萌えてばかりもいられない!

そんなに色々なことにやたらと深い造詣などいだけないから適当に綴っていこうかしらん

寅次郎相合い傘 理想の関係の最上級

2023-12-26 17:32:45 | 寅さん
インフルエンザで投薬の副作用で眠気が凄い。

そんな中、NetflixでMー1のすごい昔の回を聴いていたりするのだが、2000年代当時は高速漫才が多く、耳だけだと聞こえ難い。

ちょっと趣向を変えて男はつらいよシリーズを見直すことにした。

この寅次郎相合い傘のリリーさんは、何度も寅さんと喧嘩になる。一回目は男なんか女の幸せに関係ないという男女の価値観、もう一回は有名なメロン事件。メロンを割る勘定に寅さんが忘れられてて、寅さんが激怒したのを、了見が狭い、あんたは家族に感謝するべきだという正論で寅さんはソッポを向いてしまう。
とても深刻に描かれていく大喧嘩。わぁーやっちゃった。
でも数シーン後には悔やんでいたり仲直りのきっかけ探しをしている二人。
とても良い関係だ。

さくらのお兄ちゃん想いが昂じて、という展開で終焉してしまうのだが、心に改めて刻まれるストーリーだ。

Netflixで男はつらいよシリーズ全部観れるようですので、お時間あれば是非。
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寅さんサミット出席

2022-10-29 17:50:00 | 寅さん
本日寅さんサミット開催している柴又を訪問しました。柴又には何度か行ったことがありますが、元祖聖地の趣き。
サミット期間には、寅さんの滞在先、男はつらいよのロケ地も集合して観光案内や名産品を売っています。
その隣には寅さんグッズを売っているコーナーもあります。
初めて寅さんミュージアムを訪れました。とらやでも初めて食事しました。




懐かしいロケ地や作品名だけで幾つもの名場面が思い出されて、今日は一日中笑顔でした。

吉野家。参道の草団子はいつもこちらで買って帰ります。緑の色が濃いのが好みなんです。




こっちはBEAMSの寅さんキャップです。
寅さん好きの社員さんが企画して色々なグッズ開発が通ったそうです。スゴっ。


帝釈天では寅さんお守りを購入。

数年前に訪れた時も寅さんのコスプレをした人がいましたが、今回も見かけました。

柴又駅前ではタリーズコーヒーが特別な?寅さんテディベアを売っていて長蛇の列をなしていました。

明日10/30もイベントやってます。

BSが映らない我が家では男はつらいよの放送は随分前から見れていませんが、ネットフリックスかAmazon primeで見れそうです。

寅さんが自分のお葬式を語る回、寅次郎子守唄だったかな。近日中に見返そうかしら。

あぁ日本シリーズがこれからですね。今夜も熱戦を期待しています。

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続 男はつらいよ

2021-10-16 06:07:46 | 寅さん
BS東京でまた放送してるんですなぁ。
他にも沢山映画はありますけど、大学時代は寅さんばかり観て過ごしました。
ロックは好きでしたけど、歌謡曲に演奏やアレンジの妙味を感じてしまうのと一緒で、私は男はつらいよから色々なものを教わりました。
台詞やカット割り、演技、音楽、秒以下の編集という完成度で、ストーリーと同時に笑いというエンターテインメント。
映画にのめり込みました。
もう一つ、最近、大学の講堂で上映会があったシェルブールの雨傘を思い出しました。
途中から台詞が唄われていることが違和感なくなっていくとても不思議な体験でした。

最近のテレビ番組でチャップリンの映画が凄いという話を聞きました。シェルブールの雨傘を思い出したのはそれがきっかけだったと思います。
今晩、続男はつらいよの放送があるそうです。
こちらの作品は、後期の作品では感じることがデキる“間”の演出よりも、少しだけ早口で詰め込み量が多いとかんじるかもしれませんが逸品です。
お時間があればご覧ください。
黄門様対渥美清がご覧頂けます。
私はチャップリン、探してみます。
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子曰わく、朝(あした)に道を聞かば、夕(ゆうべ)に死すとも可なり 寅次郎立志編

