Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

予想ぜんぶ当てたら、なにをくれますか

2015-12-21 18:21:03 | コラム
昨晩は、またまたまたまたまたまた呑み会。

脳味噌が正常に機能してくれないので、軽めのコラムで逃げます。

今月、何度もこんな感じで恐縮です。

とはいっても、この「大晦日の格闘技、勝敗予想」は「そーとー」悩んで悩んで悩んで仕上げたもの。

だから、それなりの自信はあります。

予想ぜんぶ当てたら誰か、なにかくれませんかね~?


格闘技イベント『RIZIN2015』

~29日の主なカード~

○桜庭和志 青木真也●

未来への希望ではアオキだが、なにかを起こすサクも見たいのだ。

●高阪剛 ジェームス・トンプソン○

○西浦“ウィッキー”聡生 HIROYA○

UFCへ乗り込むことが出来なかった悔しさを晴らしてほしい。

○宮田和幸 日菜太●

でもMIXルールなんだよね。
なんだMIXって。

●DJ.taiki 高谷裕之○

○元谷友貴 フェリペ・エフライン●


~31日の主なカード~

○エメリヤーエンコ・ヒョードル シング・心・ジャティブ●

というか、これで負けたらヒョードルは即「再」引退。

○曙 ボブ・サップ●

○ホーヴェルソン・カイド(元大関・把瑠都) ジェロム・レ・バンナ●

○武尊 ヤン・ミン●

活きがいいよ、この男。




○長島☆自演乙☆雄一郎 アンディ・サワー●

○RENA イリアーナ・ヴァレンティーノ●

この2日間で、いちばん期待しているファイター。



○ギャビ・ガルシア レイディー・タパ●

●山本アーセン クロン・グレイシー○

山本美憂のジュニアなので勝ってほしいが、競って競ってグレイシーじゃないかな。



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『年末年始企画(1)コメディ映画10傑』
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21年の誘惑

2015-12-20 05:54:26 | コラム
チキンを喰らう日。
ついでに、ケーキも喰らう日。

ガキのころ、クリスマスをそういう風に認識していた。

ガキのころだけでない、高校生になっても、上京してひとり暮らしを始めても、30代になっても、オッサンになった現在でも同じように捉えている。

恋人同士にとって大事な日は互いの誕生日かバレンタインであり、クリスマスはそういう日じゃない。
ひとりで居ても寂しくはならない。
うん、強がりでなく、クリスマスより大晦日とかのほうが、ひとりで居ると孤独を強く感じてしまうかなぁ。

だから自分は、19歳のころから去年まで、ただひたすらチキンを喰らってきた。

21年間、欠かすことなくケンタッキーのクリスマスバーレルを買っていたんだ。



昔はチキンの入ったバケツがプラスチックで出来ていてねぇ、いろいろと再利用が可能だった。
(消防用に、水を入れてベランダに置いている)



当然、おまけでついているクリスマス皿もすべて持っている。
21枚・・・料理もしないのにね、飾るには幅を取るし、だから戸棚に仕舞ったままである。

そのくらいチキン野郎を自称する自分だが、今年、ケンタさんの予約を済ませていない。
というか、この時点ですでに完売状態だろうから、21年の継続はここで途切れることとなった。

ハニーが「本気を出して」ケーキとチキンを作ってあげる、、、といったから。

パティシエさんだからね。
基本、ファストフードが嫌いなひとで。
ウチに来るたびに、自分が好きな濃いめのドレッシングとかジャンクなお菓子とかを処分してしまい、代わりにオーガニック系? のものを置いていくくらい、食に関して厳しいひと。

自分はそれに素直に従うだけだ―そうしないと、パンツ見せてくれない。つまり、きちんということを聞けば笑、どんなエッチな要求にも応えてくれる―が、さすがに21年もつづけてきちゃうと、夢にまで出てくるんだな、クリスマスのケンタさんが~笑


※『ダイハード』、リムジンのなかで流れるクリスマスソング




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『フォースの覚醒』フェスティバル

2015-12-19 05:25:18 | コラム
※ネタバレは、ありません※

えっと、寝ていません。

これから仕事なのに、『スターウォーズ フォースの覚醒』を観てしまったら、その晩なんて眠れるわけもありません。



ぜんぜん平気!!
これもフォースの力かな!! なんつって。

オメーの冗談、つまらねぇんだよ!?

