Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

Be cool ~海外男優「偏」~

2014-06-20 02:39:56 | コラム
最近知り合った若い映画小僧から「ブログの記事数が多過ぎて、好きな映画についての記述には辿り着けたんですけど、好きな俳優について知りたいのに、ぜんぜん見当たらないんです」という内容のメールをもらった。

いちど・・・というか、何度か書いてるけど。

まぁいいや。
リクエストだと解釈し、再録、、、ではなく「現時点における」憧れの映画俳優10人を「海外男優」「日本男優」「海外女優」「日本女優」の4項目で展開してみようじゃないの。

(100人ならともかく)10人についての文章なんて、20分程度で完成出来る―が、まぁここ数日はサッカーW杯で「そこそこの時間」が奪われているので、こういうのも「たまには」いいよね。


というわけで。
俳優「篇」が正しいはずだが、偏った自分を表現するために、俳優「偏」と冠してみた。

同性への好感は、そのクールさに尽きる。
クールさは、自分が持ちようがないもの。

「自分にないもの」を持つひとに憧れる―人間の基本、、、みたいなものだよね。


・・・というか、好きな映画・好きな監督と「完全に」リンクしているため、意外性はぜんぜんないよね~。


(1)ロバート・デ・ニーロ

当然。自分のなかで、もはや変わりようがないキング。

ケータイアドレスは、de-niroだし。

(2)ハーベイ・カイテル

インディーズ映画の兄貴的存在。

脱ぎたがる傾向も、好き。笑

(3)ジョン・タトゥーロ

変人を演じても知性を感じさせる。

なんで最近、コーエン兄弟と組まないのだろうか。

(4)アル・パチーノ

70年代の米映画がきらきらしていたのは、デ・ニーロとパチーノのおかげ。

(5)ゲイリー・クーパー

元祖・伊達男。

クラシックから選ぶとするならば、断然このひと。

(6)マイケル・マドセン

意外?

演技力云々は分からないが、あの存在感はなかなかのもの。

(7)ジャッキー・チェン

映画の入り口は、成龍だった。

(8)スティーブ・マックィーン

スターというのは、こういうひとのことをいうのだろうね。

(9)ジーン・ハックマン

いぶし銀の魅力。

(10)チャールズ・チャップリン

監督10人を選出すると、もっと上にくるひとだけど。


・・・あれれ、フランス出身がひとりも居ないや。

なんだかんだいって、自分は米映画好きなんだなぁ、、、と。


※米映画会社のロゴクレジット…イントロ1秒で「すべて」分かったひとは、映画小僧初級者に認定!




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劇場ひとり

2014-06-19 00:30:00 | コラム
大島渚「―誰だってねぇ、ガラガラの映画館で映画を観るなんて、面白くないことですよ」

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オオシマの意見に、半分は賛成、でも残り半分で反対―というのが率直な気持ちかな。

いわゆるビッグバジェットであれば、満員御礼状態で観たほうが盛り上がる。
ほかの観客とともに笑ったり涙したほうが、「あぁ映画を観ている!」という感慨に浸ることが出来るものねぇ。

けれどもミニシアターでかかるような映画であった場合、作品とじっくり対峙したいのに横のひとの「脚の組みかえ」や「咳」、前のひとの頭が気になったりね、
迷惑行為というわけじゃないから注意することも出来ず、なんとなく損をした気持ちになってしまうことも。

「だから映画館でなく、家で観る」というひとも多く、
分かるけど、どんな金持ちだって「映画館に勝るホームシアターセット」を設置出来るはずもないわけで、
やっぱり映画は映画館で観るべきなんだけれどなぁ、、、なんて思ったりしている。


これだけ映画館通いをつづけていると、その回の動員に驚くこともある。

自分以外、高校生だったとか。
自分も含めて男だらけ、女子がひとりも存在しないとか。
その逆に、自分以外は女子だった、あるいはカップルだった、、、ということも。

そのなかでも印象に残るのは、観客の傾向云々ではなく、やっぱり人数。

『アナと雪の女王』は「いつだって満席」だが、そんな恵まれた「勝ち」映画ばかりじゃない。
いや7割程度が、そういうビッグバジェットにやられた「負け」映画といっていい。