2015-12-06 06:33:20 | 寅さん
寅次郎立志編を観ていた。
エピソード的には、桜田順子が出てきて、寅さんの隠し子疑惑。
山形の寒河江で寅さんが昔金に困っていた時に助けてもらった「雪さん」の娘。
その弔いに訪れたお寺のお坊さんに教わったこと。

己の愚かさに気付いた人間は、もう愚かじゃないということ。

学問は「己を知るため」にするもので、これがテーマ。


最後に「子曰わく、朝(あした)に道を聞かば、夕(ゆうべ)に死すとも可なり」と言い残して、坊主は去っていく。




あしたを明日と聞こえるように発話していたが、時系列がおかしい…。あしたは朝。

寅さんが解釈したのは、後悔。もちろん明日聞こうと思ったら前の晩に死んじまった。


勉強を始めると眼鏡をかけて、みんなを呆れさせる寅さんに、お祝いが届く。

その中に題経寺からもらった色紙にもこの文句が書かれていてそこでやっと「朝に」と書かれていたので、納得する。

これをググったら、いいページに出会った。


論語解説

迷ったら、ここ読むといい解釈に出会えるかも。子供に論語を教えるための解釈まで用意されている。すごいなぁ。



立志編は田所教授と寅さんが妙に息が合って楽しいんだけど、エピソードの書き出しだけをしてみようかと思ったら、やっぱりそういうページはもうちゃんと存在している。

あのエピソードはどこだったっけ?

旅役者のみなさんに旅先で車先生と持ち上げられて、大盤振る舞いをして、警察に留置され、桜が迎えにくるあれあれ。

あぁ純情詩集か。マドンナ京マチ子との死別というのが強烈なので、どうもその近辺の「どうして人間はしぬんでしょうかね…」ばかりが思い出されてしまうのだが。。。。


純情詩集、また観てみようか。


おぉ今日は早明戦だ。
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寅さんサミット2015に参加

2015-11-08 20:56:51 | 寅さん
日本の原風景を残すというのが、テーマのようだったのだが、私の目当ては、寅二郎恋歌を帝釈天題経寺内で観るという…。もちろん倍賞千恵子さんをお目にかけることが最大の目的でした。

私が思う寅さんの最大の理解者であり、映画を通じて一番の裏マドンナは妹の櫻(二貝の女は木にかかるを正式に)だと考えている。

その記事はこちら

動画が出てました!こっち!

早朝の練り歩きを終えて家を出た。雨が振りしきる中、題経寺に着くと、既に列が出来ていた。LOGOSの携帯の椅子を出して折り畳みの傘を差す。

開場まで列に並んでもらいますということを言われていたので、覚悟はしていたのだが、抱え込んだリュックの影響で腰・背中が痛みを持っている。

本当に待たせるの?という列の中からのクレームに応えて、急遽整理券が配られて解放された。

ロケ地になった地域からの出店がある一画で地域自慢を聴き、松戸のネギを購入した。新島・式根島のパンフももらった。


入場前に戻ると、先ほど前後に居た人たちと言葉を交わす。もう整理券はないのか?と女性が残念がっている…。私は30番目の入場だった。



入場すると、19番目で大変だったというご婦人の横に席を取った。ほぼ正面・前から3列目。男の人が多いのねというので、「男はつらいよ」ですから…というと、女もつらいわよ!老人もつらいわ!と言い返されて言葉に窮した。


題経寺の鳳翔会館で、寅さんを観るという、異体験をさせて頂いた。全ての場面は覚えているし、台詞も全て事前に思い出せているのに、観客全員で笑って、泣いて、拍手で映画の鑑賞をするというすごい体験だった。

女性の寅さんファン代表3人が出てきて、倍賞千恵子さんが出てきて、質問に応えるというトークセッションが開かれた。

倍賞千恵子さんの、「どうしてこんないい人をフッちゃうんだろ?みんなは?」というのがおにいちゃんに対する感覚だったそうだ。

質問は衣裳や髪形という女性ならではの質問が多かったが、寅さんのマドンナとして登場するのであったらどういう役で出演(で)たかったか?という質問に、「(岸本加世子さんが演じたであろう)女版の寅さん、旅しながら行商する女性、で寅さんには振ってほしい」ということだった。

