先日―。
郵便屋さんが「ゆうパック」を届けに、自分の住む5階までやってきて、少しぜぃぜぃいいながら・・・
「そこに置いてある自転車は、牧野さんのものなんですか」
と、問うてきた。
チャリ好きの郵便屋さんかな。
「えぇそうですよ」
「すごいですね、ここはエレベーターないのに、5階まで抱えて」
「いえいえ、ロードバイクはママチャリとちがって、えれー軽いですから」
「そうはいっても、幅もありますし~」
なるほど。
見ない顔なので、初めてこの団地の配達をしているっぽい。
階段の上り下りを繰り返し、ちょいとイヤになっての会話だったのかも。
郵便屋さん、おつかれさんでした。
その1週間ほど前―。
宅配ピザを、クレジットカードで注文。
届けてくれたのは30代真ん中くらいの女子で、やっぱりぜぃぜぃいっていた。
「お待たせしました、すいません、ちょっと息切れしちゃって」
「(苦笑)いえいえ、おつかれさんです」
「―以上で、ご注文の品はお揃いですよね」
「・・・あれ、ポテトとサラダがないかもね」
「・・・あっ!!」
「だよね?」
「申し訳ありません! すぐにお持ちします! すぐに!!」
「(笑う)いや、ゆっくりでいいからね、ゆっくりで。階段も、走って上がらなくていいから」
20分後―。
「すいませんでした、こちらお詫びです」
と、沢山のドリンクをつけてくれた。
「いえいえ、クレジット払いじゃなかったら、その場でキャンセルしちゃったんだけどね、こっちこそ、ごめんなさい」
団地族になって10年が経過。
越してきたころは「階段がどうした?」であったのに、
30代が40代になったわけでね、
それからイイワケのように付け加えれば、膝に爆弾を抱える身であるし、
今まで見向きもしなかった「手すり」を使うことが多くなった。
生粋のチャリダーを自称している自分だってしんどいときがあるのだ、宅配業者さんは大変だよねと。
そういえばデリヘル嬢を呼んだときも、「辿り着かないと思った」といわれたっけ。
面白かったな、あの子。
元気しているだろうか。
歳を取るごとに「手すり」のありがたみを実感する―きょうは、そんな話である。
ん?
ジジイかよ!! って?
まだそんな歳じゃないだろうって?
もうそんな歳だよバカヤロウ、膝がピキピキ鳴るんだからしょうがないじゃないか。
こりゃまずいと思って膝中心の筋トレを始めたが、残った半月板がさらに欠けているのかもしれないなぁ、そんな痛みなんだ。(10年ほど前に事故で欠け、主治医に「キミの半月板は、成人男性の3分の1くらいしか残ってない」といわれた)
ほんとうはMRI撮ってもらったほうがいいのだろうけれども、あれ高いんだよね、しばらくは筋トレで様子見しておこうと思う。
※映画のなかの階段といえば・・・
たぶん一般的には『戦艦ポチョムキン』(25)や『アンタッチャブル』(87)、『蒲田行進曲』(82)になるのだろうが、
個人的には『エクソシスト』(73)の階段も印象的だった。
トップ画像のほかに、こんなのもあったしね。
そして音楽では、やっぱりこれでしょう
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『からっ風野郎』
郵便屋さんが「ゆうパック」を届けに、自分の住む5階までやってきて、少しぜぃぜぃいいながら・・・
「そこに置いてある自転車は、牧野さんのものなんですか」
と、問うてきた。
チャリ好きの郵便屋さんかな。
「えぇそうですよ」
「すごいですね、ここはエレベーターないのに、5階まで抱えて」
「いえいえ、ロードバイクはママチャリとちがって、えれー軽いですから」
「そうはいっても、幅もありますし~」
なるほど。
見ない顔なので、初めてこの団地の配達をしているっぽい。
階段の上り下りを繰り返し、ちょいとイヤになっての会話だったのかも。
郵便屋さん、おつかれさんでした。
その1週間ほど前―。
宅配ピザを、クレジットカードで注文。
届けてくれたのは30代真ん中くらいの女子で、やっぱりぜぃぜぃいっていた。
「お待たせしました、すいません、ちょっと息切れしちゃって」
「(苦笑)いえいえ、おつかれさんです」
「―以上で、ご注文の品はお揃いですよね」
「・・・あれ、ポテトとサラダがないかもね」
「・・・あっ!!」
「だよね?」
「申し訳ありません! すぐにお持ちします! すぐに!!」
「(笑う)いや、ゆっくりでいいからね、ゆっくりで。階段も、走って上がらなくていいから」
20分後―。
「すいませんでした、こちらお詫びです」
と、沢山のドリンクをつけてくれた。
「いえいえ、クレジット払いじゃなかったら、その場でキャンセルしちゃったんだけどね、こっちこそ、ごめんなさい」
団地族になって10年が経過。
越してきたころは「階段がどうした?」であったのに、
30代が40代になったわけでね、
それからイイワケのように付け加えれば、膝に爆弾を抱える身であるし、
今まで見向きもしなかった「手すり」を使うことが多くなった。
生粋のチャリダーを自称している自分だってしんどいときがあるのだ、宅配業者さんは大変だよねと。
そういえばデリヘル嬢を呼んだときも、「辿り着かないと思った」といわれたっけ。
面白かったな、あの子。
元気しているだろうか。
歳を取るごとに「手すり」のありがたみを実感する―きょうは、そんな話である。
ん?
ジジイかよ!! って?
まだそんな歳じゃないだろうって?
もうそんな歳だよバカヤロウ、膝がピキピキ鳴るんだからしょうがないじゃないか。
こりゃまずいと思って膝中心の筋トレを始めたが、残った半月板がさらに欠けているのかもしれないなぁ、そんな痛みなんだ。(10年ほど前に事故で欠け、主治医に「キミの半月板は、成人男性の3分の1くらいしか残ってない」といわれた)
ほんとうはMRI撮ってもらったほうがいいのだろうけれども、あれ高いんだよね、しばらくは筋トレで様子見しておこうと思う。
※映画のなかの階段といえば・・・
たぶん一般的には『戦艦ポチョムキン』(25)や『アンタッチャブル』(87)、『蒲田行進曲』(82)になるのだろうが、
個人的には『エクソシスト』(73)の階段も印象的だった。
トップ画像のほかに、こんなのもあったしね。
そして音楽では、やっぱりこれでしょう
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明日のコラムは・・・
『からっ風野郎』