勘兵衛じゃないが、「またしても、負け戦だったな」といいたくなっちまう。


今宵は、自分が目の当たりにした「そんな、負け映画」の5選を展開してみよう。

もちろん興行的に惨敗しただけであり、イコール駄作というわけではない。
批評的には成功した映画も含まれており、だから批評・興行の両面で成功した作品は「えらい!」ということになっているのだった。

さらに付け加えれば、全国的にみると「興行的に、やや成功した作品」も含まれる。
自分が観たタイミング、それから「どの映画館で観たか」も重要であり、その日・その場所で「俺以外、客が居ない」という状況だったとしても、だからといって「この映画はハズレだ」とはいえないのである。


(1)『ソナチネ』(93)

初日に観て「大」感激し、上映3日目・5日目と3回観にいったが、そのどれもが「観客10人以下」だった。

信じられんっ!!

それでも幸福な映画体験だった。

(2)『ショーシャンクの空に』(94)

ビデオ発売から人気に火がついた―といえば、この作品だろう。

実際、興行面では日米とも振るわなかった。

シネコン乱立前夜であり、だから入れ替え制ではなく、自分は朝から晩まで同じ席に座ってスクリーンを眺めていたっけ。

たしか1日5回上映であり、そのときは合計しても100人入らなかったのではないか?

ありえねぇっ!!

(3)『ダイハード2』(90)

生まれて初めてアルバイトした映画館『清流』で、自分が映写技師として「独り立ち映写」した記念すべき映画。

しかし入らない。

ぜんっぜん、入らない。

最低記録はたぶん、自分のねぃちゃんと、当時付き合っていた彼氏のふたりだけ、、、だったか。

350席以上ある映画館で、カップルが一組だけ―なんか特別興行みたいで、それはそれで素敵かも。

(4)『どすこい!わんぱく土俵』(94)

若・貴兄弟ブームに便乗して創られた、クソ面白くない相撲アニメーション映画。

自分が観た回は、自分以外に観客が居なかった。

出た、劇場ひとり!!

すぐ打ち切られたと記憶するが、これはまぁ、しょうがないだろう。

(5)『しんぼる』(2009)

松本人志が手がけた映画のなかでも、たぶん最も興行的・批評的に惨敗した作品。

初日に観たのに、自分を含めてたった3人―松ちゃんは大好きなので擁護したいが、いや、この出来では、やっぱりしょうがない、、、としかいいようがない。





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にっぽん男優列伝(232)津川雅彦

2014-06-18 00:30:00 | コラム
40年1月2日生まれ・現在74歳。
京都出身。

公式ブログ


まだまだ、あと20年は生きそうで、あと10年くらいはバイアグラなど必要がない感じの津川雅彦(つがわ・まさひこ)さん―その個人的なイメージを挙げるとするならば・・・

(やっぱり)ラブシーンのひと。であり、つまるところ、それは絵に描いた助平オヤジ。
おっぱいの大きな奥さんと仲睦まじく、ファッションセンスは若い。
政治的信条は、ガッチガチの保守本流であると。

マキノの血が流れる芸能一家に育ち、かつて愛娘さんが誘拐事件の被害者になった・・・こんな風になるかな。

(1)誘拐事件…詳しくはウィキペディアを参照してください

その昔、成人した愛娘さんとバラエティ番組で共演し「いまでも一緒に風呂に入る」と発言、ほかの出演者は驚いていましたが、この事件から生じた不安も根底にあるのではないかな、、、なんて思いました。

