Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

初体験 リッジモント・ハイ(149)

2015-10-21 05:53:05 | コラム
東京に出てきて目にした有名人―ライヴやイベント会場以外で―を、シチュエーション別に挙げていく企画。

※これだと「初体験」にならないが、今回は特別篇ってことで。


<18歳、調布駅北口・○○マンションの一室>

プロレスラーの藤波辰爾

新聞代金の集金に行くと、まさかの本人登場。

つり銭なしで、きっちり払ってくれました。


※何度聴いても笑える歌なんて、そうそうないよね





<19歳、にっかつ撮影所の休憩室ベンチ>

漫画家の蛭子能収

サインをねだると、快く受けてくれた。
ロングTシャツの裏に書いてもらったのだが、やけに時間がかかっている・・・と思ったらば、あのイラストもつけてくれたのだった。



よいひと!!

<20歳、映画館>

プロデューサー・タレントのテリー伊藤

館内に明かりが戻ると、隣りに座っていて驚いた。

テレビで見るまんまの派手なシャツを着ていて、気づいてくれといわんばかりだった。
・・・が、話しかけられなかった。

<21歳、アルバイト先の映画館>

観客として・・・

帝京大学時代の谷亮子(田村亮子ヤワラちゃん)が『男が女を愛する時』(94)を、
元巨人の宮本和知が子供連れで『東映マンガまつり』を、
女優の鈴木京香が『アポロ13』(95)を観にきていた。

それから、新進女優だった河野由佳が、自分の主演作『トイレの花子さん』(95)の初日に同級生を連れて観にきていた。



チケットの半券をもぎる際、

「主演の女の子に似ているね」
「…すいません、あたしなんです」

驚いたなぁ。

<22歳、自宅ちかく>

俳優のきたろう



当時住んでいたアパートの横が、ゴルフの練習場になっていて。
外で一服していたら、向こうも一服していたらしく、目が合った。

一礼すると、一礼を返してくれた。

きっと、いいひとなんだと思う笑

<26歳、とある居酒屋>

映画監督の黒沢清

随分と話し込んでいたようだが・・・相手は、ひょっとしたらオダギリジョーだったかも??

<28歳、町田駅前の書店>

モデルの冨永愛

町田に住んでいたひとなので、ちょくちょく見かけた。


そして。
本人も認めていることなので、敢えて書くけれど。。。

芸人の渡辺直美

彼女は売れる前に風俗のアルバイトをしていた。
自分は、いまは「ぜんぜん」だが、一時期は風俗通いが頻繁で。

そう、自分の相手をしてくれた子が、彼女だったのだ・・・と書いたが、確証は得られない。

もちろん、その当時は彼女の存在さえ知らなかった。
彼女が売れて、しばらく経ったのちにメディアによって暴露され、それについて彼女は潔く認めたと。

で、当時の写真までもが週刊誌に載せられ、自分はそれを見てハッとしたわけ。

似ている、すごく似ている。
彼女だったのかなぁ、、、という感じ。


格好いいと思うよね、彼女の(その後の)対応が。


自分はともかくとして、、、の話だが苦笑
 
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『smileじゃ、勝てそうもない』
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WAKUWAKU

2015-10-20 05:51:46 | コラム
映画を観ていて、ワクワクしてしまう瞬間。

たとえば。
『スターウォーズ』シリーズ(77~)の、オープニングタイトルが表示されるところ。
『ハスラー2』(86)で、ポール・ニューマンが「戻ってきたぜ!」というラストシーン。
『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(89)で、少年時代のインディと現在のインディがオーバーラップするところ。
『用心棒』(61)の「あばよ!」。
『ダイハード』(88)で、微かに聞こえてくる鈴の効果音。

そうして、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)の「TO BE CONTINUED」。

そうなんだ。
すでに多くのメディアが特集しているとおり、2015年10月21日―つまり明日は、このシリーズの第2作目で描かれた「未来の日」。

実際に、あの日に追いついてしまう。
そこできょうは、初体験エピソードを休載して『バック・トゥ・ザ・フューチャー』についてのアレコレを綴ってみたい。


年中いっているように、自分は「ひたすら暗くて、イヤ~になるような物語」を好む傾向にあって。
救いがあったとしても、「救済の微光」を感じさせる程度のものがいいな、、、と常々思っている。