「他にはありませんか?」と問いかけられたが誰も答えない…。

私にはある、もしも倍賞さんがマドンナを演じるなら、やはり下町、柴又の女性を演じてほしい。

旅先ばかりではなく、寅さんの幼馴染や友達の妹という設定はいくつもある。

実は一番残念なマドンナは岸恵子さん演じる、デベソの妹。

何が残念って、寅さんが自分に思いを寄せていることを分かった上で、「それは困るのよ」と面と向かって断るという台詞が出てしまうのである。

もしももう一度だけ撮り直してほしい作品があるとすれば、私の寅さんの最終場面である。私は46作目以降を未だに観ていないので、全ての作品をというのはどうしても出来ないのであるが、私が見た中ではあの設定に近いもの、川魚屋の女将(後期の作品なら)でも、鰻やの女給さんでもいいので、柴又で出会って喧嘩もするが、手を取り合って笑い合う、本来のいつものさくらのような役柄を倍賞千恵子さんには演じて、あの作品の最後の場面を覆してもらいたかった。

まぁ女性目線のセッションなので、髪型の後頭部にいつも餡子が入っていたという秘話にはビックリだったが、男性ファンのさくらへの想いとか、寅さんとさくらとのやりとりで好きな場面(断然警察に迎えにいくさくらさん、怒ったさくらを「諏訪さくらさん」と呼びかけるところ)とかをみんなから聴きたかったかな。

まぁ題経寺で男はつらいよを観れただけでも涙ものでしたが、来年も出来たら参加させてもらいたいなと思ったのでした。


あぁ、そうだ、ロケ地というより「終」の字の遠景の場所、おそらくロケ地と被るところもあるでしょうが、そこの現在の風景を撮り集めてもらいたいかな…。あの風景には、ちょっとこう撮りたい、フィルムに残したいというこだわりがよく出ているような気がしています。


蛾次郎コスプレの息子さんを連れたお母さんの隣りでした。
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おばちゃんが亡くなっていた・・・・・(三崎千恵子さん逝去)

2012-02-16 07:31:26 | 寅さん
先日、朝に「寅次郎と殿様」を見たばかりだったのだが、、、、Facebookでお亡くなりになったというニュースに触れた。。。。

知らなかった。。。


あのシーン、、、、寅さんが「おいらがもし死んだら、そん時はおばちゃんも泣いてくれるかい?」と聞くと、しっかり真に受け、大きく頷くシーンが忘れられない。


ご冥福をお祈りいたします。
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第19作 「男はつらいよ 寅次郎と殿様」を観返す

2012-02-12 06:38:26 | 寅さん
昨日は久々にゲオに向かう。
なんだか準新作が50円だとか。。。そこに半額券があって5本までは25円?

NARUTOだとかドラえもんだとかを借りた。
自分はランボー、拝啓天皇陛下様、男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎を選んだのだが、全部却下された。まぁもう観たことのある作品ばかりだし、、、、ランボーの最後のやつはまだ観てないけど。。。まぁ仕方がない。

うーーーん。。。家族は「帰って来たドラえもん」を観ていたようだが、「今日はこの辺でお開きにさせていただきます」と私は寅さんばりに早目の就寝。

そして早起きして寅さんのライブラリーを探してみたものの、余り録画されておらず、いや録画はかなりしたのだが、当時の録画モードがよくないと今のテレビでの再生に耐えうる画質ではないこともあり、ライブラリーが極端に減ってしまっていた。

そこで選んだのが、第19作「男はつらいよ 寅次郎と殿様」。それをかけながらうとうとと過ごしてきた。

もちろん、何回も観ている。学生時代に伊予大洲へも出掛けた。

以前の記事はこちら

面白いことも分かっているし、民主主義を否定する殿様、封建的な殿様を毛嫌いする博、うなぎの好き嫌いで、その博を蹴散らす寅さんという逸話も、鞍馬天狗の夢のシーンも、こいのぼり騒動も、拾ってきた犬にトラという名前を付けちゃったことも全部覚えているのだが、、、、、

