公開まで、あと36日・・・。
日本版のポスターが公開されたので、きょうのトップ画像はそれで。
フェレイラがキリストっぽく見える米国版のポスターと比較すると、宗教色がちょっとだけ薄まった感じ。
さて、出演俳優を紹介する章の第2回目。
ロドリゴたちが日本に潜入して以降は、当然のように日本人キャラクターがワンサカ出てくる。
1日でざざっと紹介してしまうのはもったいないので、きょう・あすの2日に分けて展開していこう。
通詞(つうじ)役・・・浅野忠信
通詞とは江戸の公式通訳者のこと。
演じる浅野くんは43歳、学年でいうと同級生なので「くん」付けで表記。
元嫁は歌手のCHARAで、なんとなく理想のカップルだと思っていたんだっけ。
デビュー時は10代で、トシゴロということもあり、映画に比べ「機械的に過ぎる」テレビドラマの制作についていけず、30代に入るまでは映画中心にキャリアを築いていく。
『バタアシ金魚』(90)でも好演しているが、自分が「この子、いいな」と思ったのは、『眠らない街~新宿鮫~』(93)の犯人役。
「警察はサミットは守るけど、ふつうの人間は守らない」
うん、いい台詞でした。
映画ではとくに、異色のキャラクターを楽しそうに演じることが多く・・・
現時点における最高傑作は、おそらく『殺し屋1』(2001)の垣原、
でも今年の『淵に立つ』も不気味で、素晴らしかった。
モキチ・・・塚本晋也
隠れキリシタンの中心人物を演じる塚本は、映画監督として世界的に有名であり、自分にとっての「映画神セブン」のひとり。
ちなみに神セブンは・・・
スコセッシ、黒澤、デ・パルマ、リンチ、オオシマ、チャップリン、そして塚本。
(じつは、いま考えた笑 でも、ほんとうにこの7人は、ほとんど神)
56歳、自身がいっているように「チマチマ、ネチネチ」映画を創ることを生きがいとしており、脚本・監督・撮影、ときに編集や美術までひとりでこなし、とくに初期の映画は超のつく前衛作品、けれども虜になったら出てこれないという、中毒性のある怪作を撮っていた。
代表作に、『鉄男』(89)、『東京フィスト』(95)、『六月の蛇』(2003)、そして『野火』(2015)。
俳優としても活躍、様々な作品に顔を出しているが、近年の代表作は『シン・ゴジラ』(2016)になるだろう。
キチジロー・・・窪塚洋介
この物語のキーパーソン、キチジローは、主人公ロドリゴを騙したり、すがったりする狡い男だが、自身の弱さを自覚しており、ある意味で最も人間的なキャラクターなのかもしれない。
演じる窪塚くんは37歳、どうしたって高層マンションからのダイブ(2004)が印象に残るが、俳優・窪塚洋介の登場が鮮烈だったことは誰もが認めるんじゃないか。
テレビドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(2000、TBS)でビッグインパクトを残した翌年、映画『GO』の熱演により映画界のニュースターとなる。
『ピンポン』(2002)までは好調をつづけるが、ダイブ事故で失速、
けれども『ヘルタースケルター』(2012)を観ると、やっぱりふつうのアンちゃんじゃないよな、、、と感じさせる魅力があって、なかなか目が離せない俳優さんだと思う。
※日本版の予告編も出来ました
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『『沈黙』全力応援コラム、その四』
日本版のポスターが公開されたので、きょうのトップ画像はそれで。
フェレイラがキリストっぽく見える米国版のポスターと比較すると、宗教色がちょっとだけ薄まった感じ。
さて、出演俳優を紹介する章の第2回目。
ロドリゴたちが日本に潜入して以降は、当然のように日本人キャラクターがワンサカ出てくる。
1日でざざっと紹介してしまうのはもったいないので、きょう・あすの2日に分けて展開していこう。
通詞(つうじ)役・・・浅野忠信
通詞とは江戸の公式通訳者のこと。
演じる浅野くんは43歳、学年でいうと同級生なので「くん」付けで表記。
元嫁は歌手のCHARAで、なんとなく理想のカップルだと思っていたんだっけ。
デビュー時は10代で、トシゴロということもあり、映画に比べ「機械的に過ぎる」テレビドラマの制作についていけず、30代に入るまでは映画中心にキャリアを築いていく。
『バタアシ金魚』(90)でも好演しているが、自分が「この子、いいな」と思ったのは、『眠らない街~新宿鮫~』(93)の犯人役。
「警察はサミットは守るけど、ふつうの人間は守らない」
うん、いい台詞でした。
映画ではとくに、異色のキャラクターを楽しそうに演じることが多く・・・
現時点における最高傑作は、おそらく『殺し屋1』(2001)の垣原、
でも今年の『淵に立つ』も不気味で、素晴らしかった。
モキチ・・・塚本晋也
隠れキリシタンの中心人物を演じる塚本は、映画監督として世界的に有名であり、自分にとっての「映画神セブン」のひとり。
ちなみに神セブンは・・・
スコセッシ、黒澤、デ・パルマ、リンチ、オオシマ、チャップリン、そして塚本。
(じつは、いま考えた笑 でも、ほんとうにこの7人は、ほとんど神)
56歳、自身がいっているように「チマチマ、ネチネチ」映画を創ることを生きがいとしており、脚本・監督・撮影、ときに編集や美術までひとりでこなし、とくに初期の映画は超のつく前衛作品、けれども虜になったら出てこれないという、中毒性のある怪作を撮っていた。
代表作に、『鉄男』(89)、『東京フィスト』(95)、『六月の蛇』(2003)、そして『野火』(2015)。
俳優としても活躍、様々な作品に顔を出しているが、近年の代表作は『シン・ゴジラ』(2016)になるだろう。
キチジロー・・・窪塚洋介
この物語のキーパーソン、キチジローは、主人公ロドリゴを騙したり、すがったりする狡い男だが、自身の弱さを自覚しており、ある意味で最も人間的なキャラクターなのかもしれない。
演じる窪塚くんは37歳、どうしたって高層マンションからのダイブ(2004)が印象に残るが、俳優・窪塚洋介の登場が鮮烈だったことは誰もが認めるんじゃないか。
テレビドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(2000、TBS)でビッグインパクトを残した翌年、映画『GO』の熱演により映画界のニュースターとなる。
『ピンポン』(2002)までは好調をつづけるが、ダイブ事故で失速、
けれども『ヘルタースケルター』(2012)を観ると、やっぱりふつうのアンちゃんじゃないよな、、、と感じさせる魅力があって、なかなか目が離せない俳優さんだと思う。
※日本版の予告編も出来ました
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明日のコラムは・・・
『『沈黙』全力応援コラム、その四』