まぁなにをいわれても平気、ともかくはっきりしておきたいのは、

監督人選は間違っていなかったこと、

衝撃や革新性というものはなかったから「飛び抜けて素晴らしい」出来ではなかったものの、
9部作の「1、2、3」よりは、はるかに安定感があって「ちゃんとしていて」うれしかった、、、ということ。




残り2つが完成して公開されるまで、死ぬわけにはいかないな―映画小僧として、真にそう思えるという幸福を味わいました。


連れの女子は、このシリーズに対する思い入れは「あんまり…」だったのだけれども、楽しんでくれたようで、えがったえがった。


18時待ち合わせ、終電で帰ってきたから、デートの時間は正味6時間。

『フォースの覚醒』を語るには、あまりにも時間が足りず、この話は新年会に持ち越されましたとさ。


結論。
よい映画に出会うと、好きなもの呑めや喰えやと気持ちも大きくなる。
財布にいくら入っているかを気にすることもなくね。

というわけで、いつもどおり格好つけて、なかなかな出費だぜと。



この映画の経済効果は想像も出来ないが、市井の映画小僧にも「俺が経済回しているぜ!!」と思わせてくれるのだから、まったく、たいした映画だと思いますです。

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『フォースの覚醒』公開記念 SF映画10傑

2015-12-18 11:01:17 | コラム
きょうの夕刻より、『スターウォーズ』の最新作『フォースの覚醒』が公開!! ということで、きょうはSF映画の個人的10傑を挙げてみようかなと。

自分は、ふだん映画を監督で選ぶ傾向にあって、ジャンルで選ぶことはほとんどないのだけれども、たまにはいいでしょう。
(この際だから、年末年始の特別篇として、他ジャンルの10傑も展開する予定)


・・・と、その前に、SF映画のワースト3も挙げてみようか。

(1)『フィフス・エレメント』(97)

ぜんぜん乗れなかった。

見どころが、ミラの衣装(ゴルチエ!)だけなんて・・・。

(2)『進撃の巨人』(2015)

野心は感じられたし、俳優陣も熱演。でも全体を通してみると、やっぱり穴だらけ。

(3)『日本沈没』(2006)

こちらは、野心さえも感じられなかった。


では、いってみよう。

※広義の意味におけるSF(=空想科学)とする。


(1)『ブレードランナー』(82…トップ画像)

映像、音楽、俳優―そのすべてが完璧。
映画が総合芸術であることを再認識させてくれる名画だと思う。

(2)『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』(80)

6作のなかで、やっぱりいちばん好き。
話が途中で終わってしまう・・・それでも好き。 大好き!!

(3)『バーバレラ』(67)

SFとエロ、混ぜてみたら意外と美味しかったです。
そんな「ノリ」で創ったような珍品だが、思春期に観たら宝物になるかと。



ジェーン・フォンダも、なんというか、失礼かもしれないが、顔と身体が「ちょうどいい」のだ。いろんな意味で。

(4)『2001年宇宙の旅』(68)

骨→ディスカバリー→ボールペンのモンタージュは、何度観てもすげぇな!! と感嘆してしまう。

ところでiPhoneのsiriは、HALに影響を受けているでしょうゼッタイに。

(5)『ゼロ・グラビティ』(2013)

宇宙に行ってみたい気持ちが、1%くらいは減少した。



ラスト―大地に立つサンドラ・ブロックが放ったヒトコト、じつにいい。

(6)『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)

こんなに楽しい気持ちになれる映画も、そうそうありません。



そして、パート2&3でジェニファーを演じたエリザベス・シューよりも、パート1のクローディア・ウェルズのほうが素敵だと思うんだな。

(7)『猿の惑星』(68)

誰もがいうことであるが、ラストの衝撃といったらない。

ここでも、女優さんについてヒトコト。
チャールトン・ヘストンに「黙って」ついていくリンダ・ハリソンは、もうちょっと人気が出てもよかったのではないか。



(8)『ターミネーター2』(91)

物語としてよく出来ているので、パート1ではなく続編を支持。

見た目は同じなのに、役割は真逆っていう設定が面白かった。
サラ・コナーにとっては、意地悪でしかなかったけれども。

(9)『惑星ソラリス』(72)

『2001年』と同じころに観て、正直いって初見は「???」だった。
じつは現在でも「?」がひとつ減っただけの「??」という感想ではあるのだが、映像美だけでも触れる価値があると思う。

(10)『宇宙戦争』(2005)