歳を取ったからか、何気ない台詞に涙することが多くなった。。。。。

やはりそこは役者の渾身の演技があるからであろう。
嵐寛十郎と真野響子のやりとりの部分だけでも(もちろんその前の渥美清の例え話が効いているのだが)、何度も観返す価値のある作品である。


しばらく時間が経って、また少しずつ男はつらいよへの自分の視線が変わってきたのかも知れないなぁ。


なんて思った明け方でございました。
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池内淳子さんの御逝去を悼む 第8作「寅次郎恋歌」に寄せて

2010-10-02 06:21:42 | 寅さん
2005年の夏にこのブログを始めた。
当初のきっかけは禁煙を始めていて、それを公言し後戻りしないようにするためであった。ただ、その当時、ちょうどテレビの方では、BS2で『寅さん失恋48連発』という企画の真っ最中で、集中しているときにはほぼ毎週のように『男はつらいよ』が流されていた。

このブログを開設した時には、もう何作かの放送は終わってしまっていて、その前半の8作、それらの作品1つ1つに対する記事がこのブログの中には残っていない。
その書けなかった作品の中に、池内淳子さんがマドンナの第8作「寅次郎恋歌」があった。


9作目以降は、極力事前にまるで番宣のように、直前にその回の見所を紹介するような記事ばかりを書いていた。各回の思い出、マドンナの印象や寅さんのエピソードとその回や「男はつらいよ」ばかりをみていた大学時代の自分自身のことなどを勝手気儘に書いていたのだ。

前述したとおり、「寅次郎恋歌」を冠した投稿はないが、ことある毎に、「寅次郎恋歌」のエピソードがいい、この作品がいい!と書いていたことばかりが思い出される。


一番初めのそれは、その年の暮れごろに「それまでのまとめとして書いた」この記事の中にみることができる。

次に書いたのは、前半の24作が終了し、再放送を投票で決めるために順位をつけた回の報告、その中で、「これが一番見たいかも」などと書いている。

そして第43作「寅次郎の休日」の記事の中で、何故か「寅次郎恋歌」を観返していると記述している。

もちろん、他の作品にも愛着があることは事実だが、寅次郎恋歌を観て、10作の夢枕を観て、このシリーズの虜になったのは言うまでもない。


この作品の素晴らしさを認識し、何度となく見返してきた作品のマドンナ、池内淳子さんがお亡くなりになられた。



心よりのご冥福をお祈りいたします。


また「寅次郎恋歌」を観返させていただきます。


mac

『男はつらいよ』40周年記念プロモーション映像


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2009年12月30日 「噂の寅次郎」 テレビ東京

2009-12-28 08:09:09 | 寅さん
久々ではないでしょうか?
男はつらいよの映画放送。BS2での48連発以来ですよね?

そうだ。そうでした。   大原麗子様、今年他界されてしまいました。
長い闘病生活を送られていたとお聞きいたしました。
心よりご冥福をお祈りいたします。


それでは作品の紹介を。。。


この回の寅さんは格別に気の毒です。

それは寅さんの惚れ具合に因るのですが、松坂慶子さんと大原麗子さんについては気の毒の度が非常に高いのです。
だって大原麗子さん、日本の女優の中でも最高峰の美人ですから。
下はサントリーレッドの頃の大原麗子さん。


虚無僧に「女難の相が出ている」といわれ、、、
また博のお父様、志村喬さんの今昔物語から絶世の美女との青年の話。
この世の無常に寅さんは苦しみます。(後で博のお父さんが東京にくる時には、
恋愛ど真ん中で元の寅さんに戻ってしまっています)

修行の旅に出ると言っていたため、追い出されるようにマドンナとの対面から引き離されそうになる寅さん、いきなり仮病に打って出ますから。。。。そしてそのあと「誰が救急車呼んだんだ!えっ!おい!!誰なんだよ」。「私です。。。」「あなたでしたか、それはそれは助かりました。僕一度救急車に乗ってみたくて、早かったよなぁ、さくら!赤信号もスイスイだもの、なぁ」の展開です。


見所は沢山あります。「私、寅さん、好きよ」はとても気の毒ですが、最後に向けて、水野早苗(大原 麗子)の寅さんをほのかに思う気持ちが透けて見えるようで、それが少しだけ救いのように思える、なんとも味わい深い作品なのです。

そして、確かに気の毒度がとても高いけど、逆にとってもかっこいいお別れ。

また博のお父さんがさくらに見せる『博への愛情』もとても秀逸です。

また泉ピン子さんも登場します。

どうぞお楽しみに!

