fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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秋田・新屋浜

2012年11月09日 | 日記

  書いている本人がいるところとは別に話題があちこち行き来します。

   秋田市新屋浜

 秋田市の郊外です。風力発電の風車が立ち並び、少し遠方には火力発電所も見えます。海の向こうは、北に男鹿半島、

 南に鳥海山が望めます。

  

 1983年5月には、日本海中部地震があり、秋田の沿岸を津波が襲いました。104名の犠牲者がでました。2011年の東日本大震災の犠牲者数の100分の1にも満たない数(東日本大震災の犠牲者は15000人以上)ですし、当時私は秋田にいませんでした。でも、あのときのことは、生々しく記憶に残っています。北秋田郡合川南小学校の児童が男鹿半島に遠足に来ていて、津波にのまれてしまったのです。45名のうち13名が亡くなりました。来年は、30年になる年。当時の子たちは40か41才です。

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 先日馬頭観音のことで、枝の意味などどなたか教えてくださいとお願いしていましたところ、もともとの馬頭観音のことを教えていただきました。ありがとうございます。

 うちの近辺で見るのは、ほとんどが文字を刻まれている石だったので、でも「馬頭観音」で調べると、頭上に馬を載せた観音様の姿が出てきます。「人間の無智・煩悩を排除し、諸悪を排する菩薩」だったわけで、その姿と「馬」という文字があることから、やがて馬の保護神となり、農村では、家で労力として飼っていた馬の供養のために祀られるようになったという経緯があるようです。関東以北でとくに多いというのも出てきます。