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田んぼに水を張り、代掻きをします。
代掻き、田掻き
そして、田植え。
といっても、代掻きまではうちでしますが、田植えは委託です。どうもありがとうございました。うちの田んぼは、区画整理されたところは一部。新幹線が通ったときにバラバラになったそうで、あとは小さな田んぼが点々とあります。しかし機械はあっという間、一日で田植えは終了しました。この行程を昔は人が一本一本やったのだなあと思うと、気が遠くなります。
俳人的には、農業はまさに季語の宝庫。俳句というと「わびさび」、そして草花を愛で……と誤解している方が多いのですが、実際は人の生きている姿を含む森羅万象が対象です。田水張る、代掻き、田植え、余った苗は、「余り苗」と夏の今の季語。
田一枚植えて立ち去る柳かな 芭蕉
これからは水の管理が必要になり、昔は「水喧嘩」「水番」などしながら、自分の家の田んぼを守ったわけなのですね。あ、その前に「すまっこ植え」があるのでした。機械では植えられない隅は、人の手で植えます。そのくらいはやれという心の声が聞こえるのですが、今はいろいろあって無理。腰も無理だし……。はあ、どじょうさん(宮城のね)の偉大さがわかるというものです。