Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

フルオーケストラで観たい映画

2013-07-20 01:23:47 | コラム
きのうから21日まで、東京文化会館で『名作シネマとオーケストラ』という企画が開催されている。

『カサブランカ』(42)、『雨に唄えば』(52)、『サイコ』(60)という三大傑作を上映し、映画で流れるサウンドトラックをオーケストラの生演奏で聴かせる―という、とっても素敵な試みである。

公式サイト


自分は『サイコ』を体感する予定。

上記サイトに記されているように・・・
デジタル技術を駆使して台詞や効果音を残し、映画音楽部分だけを取り除く。
不完全な状態となった映像のまま上映し、完璧なタイミングでオーケストラの演奏が入る、、、と。

おそらく予算は莫大、そして、これはすでに映画と呼べるような表現ではない。
ないかもしれないが、たまにはこういう贅沢な鑑賞スタイルも悪くない。

最も安い席で4000円ちょっとだものね、月に1度は多過ぎる、半年に1度くらいがベストかな。


で、自分はどの映画をオーケストラで体感してみたいか―を考えてみたのだが、出るわ出るわ、10本に収まらない。

以下の10本は、そこから厳選したものである。


『ファンタジア』(40…トップ画像)

「クラシックと映像の融合」を目指した作品なのだもの、ウォルト・ディズニーも喜ぶんじゃないだろうか。

『赤ひげ』(65)

胸躍る活劇もいいが、黒澤ヒューマニズムとオーケストラは相性がよさそう。

『2001年宇宙の旅』(68)

ベタだが、想像しただけで興奮する。

尤もキューブリックが生きていたとしたら、企画そのものを否定し許可しないだろうが。

『インディ・ジョーンズ』シリーズ(81~)

スピルバーグ映画の成功の2割くらいは、作曲家ジョン・ウィリアムズの功績なんじゃないか。

『めまい』(58)

ヒッチコックから一本。

この状態で体感出来るのであれば、オープニングだけで5000円くらいの価値がある・・・と、思う。

『ケープ・フィアー』(91)

そんなヒッチコック・スタイルを敢えて模倣したとされる、スコセッシのスリラー。

『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000)

映像と物語のインパクトは強烈だが、音楽も耳に残る。

このサントラが様々な映像作品に使われるのも納得。

『アラビアのロレンス』(62)

これほどテレビ画面に相応しくない映画はない。

ないが、
大スクリーン、さらにオーケストラまで用意されていたら、失禁してしまうかもしれない。

『砂の器』(74)

演奏シーンで生演奏、どうなるのか試してみたい。

ただひとつ、問題点があるとすれば・・・
クライマックスの効果を期待してか、前半~中盤の音楽効果はあまりなく、つまり、演奏者たちは「しばらく座っているだけ」になってしまう、、、ということ。

『となりのトトロ』(88)

『風のとおり道』を、贅沢だが、久石さん自らの演奏で聴きたい。

こんな感じで。




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本館『「はったり」で、いこうぜ!!』

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明日のコラムは・・・

『押井さんは、「ジャパニメーション」が嫌いらしい』

コメント (2)
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