先日の童子全国大会では、数年ぶりにお会いした方がたくさんいました。
「あのときの石垣島吟行は楽しかったわねえ」
「何年前? 10年以上前だわね」
そのときすでに80を超えていらしたTさんは、もう95才とのこと。でもお元気でらっしゃいます。
いっしょにスキューバーダイビングをしたのです。そして、沖縄料理を食べ、のみながら、句会を。おいしかった。楽しかった。ご一緒したYさん、Kさんはすでにもうこの世におらず、Mさんは、施設に入っていて、痴呆状態とのこと。
でもあのときの楽しさは生き生きと自分の中に今もあります。
ふつうのとは旅行と違い、俳句がセットになって残っています。
波酔ひのまだつづきをる円座かな あぶみ
スキューバーのときの水中メガネ、近視なので度付きのものを借りたら、度が強くて、中で気持ち悪くなってしまったのです。
波酔いもあり、舟から降りても、しばらく揺れているようでした。
Tさんは今の私くらいの年齢からスキューバーをはじめたとのこと。
石垣吟行は、私が企画して、声をかけて実行しました。今その元気がないなあ。安い旅行会社を探したのですが、とてもよかった。
行けるときに、行きたいところに行っておこう。いま、つくづく思います。
辻桃子主宰の挨拶でも、「明日はどうなるかわからない。でも今生きていることを楽しみましょう」とありました。ホントにそうです。
他にも、あの方もこの方も、お会いできて嬉しかった! そう思えたことが、幸せでした。
富士が見える季節です。