ニホンカワウソが、環境省により、「絶滅種」に指定されました。これまでは「絶滅危惧種」だったのが、絶滅とランクアップ(ダウン?)してしまったわけです。多摩動物園のカワウソ、かわいいのですけど、野生ではもう見られないのですね。
2010年の「母の友」に掲載していただいたこの『カワウソのやくそく』は、むかし川を舟で渡っていた時代の話です。図書館に行けば読めるかな? バックナンバーももうないようです。もし私をご存じの方で読みたいとおっしゃっていただけたら、コピーをお送りいたします。雑誌に掲載していただいたものに関しては、できればこれで消滅ではなく、何か他の形にしたいかなという気持ちはあるのですが、原稿用紙3まいの話じゃあ、しょうもないかな。自分でもっと長い話に書き直したらいいのかどうか。
挿絵は太田大輔さんでした。
今回、ハマグリ(こういう話題のときは、蛤という漢字や「はまぐり」という仮名は、そぐわないから不思議)が絶滅危惧種になったとか。秋田の浜で、大きなハマグリを掘ったことがありますが、20年くらい前かな。あのときはおもしろいように、ハマグリが掘れましたっけ。でも同じ浜に翌年行っても、全くでした。
4日の日、井の頭動物園内の童心居(野口雨情の書斎を移築した建物)で、句会がありました。 帰り水生館を通ってきましたが、おもしろかったです。メダカも絶滅危惧種として、水槽にいました。象潟の九十九島近くの小川にたくさんいましたけど。井の頭にはニホンカワウソはいないとのことでした。
ところでレッドデータとなると『RDGレッドデータガール』(荻原規子著/角川書店)を思い浮かべてしまいます。アニメ化されるらしいですが、酒井駒子さんの絵とはやはりアニメのイメージは違うみたいです。『No,6ナンバーシックス』(あさのあつこ/講談社)も完結したし、小説の方(RDG)が、今後どう展開収束するか、考えてみると進行形で楽しみにしているものって、これくらいです…… と思っていたら、先日『日本児童文学』最新号が届きました。濱野京子さんの連載『石を抱くエイリアン』の展開が……。もしかしたら辛い結末?