もうあと数年したら、定年である。
もう少しで役退という状況である。てかすでにその年齢に達している。
そして、年金支給年齢がどんどん引き上げられていきそうである。
現時点では弊社には定年再雇用という制度があるが、65歳までの支給額でさえ新卒並みの給与というレベルなのに、もしも70歳まで働くように制度が変わって働くことができても、支給額のレベルはどこまで低いのかは想像に難くない。
何歳まで働くのか?という命題と共に健康的に年齢を重ねていくこと。
全てが毎日、毎晩の悩みである。
写真の本はそうした気分の時に、会社帰りの渋谷のジュンク堂書店で見つけた。
定年ひとり起業。
著者は1958年生まれ、私の10個上である。
銀行業を3社経験した後に起業という形を取られている。
年金支給年齢を遅らせることで受取額の増額を狙い、奥さんに社長を任せることで夫婦で受け取る年金支給(自分の分)に支障がないように仕組む。
最近は一枚の紙に要点を書き出し、課題や懸念点を把握してみることを励行しているが、この本のまとめには、試しにトライしてみることや調べてみることがいくつも書き出された。
全て前向きに書き出す事が出来たのが印象的。
同じような境遇の人は多いことと思う。
なぜなら、転職はしていない、転職していても、役員待遇ではない、同様の境遇の人は多いはずである。全員が役員や起業家なわけがないからだ。
役員待遇は所得と労働寿命で安泰であろうが、仕組上、その他大勢に属すことになる人が圧倒的に多数のはず。
ひとり起業をそういう人たち全員がするわけはないが、自分が好きで深めた技術に特化した起業は現実化すると思える。
自分の技術を棚卸してみて欲しい。
些細なものでも経験のあることをまとめることで伝える技術に変えられる。
週末は体力作りと読書。
技術の棚卸も始めた。
最近は夫婦での近所へのお出かけが加わった。
洗足池の側や溝の口に何年も暮らしていたが、今日初めて九品仏に降りてみた。
下品(げぼん)上品(じょうぼん)中品の社に釈迦像が収まり、本尊を含めた九品仏が鎮座する大きなお寺であった。
あと、同年代の店主がやっている理髪店に通うことを復活させた。2006年当時通っていた理髪店である。
この前久しぶりに会話をしたが、同年代や年配からの情報を教えてもらえてとても有意義な時間だった。ほぼ2時間の顔剃りと散髪と洗髪なので、リラックスの極みである。
話は戻るが、自分の技術を棚卸して伸ばす。なんかワクワクしないだろうか。