今月は、20日前後までずっと岩手にいる予定だったのですが、急用のため逆になりました。出席で出していた会や友人との約束のキャンセルも出てしまいましたが、逆にこの時期東京にいたので童子句会には、出席できました。
ペットボトルを撮りたかったわけではないのですが。
短冊と清記用紙
このブログは、俳句関係者以外もたくさん見てくださっているので、ざっと句会のやりかたを説明します。左にあるのが、「短冊」。これに、それぞれが作ってきた俳句を書きます。それを集めてバラバラにし、配り直し、右の清記用紙に書き写します。こうすることで、一枚の清記用紙に、数名の方の俳句が載ります。その句がだれのものかわからないようにして、それから自分が「いい」と思う句を選ぶのです。長く一緒にやっていると、筆跡で、誰の句かわかるようになるからです。
この清記用紙を右回りで回し、ノートに好きな句を書き写します。最終的に、5句とか、6句とかを選び、発表します。その句会によって、だれも自分の句を選んでくれないとか、逆に大人気になるとか、さまざまです。先生の句も同様に入れます。この日も、主宰の句は、あまりとられませんでした。これは、選句力の問題。
この日、兼題は「短日」と、「実」でした。
短日や牛小屋暗く牛黒く あぶみ
先日堀米さんの牛小屋を見ての実感で作ったもの。数人の方が選んでくださいましたが、他の出席者からは、「闇夜の牛」という言葉があり、新鮮味がないと厳しい評をいただき、主宰からは「それはやはり短日という季語生きていないから。季語を変えればよくなる」と言っていただきました。並選です。120句ほどの中で、特選が3句、入選も数句、あとはほとんど並選、無選でした。
神立つや牛小屋暗く牛黒く
木の実降る牛小屋暗く牛黒く
どの季語がいいのか、決めかねています。ということは、季移りするということか、いえ、何かぴったりするものがあるはず。とまあ、あれこれやります。童子句会は、かなり厳しい句会ですが、勉強になります。他の少人数の句会は、また雰囲気が別です。
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きのう陣崎さんのグループ展のことを書きましたら、「行ってきました」というメールをいただきました。本屋のお客さんとギャラリーのお客さんで、大盛況だったそうです。出版社の方も次々いらしていたとか。一太郎愛好仲間の児童文学作家Mさん(『ぼくのともだちどじなぶた』の作者です)、自転車でいけるところにお住まいで、来週もう1回行こうかなとも。こんなブログでも、ちょっぴり役に立ったみたいで、嬉しいです。
このグループ展、4人の中には、高橋秀雄さんの「わたしたちうんこともだち」通称「うんとも」の絵を描かれている中谷靖彦さんもいらっしゃいます。すっごくかわいい絵を描かれる方、みんさん、これからどんどん活躍していく方達なのでしょう。