『スカパー!』に加入して10年くらい経つのだろうか、
サッカーW杯の予選や欠かさず観ているバラエティを除いて、ほとんど地上波の番組を観ていないことに気づく。
困るのが、Eテレ(旧NHK教育)あたりでやっている優れたドキュメンタリーを観忘れる・・・というより、放送されていたことすら知らない、、、という流れが多いこと。
民放のようにグイグイ煽ることをしない、だから映画を特集した番組も気づかないことがあり、こいつは困ったぞと。
いま観ているのは、『中国語講座』と『ハリウッド白熱教室』。
本日の主役は後者だが、まず前者について。
中国語に興味ある?
否。
いや、ゼロじゃないけれど、べつに勉強しようとは思っていない。
単に、女優の北乃きいが出ているから観ている。
そういう動機であるからして、中国語がぜんぜん頭に入ってこない。
毎週毎週、きいちゃんに見惚れているあいだに番組が終わっている。
思えばドイツ語もウッチー内田恭子目当てで、フランス語もギタリスト・村治佳織目当てで観ていたんだっけか。
あぁそうだよ、その程度の男だよ。
さて、『ハリウッド白熱教室』である。
映画小僧に薦めるには、いかにも遅い。なぜなら今週金曜で最終回を迎えてしまうのだから。
好評らしく、おそらく再放送されることだろう。
ぜひそのときに、第1回目から観てほしい。
その昔、フジテレビが深夜に宝田明を起用して『アメリカの夜』という映画「教養」番組を制作していたことがある。
映画技法を分かり易く面白く解説する良質な番組だったが、『ハリウッド白熱教室』は、それを大学の「公開授業」方式で展開している。
南カリフォルニア大学の名物「おしゃべり」教授、ドリュー・キャスパーが映画技術を巧みな話術で「煽り気味に」解説。
キャスパーはいう、
「監督は、なぜこのアングルから人物を捉えたのか」
「なぜこの人物を映さないのか」
「なぜ背後から捉えたのか」
「なぜこの動作を省くのか」
ワンショットごとに意味がある。
小道具や服装にさえ意味がある。
逆にいえば、意味のないことなんてひとつもない。
映画は、編集が出来るのだから。
編集によって、要らないところを省くことが出来るのだから。
つまり出来上がった作品そのすべてに、なんらかのメッセージがこめられている。
ただ座っているんじゃなくて、頭をフル回転させようと。
そうすることによって映画は消費されず、あなたの血と肉になるはずだ―って、そこまではいっていないけれど、たぶんそういうことをいいたいのだと思う。
映画術を学んだ「にっかつ」の講師たちは、みな人間的には素晴らしいひとばかりだった。
しかし、はっきりいってしまうと、ためになった! とか、面白い! と思った授業は数える程度しかない。
絵画や音楽だってそうだろうが、いわゆる表現を教える/教わる行為って、とても難しい。
この業界には常に、
表現に教育なんか必要ない、いいものに触れて、それを真似ながらオリジナルを創りだしていくだけだ・・・
という意見と、
いいや、きっちりとした教育が必要、そのうえでオリジナルを目指せばいい・・・
という意見が対立している。
しかしQTタランティーノのように独学で一流になったものは少数で、ハリウッドで活躍している多くの監督が「なんらかの」教育を受けているのだった。
どっちがいいのかなんていえないけれど・・・
とりあえず、こんな授業だったら受けてみたい―『ハリウッド白熱教室』は、そんな驚きと「熱さ」に溢れている。
※まぁ、これでも映画を学べることは学べる。なつかしいね。
…………………………………………
本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
前ブログのコラムを完全保存『macky’s hole』
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明日のコラムは・・・
『ヘンクツ映画小僧版「午前十時の映画祭:日本篇」(前)』
サッカーW杯の予選や欠かさず観ているバラエティを除いて、ほとんど地上波の番組を観ていないことに気づく。
困るのが、Eテレ(旧NHK教育)あたりでやっている優れたドキュメンタリーを観忘れる・・・というより、放送されていたことすら知らない、、、という流れが多いこと。
民放のようにグイグイ煽ることをしない、だから映画を特集した番組も気づかないことがあり、こいつは困ったぞと。
いま観ているのは、『中国語講座』と『ハリウッド白熱教室』。
本日の主役は後者だが、まず前者について。
中国語に興味ある?
否。
いや、ゼロじゃないけれど、べつに勉強しようとは思っていない。
単に、女優の北乃きいが出ているから観ている。
そういう動機であるからして、中国語がぜんぜん頭に入ってこない。
毎週毎週、きいちゃんに見惚れているあいだに番組が終わっている。
思えばドイツ語もウッチー内田恭子目当てで、フランス語もギタリスト・村治佳織目当てで観ていたんだっけか。
あぁそうだよ、その程度の男だよ。
さて、『ハリウッド白熱教室』である。
映画小僧に薦めるには、いかにも遅い。なぜなら今週金曜で最終回を迎えてしまうのだから。
好評らしく、おそらく再放送されることだろう。
ぜひそのときに、第1回目から観てほしい。
その昔、フジテレビが深夜に宝田明を起用して『アメリカの夜』という映画「教養」番組を制作していたことがある。
映画技法を分かり易く面白く解説する良質な番組だったが、『ハリウッド白熱教室』は、それを大学の「公開授業」方式で展開している。
南カリフォルニア大学の名物「おしゃべり」教授、ドリュー・キャスパーが映画技術を巧みな話術で「煽り気味に」解説。
キャスパーはいう、
「監督は、なぜこのアングルから人物を捉えたのか」
「なぜこの人物を映さないのか」
「なぜ背後から捉えたのか」
「なぜこの動作を省くのか」
ワンショットごとに意味がある。
小道具や服装にさえ意味がある。
逆にいえば、意味のないことなんてひとつもない。
映画は、編集が出来るのだから。
編集によって、要らないところを省くことが出来るのだから。
つまり出来上がった作品そのすべてに、なんらかのメッセージがこめられている。
ただ座っているんじゃなくて、頭をフル回転させようと。
そうすることによって映画は消費されず、あなたの血と肉になるはずだ―って、そこまではいっていないけれど、たぶんそういうことをいいたいのだと思う。
映画術を学んだ「にっかつ」の講師たちは、みな人間的には素晴らしいひとばかりだった。
しかし、はっきりいってしまうと、ためになった! とか、面白い! と思った授業は数える程度しかない。
絵画や音楽だってそうだろうが、いわゆる表現を教える/教わる行為って、とても難しい。
この業界には常に、
表現に教育なんか必要ない、いいものに触れて、それを真似ながらオリジナルを創りだしていくだけだ・・・
という意見と、
いいや、きっちりとした教育が必要、そのうえでオリジナルを目指せばいい・・・
という意見が対立している。
しかしQTタランティーノのように独学で一流になったものは少数で、ハリウッドで活躍している多くの監督が「なんらかの」教育を受けているのだった。
どっちがいいのかなんていえないけれど・・・
とりあえず、こんな授業だったら受けてみたい―『ハリウッド白熱教室』は、そんな驚きと「熱さ」に溢れている。
※まぁ、これでも映画を学べることは学べる。なつかしいね。
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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』
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明日のコラムは・・・
『ヘンクツ映画小僧版「午前十時の映画祭:日本篇」(前)』