以前書いた『噂の寅次郎』の記事はこちら

そして、皆様、良いお年をお迎え下さい!
私は岩手の方に越年しに行きます。
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寅さん関連番組が放送されるそうです。

2007-02-05 22:40:26 | 寅さん
BS2で放送していた男はつらいよ あゝ失恋48連発も先月に終ってしまいました。
私は最後の方の作品(特に最終回と呼ばれている作品)を何人かの方から、掲示板などで観るように薦められたのですが、もう44作目辺りから過去の作品を観るようになってしまっていて、いきなり最終回だけを観るわけにもいかず、山田洋次監督のインタビューなどが放送されたそうですが、目を塞いできてしまいました。

まぁいずれ観ることにしますが、まだそっと取って置きたい作品達ということで。。。

そしてしばらく見ていなかった男はつらいよのページをチェックしに行ってみたら、関連番組なるものが放送されるそうなので、ここに書いておきます。

3月7日 19:45-20:17 「夢であいましょう~テレビ以前」 (1965年7月17日放送)

3月14日 19:45-20:31  ETV特集「寅次郎かく語りき~男はつらいよ 名セリフを読みとく」(1996年9月9日放送)

3月21日 19:45-20:46 特集「渥美 清の伝言」 (1999年2月26日放送)

あともう一つは夏にやった番組の再放送で
3月11日 22:45-24:30 渥美 清の肖像 ~知られざる役者人生~
☆これは結構感動しました。

一番上のなんて聞いたことないし、渥美清さんがお亡くなりになった後の特番も余り観ていないので、是非チェックしようと思っています。

そして後半25作から48作目までの中でのアンコール再放送は、
3月12日~3月16日まで毎晩 21:00- 5位から順番に放送されるそうです。
結果は3月9日に発表されるそうです。

録り損ねた第39作 「寅次郎物語」とうっかり消してしまった第26作「寅次郎かもめ歌」が入らないかな?と期待しております。。。例のごとく私は投票しませんが。。。

あじさいの恋も大好きだし、花も嵐も寅次郎も上位にいきそうだし。。。

まぁ結果を楽しみにします。


なんだかこの2年間、久々に本当によく寅さんを観ていたので、「なんだか渥美清さんが今でも生きてるんじゃないか」と錯覚しそうになったほどでした。

またどこかで寅さんをまとめて放送してくれる日がくることを祈るばかりでございます。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
そうそう、この前両親を連れて川越の菓子屋横丁に行ってきました。
懐かしい佇まいの店が並ぶ中で、七味唐辛子を売っている方を見かけました。
少し寅さんがばいをする時のような口調で調合していくのでドキッとして振り返ってしまいました。
今度七味を売っている方をお見かけしたら、耳を澄ませて聞いてみてください。
あなたも寅さんに出会えるかもしれませんよ!
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男はつらいよ 第44作「寅次郎の告白」

2006-12-24 05:04:39 | 寅さん
先週末近所のビデオレンタル屋さんが、改装記念で1本10円でビデオレンタルするというので、家族で8本も借りてきてしまった。

その中には、先日の放送を観損なった第39作「寅次郎物語」も借りてきていた。
恋愛の部分はというと、秀吉君のお母さん探しの途中で一緒になる秋吉久美子さんと秀吉君の病気の看病で医者にお父さんとお母さんと間違えられたのがきっかけで「父さん」、「母さん」と呼び合う仲に。
お互いの再会を祈念して、「私男断ちして待ってよう」「それじゃ俺も女断ちして待ってるよ」と何とも意味深な会話を交わすお二人の姿。

秀吉君のお母さんの居場所が分るまでは、「秀吉、お前俺が引き取って、綺麗な隣の部屋の母さんと柴又に帰ろう。お前もあの母さん好きだろ?」なんて、本気な独り言を繰り出していたけど。

駅のホームでお別れして、柴又での再会もなく、正月に秋吉久美子さんが柴又に訪れて来て、寅さんとのことをとらやのみんなに語る程度と、その作品の前までに比べてなんともあっさりした作品でしたが、奥行きが感じられてとっても温かい寅さんが観られて少し泣きそうになった。

また見返すことが多い作品が増えました。

ちなみに第44作「寅次郎の告白」の方は、私が観た最後の作品です。(解説を読んで思い出しました)
申し訳ありませんがこの記事はこの作品のことを書いていません。

正月明けまで寅さんの放送もないとのこと。
最後の作品まであと1ヶ月余りですか。。。

終わりが分るのってつらいですね?
私はクララが立って歩けるようになってもハイジの放送が続くと思っていたら、「おわり」と出て、泣いてしまって以来最終回というものがとても悲しい響きを持っています。
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男はつらいよ 第43作「寅次郎の休日」

2006-12-16 06:27:19 | 寅さん
最近よく観る作品は、男はつらいよ 第8作「寅次郎恋歌」です。博のお母さんがお亡くなりになり、急いで備中高橋に戻る博とさくら。そこに岡山に来ていた寅さんが訪ねてくるというシチュエーションです。
無作法なお兄ちゃんに大弱りなさくらという場面が沢山出てきます。
冒頭は旅の一座を観に行こうとしたら長雨で客足が途絶え公演を中止にした一座の座長が寅さんと初めて出会い、大空さゆりさんに傘を差してもらって宿屋に戻る寅さんという懐かしい一幕でスタート。この一座とは幾度となく旅先で出会います。

みんなが懸命にマドンナと寅さんを会わせないように頑張ったり、寅さんも博のお父さんに諭されて、真面目に生きようと意気込んできて受け売りみたいにとらやのみんなに語って聞かせる逸話などと本当に見所満載の作品で、男はつらいよのつぼの中でも最高のエッセンスが自然と合わさって出来上がったかのような作品です。


今日放送になる作品の方は一見何の不自由もなく屈託のない後藤久美子さん演じる泉の家庭事情ってやつです。マドンナは泉のお母さん役の夏木マリさんです。


今日の作品を観るのもいいですが、昔の作品も是非どうぞ!
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男はつらいよ 第42作 「ぼくの伯父さん」

2006-12-08 06:14:38 | 寅さん
この第42作以降の作品は劇場に通うことになるのですが、どうも自分の心の中に寅さんに対する期待からのズレを感じ始めるようになってしまいます。45作目を最後に私は寅さんの初期の作品ばかりを観るようになってしまい、最後の方の3作品はいまだ観ていない状況です。

この第42作目以降は、櫻と博の息子、諏訪満男(吉岡秀隆さん)と後藤久美子さんの話がメインに据えられてきます。

甥っ子を見守る伯父さんという視点というのはまだ分らないということと、寅さんから満男だけが薫陶を受けている様子に嫉妬でもしたんだと思います。最後の恋愛指南を受け続ける満男は幸せ者です。

なんとな~く若い世代と寅さんを結び付けようとしているかのようにも思えたこともあるかな?若い世代とも問題なく和気藹々な寅さんってイメージはしっくりくるのでしょうか?
満男から色々な賛辞を受け、甥っ子と分かり合う寅さん。私の中では、寅さんには「以前と同じ、もっと頑固で困った人」をいついつまでも期待していたことも事実。「悪いやつじゃないんだ。」というよく期待しては裏切られを繰り返してきた竜造とつねの叔父叔母の言葉は胸に来るのに、なんとなく全肯定の満男の言葉だと少し違和感があるという印象をもっていました。