だから『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で描かれる未来よりも、『ブレードランナー』(82)が描き出す陰鬱な未来のほうが感覚的にしっくりくる。



だからといって。
そんな暗い物語ばかり観ているわけでもなく。

たまにはホッとしたいわけですよ。
こころの底から笑いたいわけですよ。
現実を忘れ、WAKUWAKUしたいわけですよ。

そんなときには、やっぱり米産のビッグバジェットこそ最適で。

自分がいう米産のビッグバジェットとは『ワイルドスピード』シリーズ(2001~)などを指すのではなく、80年代に青春を送ったオッサンだから、やっぱりスピルバーグ印なのだよね。


じつをいうと『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズは、第1作目はほんとうによく出来ていると思うけれど、
第2作目、第3作目とも、「出来としては」あんまり感心しなかった。

マーティが『ジョニー・B・グッド』を熱唱するところ。
「1.21ジゴワット!!」と、ドクが叫ぶところ。
ドクの倉庫から出火し、火消しするところ。
恋人ジェニファーの可愛さ。
愛犬アインシュタインの可愛さ。
ヴァン・ヘイレンの音楽を「宇宙的」とする面白さ。

そして、当時は制作するかどうかさえ定かではなかったはずの「TO BE CONTINUED」。

映画的選択というべきか、そのすべてが抜群で見事なものだと思う。

続編はつまらなかったわけではないが、第1作目が完璧に過ぎだと。

しかし第2作目にも、第3作目にも、個人的な思い入れはあって。

高校時代に映写技師のアルバイトをしていた―というエピソードは何度か書いている。

自分は第2作目を観た帰りに、売店のおばちゃんに話しかけて面接の約束をした。
そうして採用され、見習い期間を経て、初めて「ひとりで映写した」作品が、第3作目だったのである。

だから。
第1作目は自ら望んで20回くらい観たが、第3作目は「仕事として」繰り返し観ることとなり、少なくとも40回は観ているのである。

『稲村ジェーン』(90)の映写は「映画好きをやめようか…」と思い悩むほどに苦痛な時間を過ごしたが、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の映写は楽しかった。

ただ映写をし、画面がぼやけたらフォーカスを修正していただけなのに、なんだか自分が偉い気分になった。
創り手のひとりだと錯覚し、映写室から観客席を覗き込み、「オレが停止ボタンを押したら、お前ら映画を観れなくなるんだぞ!」なんてなことを思っていた。


そんな、思い入れの強い映画が描いた舞台が、あすに迫った。

映画小僧の諸君、君たちがこの映画を好きでも嫌いでも・・・って、嫌いなひとを見つけるほうが難儀だと思うが、
あすはマーティとドクと、ジェニファーとビフに敬意を表し、自宅でイベント会場で居酒屋で、とにかくどこでもいいから、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』祭を開催しようじゃないか!!




 
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『初体験 リッジモント・ハイ(149)』
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初体験 リッジモント・ハイ(148)

2015-10-19 07:50:24 | コラム
職業柄、有名人を目にすることが多い。
これは役得っちゃあ役得である。

誰かが、
テレビ局内で美人タレントを見ても(周りがみんなそうだから)驚くことも少ない、しかし街中で見た場合、一般のひとに溶け込むことが出来ぬほどに「きらきら」しているので、あぁすごく美人だな、やっぱりちがうものだなぁと感激するものだ―といっていたが、それはたしかにそうだと思う。

それほど、この世界は異質なのだよと。


この数年で、実際に目にして驚いた有名人。

モデル・女優の菜々緒。



もちろんキレイだよ、ハッとするほどに。
でもねいちばん驚くのは、その顔の長さなんだ。

割と好きなひとだから愛をこめていうけれど、なんか妖怪的な。

篠原信一と同じくらい長いのではないか。

芸人ロンドンブーツの淳。



あれ? と思うくらいオーラがなかった。

まぁふつうにイケメンだとは思うけれど、このひとは、その自然さが魅力のひとつなのかね。

モデル・女優の佐々木希。(トップ画像)

