Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

初体験 リッジモント・ハイ(206)

2016-12-13 00:10:00 | コラム
映像作品で描かれたコンピューター、といえば、まずは『ガンダム』の原型とも評されるアニメーション、『ザンボット3』に登場する悪の象徴ガイゾックの正体が人工知能だった、、、というオチを想起する。



77年制作だよ、大山のぶ代が、まだ『ドラえもん』(79~)を担当する前に声優を務めており、いろんな意味で早いよね。

映画でいえば、『2001年宇宙の旅』(68)のHALを挙げなければいけないでしょう、やっぱり。

IBMを一文字ずつずらして名づけられたこのコンピューターは、明確な意思つまり殺意を持って主人公を追いつめる。

ただただ、怖かった。

同じコンピューターでも、夢を創り出す企業ディズニーが手がけると、まるでちがう映画になる。

『トロン』(82)は、コンピューターのプログラムを擬人化してみせるプロセスは目に楽しい、でも物語そのものは、まだガキだったので、???だったりした。
観返すことをしていないから、じつはまだ???のままである。


ハッカー集団を描いたITサスペンス『スニーカーズ』(92)、
141分の上映時間のなかで、爆発シーンなどよりも、パソコン内のデータの取り合いが最もエキサイティングだった『今そこにある危機』(94)、
脊髄に穴を開け、ケーブルを挿しこんでゲームを楽しむ世界を描いた『イグジステンズ』(99)、
タイトルがそのものズバリ、サンドラ・ブロックが珍しく色香をふりまく『ザ・インターネット』(95)、

細田守が初めて注目を受けた『サマーウォーズ』(2009)も、ネットを舞台としており、

ネットを主軸にした映画で遡っていくと・・・

岩井俊二の『リリイ・シュシュのすべて』(2001)、

そこまで複雑化していない世界が描かれるのは、森田芳光の『(ハル)』(96)だろう。




また、日本の傑作アニメーションをリメイク、公開が控える作品に『GHOST IN THE SHELL』(2017)がある。




これまた複雑な、複雑に過ぎるコンピューターの世界を背景にしている。


多くの現代人がパソコンを扱っているけれど、そのからくりに関しては、???だよね。

なんか知らんが、便利なハコだなぁと。

自分も、そんなひとり。

文章を素早く打ち込み、画像の取り込みも可能、それを発表出来る場を作ってくれた楽しい、そこそこ高いおもちゃ。

これを自分なりに使いこなせるようになってしまうと、これのない時代に戻るのは不可能かなぁ。。。


さて、自分にとっての「初めてのブログ」の話。

といっても、すぐ語り終わっちゃうんだけど。


プロバイダがOCNだったので、OCNのトップページを眺めていたら、無料のブログサービスがあった。

サービス内容さえ確認せず、そこに登録。

2001年の、下半期のことだったと記憶する。


現在、本ブログは「基本、1600文字以上、2000文字以内」であることをルールとしている。

成人男性が電車に乗った場合、各駅停車の一駅間で読み切れる文字数にしたかったから。


それ(一駅間で読み切れる文字数)は文章で喰えるようになってからの知識であって、ブログ開設時は知らなかった。

元々が長文派ではあったものの、モニターの向こう側を必要以上に意識して、ツイッターのような短文の投稿を繰り返していた。

翌年が日韓ワールドカップだったので、「中田ヒデ、どのくらい活躍出来るのでしょうか」とか。

らしくない、ねぇ笑


しばらくして、有名でない自分の文章に反応してくれるひとは、ごくわずかであることに気づいた。

訪問者数は、1日に70人程度だったかな。
(ありがたいことに、現在は相当数の閲覧があります。感謝!)

そのことに気づいたあたりで本性? が出始め、スコセッシがどうとか黒澤がこうだとか、映画への偏愛を語り始める。

調子に乗って、500文字が800文字へ、800文字が1200字へ、そうして現在のスタイル? が確立されていった。


今後?

文章表現はさらに巧くなっていかないとまずいだろうけれど、スタイルそのものはこのまんまじゃないかな。


死ぬまで自慰とスコセッシと格闘技とAVへの愛を語りまくると。

こんなヤツだらけになったら日本はオシマイだけど、東京にひとりくらいなら、いいっしょ?


おわり。


※HAL VS ヒト、めっちゃ怖い。
絵繋ぎも完璧で、さすがキューブリック




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明日のコラムは・・・

『映画小僧が敢えて選ぶ、クリスマスに観たい映画10傑』
コメント (1)
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