Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

いつかギラギラする日

2016-07-25 00:10:00 | コラム
きょうは、かーちゃんの命日。

死んだ日は、とっても暑かったので、深作映画からタイトルを拝借してみた―そう、覚えているのは、かーちゃんの死に顔や悲しむ近所のひとたちの顔ではなく、ひたすらギラギラしていたことだけ。


トップ画像は、たぶん高2の夏休み。
汐留で開催されていた「ハリウッド映画村」に家族3人で行ったときの写真かと。


※中3のころ



※ねーちゃんと行ったのであろう、フラワーパークでの1枚




ここ数日、かーちゃんの夢ばかり見る。

先日は「振り込め詐欺」に引っかかった夢、一昨日はクマに遭遇して大パニック! みたいな夢。

最近起こったニュースに、あのころのまま歳を取らないかーちゃんが紛れ込むっていう設定だが、共通しているのはハッピーではないということ。

寝起きはサイアクだ、ときに泣いていることもあるし。

それでも、ねーちゃんは「ぜんぜん夢を見ない私よりマシ」という。


※死んで数週間後、父親とスナックに行ったときの1枚・・・だと思う




実際の話、夢は自分の脳内で作り出したものであろうから、自分だけの問題なのだろうが、

「かーちゃんが心配して、やってきてくれた」

などと、ひとは都合よく解釈しがちだ。


まぁそれもよいだろう、
死者はいつだって、生きているものに都合よく扱われる、だから命日っていうのは、その罪滅ぼしに充てられるべきものなんだ―完全に間違っているのだろうが、自分はそんな風に認識し、きょうを迎えた。

かーちゃん、朝になるまで待っていてください。
沢山の供え物をして、黙祷しますんで。

とりあえず、合掌。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(184)』
コメント (3)
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