fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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13年目の311

2024年03月11日 | 日記
 東日本大震災から13年目になります。
 先日NHKの日曜討論には、岩手、宮城、福島県知事、石川県知事、そして復興大臣が出演されてました。
 でも討論じゃあなかったな。あらかじめ聞いていた質問に用意していた答えをコメントするだけ。
 特に福島県知事さんの答弁は、「読んでいる」という感じでした。
 村井宮城県知事さんは、これからは、福島の復興を最優先に! とおっしゃっていて、確かに、双葉町がまだ立ち入りできない現状など、ひどいと思います。仙台は人口も増えているから? 岩手の達増知事さんは、どう思われたのか、気になりました。

 石川県の知事さんは、大阪万博に支援したんでしたっけ? 信じられないです。
 まあ、ああいう番組で、思いがけない発言が飛び出したら、それもまた炎上になりかねないですから、用意した答弁でというのも、わからないでもないですが。もっと熱があってほしいと感じました。

 毎年今日は、ご紹介させていただいています。
 『オオカミのお札』シリーズ3巻「美咲が感じた光」は、東日本大震災を描いています。第42回児童文芸協会賞受賞作品です。
 まだな方、ぜひぜひお読みいただきたく思います。

       

 イラストを描いてくださった中川学さんは、京都の瑞泉寺のご住職という異色なイラストレーターさん。豊臣秀次の菩提寺ですが、今そのお宝修繕のクラウドファンディングをされてます。赤をクリックすると、サイトへ飛びます。秀次は、秀吉の甥ですが、京都の三条河原で処刑されました。

『オオカミのお札』3巻では、瓦礫の中にたたずむ親子の姿を、若干抽象的に、かつ見事に描いてくださいました。このシーンを見たときは、すごい! と感服。

2019年のきょうは、あのときを三陸の海を見て迎えようと、岩手県陸前高田へ行きました。でもほとんど人がいなくて、ランチをする店もようやく見つけることができたという具合。岩手の沿岸部は新幹線からすぐではないのですが、とてもいいところです。ぜひ、訪れていただきたいと思います。