引くくらいの美しさ。
ちょいと呼吸困難になったほど。

誰かが「よく出来たダッチワイフ」といっていて笑ったが、感情ゼロの時期を経過し、いまは表情豊かになって「より」魅力的になったんじゃないか。

逆に「こんなものか…」と思ってしまったのが、グラビアを中心に活躍する「おのののか」。



ピンとこなかったなぁ。


今回の初体験シリーズは、そういう「仕事上の出会い」ではなく「プライベートで遭遇した」有名人でいってみたい。
初めて目にした有名人、、、ということね。


ケータイ/スマホの時代が到来し、有名人はパパラッチだけでなく一般人にも狙われるようになった。

芸人・ビビる大木がウィンドウショッピングを楽しんでいた際、従業員のひとりがツイッターで「ビビる大木が閉店間際にやってきて、ちんたら店内を徘徊、結局なにも買わずに帰ってやんの。いいかげんにしろ」と発信し喧嘩にまで発展した―あのあたりからかな、有名人のプライベートがそのままネット上に垂れ流されるトラブルが頻繁に起きている。

先日も同窓会に参加した地下アイドル? が友人に(ファンのおじさんが)「キモい」と発言したところ、それをツイッターで暴露され謝罪する事態に発展している。

キモいおじさんから見ても、そういうおじさんはキモいけどね笑

写真に撮られることは日常茶飯事、だから「大物気取り」と揶揄されても多少の変装は必要だろう。

面白いなと思ったのは、食事中に写真を撮られた有吉ちゃんの対処法。

その「一般人のおじさん」を、有吉ちゃんは撮り返したというのだ。

シャッター押されたなら、押し返す。
おじさんは自分が蒔いた種だからと、抗議してこなかったらしい。

なるほど、いいアイデアだと思う。


自分なら、どうするだろう?

ナンダカンダいって、シャッターを押してしまうかもしれない。
そうしない! とはいい切れないところが品性ゼロの自分らしいでしょう。

そんな自分が仕事以外―さらに、ライヴやイベント以外―で初めて有名人を目にしたのは、当然のことながら東京にやってきてからである。

田園が広がるような群馬の片田舎を歩く有名人なんて、居るわけがないからねぇ。


つづく。

※後半に、有吉ちゃんの体験談が登場



 
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ヒールのメンタリティ

2015-10-18 05:34:45 | コラム
ボクサーの亀田興毅が引退を発表した。

柄にもなく、ひっそりと。

彼のキャラクター性を考えると、本意ではないだろう。
TBSの力を借りて、派手に引退したかったはず。

でも、それは出来なかった。
きのうの河野戦で敗戦をすると、「勝っても負けても引退するつもりやった。悔いはあらへん」といって控え室に消えたという。

好きか嫌いかでいえば、もちろん? 嫌いなファイターだった。

デビューして1~2年であったなら許せたかもしれない、
しかしチャンプとなって以降も、挑戦者に対して「メンチ切り」をするというガキみたいなパフォーマンスが腹立たしかった。

昭和の香りがしたのである。
いじめっこにしか見えなかったのである。

そもそもが誤解を受け易いスポーツ、
その誤解を「広げる」役目を、チャンプが担ってどうする。

ボクサーとしては、センスがあったほうだと思う。
少なくとも次男よりは。
三男が「最終兵器」「いちばん強い」とされているが、いいや、たぶん長男がいちばんだろう。

だから思うんだ、もったいない、あぁもったいないなぁ、、、と。


格闘技はヒールが必要とされる特殊な世界ではある。
あるが、彼はヒールになれなかった。
単なるキラワレモノでしかなかった。

秋山成勲を見てみるがいい。

このひとも「もちろん」嫌いだが、強靭なメンタリティだけは尊敬に値する。

あの年の大晦日、人気者の桜庭を相手にして全身にクリームを塗りたくり、寝技に持ち込まれないようにした。

最初はしらを切り、隠し通せない時点になって「乾燥肌なもんで…」とイイワケをした。

しかしその数年前にダウンタウンのバラエティ番組において「柔道選手だったころ、相手に道着を取られないよう、柔軟剤を大量に塗りたくった」と発言しており、常習犯であったことが発覚してしまう。