また「久々にタコ社長と大喧嘩!」などのコピーが出てくると、嬉しくなるというよりも悲しくなっていったというが正直なところでした。

第49作を高知で田中裕子さんをマドンナに据えて撮影しようとしていた「男はつらいよ」。渥美清さんの訃報を聞いたときには自分は夏の大阪に旅行に出掛けていて、寅さん好きで竜馬好きの大学時代の友人(高校時代の後輩)とは、泊まっていた旅館から連絡を取り合いました。お亡くなりになってから密葬を終えられて時間の開いた発表でした。

彼は大船に駆け付けて、大船の撮影所でお別れに行くと言っていました。
今でも命日には、大船の撮影所を訪れたりしているようです。


もう新しい寅さんは観れない、もう観れないけどまだ観てない作品が残されているという状況は、私の中に「寅さんの最後の方の作品は歳を重ねてから観ることにしよう」と思わせるに十分でした。
訃報にふれた時は、42作目以降のメイキングドキュメントをNHKで放送したの見た時に、画面の中の渥美清さんが「寅さんは偉いよね。いつもみんなに笑顔を振りまいてさぁ。。。」と寅さんについて語っていた言葉を思い出していました。

私は見ない作品を残すことでその”寅さん”を心の中に永遠に生かすことを決意しました。


まだ続きがあるというのが、私の「男はつらいよ」に対するスタンスです。


全ての作品を何度も見返しているという人もたくさん居ることでしょう。

その最後の3作品の中では事件も数多く起こったことでしょう。
綺麗な女性と旅先でハッとするような出会いが待ち受けているのでしょう。
そして時には振られ、時にはその女性から逃れるように旅立つことを繰り返されていることでしょう。

もしかしたらあの人やこの人にも再会したりして・・・。



私の中では、その全ては想像の中にあるのです。

mac
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男はつらいよ 第41作「寅次郎心の旅路」

2006-12-03 06:24:12 | 寅さん
★一度投稿したんですが、中途半端だったので引っ込めてしまいました。まだ心の旅路は観ていませんが、久々の後日投稿です。今回は寅さんの話ではまったくありません。あしからず。


忘れもしない、大学では私の「寅さん好き」で通っていて、前期も終って長い夏休みに入る前のある日「どうぞ」と鑑賞券を頂いたのでした。

この作品は平成元年の夏の公開。その公開を地方で観るということにして、青春18切符で四国へ旅立ちます。初めての一人旅です。

一泊目は今治。到着は公開日の前々日。今治のお城の本丸内のベンチで早々と野宿の準備をしました。今治城は海城でお堀には海水が曳かれています。鯛の養殖をお堀でやっているのがとても不思議。

野宿自体が初めてなので、することもなく街をふらつき銭湯でお風呂に浸かって定食屋さんでごはんを食べ、本でも読もうとしたら街灯が暗くて余り読むことも出来ずに城内で練習している太鼓の音を聞きながら早々とご就寝。

これが親・兄弟・親戚・友達などと一緒ではない、生涯初めての一人寝であることに気付いてビックリしていました。夜中に散歩にいらした方が、「ここはたまり場だから危ない」と手を引いて二の丸(かな?)の堀のそばのベンチに連れて行ってくれました。

朝起きると、体操に来た今治の人達に囲まれていて「どこから来た?」「何でこんなとこに寝ている?」との質問攻めに。
私はいつも故郷はどこかと聞かれると、県名ではなく市名である「小田原」と答えています。今治の人達からは「あぁ小田原ですか。伊豆の群発地震で有名な・・・」という反応が返ってきました。あながち間違っていません。


小田原は箱根のふもと、その箱根は富士山を湖面に映し出す芦ノ湖のイメージが強く、富士山=芦ノ湖=静岡=箱根=小田原という構図でしょうか?山梨とは言われないですけど、小田原=静岡ってイメージは強いようですね。箱根も小田原も神奈川県ではあります。自分には相模の国ってイメージの方が強いです。
だから他の小田原市民がどう思っているかは知りませんが、私は西湘地区は湘南ナンバーをつけるべきではなく、相模ナンバーを付けたらいいじゃないかといつも思っています。旧国名でナンバーを持っているのって相模以外にありましたっけ?旧国名も現在の地名も同じである場所を除けばありますか?例えば香川ではなく讃岐というナンバーの県や地区。