いまの若い映画小僧は、この事件のことを知らないですよね。
だって、自分が生まれた74年のことですもの。

(2)ラブシーンのひと

伊丹十三の『スーパーの女』(96)は超のつく駄作だとは思いますが、ひとつだけ印象に残るシーンがあります。

同級生だった宮本信子と津川さんが大人になって再会し、いろいろあって、さあベッドへ・・・という展開。

津川さんは「ほかの女にやっているように」愛撫を始めるものの、たぶん同級生というのが引っかかるのでしょう、宮本信子は笑いが止まらずに白けてしまいます。

結局、ふたりはベッドをともにしません。

なんかちょっと、分かるんですよね。

自分にもそういう経験、ありますから。

(3)助平オヤジ

ほとんど(2)と変わらない項目ではありますが。

ずっと前、津川さんが多摩大学で特別講演をおこないまして。
そこに忍び込んだのですが、開口一番「ブロマイドの売り上げは一時期、裕次郎を抜いていたんだよ。ボクはすごくモテた。でも裕次郎のほうが経験は豊富でね、それが悔しかった。そのころ、ボクはまだ童貞だったんだ。・・・あれ、これ笑うところだよ、みんな」と発していたのが記憶に残っています。

最初のつかみは「絶対にエロネタだ」と信じているようなところがあって、自分は好きだなぁ、こういうひと笑


※あのころ、みんな若かった





<経歴>

芸能事務所「グランパパプロダクション」の代表取締役。

父はスターの沢村国太郎、母は牧野省三の四女・智子、兄は長門裕之、そして妻は朝丘雪路。
フォンダ一族やコッポラ一族に引けを取らない家系だと思います。

その環境ゆえ、『狐の呉れた赤ん坊』(45)や『天狗飛脚』(49)、『乞食大将』(52)などに子役出演しています。
『山椒大夫』(54)で少年時代の厨子王を好演していることは有名ですが、本格的な映画俳優になるのは10代後半になってからでした。

それが56年に発表された傑作、『狂った果実』です。
いま観返すと岡田真澄の美男子ぶりに慄きますが、津川さんも負けてない。
というか出演者全員が美形。(ただし、特別出演した原作者・慎太郎兄ちゃんを除く)

フランスの鬼才―ゴダール、トリュフォーら―たちに多大なる影響を与えたとされるこの青春映画、21世紀の映画小僧にとっても刺激的だと思うんですけれど、みんな観てないのですよね。

もったいない、じつにもったいない。

ともかくこの映画1本でスターになった津川さんは立て続けに話題作に出演しますが、初登場のインパクトが強過ぎて、それを超える作品にはなかなか出会えませんでした。

56年…『夏の嵐』『人間魚雷出撃す』
57年…『青春の抗議』『十七才の抵抗』
58年…『禁じられた唇』
59年…『明日の太陽』『素晴らしき十九才』『霧ある情事』
60年…『朱の花粉』『伊豆の踊子』

日活を離れ松竹に移り、オオシマの『太陽の墓場』(60)や『日本の夜と霧』(60)に出演し演技の幅を広げる。
それでも兄・長門裕之と比べると、けっして安定したキャリアとはいえません。

60年…『ろくでなし』『悪人志願』『旗本愚連隊』
61年…『悪の華』『図々しい奴』『甘い夜の果て』『妻あり子あり友ありて』『あの波の果てまで』前篇・後篇・完結篇
62年…『酔っぱらい天国』『この日美わし』『愛と悲しみと』
63年…『残菊物語』『魚河岸の旋風娘』『次郎長三国志』
64年…『さまざまの夜』
66年…『昭和残侠伝 唐獅子牡丹』『氷点』
67年…『昭和残侠伝 血染めの唐獅子』
69年…『日本残侠伝』『悪名一番勝負』『女賭博師花の切り札』

このころ「あの」デヴィ・スカルノと不倫騒動が起こり、これが痛手となってオファーが激減したとされています。

70年…『女組長』
73年…『男はつらいよ 私の寅さん』
74年…『直撃! 地獄拳』
76年…『春琴抄』

それまで男前の主演を張ることが多かった津川さんはプライドを捨て、テレビドラマで悪役を演じました。
これが復活のきっかけになったといわれていますが、実際、映画俳優としての深みと面白さが出てきたのは70年代後半からだったと思います。
いい感じに、ガタイもでかくなりましたしね。

81年…『マノン』
82年…『ザ・レイプ』
83年…『時代屋の女房』
84年…『お葬式』
85年…『化身』『ひとひらの雪』『タンポポ』
87年…『マルサの女』
88年…『マルサの女2』
89年…『善人の条件』
90年…『あげまん』『天と地と』
91年…『幕末純情伝』
92年…『墨東綺譚』『ミンボーの女』
93年…『大病人』
94年…『忠臣蔵外伝 四谷怪談』
96年…『スーパーの女』
97年…『マルタイの女』