正直にいって。
桜庭は奇跡を起こすひとだけれど、ふつうに戦っていれば秋山が勝ったはず。

だから多くのひとは、なぜあんな真似を・・・と頭を抱えながら年越しを迎えた。

謹慎処分が解け、秋山はリングに戻ってきた。

ブーイングを受けながらも勝ちつづけ、主戦場を日本から米国のオクタゴン(八角形のマット)に移す。

応援は出来ないが、頑張っているなぁと思う。

いっぽうでバラエティ番組に出演する。
みのもんたよりも、松崎しげるよりも黒くなって。
次長課長の河本と同様に、その言動を観ても素直には笑えないが、たいしたもんだと思う。

図太さ、、、といったらいいのだろうか。

そのあたりが、興毅にはなかった。

どん! と構えたところがないというか。
虚勢を張っているようにしか見えなかったのだ。

彼のそうしたファイター人生を「父親の影響」と見る向きは多いだろう。
自分もそう思うが、用なしとして切り捨てたTBSにも罪があるはずで。

そこそこの視聴率を取って、そこそこの金が動いたわけでしょう。
最後まで面倒を見てやるのが筋だと思うけどね。

TBSに「まごころ」があったとしたら引退特番でも組んでやるはずだが、たぶん無視を決め込むだろうね。

あれに似ている、レッドフォードが演出した『クイズ・ショウ』(94)に。

興毅がジョン・タトゥーロで、井岡がレイフ・ファインズというわけ。

だからせめて、格闘技ファンだけはファイターとしての亀田興毅を正当に評価してあげたい。

少なくとも、内藤さんと戦った試合は面白かったよと。


おつかれさん。

嫌いだけど、おつかれさん! くらいはいってあげよう。

嫌いだけど笑笑




 
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中身を知りたい

2015-10-17 05:36:33 | コラム
映画『RONIN』(98)と『パルプ・フィクション』(94)には、ある共通点がある。

どちらにもスーツケースが登場し、しかもその中身が「結局、分からないまま」物語が幕を閉じる。

前者ではデ・ニーロが何度も「ケースの中身は?」と問うた―にも関わらず、リーダーは教えてくれないのであった。

後者ではケースを開けたトラボルタやティム・ロスの顔が(中身の効果? で)反射され、照明が当たったようになる―ため、宝石だとは思われるが、その確証までは得られない。

巧いなぁ、さすがの演出だなぁ!! と感心する。


深夜のバラエティ番組を観ていると、「アイドルのバッグの中身、全部見せます」なんていう企画をやっている。



はっきりいうと。
どんなに好きな子でも、バッグの中身はあんまり興味が湧かない。

Tバックのほうが気になるし、いやいや冗談でなくいえば、財布の中身だったら興味がある。

だから。
自分が移動中に背負っているリュック(トップ画像)の中身なんて誰も知りたくないだろうが、まぁこの際? だ、ちょいと公開してみようじゃないか。


こんな感じです。



(1)タブレット
(2)タブレットを入れている(ガイコツの)トートバッグ
(3)財布
(4)チャリのチェーンロック
(5)煙草とジッポー
(6)ペットボトルに入れた麦茶

よく怪我をするガキみたいなヤツなので・・・

煙草には、5~6枚の絆創膏が挟んである。
それと、目薬ね。




想像されていた? とおり、なんの面白みもない中身ではある。

あれ、酒やバイブとか入れてないの?? みたいな。

それは、そういうとき限定なわけですよ。


あなたのバッグのなかには、なにが入っていますか―?


※自分は、すべての映画のなかで『RONIN』のカーチェイスがいちばん「優れている」と思う



 
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