武蔵溝ノ口駅ではなく、武蔵新城駅に足を向けたため、降りる客が少ないために乗れる乗客も限られる牛歩チックなホームでの待ち時間を過ごす羽目になった。
品川ではごった返す人の中で怒号が飛び交い、人が倒れていたそうだ。
京浜東北線と山手線の乗り換えは是非お隣の田町や浜松町での乗降にご協力下さいとでもアナウンスするべきではなかったのか?と全ての混乱が予見される中での行動に悔しい気持ちが募るばかりである。
それは、他のことにも言えるんだけど、最近の日本人の対応にこういう後手が散見されるのはどこか歪な状況になった証拠なのではないかと穿ってしまう。
予見はゴリ押しで押し倒して情報を捻じ曲げてしまう…。
聞く耳を持てない…。
現状に対する処方を持ち合わせていないのに、こうするべきだという対案なしにゴリ押ししてしまう。
結果は火を見るより明らか。
問題はおざなりにされていき、根本的な問題は放置され、そもそも打つべきだった手はもう今更なところまで深く手の届かない場所まで沈んでいってしまう。