スピルバーグの映画では「そーとー」評価の低い作品だが、自分はこの「異様さ」が好き。

主人公のスキルが物語の解決に役立つことはない「ハズシ」、一件落着にならないエンディングなどなど、スピルバーグの底意地の悪さが感じられて笑ってしまった。





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にっぽん男優列伝(308)松尾スズキ

2015-12-17 05:59:38 | コラム
62年12月15日生まれ、53歳。
福岡出身。

『大人計画』公式サイト


本業がイラストレーターであることを忘れるくらいに「俳優」をやっている、リリー・フランキー。

リリーさんも多才ですが、松尾スズキ(まつお・すずき)さんも負けてはいません。
たぶん職業欄には「劇作家」と書くのだと思われますが、俳優でもあり演出家でもあり映画監督でもありコラムニストでもあり、また、あまり知られていないところではナレーターをやっていた時期もあります。
(かなーり前のテレビCM『プチダノン』で、「プチダノン」といっているのは松尾さんです。その事実は「うちのお母さんでさえ知らない」そうです笑)

自分が尊敬する表現者のひとりです。
大好きです。

どのくらい好きかっていうと、映画小僧ゆえ舞台劇を鑑賞することは少ないのですが、松尾さんがからんだ公演だけはすべて観にいっているくらいに。

考えかた―身障者のひとたちだって、1日中、そのことについて悩んでいるわけではない。淡々と生活していくという日常があるはずだ。そういうことを隠さないことが我々の仕事でもある―も共鳴するところが多いし、
文体や、そのリズムも自分好みです。
好みというか、モロ影響されまくっています。
自分が自慰狂いを露悪的に公言するのは、それはまぁ自分のスタイルでもあるわけですが、確実にこのひとの影響下にありますね。

終生の愛読書は漱石の『それから』と、松尾さんのコラム集『この日本人に学びたい』であり、
このなかで「ADを下に見る飯島愛」に悪い印象を抱いた松尾さんが「彼女を侮辱したい」と考え、「泣きながらオナニーでもしてやろうか」と結ぶ箇所があるのですけど、この発想と物言いが素敵でねぇ、腹を抱えて笑ったものでした。


※もはや異業種とはいえないレベルの、映画監督でもあると




<経歴>

劇団『大人計画』主宰。

漫画家を目指し九州産業大学芸術学部でデザインを学ぶ・・・も、周囲のなかで自分の絵が最もヘタクソであることに気づいて愕然とし、その逃げ場所として入った演劇研究会でコメディ表現に目覚める。

上京後―サラリーマンとして働き始めても表現欲求は抑えられず、雑誌で劇団員を募り『大人計画』を設立。
松尾さん、26歳のときでした。

96年、 『ファンキー! 宇宙は見える所までしかない』で第41回岸田國士戯曲賞を受賞。
本人曰く「これで、モノカキと名乗れることが許されるのかなぁ・・・」。

舞台限定で松尾さんの作品を選ぶとするならば、自分は2000年の『キレイ』を挙げます。
奥菜恵を起用した、「精神的な」美醜をテーマとする物語でした。

ここからは、映画のキャリアに絞って。
2000年代に映画監督としてデビューするまでは、俳優として活躍していました。

実質的な映画俳優デビュー作は、94年の『NIGHT HEAD 劇場版』。

『愛の新世界』(94)、三郎と二郎の二役を怪演した『殺し屋1』(2001)、
『チキン・ハート』(2002)、『ピンポン』(2002)、『突入せよ! あさま山荘事件』(2002)、『DRIVE』(2002)、『ざわざわ下北沢』(2002)、『恋する幼虫』(2003)、『いま、会いにゆきます』(2004)、『キューティーハニー』(2004)。

2004年、『恋の門』で映画監督デビューを果たす。
新人監督のようなフレッシュさを感じることのない、なんというか、確信に満ちた映画創りをしているなぁ!! と感心しましたね。

以降、『クワイエットルームにようこそ』(2007)や『ジヌよさらば』(2015)など、ヘンテコだけど胸に刺さる快作を発表しつづけています。


その他の出演作に・・・
『真夜中の弥次さん喜多さん』(2005)、『イン・ザ・プール』(2005)、『スクールデイズ』(2005)、『陽気なギャングが地球を回す』(2006)、
『図鑑に載ってない虫』(2007)、『自虐の詩』(2007)、『ロボゲイシャ』(2009)、『カイジ 人生逆転ゲーム』(2009…11年の続編にも出演)、
老人を騙す悪徳商法の黒幕を演じた『悪人』(2010)、
『まほろ駅前多田便利軒』(2011…14年の続編にも出演)などがあります。


新進劇作家の本谷有希子が「松尾さんの舞台に触れないで劇作家を目指すなんて…」と発言していますが、演劇界ではすでに重鎮的存在なのでしょうね。

会って話すと「気の良いおっちゃん」なのですけれど、そのギャップがまた、たまりません。


来年最初のにっぽん男優列伝は、松尾貴史さんです。

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