・・・うん、急に助平なキャラクターが増えましたよね笑


東條英機を演じた『プライド・運命の瞬間』(98)、テレビシリーズから好演していた『サラリーマン金太郎』(99)、
『いつかA列車に乗って』(2003)、『欲望』(2005)、『THE有頂天ホテル』(2006)、『燃ゆるとき』(2006)、『雪に願うこと』(2006)。
還暦を過ぎても「渡辺淳一が原作なら俺が出る!」とばかりに『愛の流刑地』(2007)に出演、
『怪談』(2007)や『落語娘』(2008)、『風が強く吹いている』(2009)、『死刑台のエレベーター』(2010)、『脇役物語』(2010)などなど、冒頭で「あと20年は生きそう」と書きましたが、ほんとうにそう思える元気なキャリア。
最近の出演作に、『あしたのジョー』(2011)、『一枚のハガキ』(2011)、『青木ヶ原』(2013)、『偉大なる、しゅららぼん』(2014)、
そして最新作は、9月公開の『舞妓はレディ』。

2006年―マキノの血が騒いだのでしょう、マキノ雅彦名義で映画監督に挑戦。

『寝ずの番』では兄を主演にし、
『次郎長三国志』(2008)や『旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ』(2009)などを発表しました。

うん、堂々たる演出だと思います。
こんどは、日本の映画史を総括するような作品を撮ってほしいですね。


次回のにっぽん男優列伝は、津田寛治さんから。

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にっぽん男優列伝(231)塚地武雅

2014-06-17 06:48:30 | コラム
71年11月25日生まれ・現在42歳。
大阪出身。

公式プロフィール(人力舎)


香港映画にそこそこ詳しいひとであれば、ドランクドラゴンというコンビ名を聞いただけでピンとくるでしょうし、そんな名前をつけた芸人さんに好感を抱くことでしょう。

『ドランクモンキー 酔拳』(78)と、『燃えよドラゴン』(73)。

まさに自分がそうで、この芸人さんのコントを「ちゃんと」見たことはないですが、まぁ嫌いではないです。

彼らは映画好きというより「香港」映画好き。
先日の『アメトーーク ジャッキー・チェン芸人』(テレビ朝日)には、本日の主役・塚地武雅(つかじ・むが)さんが出ていましたね。
(ただ内容的には、あまり面白くなかったかな。しょうがないのかもしれないけれど、「あの事件」が起こってから、次長課長・河本の言動に対して「笑えなく」なっちゃった)

武雅さんは香港映画が好きというだけですが、細くて性格が悪そうな笑 相棒、鈴木拓は実践派です。
彼はああ見えて柔術の有段者であり、なかなかに強い。
寝技集団「グラバカ」の道場に出入りする姿、何度も見かけましたもん。


さて武雅さん、90kgの体型を活かして「和み系」の俳優さんとしても活躍しています。
個人的な評価をいうと、カンニング竹山さんは上手、武雅さんは「それほど…」なんですが、雰囲気。あの雰囲気でしょうね、「冴えない中年」というキャラクターが多いですが、その「等身大」感がウケてオファーが絶えません。





<経歴>

大学を卒業し仏壇メーカーの営業マンになるも、お笑いへの憧れを強くし24歳で人力舎の養成所「スクールJCA」に入学する。
そこで鈴木拓に出会い、ドランクドラゴンを結成。
目指す年齢としては遅く、ゆえに「年下・でも芸歴は長い」という同業者に敬語を使うことが多いのだとか。

武雅さんの俳優業への挑戦は、2003年あたりから。
テレビドラマでチョイ役をやり始めた当初は、本人も「芸人が演技をやってみた」程度に捉えていたでしょうし、演出する側も「それ以上」のことを望んでいなかったと思うんです。
しかし「台詞をすぐ覚える」「雰囲気がいい」などの理由でオファーが増え、そうして現在の「芸人・俳優」という肩書きが出来上がりました。

