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平成25年度 変容の危機にある無形民族文化財の記録作成の推進事業として、文化庁が調査をしたものです。次兄が代表をつとめるNPOが委託を受け調査をし、本を作りました。
この中に、昨年私も話を聞いて、ぜひ行ってみたくて出かけた人形送りも含まれています。あの日、途中からどしゃぶりになり、帰りが暗いと車の運転が怖いなあと、最後までいず、帰ってきたのです。その項を見ると、あたりがもう真っ暗になってから男女の人形を合体させ、そこに火をつけているのでした。
こちらの地方では、だいたいが「虫ボイ」といっているようです。土地土地で、人形の形や大きさが違ったり、人形に刺すものがお菓子だったり、せんべいだったり。でも農薬のなかった時代に田畑につく虫を追い払うため、五穀豊穣を祈って行われたもの。田んぼに虫札という幟のようなものを立てる地方もあります。
俳人として、児童文学を書くものとして、そして日本人として、大変大変興味深いです。
こういう行事の存続は、本当に大変なこと。でもぜひぜひ残していただきたいものです。
本は定価など何もなく非売品らしいです。あるいは図書館などで閲覧できるのかもしれません。