fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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俳句の接続力

2021年10月07日 | 俳句
 先日、寄せていた新聞から必要な記事を切り抜くという作業をしていました。
 すると、その記事の上に、俳人神野紗希さんがかかれた、「俳句はいま」というコーナーがあり、その回が「外部の世界と接続する力」でした。
 読んでいて、なるほど~。

 俳句は季語を介して人間社会の外部、はるか広い世界と接続する力がある。
 また小島健さんという俳人の言葉として、「俳句には自他を慰め、励ます強い力、言わば『俳句力』がある」を引用。その「俳句力」とは、私たちもまたこの世界の命の一つであるという、孤独と連帯を再認識する力なのかもしれない。 と結んでいました。

 私は、本の力として、このコロナ禍の中、本を開くとどんな遠いところへも、時には異世界へも行くことができる とあちこちで(でもないか?)言っています。でも、「接続」というのも、またそうだなあと思った次第です。ぴょーんとワープするのではなく、繋がりを感じることができる。決して孤立しているのではないのです。

     

 空気が澄んで、富士山が見える季節にもなってきました。
 富士と私が立っている間には、空気の層があるけれど、距離は同じなのに、見えるときと見えないときがある。
 この感覚が、実は新作につながっています。(なんのこっちゃ? 『家守神①妖しいやつらがひそむ家』ぜひ、お読みください)←宣伝かい! はい。よろしくお願いいたします。

     
 


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