故郷の話ばかりになりがちなのは、やはり一人旅では故郷のことばかりを考えてしまうからですね。


翌日は松山に降り、駅の構内の立ち食いうどん屋さんでじゃこ天うどんを食べたら余りにも美味いのでおかわりしちゃいました。

その日は伊予大洲まで足を伸ばし、男はつらいよの19作目のロケ地に泊まります。

そして朝早くそこを旅立ち、松山の大街道を抜けた辺りにある映画館で「寅次郎心の旅路」を観るのでした。

道後温泉に浸かり、その翌日に広島へ。その日はちょうど原爆犠牲者追悼の日。この日に地元の友達は同級生と飲むというので、神戸の友達のところに泊めてもらえるように急ぎ足で安芸の宮島を見て神戸に向かいます。

芦屋という場所をよく知らずに、その友達の家にご厄介になるのですが、朝食にクロワッサンとメロンなんかを出してもらって恐縮し、旅の友だったウイスキーの小瓶をお礼ですといって親御さんに渡してきました。
その友達に薦められたのが紀伊半島一周。半周して南端の串本で一泊して帰りました。途中南紀白浜という駅で実家に電話をかけると「そこは私達の新婚旅行先だ。」とのこと。

串本で一人でいると友達同志で旅している人達と一緒になり、少し寂しくなりまして朝早くから小田原に向けて大返しをかましてしまいました。

寅さんのように一人旅をしてみましたが、私には寅さんがどれほど寂しいかと思い知らされた旅でございました。








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男はつらいよ 第40作 「寅次郎サラダ記念日」

2006-11-25 02:50:15 | 寅さん
尾美としのりさんっていい存在感をだしてますよね?最初に観た作品は[さびしんぼう]だったと思うのですが、昔の「東京タワー」って感じの作品でして富田靖子さんの演技(一人で何役もこなす)にも脱帽した作品です。初めて観たのは右手を怪我して高校を休んでいた時だったので、20年以上も前に観た作品ですが、その後も観る度によく泣いていました。

その尾美さんがこの作品にも登場します。なんとなく三田寛子さんといい感じでの役です。ちょうど「口笛を吹く寅次郎」の中井貴一さんと杉田かおるさんのような感じです。

舞台は小諸。
そして"とらや"は、第38作で叔母ちゃんが「もうやめよう。こんな店売っ払ってあの人と小さなアパートに住むよ」と寅次郎の不甲斐無さに呆れたのに触発されたのか、それともどこか別のとらやからクレームでも入ったのか、この作品から"くるまや"に屋号が変更されます。

作品自体は俵万智さんのベストセラー俳句集「サラダ記念日」をモチーフにした作品です。季語ってあったかなぁとうろ覚えではありますが確かに五七五の俳句でした。
★訂正: サラダ記念日は短歌集でございました。ここに訂正させていただきます。

母校がもう一つの舞台となるのですが、公開当時構内では余り噂になっていなかったと思います。まだ自分が寅さんに目覚めておらず、ポスターは見かけましたが当時はまるで無関心だったと思います。。。撮影は多くのエキストラを動員して休日の昼にでも行われたのだのでしょう。入学したばかりでしたので撮影秘話のようなものも余り聞いたことがありませんでした。

どういう経緯かは忘れましたが、寅さんが講義に出て質問するシーンがあります。その時に20作目に登場するワット君(中村雅俊さん)のことを喋ります。多分構内で迷子になって席に座っちゃったんだと思います。
★長崎は五島の出身だったワット君のことを語る場面で彼の出身地を「宮城県」と間違って紹介します。これってわざと?

マドンナの三田佳子さんは女医さんの役で、作品自体は進学や人生などといった底辺に流れているテーマはかなり重かったと記憶しています。

この作品の公開が終了した頃に寅さんに目覚めるのですが、この作品の鑑賞が当時の私の定めた心のゴールでした。


本日11月25日 夜9時より BS11での放送です。
お楽しみに!

mac

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