自分の気持ちの良さばかりを優先して良いわけではない。
丸で座頭市の様に相手の懐近くまで近付いて抜刀すりゃ、それは相手は惨たらしく(むごたらしく)倒れるだろうけど、抜き場所、抜き方、抜く時期、抜く順序には、もう少し考えを巡らすべきだという様な主張に塗れていた(まみれていた)ような気になったのが、昨年の年末までに放送されていたエルピスだった。
異様な雰囲気の中で冤罪を追いかけていたら、行き着いた先は、政治の闇。
暴けば気が晴れるだろうが、その順序で良いのか?
マスメディアという刀の中で生きるキャスター、弾かれた制作側が最後はその悩み抜いた先に出した結論は、私の予想を裏切って、痛快とは違う、秩序のあるもの。
『あぁそうか』と溜め息が漏れた。
何故か今になって思い出される、破顔の牛丼屋の場面。
今、韓非子を読み始めた。
岩波文庫の古典は、タイトルは良いのに読み難さ満載のものと、読み易いものに分かれるので、ジャケ買いは禁物である。
さあこの後AppleとAmazonの決算発表。
※アメリカの決算発表の今日は、日本の明朝でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます