Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

一芸

2016-04-05 02:29:42 | コラム
悪酔いはしないタイプなので、自分でいうのもアレだが、盛り上げ役として催し物に呼ばれることは「比較的」多いヤツなんだと思う。

じゃあ「秀でたなにか」=一芸があるのかというと、そんなこともなく。

やれるものなら、タップとか楽器演奏とかチャリを使った芸でもやってみたいものだけれど。


それでも「なにかやってくれ」と頼まれれば、断って白けさせるより、披露して失笑を買ったほうがいいと考えるタイプで。


芸にもなっていないと思うが、いちおうやってみるのは、以下の持ちネタ。


(1)映画『突然炎のごとく』(62…トップ画像)で、ジャンヌ・モローがやってみせた「機関車」という煙草を使った芸

煙草に火をつけ、逆にくわえ、ものすごい勢いで煙を放出させると「機関車の蒸気」に見える。

(2)映画『酔いどれ天使』(48)より、志村喬のモノマネ

「ふん!」だけなので、0.5秒で終わる。

(3)映画『羅生門』(50)より、三船敏郎のモノマネ

というより、台詞の完コピなので、観たことのあるひとは感心してくれる。

(4)俳優・窪塚洋介のモノマネ

子どもが生まれた際の、インタビューシーン。

20回やって1回の割合で、奇跡的にそっくりになる。

(5)映画『タクシードライバー』(76)より、全シーンをひとりで再現

最初は楽しんでくれるが、(時間を要するので)大抵「もういいよ!」といわれる。


まぁ、すべて映画つながりですな。


先日放送された『検索ちゃん』のスペシャル(テレビ朝日)を観て、芸人さんたちの芸に「おおいに」感心した。

とくに、友近とナイツ。
そして、バカリズム。
(NON STYLEの新作はペケ、アンジャッシュのネタは既視感があり、東京03は巧い! とは思ったが「超」長尺で観たかった)

バカリズムは「いろはにほへと」の全文を「濁音なしで」現代文にするという芸を披露。



きっちりと芸になっており、笑うというより「頭いいな!」と脱帽。

すでに脚本などには挑戦しているが、いずれは長編映画の監督に進出するだろうなと思う。


それに比べて自分はどうだ、
モノマネばっかりして、オリジナリティがぜんぜんないじゃないか!! と、芸人さんでもないのに悔しがったり・・・するのは、たぶん、バカリズムが日本映画学校出身だからだろうな。(俳優科だけれども)


※モノマネ芸人では、ニッチローさんが好きです笑




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明日のコラムは・・・

『俳優別10傑 海外「か行」篇(2)』
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映画小僧による、アート10傑

2016-04-04 00:10:00 | コラム
「映画小僧による、非映画的なるものの10傑」、その第3日目。

きょうは、アート。
広義の意味におけるアートなので、アート「全般」としよう。

アートとは、なんぞや?

という問いに対し、誰もが納得出来るような明確な答えを持たないが、

なにかを表現しているものはアーティストと呼ばれるので、
アーティストが創り出したモノは「すべて」アートなんだと思う。

コーラの瓶が描かれた絵が並んでいるだけのものでも、創ったものが「アートだ」といえば、それはやっぱりアートなんだ。


つまり。
アートを「深い!」とは(個人的には)思わないが、器が大きいことはたしかなようである。


(1)『横顔のサスキア』…絵画、レンブラント(トップ画像)

「光と影の画家」レンブラントは、映画技術と縁が深い、、、ということもあり、最も好きな画家。

なかでも夫人をモデルにしたこの作品は、何時間でも鑑賞出来る傑作だと思う。

(2)『バナナ』…絵画、アンディ・ウォーホール

真似すればそっくりに描けそう・・・だが、それでもやっぱりウォーホールはタダモノじゃなかったと思う。



(3)デヴィッド・リンチの絵画

この絵を前にして、ことばなんか浮かばない。



(4)アニー・リーボヴィッツの写真

たぶんいちばん有名なのは、ジョンとオノヨーコの裸で抱き合う作品だろう。

不幸なことだが、この撮影の数時間後にジョンは死亡。
それによって、アニーは有名に「なってしまった」。

(5)荒木智のジオラマ

「!!」しか出てこない。



(6)大河原邦男のメカニックデザイン

ガンダムのモビルスーツは、このひとによるもの。

メカのフォルムというより、モノアイの発想がすべてだったような気がする。

(7)浮遊…写真、林ナツミ

じつに気持ちがいい。



(8)PILOTの広告シリーズ

年に1度くらいしか展開しないが、これに触れる度に「あ、万年筆を使わなきゃ」と思わせてくれる。



(9)Chim↑Pomのパフォーマンス

このメッセージが、すべてなんじゃないか。



(10)ロートレックの絵画

ロートレックの存在は、この映画で知った。




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明日のコラムは・・・

『一芸』
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映画小僧による、アイドル10人

2016-04-03 00:10:00 | コラム
「映画小僧による、非映画的なるものの10傑」、その第2日目。

きょうは、アイドル。

菊池桃子がバンドを組んだ際に「あたしたちはアーティスト」とかいって失笑を買ったように、アイドルの定義って「とても」難しい。

きゃりーPPだって自分のなかではアイドルだが、本人はアーティストといっているし。
アイドルで出発したひとが女優になってしまうケース(=斉藤由貴)もあったりして面倒・・・なので、

本稿では、微妙なラインに居るひとは除外し、アイドルを自称しているひとだけを対象としてみた。

結果は、以下の通り。

「私は彼女でヌキました」といっているようなものだが、
極端な話、グラビアの子だけじゃなくて歌を中心に活躍している子も「あたしでヌイて!!」といっているほうが可愛げがあり、
恋愛禁止だとか「出来もしない処女幻想」なんか、自分にとってはエロスの遮蔽物にしかならないのだから、メディアを含めて、なにをいってやがるんだ―というのが本音なのであります。


※現時点ではなく、「オールタイム」の10人です

(1)高井麻巳子…おニャン子クラブ元メンバー、王様・秋元康氏夫人(トップ画像)

引退よりも秋元さんとの結婚に衝撃を受けたひとは、自分だけじゃあないはずよ。




(2)相田翔子…Winkメンバー



相方でいえば、モノマネをしていたサッチンのほうが可愛かった笑

(3)百田夏菜子…ももいろクローバーZメンバー



そんなこと告白しなくてもいいが、この10人で唯一オカズにしていない。

そういう意味で、稀な存在である。

(4)市川美織…NMB48メンバー

フレッシュレモンちゃん。

(5)フォンチー…アイドリング!!!元メンバー

ベトナム出身。
そんなことより、身体つきがね。



(6)秋山莉奈…グラビアアイドル

オシリーナと呼ばれることに対し「親は恥ずかしい」みたいなコメントが多かったが、バカじゃなかろうか。

そんなこといったら、「オナッターズ」はどうなるのだ。

(7)高橋愛…モーニング娘。元メンバー

キャラクター性も含めて好きだった。

(8)尾崎ナナ…グラビアアイドル



巨乳は「あんまり…」だが、度胸のある子なので。

(9)吉岡美穂…グラビアアイドル

IZAM夫人。

恐妻らしいが、それもよし。

(10)渡辺麻友…AKB48メンバー

アイドルらしいアイドルなのだろう。

こんな格好されたら、無視なんか出来るわけがない。



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『映画小僧による、アート10傑』
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映画小僧による、アスリート10人

2016-04-02 06:34:37 | コラム
月初めの「10傑」シリーズ、
きょうから数日間は、先々月に展開した「映画小僧による、非映画的なるものの10傑」、そのつづきを。

第1日目は、スポーツ。

肥満児のころからスポーツ観戦だけは好きで、
ヒトナミ? の体型になると、やるのも好きになった。

とはいえ。
協調性に欠けるから団体競技、そして「まるいもの」を扱うのが苦手だから球技はペケだった。

やるほうも観るほうも得意だったのは個人競技、とくに格闘技。
団体競技・球技は観るに尽きる。

というのが、自分のスポーツ観。

・・・であるからして、自分が信奉するアスリートにも偏りが出てくるのは当然のことでしょう。


以下が、自分にとって「会うと緊張して、あいさつさえマトモに出来そうにない」アスリートである。

実際にお会い出来たひとも数人居るが、やっぱり「あうう…」ぐらいしか発することが出来なかった思い出があります。


(1)モハメド・アリ、ボクシング…トップ画像

自分が生まれた年に「キンシャサの奇跡」(VSジョージ・フォアマン)が起こったので、もちろんリアルタイムでは触れることが出来なかった。

後年、この試合のノーカット版に触れて、アリの真の偉大さに気づき、尊敬というより畏怖の念を抱いた。

そんな思いを抱かせるアスリートは、このひと以外に居ない。

(2)桜庭和志、MMA

この日、自分はその現場に居て熱狂していた。

そのときは気づいていなかったが、少し失禁していたのだった。(ほんとうです)




(3)伊藤智仁、野球



松坂のスライダーに驚けなかったのは、このひとのスライダーのほうが優れていると確信出来ていたから。

悲運のピッチャーとして有名だが、野村監督にここまで愛されて、それはそれで幸福だったのかもしれない。

(4)勇利アルバチャコフ、ボクシング



精密機械。

ボクシングの面白さを知ったのは、このひとの試合からだった。

(5)エメリヤーエンコ・ヒョードル、MMA

リングの上でもリング外でも、礼儀正しい姿を見せてくれた理想のファイター。

誤解され易い競技ゆえ、自分は、王者には紳士であってほしいと願っている。

(6)リオネル・メッシ、サッカー

現役のサッカー選手でいちばん好きなひと。

走っている姿を見ているだけで気持ちよくなる。

(7)マルチナ・ヒンギス、テニス



テニスを生で観たのはいちどしかない。

それが、東レパンパシフィックのヒンギスの試合だった。

(8)アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ、MMA

柔術マジシャン。

真似など出来なかったが、手本とするべく、何度も何度もこのひとのグラップリング映像を観て勉強したものである。

(9)古賀稔彦、柔道

自分は吉田道場の「元」門下生なのだが、ごめんなさい、好きなのは古賀さんのほうでした汗汗

(10)マイク・タイソン、ボクシング



ろくでなしから、ヒーローに。

映画のようなことが、ほんとうに起こった。

だから彼がどれだけタトゥーモンスターになろうが、嫌いにはなれないんだなぁ。。。

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『映画小僧による、アイドル10人』
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いつまでも待つわ + 3月コラムの目次

2016-04-01 00:10:00 | コラム
来月、カンヌ映画祭が開催される。

審査委員長などの発表はあったものの、そのプログラムは現時点では明かされていない。

自分が興味を抱いているのは「今年にかぎっては」コンペティション部門ではなく、スコセッシの『沈黙』が初披露されるのかどうか、、、ということだけ。

公開は今年、初披露はカンヌで―この映画祭に馴染みの深いひとだから、公式アナウンスが「あったわけでもないのに」スコセッシ信者は「勝手に」そう思い込んでいる・・・のだが、どうだろうね。

待つのは、つらい。

つらいが、10年前の「創るそうだ」に比べれば、現在の「創り終えたそうだ」のほうが、はるかに現実味があって「生きる糧」となる。

日本公開がいつになるかも分からんが、待とうじゃないの。


♪ いつまでも待つわ スコセッシ爺が、振り向いてくれるまで ♪

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※現時点における、本年の良質映画

(新規)

『ロブスター』
『家族はつらいよ』
『背徳の王宮』
『マジカル・ガール』
『ちはやふる -上の句-』
『リップヴァンウィンクルの花嫁』

(鑑賞順)

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ホワイト・ゴッド』
『クリード チャンプを継ぐ男』
『ハッピーアワー』
『友達のパパが好き』
『神様なんかくそくらえ』
『イット・フォローズ』
『ブリッジ・オブ・スパイ』
『最愛の子』
『ザ・ウォーク』
『サウルの息子』
『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』
『オデッセイ』
『不屈の男 アンブロークン』
『キャロル』
『ヘイトフルエイト』

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【今月のスケジュール】

★本日・・・いつまでも待つわ + 3月コラムの目次
☆2日・・・映画小僧による、アスリート10人
★3日・・・映画小僧による、アイドル10人
☆4日・・・映画小僧による、アート10傑
★5日・・・一芸

~ロンド形式連載~

(1)にっぽん男優列伝・・・月6~7回。三上博史さんから。
(2)初体験 リッジモント・ハイ・・・週1~2回
(3)シネマしりとり「薀蓄篇」・・・週1回
(4)俳優別10傑・・・月2回

では皆さん、お楽しみに。

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~3月度のコラム一覧~

1日…オスカー短評 + 2月コラムの目次
2日…ごくごく
3日…Match Make
4日…インドア派のはずなのに、密室劇の息苦しさは耐えられない
5日…俳優別10傑 海外「あ行」篇
6日…シネマしりとり「薀蓄篇」(157)
7日…シネマしりとり「薀蓄篇」(158)
8日…あなたを・もっと・知りたくて
9日…自称ミーハー

10日…ここは天国かい? いいや、アイオワだよ。
11日…おだまり!
12日…にっぽん男優列伝(316)松山ケンイチ
13日…にっぽん男優列伝(317)的場浩司
14日…camera
15日…初体験 リッジモント・ハイ(164)
16日…初体験 リッジモント・ハイ(165)
17日…鍵
18日…俳優別10傑 海外「か行」篇
19日…シネマしりとり「薀蓄篇」(159)

20日…シネマしりとり「薀蓄篇」(160)
21日…Dance!!
22日…………に、なりたい。
23日…にっぽん男優列伝(318)麿赤児
24日…にっぽん男優列伝(319)三浦友和
25日…にっぽん男優列伝(320)三浦春馬
26日…「気まずい」と思うことは、少ないです。
27日…初体験 リッジモント・ハイ(166)
28日…初体験 リッジモント・ハイ(167)
29日…ハグより乾杯
30日…ジャンプするおんな
31日…どうしてもジャケット

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明日のコラムは・・・

『映画小僧による、アスリート10人』
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