映画俳優デビュー作は、2005年の『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』。

翌年の2006年、森田芳光による『間宮兄弟』で佐々木蔵之介とダブル主演を果たす。
奇妙な兄弟をオフビートタッチで描いた快作で、作品内容には賛否があったものの、ふたりの演技にペケを出すひとは居なかった、、、と記憶しています。

2007年、テレビドラマ『裸の大将』(フジテレビ)で「新」山下清を演じる。
先代? が芦屋雁之助ですからね、分が悪いとは思いますが、頑張っていたのではないでしょうか。


アイドルオタクたちの会話が楽しい『キサラギ』(2007)、容姿を活かして笑いと「哀愁」を誘う『ハンサム★スーツ』(2008)、
『交渉人 THE MOVIE タイムリミット高度10,000mの頭脳戦』(2010)、『高校デビュー』(2011)、『ひみつのアッコちゃん』(2012)。

冴えない占い師が黒猫に救われる『くろねこルーシー』(2012)で久し振りの主演を果たし、『グッモーエビアン!』(2012)や『げんげ』(2013)など、順調にキャリアを築いています。

日本にはジャック・ブラックのような「悪魔的な」コメディ俳優が居ないので、そうなってほしいのですけれど、どうでしょうかね。
ちょっと顔が柔和に過ぎて、それは難しいのかな。


そうそう。
2010年あたりまでは、俳優業も「ドランクドラゴンの収入」としてギャラを鈴木と折半していたのだとか。

それはどうかと思っていましたが、そうでなくなった現在は現在で、鈴木の生活が心配になってきました笑

結婚もしているし、大丈夫なのかな。

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Sweat & Tears

2014-06-16 00:30:00 | コラム
チャリでの移動をつづけている。
つづけているっていうか、死ぬまでそうだ。たぶん。

梅雨だろうが、その逆の真夏日だろうが関係ない。

とはいえ、どっちがイヤかと問われれば・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このくらい熟考したあと、自信なさげに、

真夏日、ですかなぁ、、、と答える。


雨の日も、きつくないとはいわない。
泥除けなしのチャリだから、背中がたいへんなことになっているし。

ただまぁ、冬の雨とはちがって、それで風邪を引くという可能性も少ないし、けっこう気持ちよかったりするし、
運転時の危険は増えるかもしれないが、憂鬱なのはペダルを漕ぐ前だけであり、漕ぎ始めたら雨なんてたいして気にならないのだった。

それよか真夏日だよね。

日焼けは少し前に書いたが、気にならない。

汗よ、汗。
止まらないし。のど渇くし。体力、そーとー奪われるし。

自宅を出て目的地に向かう途中であれば、どんどん水分補給をする。
し過ぎるくらいに、する。

だが仕事であれ遊びであれ目的を終えて自宅に帰還する際は、どんなに喉が渇こうがなにも口にしない。
そいでもって、自宅に帰還してからも水分補給はしない。

喉カラッカラ、、、みたいな。

なんで?

ビールのためである。


帰還後、汗びっしょりのウェアを洗濯機にぶち込む。
風呂を沸かす。
ジョッキを冷凍庫で冷やす。

そのあいだも水分補給はしない。

40度後半の湯に浸かり、ひたすら耐える。
すぐ出たいところだが、ただただ耐える。

そうして十数分後―風呂から出て、やっと自分に褒美を与える。

生きててよかった。
というより、死ななくてよかった。


こんな感じが、晩夏くらいまでつづく。

その前に熱中症になるか干からびて死んじゃうんじゃないかと思うときもあるが、あの一瞬の快楽のために、この「自分ルール」を変えることが出来ない。

この際、死んでもいいやと「ちょっとだけ」思う。

思うが、死ぬんだったら、せめて一口だけでもビールを流し込んでから死にたい。

だから理想的な死にかたは、
「乾き。」に耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて耐えて・・・

ビールを呑んだ途端、身体中が唐突な冷たさに驚いて死ぬとかね、

そんな死にかた、あるんか? という話だが、そうやって死ねるのだったら、もう後悔はないや、、、とまで思うのだった。


※『プレミアム・ラッシュ』…この映画、劇場未公開なんだけれど、いえいえ、かなーり面白いです




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